【げーむおーばー】
アーケード、家庭用問わずコンピュータゲームの多くに存在するゲーム進行に関わる要素を指す言葉で、「ゲーム終了」を意味する「Game is Over」の短縮語。
文字通り音楽ゲームやアクションゲームなど、「ステージクリア」という概念が存在するゲームにおいて何らかの形でクリア失敗してそれ以上のプレイ権を失い、ゲーム終了となること。
もしくは全面クリアしてゲームを完全な形で終了すること。
日本国内においては「GAME OVER」という言葉そのものに「クリア失敗による途中終了」というネガティヴな意味合いが定着しているためか、2000年代に入るとアーケードゲームではプレイした人への感謝の意味合いで、「Thank You for Your Playing」などの表現が使われることが多くなった。
ポップンミュージックにおいては、筐体設定でコンティニューの項目がONになっていればクリア失敗する毎に追加料金を投入しての継続プレイが可能であり、OFFになっていた場合はクリア失敗した時点でゲームオーバーとなる(*1)。
ゲージの方式が異なるエキスパートモード・コースモードなどの場合は、曲の途中でゲージが0になった時点でゲームオーバーとなる。
1曲目失敗で即ゲームオーバーとなる超チャレンジモードが搭載されたAC13以降はゲームオーバー画面から「GAME OVER」の表記が無くなり、「Thank You for Your Playing!」の文面が残されるのみとなっている。
BEMANIシリーズではDance Dance Revolutionなど、e-AMUSEMENTに対応する前の作品全般で曲の途中でゲージが0になった時点で即クリア失敗となる場合は、その時点で「GAME OVER」という表記が出ていた。
それ以降はギタドラの8thMIX Power-up ver.を皮切りに一部機種で変化していったが、beatmaniaIIDXシリーズに限り令和となった現在でも継続されている。
jubeatはゲーム画面での表記こそ無いものの、サウンドトラックにおけるゲームオーバー時のBGMのタイトルが一部作品で「Game Over」となっており、形式的には存在するようである。
2011年後半からe-AMUSEMENT対応作品におけるゲームオーバー画面で「制作・著作 コナミデジタルエンタテインメント(コナミアミューズメント)」の表記が入るようになった(ポップンでもポップンミュージック UniLabで表記が付いた)。
SOUND VOLTEXに限り第1作のみGAME OVER表記があった。
ラピストリア以降は曲数設定が3曲に限定された代わりに全曲完全保障がついたため、ネガティヴな意味でのゲームオーバーは存在しなくなった。
AC5~AC12のチャレンジ及び超チャレンジで条件を満たして全ステージクリアすると、ゲームオーバー画面への移行前にごほうびCGが表示された。
AC8からAC12までは、ごほうびCG出現条件を満たさずにゲーム終了した場合のゲームオーバー画面にプレイ中に使用したマイキャラのハリアイ絵が表示されていた(*2)が、AC13ではごほうびCGの表示演出の仕様変更上この要素がなくなり、AC14以降は使用キャラに関わらずミミもしくはニャミいずれかのランダム表示で固定となった。
ポップンミュージック17 THE MOVIE・ポップンミュージック19 TUNE STREET・ポップンミュージック20 fantasiaでは、次にプレイを待っている人がいる場合にマナーを守って譲るように促すメッセージが表示された。
ちなみに、ポップン1~3のゲームオーバー時のBGMはサウンドトラックCDに収録されていない(これをアレンジしたポップン4~5のBGMは収録されている)。
CS版でのミニゲームは、ポップンミュージック12 いろはで以下の場合にゲームオーバーとなる。