森の中で一人でいたメタモンは結局、すぐには動かずしばらくここで休むことを決めた。
現在、彼が進むことを望んでいる道は3つだ。
現在、彼が進むことを望んでいる道は3つだ。
同じポケモンの馴染みであるゲンガーを探しに東方面へ行くか、
西から聞こえた村の放送の声の主の下へ行くか、
先ほど出会い自分の能力を知ってしまった三人組を口封じしに行くか。
西から聞こえた村の放送の声の主の下へ行くか、
先ほど出会い自分の能力を知ってしまった三人組を口封じしに行くか。
だがそれ以前に、メタモンには落下によるダメージが蓄積し、疲労も溜まっているという問題がある。
この状態ではどの道を選ぼうとも、たどり着いた先で思うように動けない可能性がある。
それに焦るあまり判断を誤り、本来自分が有利になるはずだった方を逃すことも考えられる。
この点については疲労感も判断ミスの要因になりえるだろう。
行動したい気持ちはやまやまだが、それを抑えてメタモンは体力とダメージを回復させることに専念しようとしていた。
この状態ではどの道を選ぼうとも、たどり着いた先で思うように動けない可能性がある。
それに焦るあまり判断を誤り、本来自分が有利になるはずだった方を逃すことも考えられる。
この点については疲労感も判断ミスの要因になりえるだろう。
行動したい気持ちはやまやまだが、それを抑えてメタモンは体力とダメージを回復させることに専念しようとしていた。
メタモンは今、岩の上に座って休んでいる。
ついでに、朝の食事を摂ることにしていた。
ついでに、朝の食事を摂ることにしていた。
彼が今回朝食としたものは基本支給品であるコンビニ弁当ではない。
それはメタモンの最後のランダム支給品として与えられたものであった。
それはメタモンの最後のランダム支給品として与えられたものであった。
『行動食4号』と名付けられたその食物は四角い棒状をしたもので、
クッキーのような色で中にはナッツのように見える何かが入ってる。
その形状からこの行動食4号は手で握り持ちながら食べることができる。
この手軽さからも今回の食事はこれを選んでいた。
メタモンは行動食4号の上の部分を齧り取って口の中に運び、コリコリと嚙みしめる。
クッキーのような色で中にはナッツのように見える何かが入ってる。
その形状からこの行動食4号は手で握り持ちながら食べることができる。
この手軽さからも今回の食事はこれを選んでいた。
メタモンは行動食4号の上の部分を齧り取って口の中に運び、コリコリと嚙みしめる。
「……なにこれ、何の味?土?」
行動食4号は、あまり良い味のするものではなかった。
思っていた味よりも、どちらかといえば悪いもののという感じがした。
この棒状の食べ物は合計三本支給されていたが、これを全部食べるのは何か嫌だという気持ちも出てきた。
思っていた味よりも、どちらかといえば悪いもののという感じがした。
この棒状の食べ物は合計三本支給されていたが、これを全部食べるのは何か嫌だという気持ちも出てきた。
メタモンが顔をしかめながらも、一応もったいないからと1本目の行動食4号を食べ切ろうとしていたその時、
前回と同じチャイムが響き、定期放送が始まった。
前回と同じチャイムが響き、定期放送が始まった。
◆
放送が終わった後、メタモンは手に持つ残りの一本目の行動食4号を口に放り込んで噛み砕き、食べ切った。
そして、先ほどの放送で伝えられた情報について考え始める。
そして、先ほどの放送で伝えられた情報について考え始める。
「10人か…もうそんなに死んじゃったんだ…」
今回の放送で発表された死亡者の人数は合計11人。
その内、メタモンが殺せた相手は1人。
残りの10人はメタモンのあずかり知らぬところで死んでしまった者たちだ。
これは、メタモンが彼らの姿に"へんしん"することが出来なくなってしまったことを意味する。
その内、メタモンが殺せた相手は1人。
残りの10人はメタモンのあずかり知らぬところで死んでしまった者たちだ。
これは、メタモンが彼らの姿に"へんしん"することが出来なくなってしまったことを意味する。
この広い島の中で、それも殺し合いを強制されている状況で、全員をメタモンが直接殺すことは不可能なことは彼自身も理解している。
現にそういった死者たちが出たことは先ほど伝えられたばかりだ。
それでも、"へんしん"のレパートリーを増やすためになるべく多くの参加者を殺すことが目的のメタモンにとって、この事実はかなり残念に思うことだ。
現にそういった死者たちが出たことは先ほど伝えられたばかりだ。
それでも、"へんしん"のレパートリーを増やすためになるべく多くの参加者を殺すことが目的のメタモンにとって、この事実はかなり残念に思うことだ。
「それに死んだ人たちの顔も分かっちゃうなんて…」
メタモンが他に思うところがあるのは、死亡者たちの顔写真が、精神・身体共に公開されたことだ。
ただでさえ自分が殺せなかった者がいるだけでも不満を感じているのに、顔が公開されたのは自分が逃したチャンスを見せつけられているようで全くいい思いがしない。
また、このことはメタモンにとって、他にも不都合が存在していた。
ただでさえ自分が殺せなかった者がいるだけでも不満を感じているのに、顔が公開されたのは自分が逃したチャンスを見せつけられているようで全くいい思いがしない。
また、このことはメタモンにとって、他にも不都合が存在していた。
「これじゃあ僕のへんしんも使えなくなっちゃうよ…」
この場におけるメタモンの"へんしん"は自分で殺害した者にのみ可能である。
これは、必然的に死者の姿にしかなれないことを意味している。
つまり、死者の姿が全参加者に知らされたこの状況では"へんしん"を他者を騙すために使うことは出来なくなってしまったのだ。
少なくとも、現在使うことができるリンクの姿は先ほどの三人組以外にも死者の姿として見られるようになってしまった。
もしこれから誰かを殺してレパートリーを増やすことができたとしても、次の定期放送の時間になればその姿は騙し討ちには使えなくなる。
逆に言えば定期放送が行われる前まではまだ騙し討ちは可能だろう。
だが、それも時間の問題だ。
長時間騙すことは結局のところ不可能だ。
これは、必然的に死者の姿にしかなれないことを意味している。
つまり、死者の姿が全参加者に知らされたこの状況では"へんしん"を他者を騙すために使うことは出来なくなってしまったのだ。
少なくとも、現在使うことができるリンクの姿は先ほどの三人組以外にも死者の姿として見られるようになってしまった。
もしこれから誰かを殺してレパートリーを増やすことができたとしても、次の定期放送の時間になればその姿は騙し討ちには使えなくなる。
逆に言えば定期放送が行われる前まではまだ騙し討ちは可能だろう。
だが、それも時間の問題だ。
長時間騙すことは結局のところ不可能だ。
「……でも、おどろかすとかには使えるかな?」
先ほどの三人組が謎のカメラでメタモンの過去を暴いた時、最初はメタモンが死んでいるのに動いていると勘違いし驚いていた。
彼らからしてみれば、その瞬間のメタモンは幽霊(ゴースト)に見えたことだろう。
その時のように、死んだはずの人間が現れれたように見せかければ、他の参加者たちもまた驚かすことができるかもしれない。
それによってひるませて隙を作るという戦法だってまだあるのだ。
"へんしん"が全く役に立たなくなったとはまだ断言する必要は無いだろう。
だが何にせよ、"へんしん"はこれまでよりも使い道を気を付けなければならないことには変わりはないだろう。
彼らからしてみれば、その瞬間のメタモンは幽霊(ゴースト)に見えたことだろう。
その時のように、死んだはずの人間が現れれたように見せかければ、他の参加者たちもまた驚かすことができるかもしれない。
それによってひるませて隙を作るという戦法だってまだあるのだ。
"へんしん"が全く役に立たなくなったとはまだ断言する必要は無いだろう。
だが何にせよ、"へんしん"はこれまでよりも使い道を気を付けなければならないことには変わりはないだろう。
◇
「そういえば、新しい名簿があるんだよね」
放送ではこの戦いにおける精神と身体の組み合わせ名簿を新しく配布するという連絡があった。
配布には条件があり、それは誰かの殺害に成功している者とのことだ。
そして、メタモンはその条件を満たしている。
メタモンはデイパックを開けて新名簿を取り出し、その内容に目を通す。
配布には条件があり、それは誰かの殺害に成功している者とのことだ。
そして、メタモンはその条件を満たしている。
メタモンはデイパックを開けて新名簿を取り出し、その内容に目を通す。
まず最初に目に入れるのは元の名簿でも確認していたゲンガーの名前。
その右側に書かれているのは、「鶴見川レンタロウ」という人物の名前だ。
だが、メタモンはそのレンタロウという人物については何も知らない。
名前からして人間の男だろうということは何となく予測できるが、だからといってどんな姿をしているかといったことは全く分からない。
残念ながらゲンガーに関しては、この新名簿からは役立つ情報が得られたとは言えないだろう。
その右側に書かれているのは、「鶴見川レンタロウ」という人物の名前だ。
だが、メタモンはそのレンタロウという人物については何も知らない。
名前からして人間の男だろうということは何となく予測できるが、だからといってどんな姿をしているかといったことは全く分からない。
残念ながらゲンガーに関しては、この新名簿からは役立つ情報が得られたとは言えないだろう。
けれどももう一つ、身体側の名前の中に彼の知るものが新たに存在していた。
「……ピカチュウがいる」
ピカチュウ――それはねずみポケモンとも呼ばれるでんきタイプのポケモンだ。
ポケモンは精神側にはゲンガーがいることは確認していたが、身体側にもいる可能性はこれまでは考えていなかった。
ゲンガーもそうだったが、ピカチュウもまたポケモンとしての種族名であるため、自分の知るピカチュウの身体かどうかは判断できない。
ポケモンは精神側にはゲンガーがいることは確認していたが、身体側にもいる可能性はこれまでは考えていなかった。
ゲンガーもそうだったが、ピカチュウもまたポケモンとしての種族名であるため、自分の知るピカチュウの身体かどうかは判断できない。
だが身体の方がポケモンであるため、その強さやどんな技が使えるか、ある程度予測できるかもしれない。
中身にいる我妻善逸という者はおそらく人間だとは思うが、この人物がピカチュウの力をどれくらい使いこなせるかは分からない。
それでも、いずれ戦う相手にピカチュウがいるという情報はメタモンにとって有益な情報と言えるだろう。
中身にいる我妻善逸という者はおそらく人間だとは思うが、この人物がピカチュウの力をどれくらい使いこなせるかは分からない。
それでも、いずれ戦う相手にピカチュウがいるという情報はメタモンにとって有益な情報と言えるだろう。
やはりでんきタイプのわざを主に使ってくる考えられるため、下手に攻撃を喰らったらまひ状態にされる可能性もある。
今の持ち物にはまひを治せるクラボのみやラムのみ、人間のトレーナーが使うまひなおしといった道具がない。
可能ならば、こういった対策ができるアイテムを念のため手に入れることも視野に入れておくべきだろう。
どんなわざを使ってくるかは不明だが、何にせよ警戒するに越したことはない。
戦闘になった際には自分のこれまでのポケモンバトルの経験を活かして立ち回れるようにすることができればいい方だろう。
それに、身体だけとは言え、ゲンガーと同じくポケモンのよしみで殺してあげたいという気持ちがある。
メタモンの中で、ピカチュウとなった我妻善逸という人物もまた、自分に殺されるまでは無事でいてほしい者の1人となった。
今の持ち物にはまひを治せるクラボのみやラムのみ、人間のトレーナーが使うまひなおしといった道具がない。
可能ならば、こういった対策ができるアイテムを念のため手に入れることも視野に入れておくべきだろう。
どんなわざを使ってくるかは不明だが、何にせよ警戒するに越したことはない。
戦闘になった際には自分のこれまでのポケモンバトルの経験を活かして立ち回れるようにすることができればいい方だろう。
それに、身体だけとは言え、ゲンガーと同じくポケモンのよしみで殺してあげたいという気持ちがある。
メタモンの中で、ピカチュウとなった我妻善逸という人物もまた、自分に殺されるまでは無事でいてほしい者の1人となった。
「そういえば、今の僕って他のポケモンにへんしんできるのかな?」
ふとメタモンが疑問に思ったのは、ワームの擬態能力がポケモンにも適用されるかどうかということであった。
彼が持つプロフィールにはワームは自分が殺した『人間』に擬態できるとあった。
だが、人間以外の生き物に擬態できるかどうかといったことは特に記載は無かった。
彼が持つプロフィールにはワームは自分が殺した『人間』に擬態できるとあった。
だが、人間以外の生き物に擬態できるかどうかといったことは特に記載は無かった。
「まあ、殺してみれば分かることだよね」
今の彼は自分で命を奪った対象にしかへんしんできない。
ワームがポケモンにへんしんできるかどうかはともかく、自分の手で止めを刺さなければどちらにせよ不可能なことだ。
この点に関しては今は余計に考える必要はないだろう。
ワームがポケモンにへんしんできるかどうかはともかく、自分の手で止めを刺さなければどちらにせよ不可能なことだ。
この点に関しては今は余計に考える必要はないだろう。
新名簿については他に、身体側にあるものの一つの『孫悟空』という名が妙に気にかかっている。
しかし、メタモンはこれまでポケモンとして生きてきた中でそのような名前の人間に出会った覚えはない。
この時点においては、これはただの気のせいだと判断し、メタモンは孫悟空について考えるのを止めた。
しかし、メタモンはこれまでポケモンとして生きてきた中でそのような名前の人間に出会った覚えはない。
この時点においては、これはただの気のせいだと判断し、メタモンは孫悟空について考えるのを止めた。
◇
メタモンが僅かながらでも孫悟空の名前に反応を見せた理由、それはワームと言う種族にある。
人間に擬態することが出来る怪人、ワームは相手の見かけの姿だけでなく記憶も同時にコピーすることがある。
人間に擬態することが出来る怪人、ワームは相手の見かけの姿だけでなく記憶も同時にコピーすることがある。
メタモンはリンクとなった桃白白を殺害し、彼の身体に擬態できるようになった。
その際に彼の記憶もまたメタモンの中に流れ込んできている。
その際に彼の記憶もまたメタモンの中に流れ込んできている。
けれども、メタモンは姿を奪った相手の記憶に興味はない。
メタモンにとっては自分の"へんしん"のレパートリーを増やすことがなりよりも重要であり、姿を奪った相手がこれまでどうしていたかは関係ない。
そもそも、桃白白はメタモンのことや、自分が死んだこと自体認識できず殺された。
桃白白が持っていた僅かながらの孫悟空に関する記憶も、この時点においてはメタモンの関心を引くことはない。
ただ、記憶も奪えることに気づくことができたならば、流石にメタモンの認識も変わるだろう。
メタモンにとっては自分の"へんしん"のレパートリーを増やすことがなりよりも重要であり、姿を奪った相手がこれまでどうしていたかは関係ない。
そもそも、桃白白はメタモンのことや、自分が死んだこと自体認識できず殺された。
桃白白が持っていた僅かながらの孫悟空に関する記憶も、この時点においてはメタモンの関心を引くことはない。
ただ、記憶も奪えることに気づくことができたならば、流石にメタモンの認識も変わるだろう。
そしてもし、このワームの特性が彼に大きく影響を与える可能性があるとしたら、彼の身体であるスコルピオワームが神代剣を殺害した時に起きた事例のように―――
◆
「そろそろどう動こうか考えようかな」
しばらく新名簿を眺めながら休憩していたメタモンは次の方針を考えようとする。
彼はそもそも疲労で判断を誤ることを考えてこの場で休んでいた。
そして今回、定期放送や新名簿による新たな情報を入手することになった。
情報の確認のため、既にある程度の時間は経過している。
疲労感や体の痛みもそろそろ引いてきた頃合いで、考える余裕も出来てくる。
流石にそろそろ、今後の方針を考えないと行動が遅れて目的達成できない頃でもあるだろう。
メタモンは地図を取り出し、これを見ながら自分の行動方針を考え始める。
彼はそもそも疲労で判断を誤ることを考えてこの場で休んでいた。
そして今回、定期放送や新名簿による新たな情報を入手することになった。
情報の確認のため、既にある程度の時間は経過している。
疲労感や体の痛みもそろそろ引いてきた頃合いで、考える余裕も出来てくる。
流石にそろそろ、今後の方針を考えないと行動が遅れて目的達成できない頃でもあるだろう。
メタモンは地図を取り出し、これを見ながら自分の行動方針を考え始める。
「……あの人たちがゲンガーに会ったのって、この島かな?」
メタモンが最初に考えるのは、自分の第一ターゲットであるゲンガーについてだ。
その名前は定期放送でも呼ばれていない、まだ生きているはずだ。
その名前は定期放送でも呼ばれていない、まだ生きているはずだ。
先ほどそのポケモンの名を出した三人組は東の方から来ていた。
彼らが通ってきた道路を辿る、東端の【C-8】にある島に着く。
そこで三人とゲンガーが出会った場合、その後彼らがどのような行動をとるのかについてメタモンは考える。
彼らが通ってきた道路を辿る、東端の【C-8】にある島に着く。
そこで三人とゲンガーが出会った場合、その後彼らがどのような行動をとるのかについてメタモンは考える。
「もしかして、こっちの島の方に行ったのかな?」
メタモンが予測するゲンガーの移動経路は、東の島から道路橋で南下し南東の島の方に行くというものだった。
東の島の道路橋は西方向と南方向の二種類が存在し、ここで二手に別れたのではないかと考える。
東の島の道路橋は西方向と南方向の二種類が存在し、ここで二手に別れたのではないかと考える。
「………あれ?もしかして、ゲンガーは今1人じゃないのかな?」
メタモンがふと思い至ったのは、ゲンガーが仲間を作って複数人で行動しているという可能性だ。
先ほどメタモンが出会った3人組は殺し合いには反対している様子であった。
そんな彼らがゲンガーと二手に別れるとして、ゲンガーをたった一人で行かせることがあるのだろうか
仮に最初に4人でいたとした場合、別れるならそれぞれ二人組になるのが自然のはずだ。
1人で行動させるのなら、よっぽど周りを巻き込む危険性があるといったことでもない限り、他3人が了承するとも思えない。
これはやはり、ゲンガーは今誰かと複数人で行動していると考えるべきだろう。
この新たに推測できた条件も含めて、メタモンは自分のこれからの道筋について考えてみる。
先ほどメタモンが出会った3人組は殺し合いには反対している様子であった。
そんな彼らがゲンガーと二手に別れるとして、ゲンガーをたった一人で行かせることがあるのだろうか
仮に最初に4人でいたとした場合、別れるならそれぞれ二人組になるのが自然のはずだ。
1人で行動させるのなら、よっぽど周りを巻き込む危険性があるといったことでもない限り、他3人が了承するとも思えない。
これはやはり、ゲンガーは今誰かと複数人で行動していると考えるべきだろう。
この新たに推測できた条件も含めて、メタモンは自分のこれからの道筋について考えてみる。
「…………ゲンガーのこと、今は探さなくても大丈夫なのかなあ?」
メタモンに一旦、ゲンガーを探しに行くことを諦めるという考えが浮かぶ。
ゲンガーに仲間がいるという推測が合っているのならば、無理に今すぐ追う必要は無いと考えられる。
仲間がいるのならば、自分が殺しにかかる際に邪魔される可能性が出てくる。
また自分以外の誰かに襲われたとしても、その仲間がゲンガーを守ってくれるといったことも考えられる。
絶対にそうなるとは言い切れないが、こう考えると今すぐ動かなくてもゲンガーを殺しに行くチャンスはまだあると思える。
望んでいる3つの道筋の中では、優先順位を下げた方が良いように思えてくる。
ゲンガーに仲間がいるという推測が合っているのならば、無理に今すぐ追う必要は無いと考えられる。
仲間がいるのならば、自分が殺しにかかる際に邪魔される可能性が出てくる。
また自分以外の誰かに襲われたとしても、その仲間がゲンガーを守ってくれるといったことも考えられる。
絶対にそうなるとは言い切れないが、こう考えると今すぐ動かなくてもゲンガーを殺しに行くチャンスはまだあると思える。
望んでいる3つの道筋の中では、優先順位を下げた方が良いように思えてくる。
◇
「そういえばあの人たち、どこに行くつもりだったんだろう?」
次にメタモンが気になったのは、前に出会った3人組がどこを目指して動いていたかという点についてだ。
「この街に行くつもりはなかったのかな?こっちの方に知っているところがあったのかな?」
彼らはこの島において東の方に位置する大きな街には目をくれず、西の方に向かって急いでいる様子であった。
この点からは、彼らは先ほどの放送で知らされた地図の仕組みに気づいており、街よりも西側の方に知っている施設がありそこを目指していたのではないかと考えられる。
だがこのように考えても、西側の施設は様々な場所に多くあり、彼らがどこに向かうつもりだったのかということは予測できない。
この点からは、彼らは先ほどの放送で知らされた地図の仕組みに気づいており、街よりも西側の方に知っている施設がありそこを目指していたのではないかと考えられる。
だがこのように考えても、西側の施設は様々な場所に多くあり、彼らがどこに向かうつもりだったのかということは予測できない。
「でも、この辺りは通るはずだよね」
先ほど3人がいた道路は【C-6】に位置し、そこから西に向かえば【C-5】の道路へと差し掛かる。
【C-5】は、メタモンが向かおうと考えていた村があるエリアと同じ場所だ。
【C-5】は、メタモンが向かおうと考えていた村があるエリアと同じ場所だ。
「……それなら、こんな風に行けばいいかな?」
メタモンはふと思いついた道順を地図上を指でなぞりながら確かめる。
彼が考える道筋はまず、現在いる森を南西の方から出て、一度【C-5】の南側の草原を目指すというものだ。
ゲンガーの方を後回しにするのならば、優先順位を上げるのは3人組の口封じ、次点が村の方に行くことだ。
同時にメタモンはここで、この二つの道筋の間を取ることを思いついた。
ゲンガーの方を後回しにするのならば、優先順位を上げるのは3人組の口封じ、次点が村の方に行くことだ。
同時にメタモンはここで、この二つの道筋の間を取ることを思いついた。
3人が自分に合う前の本来の予定を崩さす、【C-5】の道路を通過するとしても、そこからどの方角に向かうつもりなのかは分からない。
ひょっとしたら、今は既にそこを通り過ぎてしまっていることも考えられる。
そこでまずは草原の方に行き、そこで少し離れた場所から目視で彼らの姿を探してみる。
それもなるべく、向こうの方からは見つけにくい場所を選びたいと考える。
相手がなんか変なのを飛ばして索敵する手段を持っていることを考えると、早めに気づかれる可能性は高いが、どちらにせよ自分が場所を把握できればそれでよしとするしかない。
ひょっとしたら、今は既にそこを通り過ぎてしまっていることも考えられる。
そこでまずは草原の方に行き、そこで少し離れた場所から目視で彼らの姿を探してみる。
それもなるべく、向こうの方からは見つけにくい場所を選びたいと考える。
相手がなんか変なのを飛ばして索敵する手段を持っていることを考えると、早めに気づかれる可能性は高いが、どちらにせよ自分が場所を把握できればそれでよしとするしかない。
放送から既にだいぶ時間が経った今では、彼らが本当に予測した場所にいるかは分からない。
だからせめてもう自分が見つけられないと判断した場合、すぐに移動できるよう村に少しでも近い所から探そうと考える。
だからせめてもう自分が見つけられないと判断した場合、すぐに移動できるよう村に少しでも近い所から探そうと考える。
もしも、自分の予測が外れたor自分の方が遅かったといったことで3人を見つけられなかった場合は潔く諦めるしかない。
この殺し合いの最中で、自分だけが手の内を誰にも知らされないようにするのはやはり難しいことだったということになるのだろう。
青い仮面ライダーの変身ベルトも逃してしまうかもしれないと思うと焦燥感も出てくるが、だからと言って下手な動き方をするのも良くないだろう。
この殺し合いの最中で、自分だけが手の内を誰にも知らされないようにするのはやはり難しいことだったということになるのだろう。
青い仮面ライダーの変身ベルトも逃してしまうかもしれないと思うと焦燥感も出てくるが、だからと言って下手な動き方をするのも良くないだろう。
「あの村は様子を見に行くだけにしようかな?」
仮に3人を見つけられず村の方へと行く場合、すぐにはそこにいる人物を襲うことはせず、ただ中の様子見をするだけにとどめようかと考えていた。
メタモンとしてはやはり、ゲンガーの方を探しに行きたいという気持ちがまだある。
そのため、村にたどり着いた時はこっそりと中にいる参加者たちの状況を把握したらすぐに出ようと考えていた。
メタモンとしてはやはり、ゲンガーの方を探しに行きたいという気持ちがまだある。
そのため、村にたどり着いた時はこっそりと中にいる参加者たちの状況を把握したらすぐに出ようと考えていた。
村にいるはずの少女のスタンスが分からないということもある。
現在村に何人集まっているかは不明で、何が起きているかも分からない。
けれども、特に変わったことが何も起きていなければ、メタモンはすぐにそこで行動を起こす必要は無いかもしれない。
特に戦闘が起きていることもなく、ただ単に人が集まっているだけならば、そこにいる者達を殺しに行くチャンスはその時すぐでなくてもよい。
村で行動するとしたら、どうしてもそこにいる者を殺害するチャンスがその時その瞬間だけという場合のみだ。
だから絶対、村に入っている間は、誰にも自分の存在を察知されないようにしなくては意味がない。
現在村に何人集まっているかは不明で、何が起きているかも分からない。
けれども、特に変わったことが何も起きていなければ、メタモンはすぐにそこで行動を起こす必要は無いかもしれない。
特に戦闘が起きていることもなく、ただ単に人が集まっているだけならば、そこにいる者達を殺しに行くチャンスはその時すぐでなくてもよい。
村で行動するとしたら、どうしてもそこにいる者を殺害するチャンスがその時その瞬間だけという場合のみだ。
だから絶対、村に入っている間は、誰にも自分の存在を察知されないようにしなくては意味がない。
今後はまず、3人組の口封じ及び変身ベルトの強奪に成功、もしくは完全に見失うといったことになるはずだ。
次に、村の状況を把握しに行く。
そこまでできたのならば、それが今度こそゲンガーを探し始める時となるだろう。
その際に向かう場所はもちろん、先ほどゲンガーの目的地として推測した東南の島だ。
【C-5】の村からは遠いため時間はかかるだろうが、相手も移動していることを考えるとこれが一番自分がゲンガーに出会える確率が高いように思える。
これで絶対に目的が達成できるとは言い切れないが、既にだいぶ時間が経っているため、これ以上熟考を重ねたらやはり遅れてしまうような気もしてくる。
次に、村の状況を把握しに行く。
そこまでできたのならば、それが今度こそゲンガーを探し始める時となるだろう。
その際に向かう場所はもちろん、先ほどゲンガーの目的地として推測した東南の島だ。
【C-5】の村からは遠いため時間はかかるだろうが、相手も移動していることを考えるとこれが一番自分がゲンガーに出会える確率が高いように思える。
これで絶対に目的が達成できるとは言い切れないが、既にだいぶ時間が経っているため、これ以上熟考を重ねたらやはり遅れてしまうような気もしてくる。
ようやく今後の方針が決まったメタモンは岩の上から腰を上げ、まずは南西の方へと向かい歩き出した。
◆
(そういえばあのボンドルドって人、顔を隠していたよね)
(空助って人も自分の顔じゃないって言ってたし…)
(空助って人も自分の顔じゃないって言ってたし…)
歩いている途中、メタモンはふと先ほどの放送で流れた映像について考えていた。
(あの人たち、本当はどんな顔をしているんだろう…)
メタモンが気になった、ボンドルドが仮面を被って顔を隠していたことであった。
ボンドルドの後に出てきた斉木空助という人物は顔を出していたが、その姿は他人のものであると語っていた。
ボンドルドの後に出てきた斉木空助という人物は顔を出していたが、その姿は他人のものであると語っていた。
(あの人たちも殺したら、へんしんできるのかなあ…?)
メタモンが映像で姿を見せた主催者たちを気にしていたのは、彼らもまた殺害して自分の"へんしん"のレパートリーに組み込みたいと考えたためだ。
放送前はそんなことは考えていなかったが、顔を見せられたことでそんな思いが芽生えていた。
この狂ったモンスターは、もはや何者であろうと自分の"へんしん"のために殺害することを考えていた。
放送前はそんなことは考えていなかったが、顔を見せられたことでそんな思いが芽生えていた。
この狂ったモンスターは、もはや何者であろうと自分の"へんしん"のために殺害することを考えていた。
(あの人(ボンドルド)も別の人の身体を使っているのかな?)
(あの人を殺したらどんな人にへんしんできるのかな?)
(あの人を殺したらどんな人にへんしんできるのかな?)
メタモンが考えるのは、ボンドルドもまた空助と同じく別人の身体で過ごしているのではないかということだった。
空助は別人の身体でいることを説明する際に「僕たち」と言っていた。
ボンドルドは仮面で今の自分の顔が誰か分からないようにしていた。
そのため、その「僕たち」にボンドルドも含まれているのではないかと、メタモンはそんな風にぼんやりと思った。
しかし仮面が外されない限り、ボンドルドがどんな顔をしているかは分からず、殺した際にどんな姿になるかも不明瞭だ。
空助は別人の身体でいることを説明する際に「僕たち」と言っていた。
ボンドルドは仮面で今の自分の顔が誰か分からないようにしていた。
そのため、その「僕たち」にボンドルドも含まれているのではないかと、メタモンはそんな風にぼんやりと思った。
しかし仮面が外されない限り、ボンドルドがどんな顔をしているかは分からず、殺した際にどんな姿になるかも不明瞭だ。
(……まあ、僕の手で殺せればそれでいいよね)
だがどちらにしろ、メタモンにとってはボンドルドが誰になっていようと関係のない話である。
先ほどの考えが当たっていたとしても、メタモンはボンドルドも斉木空助も本来の姿は知らず、殺して奪えるのは現在の姿だけのはずだ。
メタモンに人間の知り合いはいない。
だからボンドルドも他人の身体を使っていようと彼にとっては大した問題にはならない。
先ほどの考えが当たっていたとしても、メタモンはボンドルドも斉木空助も本来の姿は知らず、殺して奪えるのは現在の姿だけのはずだ。
メタモンに人間の知り合いはいない。
だからボンドルドも他人の身体を使っていようと彼にとっては大した問題にはならない。
メタモンは主催者たちについて考えるのを止め、決めた目的地へ向かうべく歩き続ける。
【C-6 森/朝】
【メタモン@ポケットモンスターシリーズ】
[身体]:神代剣@仮面ライダーカブト
[状態]:疲労(小)、ダメージ(大)、背中に鈍痛(引いてきている)、胸の辺りに斬り傷、左肩に痛み(引いてきている)
[装備]:サソードヤイバー&サソードゼクター@仮面ライダーカブト
[道具]:基本支給品×2、魔神の斧@ドラゴンクエストシリーズ、撮ったものが消えるカメラ(残り使用回数:1回)@なんか小さくてかわいいやつ、行動食4号×2@メイドインアビス、精神と身体の組み合わせ名簿@オリジナル
[思考・状況]
基本方針:参加者を殺して、変身できる姿を増やす
1:まずは【C-5】の南側の草原を目指してみる
2:結果がどうあれ、その次は村の様子を見に行く
3:1・2が済んだら、ゲンガーを探すために南東の島を目指す
4:あの仮面ライダー(ブレイズ)、僕も『へんしん』したい
5:状況を見て人間の姿も使い、騙し討ちしたり、驚かして隙を作ったりする
6:ゲンガーやピカチュウ(になっている我妻善逸)を見つけたら苦しめずに殺してやる
7:ピカチュウ対策ができる道具とかがあったら手に入れた方がいいのかもしれない
8:さっきの男(耀哉)を警戒。今度は迷わずクロックアップで頸を斬る
9:他にも『へんしん』ができるアイテムがあったら手に入れる
[備考]
※制限によりワームの擬態能力は直接殺した相手にしか作用しません
※クロックアップの持続時間が通常より短くなっています。また再使用には数分の時間を置く必要があります
※現在リンクに変身可能です
※ブレイズのような、アイテムが資格者を選ぶようなタイプの仮面ライダー等の変身者を殺害した場合、その変身資格を擬態によって奪い取れるかもしれません。
※記憶もコピーできるとします。
[身体]:神代剣@仮面ライダーカブト
[状態]:疲労(小)、ダメージ(大)、背中に鈍痛(引いてきている)、胸の辺りに斬り傷、左肩に痛み(引いてきている)
[装備]:サソードヤイバー&サソードゼクター@仮面ライダーカブト
[道具]:基本支給品×2、魔神の斧@ドラゴンクエストシリーズ、撮ったものが消えるカメラ(残り使用回数:1回)@なんか小さくてかわいいやつ、行動食4号×2@メイドインアビス、精神と身体の組み合わせ名簿@オリジナル
[思考・状況]
基本方針:参加者を殺して、変身できる姿を増やす
1:まずは【C-5】の南側の草原を目指してみる
2:結果がどうあれ、その次は村の様子を見に行く
3:1・2が済んだら、ゲンガーを探すために南東の島を目指す
4:あの仮面ライダー(ブレイズ)、僕も『へんしん』したい
5:状況を見て人間の姿も使い、騙し討ちしたり、驚かして隙を作ったりする
6:ゲンガーやピカチュウ(になっている我妻善逸)を見つけたら苦しめずに殺してやる
7:ピカチュウ対策ができる道具とかがあったら手に入れた方がいいのかもしれない
8:さっきの男(耀哉)を警戒。今度は迷わずクロックアップで頸を斬る
9:他にも『へんしん』ができるアイテムがあったら手に入れる
[備考]
※制限によりワームの擬態能力は直接殺した相手にしか作用しません
※クロックアップの持続時間が通常より短くなっています。また再使用には数分の時間を置く必要があります
※現在リンクに変身可能です
※ブレイズのような、アイテムが資格者を選ぶようなタイプの仮面ライダー等の変身者を殺害した場合、その変身資格を擬態によって奪い取れるかもしれません。
※記憶もコピーできるとします。
【行動食4号@メイドインアビス】
アビスの四層より深く潜る探掘家のために作られた固形の栄養食。
初期状態では3本支給されている。
その味は、ナナチ曰く「味がしない」、リコ曰く「壁の味がする」らしい。
アビスの四層より深く潜る探掘家のために作られた固形の栄養食。
初期状態では3本支給されている。
その味は、ナナチ曰く「味がしない」、リコ曰く「壁の味がする」らしい。
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