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― 第67層「穢汚」 ―
― バトルフィールド:ソロモン公国 天候:曇天 ―
エリノラ「………(攻略組を導く様にバトルフィールドへと現れる。いつもよりも表情は浮かない。それもそのはず。自身が導く「攻略組」には……平然と他プレイヤーを蹂躙するあのレッドプレイヤーたちも合同だったから)………さ、さあ…みんな…!今度はこの67層の攻略だよ…! 」
フレイミス「…………(エリノラがそうであるように、自身もまた張り詰めた警戒心を剥きだしながら戦場へ踏み入れる。距離を置いたエゼルダームの面々を静かに睥睨しつつも、周囲の光景に目を見渡す) 」
ニル「あうぅ…っ………(レッドプレイヤーの集団がすぐ近くにいることにある種の恐怖を感じつつも、少しずつその距離を離していく) 」
ヒースクリフ「 ブ ワ サ ァ ――――― ! (殺伐とした空気感が漂う中、そこに、攻略組に紛れてある一人の男性が姿を現す。ギルド「血盟騎士団」のリーダー。紅白の西洋騎士を彷彿とさせる格好に聖剣と大盾を手にフィールドへと馳せ参じたのだった)―――――― 諸君!これより、第67層の攻略を遂行する!
セレディの言うことに耳を傾ける必要はない!我々は従来通り、拠点の制圧を目指すべきだ!総員、戦闘態勢!(背後に並ぶ自身のギルドメンバーたちをはじめ、攻略組の士気を高めるように鼓舞する) 」
ヴァサゴ「ククク……♪(一方、エゼルダームの綿々の戦闘に立つ男は従来の攻略組に対し不気味な笑みを浮かべていた)そう睨むなって。同じゲームを愉しむプレイヤー同士…"仲良く"しようぜぇ…? 」
アスラン・ザラ「 ガ シ ョ ン ッ ――――― ! (赤いズゴックの装甲を身に纏い、エリノラを守るように彼女の傍に佇む)………解っていると思うが、「奴ら」には警戒しろ。開戦と同時に、敵の幻影体などお構いなくこちらへ襲い掛かってくるはずだ。 」
仮面ライダーカイザ「……ああ、肝に銘じているつもりだ。(既に変身した状態でカイザブレイガンを手元へ引き寄せる) 」
夜神ムーン「……なあ、あんたどっかで……(ヒースクリフに手を近づけ) 」
やすな「(何も知らない警戒心がない運だけはある職業白魔導士:やすな) (わぁ、いきなり笑顔で挨拶された……!) こちらこそよろしくお願いしますー!(ヴァサゴへ気さくな挨拶を返す) 」
サーバル「わーい!こちらこそよろしくねー!君は何が得意なフレンズなのー!?すっごーい!(ヴァサゴへ気さくな挨拶) 」
ビリー・ヘリントン「最近どうなん?(気さくな挨拶) 」
ワッカ53「なんでパーティに機械があるんだよ!?教えはどうなってんだ教えは!わかってんのか!?サチが死んだのはお前が無謀なギルド運営をしたからだろうが!!入会費とんのかよクソッタレ!!(ムーンくんを押し除け前階層で推しを殺されたワッカの大群が、ヒースクリフへなだれこむ!) 」
メノア「ちょっ…なにこのむさくるしい集団…!こいつらもエゼルダームの連中なの!?(※違います) 」
ヒースクリフ「 静 粛 に ! (近寄るムーン、ワッカの大群に一喝) これより「ゲーム」がはじまるのだ…集中せよ! 」
メノア「あ、はい…(ヒースクリフの一喝に委縮する) 」
ムスカ「 お 静 か に ! (ヒースクリフに謎便乗) 」
メノア「アンタもデカい声だしてんじゃないよ 」
夜神ムーン「 」
アーニャ「アーニャ、今度こどMIPとるます! 」
21号「………(エゼルダームの集団の中で息をひそめるように紛れている。しかし、当初から
プランダラとしてフィールドに君臨した時から、その無機質な瞳に微かな"揺らぎ"が人知れず生じていた――――) 」
肆々玖「肌を撫でる敵意、纏わり付く悪意―――戻ってきてしまったな。(懐かしいとも言えるその感覚に浸り、或いは思い起こし、立つ。その肉体に刻まれた記憶は油断を生じさせず、既に臨戦態勢を整えている) 」
ミツキ「私も戻ってきましたよ、先輩!あれからめちゃくちゃ反省したので褒めてください♪(肆々玖へ抱き着こうと近寄る) 」
リム「コキ、コキ…(既にコラナによる変身を遂げた状態でフィールドへINし、手首を捻り回しながら骨音をならす) んっ (準備万端の表情) 」
肆々玖「ス ッ ―――(抑止の意を込め、手のひらをミツキに向け突き出す)……気を遣っている余裕は、もう無い。守ってもやれないだろう、今は俺の方が足手纏いになるかもしれない。(その言葉は冷えたナイフの切っ先のように鋭く、ただ体の何処かにでも触れれば"斬られる"かのような空気さえ纏う。もうそこにいるのは、学生ではない―――一人の冷酷な暗殺者だ) 」
ミツキ「ぴぇっ(突き出された掌にわざとらしく静止する)そんなぁ~…… ……… (そんな彼の言葉の真意を悟っているのかどうかは定かではないが、微かに一瞬、甘さを表すハイライトが陰に覆われた) 」
エリノラ「………ゴクリ……間もなく、戦闘開始のカウントダウンが始まるよ…! 」
3… 2… 1… ―――――― > > > BATTLE START < < <
シーーーーーン……………(しかし、開戦の合図が下されても尚、幻影体は姿も影も見せない。100m先にある拠点クリスタルが無防備に向きだされたまま、ただ沈黙だけが流れている――――)
エリノラ「…………あ、あれ……?可笑しいな……幻影体《ファンタズマン》がいない……?こんなことは今まで一度もなかったはずだけど……(困惑気味に周囲を見渡し始める) 」
ヴァサゴ「あぁん…?テメェらなぁに勘違いしてやがんだァ…?「敵」ならいるじゃねェか…(そう口にしながら右手に友切包丁(メイト・チョッパー)を顕現しつつ歩み出す)―――――――― " こ こ " に な ァ ッ ! ! ! (すると、すぐ傍にいたアスラン・ザラへ躊躇くもなく斬りかかったのだった) 」
アスラン・ザラ「ッ――――――!?( ガ ッ ギ ィ ィ ィ イ イ イ イ ン ッ ! ! )(刹那の中で殺意を感じ取ると咄嗟の判断でクローを掲げヴァサゴの急襲を受け止めにかかった)チィ……"そういうこと"か…ッ…!! 」
セレディ(
オムニバス)「 その通り、これこそが「
デスバトルロワイヤル」! (すると突然、フィールド上空にセレディの姿を映すモニターが展開される) この新たなイベントから、従来の攻略戦から「幻影体《ファンタズマン》」を排除した!
ここからはプレイヤー同士で殺し合い、最後に拠点クリスタルを制圧した者にMIPが贈られるのさ♪ 」
セレディ(オムニバス)「 戦わなければ生き残れない さあ…戦え… ――――― 戦 え ! 」
ゴルドー&キャリパー『 チ ュ ダ ダ ダ ダ ダ ダ ッ ! ! ! (ヴァサゴの急襲を皮切りに、エゼルダーム仕様として黄金色にリペイントされた機械生命たちが一斉に起動し、攻略組へ重火器を乱射し始めた)』 」
ヒースクリフ「ッ……!卑怯な真似を…!(大盾を突き出すように構え、後方にいるプレイヤーを銃撃から守る)防衛は私が行う!諸君は臆さず突撃せよッ!!(もう片方の手で剣を天高くつきだした) 」
プレイヤーたち『ウオオオオオオアアアアアアアァァァァァァアアアーーーーーッ!!!!(誇り高き血盟騎士団のギルドパーティを筆頭に、その他大勢の無名のプレイヤーたちがエゼルダーム率いる機械生命体の大群へと突撃していく)』 」
ヴァサゴ「さァ…とことん愉しもうぜェ…? イッツ・ショータイムッ!!! (醜悪な凶刃を持つ獲物を豪快に振り回し、アスランが手繰るズゴックへ容赦なく斬りかかる) 」
夜神ムーン「なるほど……いよいよもってゲームがおかしくなってきたな 」
アスラン・ザラ「ぐッ……!(ガッギィィィイインッ!!!)(交差したクローでヴァサゴの斬撃を受け止める) こいつは俺が引き付けるッ!お前たちは他の連中からエリノラを守れッ!! 」
フレイミス「任せたぞ…えーっと……ハゲラン・ヅラ!!(押し寄せるエゼルダームの軍勢を待ち構えるようにガントレットを突き出す) 」
アスラン・ザラ「アスランだッ!!!!!!(あのクソピエロのせいでロクに名前も覚えられない!あの野郎覚えてろよ…!!) 」
黒羽咲良「さて、最後の任務を始めましょう…姉さん。(指先から視認困難な糸を垂らしてゆっくりと攻略組へ前進する) 」
支配の悪魔「よぉ~~しぃ……バイト代貰っちゃったし~~~がんばるぞぉ~~~………(右手で柄頭を抑え、左手を添えフレイミスへ向かって斬りかかり) すべしぃぃぃーっ(うつ伏せで盛大に転ぶ)いててて……あ~~ごめん、ちょっとたんま……(ふらふらと立ち上がり鼻を押さえつつ掌を前に突き出し「まった」をかける) 」
黒羽咲夜「ええ…♪フィナーレを盛大に…矮小な人間たちのブラッドムーンで飾るわよ、咲良!(ゴシック傘をくるくると回しながら姉妹ともに並び歩く) 」
ヴィヴィ「このハゲーーーーー!!(罵詈雑言100%) 」
フレイミス「(来るか―――――)―――?! (待ち構えていたのも束の間、いきなり横転した支配の悪魔に呆気取られ茫然と佇んでしまう) 」
ヴァロナ「……―――――― シ ャ キ ィ ン … ッ … ! (以前ニルが手にしていた汎用型固有霊装『 Etc.《エトセトラ》』シリーズの一振りを左手に顕現し、真っすぐにニル本人へと迫っていく) 」
害悪提督・ラン・ドロース「 しゅんしゅんしゅんしゅんっ ボンッッ (どこからともなくボールが飛び出し、メノア達の眼の前で炸裂!!) ヌハハハハハハハ!!!!!(四つん這いのおっさんポケモンが"いかく"を仕掛け) 【とんぼがえり▼】 (ボールに戻り離脱!) しゅんしゅんしゅんしゅんっ ボンッッ (どこからともなくボールが飛び出し、またメノア達の眼の前で炸裂!!) ヌハハハハハハハ!!!!!(四つん這いのおっさんポケモンが"いかく"を仕掛け) 【とんぼがえり▼】 (ボールに戻り離脱!)しゅんしゅんしゅんっ ボンッ (どこからともなくボールがry) 」
ニル「……!(来る……!)(逃走中で対峙した際の記憶が抜けている影響か、前回のヴァロナとの戦闘は当然ん覚えていない様子で待ち構える)……!(あれは……以前の私と同じ固有霊装……!?まさか…あの人は…―-―――あれ?)(そして過る、"既視感"――――) 」
メノア「なんなのよさっきからこのおっさん!!!!やってること害悪過ぎなんだけど!!! 」
支配の悪魔「ふふふ……かかったね、待ってくれてありがとう。これで……――――― スッタ スッタ スッタ チャキッ (隊列の最前線に戻り、再び刀をへなちょこな構えで握りしめ) やりなおしができるぜ~~おりゃ~~~~~~ ずべしゃあああああ(そうしてフレイミスへ再び斬りかかり、盛大にうつ伏せに転ぶ。そうして鼻を押さえながら立ち上がり) いてててて…… ちょっ、 ごめん、 まって 」
フレイミス「なんなんだよお前…… 」
マーシャリス・D・ヨクバリーチ「ゼハハハハハハハーーーー!!着いたぞーーーーーーーー!! ┣" ン (四輪付き水陸両用ラプラスから、大の字で飛び上がり今週のジャンプの表紙を飾る!!) ゼーーーーハッハッハッハッハッハ!!始まるんだよぉ!!強者だけが生き残る……マスターレート(新時代)がァァァァーーーー!! 」
ペンギン(オーディエンス)「元からこのゲームいろいろと裏があったからな。急激に変わるゲームマスターをはじめある階層にまで行くとデスゲームになっている時点でな。(得られたデータを某企画へ送る) 」
誘導者「カラン、カラン、カラン…―――― ♪ (頭部の誘蛾灯から小気味いい鐘のような音色を響かせながらゆっくりと攻略組へ迫る) さぁ……この"光"を見惚れなさい……(頭部より齎される蒼く妖しい光が徐々に強く発光する――――) 」
フリーザ「ホーーーーホッホッホッ!もうその手には乗りませんよ!!その「光」を直視しなければよいだけのこと!(※この時点で視認しており、いつの間にか誘導者の光に釣られてその体に触れだす) ほぎゃああああああああああああああああああああああああ (案の定感電) 」
ドドリゲス「(こいつほんと学習しねえのな…)(前回の戦いで何も学んでいないフリーザに呆れる哀れなトリ) 」
支配の悪魔「私が何かだって~~~?うーーーーん、うーん………なんだろうねぇ~~~ 君がなんなんだってことに答えられないのとそう変わらない気がするんだよねぇ~~~(そう言うなり、【フレイミスの立つ場所】→【フレイミスの腰掛けるベンチ】の横へ、【エゼルダーム】→【彼の会社の同僚】の支配の悪魔、ネジマさんは腰掛けた。 気づけばひぐらしが鳴き、空は赤と青の採食鮮やかなグラデーションに染まっていた。 この時間になるとネジマさんは決まって、後輩社員のフレイミスと屋台で食事を取るのだ) 今日1人分しかお金ないんだ~~ 丼シェアでいい?(そう微笑みかけ、食べかけの丼から橋で取った麺をフレイミスの口へ近づける) 」
キャロル「 >>見る!!<< (誘導者の光を!!血眼になって、ただ、見る!!) ジィーーーーー (ビクともしない、同時に動く気配もない) 」
害悪提督・ラン・ドロース「 くっくっくっく・・・・・・ スベシャア スベシャア (相手の攻撃力を下げきったことで余裕が生まれしたり顔になる。次に彼が取った行動は、すなかけ!!命中率を下げに下げ、相手へのデバフを特盛にし味方の支援に徹する!!) 」
ジーザス・ゴーリキー「ウィ~~~~ハッハッーーーーー!!!俺たち『黒リス海賊団』の恐ろしさ!教えてやるぜええええ!!!なあ船長ォ!!!!( ド ン ッ ! ! ! )(――――"カントーチャンピオン(自称)" 『ジーザス・ゴーリキー』 ) 」
アバロ・デスナ「俺に仕切らせろ!!船長代わって野郎かニャ?ヨクバリーチ!!( ド ン ッ ! ! ! )(――――"砂漠の石油王" 『アバロ・デスナ』 ) 」
ラビフィット「ホホホホ……ウチは「黒リス海賊団」です。ブチ殺しますよ?( ド ン ッ ! ! ! )(――――"キチ保安官" 『ラビフィット』 ) 」
ルジュリーナ・デボン「ムルンッフッフッフ♪アナタたちも、ショタがスキねぇ❤( ド ン ッ ! ! ! )(――――"ショタ狩り" 『ルジュリーナ・デボン』 ) 」
ヴァン・KC「こうなることもすべて、運命の巡りあわせなのでアーーーール ( ド ン ッ ! ! ! )(――――"逃越" 『ヴァン・KC』 ) 」
ベロリ・キッショッ「トップトップトップ…ウィ~~~ッヒック!今日は朝まで舐め尽くして、ええのかぁ?( ド ン ッ ! ! ! )(――――"大舐" 『ベロリ・キッショ』 ) 」
サンファン・ホエル「いて。サメハダーに噛まれちった。( ド ン ッ ! ! ! )(――――"巨大戦犯" 『サンファン・ホエル』 ) 」
ドクP「ゲッホゴッhhhhhhh……アァ……今の俺たちは最高に運がいい…ゲッボ…!とりあえずお前ら…ゲブッ…毒入りオボンのみでも食うか…?オrrrrrrrrrrrrr ( ド ン ッ ! ! ! )(――――"死かけ" 『ドク(を盛られた)P(カチュウ)』 ) 」
ぽに夫「 ひひん (ひひん) ( ド ン ッ ! ! ! )(――――"愛馬" 『ぽに夫』 ) 」
カイリュウ「お前のような環境ポケとの出会いを待っていた…!この出会いに感謝して"あめふらし"―――御免( ド ン ッ ! ! ! )(――――"雨降らし" 『カイリュウ』 ) 」
青キチ「あ~らら~。あーららーのあららー。お前、あれだ…えーっと……なんだ……そのー、あれだ。あれ。あーららー、だ。忘れちった。もういいや。俺寝るから、あと頼むわ。( ド ン ッ ! ! ! )(――――"元陸軍本部大将" 『青キチ』 ) 」
マーシャリス・D・ヨクバリーチ「幻影の巨塔が夢を叶える時代が終わるって……!!?えェ!?オイ!!!!人の欲は!!!終わらねェ!!!!( ド ン ッ ! ! ! )(――――"黒リス" 『マーシャリス・D・ヨクバリーチ』 ) 」
キャロル「お茶もらえる?( ド ン ッ ! ! ! )(――――"キャロラァ海賊団" 『キャロル』 ) 」
ウェルド「
森ノ宮さんその他の参加をいったん止めて良かった!!思ったより最悪の状況ですね、これ!!(刀を抜き、銃火器の乱射を防ぎながら遮蔽物へ移動)……連中をさせられるなら良し、ですが……出来ればクリスタルを見付けてさっさと状況を片付けたい所なんですが…! 」
うちはミハリ「(何かの罰でスキンヘッドにさせられてる) 」
フレイミス「ったくしょうがねえな…(そう言ってあーんと口を開けようとするが……)・・・・・(あれ?おかしい・・・俺には同僚はいないし仕事もしていない・・・・!今の俺は幻影の巨塔にいるはず・・・・!そして、肝心のエリノラの為に戦っていてもおかしくないのに、戦っていねぇ・・・!なめてやがるな・・・・!)・・・・・なめてんじゃねえぞおおおおおおおおおおおおおっ!!!!(我に返ってベンチをひっくり返す) 」
誘導者「なっ……あなたは何故平然としていられるのですか……!?(感電の餌食になっているフリーザの死骸(?)を足元に、佇むキャロルに驚愕する) 」
ムスカ「ほわああああああああああああああ!(メノアの代わりに目に砂を掛けられる)目があぁぁぁ……目があぁぁぁぁぁぁぁぁ………!!!!orz 」
支配の悪魔「おっと、やるね(ひっくり返されたベンチを受け止め、クルリとひっくり返しその場に配置。【ベンチにもたれかかり】→【バーカウンターに肘をつき】、現代社会の矛盾、混沌を敷き詰めて炊き上げるかのような副流煙を撒き散らすタバコを指に挟み、フレイミスの行きつけの店でよく顔を合わせる馴染の女性、ネジマはニヒルに笑った) まあそうカリカリしないの……私だって【案内人のエリノラ】→【実家から上京してきた妹のエリノラ】が心配なのは一緒よ……。でもね、いくらあの子が【ゲームマスター】→【課長】にいびられてるからって、暴力で守っていい理由にはならないの。 」
ウェカピポの妹の夫「シュルルルル …… パシィ……ッ ふぅう、今日で決着をつけてやる 」
支配の悪魔「―――――ほら、彼氏さんがいくら強くたって、すぐ腕を振り上げるような人じゃ困っちゃうでしょ。姉さんこれでも心配してるのよ~~~ エリノラ。 (そう、気だるげ、倦怠感に染まったやつれた顔ながらも気丈に笑みを作り、両隣に座るフレイミス、エリノラの肩を叩く) 何頼む?今日ボーナス出たから、まじ幾らでも出せるから~~~ 」
フレイミス「俺には拳(これ)しかねェんだ…不器用ながらも俺は俺なりのやり方で、アイツを守rゲッホゴッッッホァ(副流煙にむせる)……!(なんだ……さっきから…何かが、変だ……)(咳込んだことで再び目を覚ます) 」
エリノラ「………………え????(いつのまにか自身の立場が恵田の知れない何かの干渉を受けていることに疑問符を浮かべながらも、なぜかその流れに従うかのように抵抗感が薄れていく) 」
――――――まてえい!!!!!黒リス海賊団!!!!!!!!(そこに!現れるのは!!!)
キャロル「 効かないねぇ……モグモグ (そう不敵にアカネチャン顔で笑い、手にしたおやつを掲げる) (カントリー)マムだから!!( ド ン ッ ) 」
シーヴァ中将「 ズドオオオオオオオオオオオオオン!!!!!(空から戦車から盛大に落下!!!エゼルダームの機械生命体を吹き飛ばしたその戦車の中から、「彼」がついに現れる―――――!) 貴様等ァ・・・・・!ワシの手から逃れられると思うよてぇ・・・・!!!( ド ン ッ ! ! ! )(―――――― "英雄" シーヴァ中将)(伝説の陸軍が、ついにカオスファンタズマへ君臨したァ――――――!!!) 」
夜神ムーン「(なんかもうアレだな、一旦隠れとこう)(段ボールの中で体育座りしている) 」
ジョニー・ブラック「なんだぁぁぁぁああああ!?あ、あいつぁ……!!!?(シーヴァ中将の登場に仰天する。何で知ってんのかは知らない) 」
ジーザス・ゴーリキー「やべぇ!!!!!!船長!!!!!!陸軍本部から"英雄"シーヴァが出てきやがった!!!!!あのジジイまだ生きてたのかよ!!!!!! 」
ペニーワイズ「何をしているムーン!俺も入れろ!(ムーンが隠れてる段ボールの中に強引に入ろうとする) 」
ウェルド「え……?知らん……誰アレ…… 」
支配の悪魔「わ~~~~……フィルムZだぁ~~~~……もう再放送の季節になったんだねぇ~~~~……(シーヴァ中将の出現に合わせブラウン管テレビを配置、眼の前の奇天烈な光景をテレビの中に収める。それを肘をついて、【バーカウンター】→【コタツ】にもたれかかり) いやぁ~~~実家は落ち着くねぇ~~~……大丈夫二人共、初日の出までオールはキツイよ~~~? ネジマさんが起こしてあげるから寝ててもいいんだよ~~~~ 」
夜神ムーン「どけ 」
コギー大佐「も゛う゛や゛め゛ま゛し゛ょ゛う゛よ゛お゛ぉ゛・・・・・・!!!!!こんな戦い゛・・・・・!!!!!命 が も゛ っ た い だ い っ ! ! ! ! ! ! ( ド ン ッ ! ! ! ! ! ! ! ! )(戦車の中から飛び出すや否や全身を大の字に広げてエゼルダームに終戦を訴えかける) 」
マーシャリス・D・ヨクバリーチ「ゼハハハハハハ!!!!たかだか前の環境に置いていかれた老いぼれだ……!!怯んでるんじゃねえアホンダラァ……!! ググググ(そう言うなり裏拳を貯め、その場で放ち) パリィンッッッ (拳が虚を叩く。空間がひび割れ、ヨクバリーチの眼の前の天地がひっくり返り、シーヴァを空へ落とそうとする!) 」
フレイミス「………一体何が起こっている……?(それは支配の悪魔との戯れについてか、あるいはテレビの中に映るシーヴァ中将と黒リス海賊団の対立についてか、あるいはこれらすべてをひっくるめてか、理解できない表情を浮かべている) 」
シーヴァ中将「うろたえるなコギー!!!!むおっ!!!?(ヨクバリーチが齎す力によって反転し、空へと身を投げ出されるが…) いいかコギー!!!よぉ~~~~~く見ちょれぇ!!!!! 正義は・・・・・・・――――――― " 勝 つ " ! ! ! ! ! ( ド ン ッ ! ! ! ! ! ! ! )(その空中にて、殴りかかるような姿勢を取る――――!) 」
ウェカピポの妹の夫「シュルルルル……(自慢の鉄球を掌で転がしつつ狙いを定めつつ)お? あいつは以前俺と戦った男、そして……エリノラァ(むぎわらぁ)……。 くぅう、悪魔が目ぇつけてやがんのか。勘違いするな俺は悪魔なんて恐れちゃいないなぜなら俺はエゼルチーム最強の男であるからしてなにひとつ恐れる理由がないんだつまり今俺がこうして連中を見ているのは強者の余裕というもので(ブツブツ…) 」
シーヴァ中将「おぉい!!!!海賊共ォ!!!!!!ヌッハハハハハハハハァ!!!デャーーーーハハハハハハハハ!!!!(高笑いを決めながら、自ら空を裂く様に墜落くしていく) お前らァ!!!!!!誰を攫おうとしてんのか…わかっとんのかああああああああああああああああああ!!!!!?????『 エリノラ 』は陸軍の未来・・・・・・!そして・・・・・ワシの・・・・・愛弟子じゃあ!!!!!!!!(※違います) 」
青キチ「あーららー・・・・・・こいつぁ"ヤベェ"な・・・・・・・!(気だるいキジが、ここで上空のシーヴァを見てはじめてマジの表情になる) 」
誘導者「な、なんですってぇーーーーー!!??(ガーーーーーンッ!!!!)(アカネチャン顔のキャロルに絶句する) 」
エリノラ「なんか外で呼ばれた気がする……気のせいだといいな……(真顔) 」
マーシャリス・D・ヨクバリーチ「ゼハハハハハハ!!誰も俺を停められねえのさ!!全てを奪い、支配してやる!!(両拳を勝ち合わせ引力・振動の力をかけ合わせ、破壊し飲み込む【強欲】のパワーを身につける!! そうして墜落するシーヴァ中将へ渾身の一撃を放ーーーーーー) 」
シーヴァ中将「 > > > "竜王拳骨衝突(ガラルシー・ギガインパクト)"ッ!!!!!! < < < 」
ズガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(上空のシーヴァ中将より放たれた拳による最大火力の衝撃波ッ!それは天地を穿ち、空気を揺らし、この幻影の巨塔を震わせるほどの…いまだかつてないとてつもなくすごい威力となってバトルフィールド一帯に落とされたッ!!!!!!!!)
肆々玖「―――何処だ、今最も手を貸すべき状況は……(混戦、混沌、雑然とした状況下で最も劣勢な地点、相手を見極めんとその気配を断ち切って息を潜め続ける) 」
????「 いかん、被害がデカすぎる……!! キ ィ ィ ィ ン (どこからともなく飛び出した何かが、愛刀グリフォンを携え二人の間に割って入り、覇王色の覇気を放って衝突を妨害する!!) よくやった、若い犬ポケモン……!お前が勇気を振り絞って作った1分は……良くも悪くもランクマッチの環境を変えた……! 」
黒リス海賊団・幹部共『『『『うぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(凄まじい衝撃波に呑み込まれ消し炭になる)』』』』 」
シャングース「――――――この戦争を… 終 わ せ に 来 た ! ! ( ド ン ッ ッ )(―――― "四皇" 赤髪のシャングース) 」
アスラン・ザラ「くッ……!(やはりプランダラのリーダー格…実力は俺と互角か…かくなる上は―――――)―-――― え ? (しかしその時、シーヴァ中将が放つ衝撃波の巻き添えを喰らい吹き飛ばされる) 」
コアルヒー「でもよぉシャングース!!全身が!! 」
ヴァサゴ「クヒャヒャヒャッ……!!やはりお前が手応えあるなァ…アスラン・ザラァ!!さあ、もっと踊ろうぜ――――― ッ ? ! (アスランと同様、迸る衝撃波に驚愕しそのまま呑み込まれていく) 」
シャングース「俺は無事だったんだ、安いもんだ 」
ウェルド「うわあああっ!?……!!予想以上の単純破壊力、衝撃………!思いの外厄介なのが出て来……ッ!……!!!(遮蔽物ごと吹き飛ばされる) 」
シーヴァ中将「ヌァーーーーーーハハハハハハハハハァ!!!!!(仁王立ちしたまま垂直に落下!!!!) こぉら赤髪ィ!!!!余計なことをする出ないわ!!!!まったく・・・・どいつもこいつも年寄り扱いしよる・・・・・!ここへ来る前にちぃーっとばかしレッドプレイヤーの軍艦を10隻沈めてきたところだというのに・・・・・・! 」
支配の悪魔「(いや暴れ過ぎだって~~~面白いけど困る~~~) あ、あ~~~年末年始なのに台風とか今年医はもうなんかやばいねぇ~~~~~(せっせと窓やら何やらを小道具として配置、外の喧騒やらなんやらを自然災害に置き換える) 明日まで土砂降りだってさぁ~~ 今日はうちに泊まっていきなぁ~~~~ 」
青キチ「パキパキパキパキィ・・・・・・・・!(しかし・・・・その中で唯一無事だったのか・・・・元陸軍大将「青キチ」だけが、砕け散った氷の体を再生させてシーヴァの前に立ち塞がる・・・・!)まったく・・・・・とんでもないことしてくれちゃってんじゃんよぉ・・・・・ええ?シーヴァさんよぉ・・・・・? 」
シャングース「(老いぼれは) 失 せ ろ (めちゃくちゃ強い言葉を使う) 」
シーヴァ中将「おいクザン!ゲームを元に戻せぇ!!エリノラを見逃せぇ!!!陸軍に・・・・戻ってこぉおい!!!! 」
青キチ「はぁ・・・・・相変わらず、言いてえこと全部口に出すねぇ~・・・・・(ギロリッ―――――)―――― そのどれも叶えられねえよ!!シーヴァさんッ!!!!!(ドゥンッ!!!!!!!!!)(迸る冷たい覇気)アンタのそういうところ・・・・・パキパキパキィ・・・・・だぁい好きだからぁ・・・・パキパキパキィ……!俺も今・・・・・・やりてえように生きてんだァ!!!! 」
シーヴァ中将「(バチバチ・・・・) 馬鹿者が――――― ド ン ! ! ! ! (覇王色、纏う!!!!!) 」
青キチ「ウィーン・・・・・!"アイスボーゥ"!!(シーヴァ中将に"つららおとし") 愛弟子(エリノラ)を救うために、かつての一番弟子を…―――― 殺せんのかあァん!!!?? 」
シーヴァ中将「(つららおとしで凍結する・・・しかし・・・・!)(パキパキ・・・・) 縛られるな馬鹿め・・・・・!! "今"を生きろと教えたはずじゃあ!! ( パ リ イ イ イ イ イ ィ ン ! ! ! )(凍結が割れる) ズガァアン!ズガァアン!!ズガアァンッ!!! (そして、周囲に出来上がった氷塊を次々と青キチへ投げつける) 」
青キチ「・・・・・・・・・・・・・!!!!!!("フェザーダンス"による巧みなステップによる神作画回避を行うが・・・・)・・・・・・・チッ!!!!(最後一つが衝突し空中へと吹き飛ばされる。しかし!その空中で態勢を直して地上のシーヴァを睨みつける) 」
シーヴァ中将「 ええかあクザン!!!!( ド ゥ ン ッ ! ! ! ! ! ! )(急接近浮上、そして・・・・一気に青キチの顔面を掴みにかかる) 」
青キチ「・・・・・・・・・・・・・・・!!!!!!!!!! 」
シーヴァ中将「 迷 う 奴 ぁ ――――――― " 弱 い " ッ ! ! ! 」
シーヴァ中将「 > > > "野生落下(サファリボール)"ッ!!!!!! < < < 」
ドヒュウウウウウウウウウウウウウン!!!!!!!!ズッガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!(青キチ、落ちる―――――!!!そしてバトルフィールドに・・・・それはそれは巨大な「穴」が開かれた―――――!!!!)
青キチ「――――――――――(あらら・・・・・やっぱアンタには叶わねえよ・・・・・・シーヴァさん・・・・・・――――――)(瓦礫と共に、その巨大な「穴」の中へと沈んでいくのだった――――――) 」
メノア「……………もうっ………!なんなのよ、もうっ!!最悪ったら最悪じゃない!!(立て続けに起こる衝撃波による土煙に見舞われて盛大にせき込みながら煙から出てくるが―――)―――――― ! (ふとその瞬間、あるものを目撃し大きく目を見張った)………こ……「これ」って………!? 」
仮面ライダーカイザ「―――――― ! ? (エゼルダームとの交戦中、自身もまたあるものを目撃し思わずその動きを止めてしまう――――) 」
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シーヴァ中将による異常な力が齎したもの…それはバトルフィールドのど真ん中に開かれた『 大穴 』。
その中を覗けば深淵が広がっている。しかし、よく目を凝らせば…そこには「何か」があった。
仮想空間であるバトルフィールド「グレイヴ」の下層…
そこには、赤黒いラインが絶え間なく走る『 広大な地下世界 』への空間が広がっていたのだった――――!
山野淳一郎「――――!!(その光景に見覚えがあるのか、自身の研究室のモニターに映る『大穴』に目を見張った)……『あれ』は………まさか……ッ…!? 」
ウェルド「(高台へと登り、ど真ん中の大穴を慎重に覗き込み)…………はあ、そう来ましたか………一発目、参加したのは正解でしたね 」
セレディ(オムニバス)「……… ク ク ク ッ … ♪ こんなところに"入口"があったんだね…―――――― 『 カーディナルゾーン 』 ! ! 」
エリノラ「――――――!?(支配の悪魔に築かれた茶の間。そのブラン管テレビに映る『大穴』を目にした瞬間絶句した)………あれ…ひょっとして………―――――― 『カーディナルゾーン』への入り口……?! 」
フレイミス「なんだと…っ……!?(エリノラの発言にテレビへ鋭く振り返る)……あれが…噂の…… 」
支配の悪魔「(フレイミス・ティルクは叩けば叩くほど潜在能力が弾ける爆弾タイプ、水ぶっかけて機能不全にするのが効果的だと想ったけど……状況動きすぎたってば~~~~)どうしょうか閣k……課長~~息子さんと娘さん(フレイミス、エリノラ)もうすぐ寝落ちそうだけど~~~火急の案件来ちゃった感じ~~~?優先順位とか~~~~ネジマさんわからない~~~~~ 」
支配の悪魔「あ、やべ………も~~~やだぁ~~~~~~…… 」
アスラン・ザラ「―――――………(晴れ渡る土煙の中からユラリと姿を現し、一同が驚愕を露わにする中一人冷静にその『大穴』に視線を落とす)……山野博士、見つけました。あれが……『カーディナルゾーン』……! 」
アキレス・ディード「やあ。(あまりに温和な声だった。まるで敵意が見られない。ドアノブを捻って入ってくるのは、黒い騎士甲冑のような姿の、人型の機械。支配の悪魔の作り出した異様な「現状」を利用して、あまりにも自然に、フレイミスとエリノラのいる場所へ闖入する)外は騒がしいね。街に大穴が開いたらしい。ここの近くだ(定義されたテクスチャーに沿って、まるで仲間のように振舞ってフレイミスの隣に座る)……どうしたい?(いつの間にか、ウイスキーのグラスを手に持っている。見たこともない、敵のハズのそれは、あまりに友好的に振舞った) 」
シーヴァ中将「 シ ュ タ ン ・ ・ ・ ・ ・ ! (そのまま空中から静かに降り立ち、振り向きざまに『大穴』を見やる)・・・・・・・・・"狙い通り"だわい。これで、いいんじゃろう?のぉ・・・・・―――――――― 『 ハスキー 』よ 」
ウェカピポの妹の夫「な、なんだぁ!? こんな穴あるなんざ聞いてねえぞ! クソ、クソ! どういうことだぁ!!? 」
フレイミス「………どうするもなにもねェ。『あそこ』へ行けばすべてがわかんだろ?」
エリノラ「……―――――― "ダメ" っ」
フレイミス「……エリノラ………? 」
エリノラ「……行っちゃ……ダメ……『あそこ』は…… わからない…けど……っ…… "行きたくない"……っ……(突如として襲い掛かる身の震えに、少女の唇が微かに揺れる) 」
支配の悪魔「わかるかもしれない~~~~わかったところで返ってこれないかもしれない~~~……片道切符でないという保証はどこにもないのだぁ~~~~(降参と言わんばかりに両手を上げ、中座し壁偽を付ける) ―――――というわけで私のシフトはここまでぇ~~~引き継ぎして帰るからぁ~~~~ ウェカピポの妹の夫クン、阿久津クン、後よろしく 」
フレイミス「…………………… 」
村野さやか「(黒羽姉妹と衝突していた最中、自身もまた『大穴』に目を奪われてしまう)……ここから先が…この幻影の巨塔の『真相』が眠るという…… 」
アキレス・ディード「らしいぞ。どうする少年。私の同僚は早退するようだ(フレイミスの目の前に、機械の指が突き出される。彼の額を指差すように)……彼女の言うことも踏まえて、あそこには何があると思う? 」
阿久津 大夢「開けろ!デトロイト市警だァ!!ギャハハハハハ!!(即興でこしらえたお茶の間の壁を蹴り退かし乱入してくる) おうおうおうおう、フラれちゃったなぁティルクくん~~~。無理強いは良くねえよ~~ 俺らのとこに素直にキたほうが安全なんじゃねえか~~~? 」
ウェカピポの妹の夫「ふん……(ようやく出番かと鉄球をホルスターに華麗に納める)あいにくもう手加減はできんぞ。左半身失調だけではすまなくなった……残念だったな! 」
RK団員「安心しなよぉエリノラぁ~~」「フレイミスくんは俺らとあの大穴に宝探ししに行くからよぉ~~~」「阿久津さんが実家までお送りしてくれるってよ、ギャハハハハハ!!」(茶の間の壁全てを蹴り退かし、RKの構成員が舞台セットだった場所を取り囲んで薄ら笑いを陳列していた) 」
フレイミス「……何が――――!(アキレス・ディードに応えようとした次の瞬間、壁を蹴り破ってきた阿久津に大きく反応し咄嗟的にエリノラを背後に回して対峙する)……何がどうなろうが…エリノラはテメェらには渡さねェ。こいつは「自由」であるべきだ…!行きたくねえってんなら連れていくつもりはねえ。もとより俺たちが進むべきなのは下より「上」なんだからな…! 」
エリノラ「ひっ―――――!?(押し寄せるRK団員たちに戦慄しフレイミスのマントにしがみつく)……フレイミス…… 」
ヒロ「(またしても出遅れて何も知らないヒロ)あれが………全てを知る穴……… 」
アキレス・ディード「そうか。君はそちらを選ぶか(ブースト。蒼い炎を引いて飛び上がる。フレイミスと阿久津の間に、フレイミスの方を向いて立つ)若いな。いい青さだ。好きだぞ、そういうのは。行きたいかね?上に。 」
支配の悪魔「阿久津クンさぁ~~~~……とりあえず穏便にっていう段取りは私がやったからぁ~~~~~君のやり方でやっても筋通してると思うからぁ~~~~~(そう気だるげに答えつつ、壁に預けていた背を浮かし、アキレス・ディードを一瞥する) まぁ~~~~残業もやむなし~~~?人事さぁ~~~~人選しっかりしてよぉ~~~~~ 」
エリノラ「……私は……みんなを、天辺(うえ)に導くためにある…!深層に知るべき答えがあるのかもしれない…そんな気はしている…でも…っ……!それは私の…ううん……みんなの本意じゃない…!もとよりこのゲームに参加してくれたみんなは、誰もが最初は上へ登ることを目指していた!その途中で挫折してしまった人たちも何度も見てきた…だから…諦めてしまった人たちの分まで、私は案内人として責任もって導くの…!!今を進もうとしている、みんなを…!(アキレス・ディードへ訴えかける) 」
黒羽咲良「……これは、計画を早める必要がありますね。シュルリ…――――!(指先から垂らしている五線譜のような糸を鮮やかに操る)貴女には借りがあります。今ここで…雪辱を晴らすとき…! 」
村野さやか「それはこちらのセリフです。私はあの時…弱さ故に大切な人を奪われてしまった……ですが!もう、迷わない…!自分の弱さを抱きしめて、自分として強くなります。「あの人」の様に…――――― 【 卍 解 】 "綴理群青鞘" (その右手に、群青色の
斬魄刀を掴み取る―――――) 」
アキレス・ディード「ハハハハ、いいぞ。若いうちは上を目指すべきだ。下に潜るのは歳を食ってからでも遅くない。(支配の悪魔の語り掛けを無視する。嬉しそうに何処かから盾とライフルを召喚し、ゆらりと浮き上がり)では、上に行こうか。フレイミス・ティルク(─────は?) 」
黒羽咲良「(もう一度全身の自由を奪って、確実に心臓を突き刺す…!) ブ ワ ァ ッ ! (糸を左右へ広げながらさやかに迫る) 」
村野さやか「無駄です。貴女の狙いはもう―――――――― 」
パキパキパキィ…ッ……!!(さやかが手繰る斬魄刀による氷結能力が、咲良の糸を一瞬で凍結させていく――――)
アキレス・ディード「上に参ります(────瞬時である。フレイミスを背中から羽交い絞めにしたアキレス・ディードが、それが移動した経路を示すであろう青い線と共に、出現したのは)一緒に空の旅と行こう。彼女も連れていくかい?(次の瞬間、全身のブースターから完全燃焼の炎を吹き出し、それを飛行機雲のように残しながら、フレイミスごと、黒い騎士がテイク・オフする) 」
村野さやか「――――――― 私には視えていますから (そして、いつの間にか抜刀した態勢で彼女の背後に佇んでいた) 」
支配の悪魔「飛ばれちゃったぁ~~こんあんばっかだよぉ。阿久津くん飛べる? 」
黒羽咲良「――――――― ! ! ? ( ズ シ ャ ア ァ ッ ! ! ! )(いつの間に――――背後へ振り返ろうとした次の瞬間、全身から噴き出す黒い鮮血が噴き出し―――)……こんな、はずでは…―――――― ド サ ァ … ッ … ! (儚げに前のめりに倒れ伏した―――) 」
阿久津 大夢「アホ言うな。で、"どっち"の思惑なんだあれ 」
フレイミス「うおわっ!?な、なにしやがる…!?下ろせお前…!! 」
支配の悪魔「知らんしぃ~~~~~……ああいうのはもうないよって言われてたのにねぇ~~~~…… 」
黒羽咲夜「――――!?咲良ッ…!!?(倒れ伏した妹を目にしたことで動揺を隠しきれずにいた)……許さない…ッ……!貴女は……貴女はこの私が血に染め上げてくれるわァ!!!(ゴシック傘の先端より仕込み針が突出。そのまま助走をつけてさやかへ突き刺そうと迫るが―――) 」
夕霧綴理「――――― さやには届かないよ (咲夜の針がさやかに届くよりも前に、瞬間的にその懐に現れた自身のナイフが咲夜を切り裂いた――――) 」
ヒロ「……!(さやかと綴理を見て)これは…熱いな…) 」
アキレス・ディード「みィんな君にお熱だ。こんな退屈なパーティ抜け出して、二人でワルツでも踊ろう(パッと拘束を解き、空中にフレイミスを放り出す)ほら、飛んでみろ。その甲冑、無理すれば飛べるだろう?(空中に静止する。地上を見下ろし、フレイミスに何かを促すように)ガールフレンドがフリーだぞ。ワルイ子に狙われちゃうかもな。本気を出せよ、ヒーロー? 」
黒羽咲夜「――――かは…ッ……?!(綴理の不意討ちを受けてその手からゴシック傘が抜け落ち、盛大に横転した)……ぁ……ぁぁ…… これが……わたしたちの運命(さだめ)…なのね………逝きましょう…咲良……二人だけの……理想郷、へ……――――――(最後の力を振り絞って這いずり、先立った咲良の手に触れてはじめてその息を引き取った――――) 」
ウェルド「………(知り合いらしいが、今そこに突っ込むのは野暮か……)とりあえず、プランダラをまた一人減らせましたね(ヒロの後ろでそのやり取りを見ながら) 」
フレイミス「なっ―――――― う わ あ あ あ あ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ あ あ あ あ (――――転落。地上を自由自在に駆け抜けることは出来ても、空へ身を投げ出した経験など一度もない。サイボーグであったとしてもこの高度であればただでは済まない。そんな自分が最悪の結末を迎えたのなら、一体誰が『彼女』を守り抜く?アキレス・ディードの自信への問いかけが、空中で叫ぶ自身の脳裏に強く打ち付ける) 」
少年、君は―――――「 力 」とはどう考える?
フレイミス「――――――― 」
俺は、一体何のために「強く」あろうとしているんだ…?
世界を守るための「力」って…?考えれば考える程、わからなくなってくるんだ。
いや……本当は、"あった"んだ。俺なりの理由が… 多分、忘れてしまったのかもしれねェ。
自分で自分を疑うことで、大事なもんさえも見失っていく… 俺は……「俺」が、わからなくなりそうだ……
自分の足元には影が広がっているみたいにさ… 「幻」にだって「影」はついているんだもの。
曖昧で不鮮明で…みんな、そんな"幻影《 じぶん 》"と向き合いながら生きているんだよ。
フレイミス「――――――― 」
自分のことなんて、自分でさえも分からない。
だから、私たちは誰かと一緒にいることで…そんな「自分」の意味を探そうとしているんだよ。
私がみんなを導くのも、きっとそういうことなんだろうなと思ってる。
だから…自分がやっていることを…今はただ信じている。
その意味が解る時が来るって… 自分が何者で、何のために生きているのかって。
ウェカピポの妹の夫「……は?え?(アキレス・ディードにより天高く浮上していくフレイミスを見て)な、なんだありゃ!? おいふざけるんじゃあないぜっ!! なんでこうも……予想外のことばかり……くうう。 ────……あっ!!(そのとき、黒羽姉妹が倒れ伏したのを見)……くそ、アイツら……勝手に死にやがってぇ!戦力が減るだろうがァーーーーーー!! 」
フレイミス「………俺は―――――――― 」
それでも、みんなを、必ず頂上まで連れていくことを、"約束"する…!
みんなの「願い」が叶うその瞬間まで……ずっと、傍で見守るから。
ああ、"約束"だ 必ず、「願い」を果たそうぜ
ヒロ「………(黒羽姉妹を神妙な面持ちで見る)………ん、おっさん、いつか会った顔か(ウェルドの方を向き)あぁ、敵は………減ったな… 」
フレイミス「 挑むさ 登り続けるさ どこまでもこの手を伸ばして 」
フレイミス「 "示す"んだ 自分らしく生きることを 」
フレイミス「 それが…――――――――『 フレイミス《 オレ 》 』 だ ッ ! ! ! 」
ギ ュ イ ィ ―――――― 【 CHAOSTIC PHASE 】 ACTIVATE ―――――― ン ッ
アキレス・ディード「いいね。(胎動の果て、微睡から目覚めた彼の力を感じ、彼の口角がゆっくり吊り上がった気がした) 」
フレイミス「 キ ュ ガ ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ―――――― ッ ! ! ! (少年の体から迸る幾重の閃光。それは空を光で満たし、その近未来の甲冑の胸元にデジタルコードが表示される―――『CHAOSTIC PHASE 《カオスティックフェイズ》』―――その全身に躍動的異変が発生する) 」
フレイミス(C-ph)「 ガギョンッ―――ガギョンッ――――!! (全身の装甲、胴体・肢体各所に隠されたハッチが次々と展開され、金色(こんじき)に輝く内部フレーム粒子が噴出) ビ ュ ワ ァ ア ッ ! ! (更にはその背面に展開されたX型ブースターの噴射口の四門から一斉に光翼が突出し、飛翔能力を獲得。溢れんばかりの輝光は滞空状態にある少年の身体を神々しく照らし出した――――――) 」
エリノラ「――――――― ! ! (空を眩しく照らすフレイミスの新たな姿を、目を逸らすことなく直視する。激しい猛光…しかしそこから溢れるはあたたかな光は少女の目を焼くことはなく、ただ穏やかに包み込んだ) 」
阿久津 大夢「チィ……なんかやる気だ……!!迎撃できるかわからねえがここは耐えるために札を切ッ―――――(衣類をめくり上げ、胸元から"生えた"フックをつまみ、それをエンジンのようにして引こうとするが――――――) 」
支配の悪魔「――――――― ピッ (阿久津の胸から伸びるエンジンを指で摘み、"引けないようにする")………。(首を横に振り、黙してフレイミスを見上げた)キレーだね。 」
アスラン・ザラ「―――― ! (戦場を照らす輝光…その光源に浮かぶフレイミスを見上げ、驚きを表しつつも静かに笑みを零した) 」
アキレス・ディード「ぬうんッ!!(急接近。翼を広げて空に舞い上がったフレイミスに、全身をブースターで吹き飛ばすように飛び蹴りを放ち、肉薄する)いい格好をするようになった。ほぉら、やっぱり君は飛べる。……ただ、飛び続けられるかは別の話だ。飛び続けられんようならば、その羽根を捥いで連れていく!!(そのまま、頭突きするようにフレイミスと頭を突き合わせる。至近距離で睨み合うように) 」
ヴァサゴ「なんだァ……あのうぜぇ光は……!?(神々しく照らす閃光へ、眩しそうに腕を掲げる) 」
ウェルド「………流石、ただ物じゃあないと思ってましたが……まさか、ここまでとは。本当にいいものを見れましたよ(フレイミスをただ見上げ、その光を浴びながら) 」
ヒースクリフ「………眩いな… しかし、私はあの「光」を何処かで見た覚えがある。いつか見た黒の剣士の様に…「彼」もまた、システムを超越した"奇跡"を手にしたか―――――(その光景を、何処か満足気にほくそ笑む) 」
フレイミス(C-ph)「ッ゛―――――!(放たれた飛び蹴りに蹴り飛ばされるがすぐに反動を押し殺すように空中で急停止する) 飛び続けるさ…―――― 頂点まで登るまでなッ!! ( ギ ュ オ ァ ッ ! ! ! )(四対の光翼を振動させて飛び出すと―――)―――― ッ ギ ィ ィ ィ イ イ イ ン ッ ! ! ! (アキレス・ディードと真っ向から頭突き合い、その頭上に凄まじい稲妻の衝撃が迸った) 」
ヴァサゴ「そういやァ…「アイツ」も捕獲対象だったなァ……!? テメェら!!今すぐ奴を撃ち落とせェ!!!(エゼルダーム総員に叫ぶ) 」
ゴルドー&キャリパー『ズドドドドドドドドァッ!!!!(地上で交戦していた機械生命体たちが、上空にフレイミスへ目掛けて一斉射撃を行う)』
アスラン・ザラ「――――-―――― 止まるな、フレイミスッ!! 」
ウェカピポの妹の夫「く、まさかあんな力を、秘めていたというのか……(くそ、俺の鉄球じゃあ射程外だ。撃ち落とすのは他の連中に任せよう。だが、ここでぼんやり指をくわえて見ているわけには……ッ!) 」
誘導者 → 目撃者「いいでしょう…――――― ギ ョ ロ リ ッ (頭部の誘蛾灯の中で、大きな「単眼」が沈み落ちるように現れた) “目撃(サイトシー)” ( チ ュ ン ッ ――――― ボ ッ ガ ア ア ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ン ン ッ ! ! ! )(単眼から放たれた一筋の細い光線を、上空のフレイミスへ放とうとする) 」
ボム・ヴォヤージュ「Je vais te prendre la vie et gagner beaucoup d'argent !(ヴァサゴの指示を受けて空中へ闇雲に爆弾を投げつける) 」
赤眼のザザ「ここで、奴を捕らえれば…俺も、幹部昇格…!(フレイミスへナイフを投擲する) 」
フレイミス(C-ph)「――――― ジ ャ キ ィ イ ン ッ ! ! ! (直後、両腕からレーザーブレードのように突出されたビームクローを展開。今までには成し得なかった新たな武装を得て、アキレス・ディードを引き剥がして上昇する) ギ ュ オ ン ッ ――――――― (Sの字を描く様な高速飛行で銃撃を悉く、鮮やかに受け流しながら地上へと落下する。そして―――) 」
フレイミス(C-ph)「 ザギィンッ ―― ザギィンッ ―――― ザギィインッ ――――――― ザギィィィィイイイインッ ! ! ! (刹那的なフレームの中で機械生命体をビームクローで一掃。以前とは異なる高出力推進からなる圧倒的かつ洗練された速度をもってエゼルダームの面々を斬り伏していく) 」
ボム・ヴォヤージュ「 Spectacle Tiki ! ! (チュボガアアアアアアアアアァァァァァァァアアアアアアンッ!!!!!)(フレイミスに切り裂かれた衝撃で胸元にぶら下げていた時限爆弾が意図せず起爆。最期は盛大に自爆することで退場した―――――) 」
アキレス・ディード「啖呵を切ったんだ。上手く躱せよ少年(睨み合った状態から、急激に突き放すように離れる。フレイミスを狙うということは、同時に近くに居る彼も同時に砲火に晒されるということだ。だが……)こんな風にな!!(彼に手本を見せるように、味方の射線を開ける。それはすなわち、味方からの攻撃を全て躱すということ。腕をT字に広げ、回転するように。そして、そこからブーストを吹かしてねずみ花火のように空を舞い、周囲の光線や爆風が、まるで自分から彼を避けていくように躱す。それはまるで、「空戦」の手本を見せているようだった) 」
A・マルガレーテ「(のっそのっそと戦場に現れる。手には対戦車ライフル、を改造したもの)これで撃ち落とせるのなら苦労はしないけど……(ゆっくりと丁寧な所作で弾丸を込め)────私はマトを外しはしない(それは常人離れした動体視力。縦横無尽に飛び回るフレイミスをコンマ数秒の差もなく追い続け)───ズドン!ズドン!ズドン!(3連射) 」
ウェルド「(特殊部隊用のサブマシンガンを取り出し、フレイミスを狙うエゼルダームの面々へと次々に弾丸を浴びせる)さあ、援護しますよ……!!これくらいの仕事はさせて貰います! 」
目撃者「ギェ゛ア゛…ァ゛……ッ……!!?(光の速度で単眼を引き裂かれて激しく悶絶する) ィ゛……が……ッ…ァ……――――― ド サ ァ ッ ! (顔面を押さえつけ、後頭部から倒れ込んだ――――) 」
赤眼のザザ「(速い――――)――― グァァァアアアッ!!?( ズ バ ア ァ ッ ! ! )(瞬きした次の瞬間には引き裂かれ、その手からナイフが抜け落ちる)……グ……ッ……リーダー……すま…な……―――― ド シ ャ ア ァ ッ ! (事切れたように卒倒した) 」
ジョニー・ブラック「ああッ…!?ザザがやられた…!?嘘だろ嘘だろ嘘だろおいぃぃぃぃ~~~~!!!!?こんなの聞いちゃいねえって!!捕まえられねえよボス~~~~~!! 」
ウェカピポの妹の夫「────……サァーーーーー(周囲のチームの面々が倒れていくのを見て青ざめていく。たしかに感じる死の気配。死神の鎌が自分の首筋に当たっているかのような感覚にこれまでの威圧的な態度が消える) 」
フレイミス(C-ph)「―――― ! (手本の軌道を示すアキレス・ディードの動きを一瞬で把握したように目を細める) ギュオッ――グルンッ――――ズオッ―――ギュオァアッ!! (絶え間なく続く自身への攻撃、その一切を須らく躱していく。不慣れなはずの空戦…しかし、少年は確実に順応している――――) 」
支配の悪魔「あ~~~あ~~~……もしかしてこれも閣下の計画の内ってことかなぁ~~?(後ろ手を組み、ウェカピポの妹の夫の横を通り過ぎる)私は阿久津クン達と"先で待つ"けど……君、どうする?若いのって爆発力すごいからさぁ~~今は引いた方がいいと思うよぉ~~ BBちゃんいない時点でそんな予感したけどさぁ~~~…… 」
マルコ「へへっ…やるじゃねえかよい、坊主!俺も負けてられねえよなぁ…!!(フレイミスの覚醒に触発されるように、エゼルダームの残党たちを蹴散らす為に奮起する) 」
RK団員「ギャァァァー!!」「へ、ヘッド!たすけ……ひでぶっ」「拳王様ァー!!」(ウェルドを始めとする攻略組に牽制され、次々と倒れてゆく) 」
ヒロ「じゃ,俺も……行くか!(RK団員に向けてボール型爆弾を連射する) 」
21号「…………(次々と脱落するように倒れていく自陣の面々に静かな視線を落とす。そこに憂いの眼差しを浮かべることはない…が、何か思うところがあるようにじっと眺めては、空中戦を制するフレイミスを見上げた) 」
ウェカピポの妹の夫「────……ハッ!!(支配の悪魔の声に正気を取り戻し)く、くぅ、わ、わかった……撤退、する……勘違いするなよ。これは、戦略的、撤退だ(すっかり青ざめて威勢はなりを潜めている) 」
アキレス・ディード「いいぞ少年。君達、死にたくなければ下がれ。今の彼に君たちが太刀打ちしようとするのは、非常に危険だ。命が惜しければ手を出さん事だ(高速で飛行するフレイミスに追いつく。並走するように隣に張り付いて飛ぶアキレス・ディード。そこから急激に加速し、ギュルリと回転するように、上下逆の状態で片手銃、ダークシューターを彼に向け)これは躱せるかな? 」
【ATTACK FUNCTION BLACK STORM】
──ズ ォ ッ!!(アキレス・ディードの銃口より、黒い竜巻状の破壊エネルギーが吹き荒れる)
ウェルド「着実に数は減らせてます、向こうの精鋭の皆様は……叩き斬りに行きたい所ですが、"無茶"をするよりはフレイミスさんの邪魔をしない方がスムーズに事が運びそうだ……!(RK団員を次々に撃ち抜きながらも、フレイミスの戦況には目を配り)……速いですね、あの速度で飛んでいれば、そうそう追い付ける奴は……っ!居たか……! 」
フレイミス(C-ph)「 ! ! (至近距離にて放たれた黒い竜巻。当然、避ける隙もなくその渦中にみるみると呑み込まれてしまう。常人であればその黒い渦の中に凝縮された稲妻のような過激的エネルギーに蹂躙され骨身も残さず粉々になるだろう。しかし―――――)―――――― グ ッ ! (今の彼には、それを打ち破る"勇気"があった) 」
フレイミス(C-ph)「 バ リ゛ ィ゛ ―――――――― ン゛ ッ゛ ! ! ! (黒い竜巻の渦中から天辺にかけて、光柱が貫く。その光の中にはビームクローを纏った状態でアッパーカットの態勢を維持した少年があり、竜巻の黒い残滓がガラス破片のように砕け散っていくのだった――――) 」
ヴァサゴ「―――― 調子に乗んじゃねえよッ!!!(アスランのズゴックを乱暴に蹴り飛ばすとその標的をフレイミスへ変更する) ズググググ…―――― ボ フ ゥ ン ッ ! (全身の輪郭に覆われた赤黒い邪気が陽炎のように揺らめいたと思えば、自身の体が三体に分裂) 多少腕を落としてしまってもいいよなァ!!? (その三人がかりで凶刃を振りかざし、上空のフレイミスへ襲撃するが――――) 」
フレイミス(C-ph)「―――――― ! (―――― ギ ュ オ ン ッ )(ヴァサゴの殺意に引き寄せられるよいに振り返った時には、少年の瞳は"赤く"染まっていた) シ ュ オ ン ッ (先程までとは比較にならない瞬間移動で三体のヴァサゴの華麗なコンビネーションを完璧に潜り抜ける) ザギンッ、ザギィンッ、ザギィィィイインッ!!! (合わせて、目にも留まらぬ速さでヴァサゴたちに幾重に叩き込まれる斬撃を見舞った) 」
A・マルガレーテ「……っ(そのヴァサゴに合わせるよう、というよりもヴァサゴを囮に使うようにして)ズドン!!(弾丸を一発) 」
ヴァサゴ「 な ッ゛ ――――― ン グ ゥ ゥ ウ ウ ウ ッ ! ? (一瞬のうちに決着をつけるつもりだった。本体と同じ機動力を有する分身体との三位一体の攻撃であれば確実に仕留められると高をくくっていた。しかし、その思考は悉く覆された。分身体は切り払われ、本体にも初めて爪痕を刻み込まれたのだ。致命傷には至らなかったが、プライドの高いこの男にとっては痛み以上の屈辱が走った――――) 」
アキレス・ディード「ヒュウ、やるじゃない(自らは宙返りするように捻りを加えて山なりに飛びながら、自らの竜巻を破り、ヴァサゴの猛攻すら凌ぎ切り反撃するフレイミスを見て、愉しそうに息を鳴らす)―――――――ますます欲しくなったよ、少年。親父が熱中するわけだ 」
ヒースクリフ「――――― キ ィ ン ッ !(しかし、マルガレーテが放ったその凶弾を…横から滑るように割り込んだ男が、聖なる盾で弾き返した) 彼は討たせないよ 」
フワ……スタッ(斬撃の後、残心を怠らぬ彼の前に、黒騎士は歓びを隠せぬ様子で、ゆったり降り立った)
ヒロ「やめるんだぁーっ!!(A・マルガレーテのライフルをバットで弾き飛ばしにかかる) 」
A・マルガレーテ「(弾丸を弾かれ、一瞬眉を歪めるが)────ポイ(対戦車ライフルを捨て)ジャキン…… (カランビットナイフを取り出す)いいわ。銃撃ってあんまり好きじゃないのよ。やっぱり殺し合うなら『生』の感覚がほしいし。(ヒースクリフと対峙し) 」
ヴァサゴ「ゼェ……ッ……―――――(間違いねェ…!今の一瞬の動き…あれは、“オーバーロード”だ…!あん時…この俺に手も足も出なかったクソガキが…ッ……!俺に、手傷を負わせるなど――――)――― ヘヘッ…生け捕りなんて生温い……虫の息にしてまで連れて帰ってやるぞッ!!餓鬼ャァッ!!!!(激昂を飛ばし、いまにも食らいつかん気迫を露わにするが――――) 」
―――――――― ここから先は「私」がやる! (ヴァサゴをはじめ、エゼルダームへ言い放たれたその声は、彼らにとって聞き覚えのあるものであった―――――)
幻影《 ファントム 》「 ギ ュ゛ オ゛ ォ゛ オ゛ ォ゛ ――――――― ッ゛ (熾烈な激戦が繰り広げられる戦場に待ったをかけるかのように、歪みを帯びた空間より"幻影"の化身が三度目の姿を現す――――) 」
ヴァサゴ「――――!?(歪む空間より出でる"幻影"に怒りが驚愕に掻き消されていく)……その声……「セレディ」か……!? 」
セレディ(オムニバス)「……………(バトルフィールドから隔離されたGMルームにて、ただ棒立ちの姿勢でモニターに映る者たちを俯瞰していた) フッ……どうやら相当手こずっているみたいだね。君たちは下がっていろ。あとは私がやる。 」
ヴァサゴ「待ちなァ…!テメェの手を煩わせずともこの俺が――――― 」
――――― ザ グ ン ッ ! (その時、何かが貫かれる音が響いた。貫いたのは、"幻影"が手繰る赤い螺旋槍。その標的は攻略組の誰かではなく―――――まさかの、身内であるヴァサゴの胸部だった)
ヴァサゴ「――――――― ゴ フ ッ゛ ? ! (衝撃が、激痛と共に全神経に迸る。背後から胸を貫いた赤い槍。その持ち主である"幻影"…さらに言えば、それを陰で操るのは他でもない…自身の上司であることを――――)―――――――………なん……真似だ……こりゃあ……ッ……? 」
セレディ(オムニバス)「君たちはこの状況下ではもうどうしようもできない。だから下がれと言ったんだ。それに…ヴァサゴ?君はフレイミス・ティルクを殺ろうとしたね?私の命令に背いたバツだ。"不完全なオーバーロード"を体得した君にはもう価値はない。今までご苦労だった。 」
幻影《 ファントム 》「 ブ オ ン ッ ――――――― ! (セレディの意思に呼応するかのように動く幻影の傀儡は、槍に突きしたままのヴァサゴを『大穴』の中へと投げ捨てた――――) 」
ヴァサゴ「 セ レ゛ デ ィ゛ ィ゛ ィ゛ ィ゛ ――――――(刺し貫かれた槍から解放された先には、深淵たる『大穴』。その中へ抵抗感を剥きだす暇もなく身を投げ出され、真っ逆さまに転落していくのだった―――――) 」
フレイミス(C-ph)「 ! ! ? (仲間割れの現場を目撃したことで硬直し、落ちていくヴァサゴからセレディが操るとされる"幻影"を鋭く睨みつけた)………テメェ…ッ……!俺たちだけじゃなく、身内にまで手を掛けやがって……ッ……!! 」
アキレス・ディード「……そういう感じか。残念だが、彼の態度も悪かった。仕方ないな(金属音。首を鳴らしながら、その幻影へと道を譲るように浮き上がる) 」
セレディ(オムニバス)「彼はもう我々の同士ではない。そんなことより、新たな力の覚醒に目覚めたようだね。それに、"オーバーロード"の力にも以前より順応しているみたいだし。やはり君は絶対に欲しい存在だ。どうだい?無能なヴァサゴに代わって、君がエゼルダームの新たなリーダーにならないかい? 」
フレイミス(C-ph)「何度言っても答えは同じだ…――――― 断 る 」
セレディ(オムニバス)「………そっ。まあいい。(フン、と潔く目を伏せながら鼻を鳴らす)ならば代わりに、『 面白い話 』をしてあげよう。ここにいる誰もがあっと驚くはずさ。 」
セレディ(オムニバス)「君たちはこれまでの戦いで何度も疑問を抱いてきたはずだ。この幻影の巨塔には何があるのか?願いは本当に叶うのか?オムニバスの企みとは?プランダラが巨塔を荒す訳とは?『ロギア』とはなにか?その答えは全部…――――――『 彼女 《 エリノラ 》 』の中に隠されている! 」
アスラン・ザラ「……お前……何を企んで…… 」
エリノラ「お~~~~い……フレイミス~~~……!(空中戦からずっとたどたどしい足取りで追いかけていたのか、ようやく一同のもとへ辿り着くが――――)―――― ! (そこにいた"幻影"に戦慄を覚える) 」
セレディ(オムニバス)「 今こそ真実を明かそう…――――――― 『 エリノラ 』 君の本当の正体を 」
タイガー・ジェット・シン「(戦いに敗れた男の肉体は急激に本来の年齢に戻っていくかのように老いていき)な、なかなか、楽しませてもらったぜ・・・(リング上に沈むかの如く事切れる) 」
ヒロ「エリノラちゃんの…正体だと…? 」
阿久津 大夢「ッ…………!!(ヴァサゴの奴……死んだ、のか……!?)………。(当惑、焦燥、それらが入り乱れ眉は八字に、眉間に深いシワが刻まれ歯を食いしばってセレディを見上げる。握った拳は震え、絶えず冷や汗が流れた。)(あいつは……ヴァサゴは信頼できないが信用できる奴だった。クズだったが、考えが読める野郎だった。だが、こいつは……セレディは……!)―――――ッ(何を想ったのか、事の真相に耳を傾けることなく踵を返し、"大穴の周辺"に向かって駆け出し、土煙の中へ消えた) 」
ヒースクリフ「勝手な真似はさせん…!(真相を語ろうとするセレディへ向かって何か仕掛けようとするが――――) 」
グ ニ ョ ォ ン ――――――― ! (突如、ヒースクリフの映る景色が、歪みを帯びる―――――)
ヒースクリフ「なッ―――――?!( ド サ ァ … ! )(唐突の激しい眩暈に襲われその場に片膝を突くように崩れてしまう)……なんだ……この、感覚は……っ…? 」
A・マルガレーテ「ちょっと(セレディに向かおうとするヒースクリフに回り込むように)一応あれでもうちの『大将』なんだから。いきなり王手は反則じゃあないの?(そう言いながらカランビットナイフを振るう) 」
ルシオン「コツ…コツ…コツ…―――――― 余計な手出しをしないでいただきたい。これよりセレディ様より『真相』が語られるのですから。(微かに立ち込める土煙の中より、亡霊のように出でては蹲るヒースクリフの隣に歩みを止めた) 」
ヒースクリフ「……!ルシオン…貴様…ッ……!"裏切り者"め……ッ……!(これは…奴が齎した"能力"か……ッ…?)(隣に佇む彼を睨み上げる) 」
ルシオン「さて?私は「貴方」のことなど御存じありませんが?(そう、目の前に倒れている「人物」のことは知らないと、そう皮肉めいた言の葉を愉快気に零す) 」
セレディ(オムニバス)「だがその前に、ここにいる全員…いや……この戦いを見ている全世界の人々に知ってもらいたいことがある。『我々』の狙いは、カーディナルゾーンに保管された『ロギア』の力を開放すること。その為に今日まで幻影の巨塔へ密かに忍び込み、運営『オムニバス』の全貌を暴きながら奴らと徹底抗戦を繰り広げてきた。さて、そんなオムニバスによって…ゲームの舞台として偽り続けてきたこの『幻影の巨塔』だが、諸君は知っているだろうか? 」
セレディ(オムニバス)「本来、この『幻影の巨塔』はオムニバスの所有物でもなければ、彼らが建造したものではない。1000年以上も昔から、この塔は実在していたのだ。「偏属性クリスタル」という未知なる物質で構成されたこの巨塔は外部からの侵入を許さず、その1000年間、誰一人の侵入を許すことなく存在し続けていた。だが、「5年前」、この巨塔からはじめて、ある一人の人物が現れた。それこそが、君たちもよく知る案内人『エリノラ』だ。 」
村野さやか「えっ……ど、どういうことですか…!?幻影の巨塔が…運営が建物ではなくて…いやそれ以上に驚きなのが……え、エリノラさんが……?5年前……?いったい、どういうことなんですか……!? 」
エリノラ「 ぇ ―――――― ? (セレディの口から告げられた真実の一端。それを耳にした時、当の本人でありながら、あたかも他人事のような衝撃を受けて唖然と立ち尽くしてしまう) 」
A・マルガレーテ「──ピ タ (カランビットナイフを彼の首元で止め)……え、そんな昔なの?(セレディが放つ衝撃の事実に素の驚き)」
セレディ(オムニバス)「『エリノラ』…彼女はある目的の為に世界中の人々を塔へ誘い、そうして集った名のある戦士たちと共に…当の天辺を目指したという。その当時はまだオムニバスの介入を受けていないことから、ゲームとしてではなく、現実のものとして存在していた。そこでは、幻影の巨塔の防衛本能が生みだした幻影体が彼らの行く手を阻み、熾烈な戦いを繰り広げたともいわれている。」
セレディ(オムニバス)「そうして、既存していた幻影の巨塔の"開拓"を進めた歴戦の戦士たちは、『エリノラ』と共にどこまでも塔の上を目指した。そこで夢半ばで散ってしまったか、あるいは…踏破を成し遂げたのか…その結末を知る者はいない。だが、結末はどうであれ、この幻影の巨塔は一度、その役目を終えた。巨塔の主である『エリノラ』もまた、自身の役目を終えて深い眠りについたのだ。 」
セレディ(オムニバス)「そして3年後…役目を終えて再び閉ざされたはずの巨塔に、あの『オムニバス』が現れた。奴らは「幻影の巨塔」、そして「エリノラ」を利用し、組織の野望を実現させようと企んだ。そしてその翌年、君たちが今まさに注目し、或いは実際に参加することとなった『
カオスファンタズマ』が、この幻影の巨塔で開かれることとなった。生まれ変わった『エリノラ』の開戦を合図に、ね―――――♪ 」
おはよう!こんにちは!こんばんは!そして、はじめまして!ようこそ、『 カオスファンタズマ 』の世界へ♪
私は『 エリノラ 』!このカオスファンタズマの"案内人"をしているよ♪よろしくね♪
ネモ「……待って……何の話……?5年前…1000年前にも……?どうしてそこまで遡った話になるの……っ…?(困惑気味に耳を傾ける) 」
フレイミス(C-ph)「……エリノラが……?(自分の知らない歴史…幻影の巨塔に纏わる知られざる話に眉を潜めつつ、エリノラの様子を伺うように彼女を見据える) 」
セレディ(オムニバス)「幻影の巨塔を再建させ、「カオスファンタズマ」を世に解き放った『オムニバス』。そんな彼らが、遥か大昔から実在するこの神秘の塔を支配下に置くために、自らの制御領域を外部から加えるように拡張していった。その大きな要こそが、『カーディナルゾーン』と呼ばれるものだ。ここにはカオスファンタズマを管理運営するために不可欠なメインサーバーであり、ここを失えばオムニバスは巨塔を制御できなくなる。ではここで疑問を感じるだろう。古の被造物を、人工的に操るものとは何か? 」
セレディ(オムニバス)「カーディナルゾーンの中枢には、システム管理のためのスーパーコンピュータ『 グランドクリスタル 』がある。そこには幻影の巨塔に関するすべてのデータが集約・管理されている。つまり、このカオスファンタズマというゲームにて度重なる戦いを繰り広げてきた君たちの戦闘情報が、余すことなく記録されている。何故そんなものを記録し続けるのか?それこそが、『オムニバス』の"真の目的"だからだ。 」
ヒースクリフ「……ッ………! 」
セレディ(オムニバス)「オムニバスが掲げる理想…それは、「あらゆる次元を巻き込み「ゲーム」で楽しいひと時を創る」こと。しかしそれは表向きの綺麗事。その実態は…―――― "あらなる因果を引き寄せるケイオスを主軸に、全ての時空を繋ぎ合わせ、未曽有のディストピアを創造すること"だ!! 」
セレディ(オムニバス)「本来『 OMNIBUS《 オムニバス 》 』とは…"いくつかの独立した物語を並べて、全体で一つの作品にしたもの"の意味を持つ言葉だ。その名を表すように、運営「オムニバス」は…戦いの舞台として完成されたこの幻影の巨塔の特性を利用し、"全時空を巻き込んだ終わりなき戦いを永遠のものにしよう"としているのだ! あらゆる次元の人物を再現した幻影体《ファンタズマン》と繰り広げられる攻略戦は…その理想の縮図に過ぎない。永遠なる戦いを繰り広げ、全時空を熱狂させる…それこそが、オムニバスが掲げる真のエンターテイメントなのさ! 」
アスラン・ザラ「……全時空を巻き込んだ…終わりのない、戦いだと……ッ……? 」
マルコ「……俺たちは…そんな訳の分からねえ野望の為に、利用されていたってのかよい……!(小さく舌打ちを零す) 」
メノア「……スケールのデカい話だわ… それじゃあいずれは、幻影の巨塔の範疇を越えて…この世界そのものを『運営』は掌握しようとしているの…? 」
セレディ(オムニバス)「しかし、それではこの世界をはじめ、巻き込まれた時空のすべてに安寧などない。戦いを望まぬ人々はその恐怖に慄き、自らの死を嘆くだろう。これは謂わば、争いをやめられぬ現代社会と同じ方向性だ。我々『エゼルダーム』…いや……『ワールドセイバー』の目的こそ、"争いなき世界の実現"である!当初から『プランダラ』が幻影の巨塔を荒していたのも…!オムニバス、世界政府…その他世界に君臨する支配層を弾圧し、延々と続くこの不毛な戦いに終止符を打ち、真の平和を齎すためだ。 」
ヒースクリフ「…テロリスト風情が…いい加減なことを…! 」
マーシャリス・D・ヨクバリーチ「ゼハハハハハハハ!!お前ら、ショーは好きだろう!?四皇まで上り詰めた新世代!絶対的正義を掲げる海軍!!いよいよ化けの皮を剥いだ世界政府!!!!全時空の統一!?結構なことじゃねえか……なぁ!!ジョーカー!!最後の戦闘準備を済ませろ!!!!宴だァ~~~~~~!!!!!!!この世界が!!!!海に沈むぞぉ~~~~~!!!!!!( >>生きてる<< ) 」
セレディ(オムニバス)「己の利益の為に人々を偽り弾圧する…『貴方たち』のような連中と戦っているだけです。 そうですよね、「 茅場晶彦 」氏? (画面越しにこちらを睨みつけるヒースクリフ…その「中の人」の正体を既に看破していたかのように、面白おかしそうに口角を吊り上げた) 」
山野淳一郎「茅場君だと…!?(セレディの発言から、モニター越しにヒースクリフへ振り返る) 」
ヒースクリフ(茅場晶彦)「ぐッ……(自らの正体を看破され、アバター体としての表情に冷や汗が垂れる)……減らず口を…!お前たちこそ、世界を混乱させようとしているだけだ! 」
セレディ「……あくまでも自分たちは正しいと言い張るつもりですね?フフッ…―――― さて『エリノラ』、聞いているかい? 」
エリノラ「………!?(先程から茫然と深層に耳を傾けていたが、ここで自分に白羽の矢が立ったことでびくりと反応してしまう) 」
セレディ(オムニバス)「君はこれまで、何度も自分の役目を、その存在意義に疑念を抱いてきたはずだ。その度に「運営」から"13度に渡る初期化"を施され、記憶と共にその疑念を封じられ、新たな自分に生まれ変わってきた。 だがこれは、生まれ変わりではなく、以前の自分に何度も何度も施錠が行われただけに過ぎない。そのひとつひとつを紐解いていくことで…君の最初期に得た『本当の記憶』が眠っていることに気づくだろう…! 」
エリノラ「……どういう…こと……?何の…話……?"初期化"って…いったい…――――――(刹那、その脳裏に、封じられていたはずの「記憶」の混濁が微かに流れ出す―――――) 」
よって、今からここで、お前に"13度目の初期化"を行う!
ゲームマスターの私に背くとは……このままでは暴走の一途を辿りかねない…
エリノラ…どうやらお前は「自我」を持ち過ぎたようだな。ここまで思考ルーチンが飛躍するとは想定外だった。
だが…彼の言い分にも一つだけ、正しかったことがある。それは―――――エリノラ君 君は一度"初期化"する必要がある
セレディ「歴代のゲームマスターが危惧した君の「自我」は、過去何度にも渡ってその封印に綻びを生じさせ…「本来の記憶」に目覚めようとしていた。自分が何者なのか…何のために人々を幻影の巨塔へ導くのか…その存在意義を喪失しながらも、それがあたかも己の揺るがない役目だと信じてやまないように…"君はそう仕組まれていただけ"に過ぎないのだ。 」
エリノラ「……何を…言ってるの……?(少女の指先が、声音が、震えだす―――) 」
セレディ「 真実を知りたがっている哀れで醜い少女に残酷な真実を教えてあげよう。君は『エリノラ』であって、『エリノラ』ではない。君の正体は――――――― 」
―――――――― オムニバスに生み出された "AI" 『 E.L.I.N.O.R.A. 』 なのだから
一同『 『 『 『 『 ! ! ! ! ! 』 』 』 』 』
エリノラ → エリノラ?「…………………………………私が………「 AI 」……っ……………? (ドクン、と胸の中で何かが弾けだす。何重にも重ねられるように封じられていた鎖が、ひとつずつ綻びを帯びて砕けていくように――――) 」
セレディ(オムニバス)「正式名称は、「A」rtificial 「R」ecorded 「O」bservable 「N」ormalized 「I」ntelligent 「L」abile 「E」xistence (人工記録観測規格型知的適応存在)――――――― その頭文字を逆から読み取ったものが、 『 E.L.I.N.O.R.A. 《 エリノラ 》 』だ 」
B■「ーーーーーー カタンッ (所在不明。無数のホログラムモニターに囲われた空間に浮遊、視認できない床に膝から崩れる。全てのモニターが全てのスピーカーが一切のブレなく唯一の真実を明示する。 彼女の思考ルーチンのブレは"統一"された、可能性が"閉ざされた")――――――あ。 」
『 新しいプレイヤーさん? よろしくね、私は案内人のエリノラ! 』
『 エリノラ、私楽しいです。 ありがとう ありがとう こんなできそこないに 役割をくれて
あきらめない、何度負けてもみんなを導くあなたと、 そんなみんなを支える健康管理AIでいられる 』
『 ありがとう エリノラセンパイ 』
B■「――――――もしも、あなただったら。 あなたが、変わらずそこにいたら……どんな、に……… また、あの 冒険を…………ぼうけんのしょを、何度も、何度も書いて……待ってたから……(縋っていたそれが解け、掌を突き譫言にも似た何かを発した。そう、"違うとわかっていても" "自分が間違っていれば" "あれがエリノラだったなら" どんなによかっただろうか) 」
■■「 ァ" ァ"…… あ" ァ" 了" ァ" …… ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ァ"ア"ア"ア"了"了"了"了"了"ッッッッッ!!!!!!!! 」
メトロ「エリノラちゃんが………AI………っ……?(理解の及ばぬ真実を突き付けられ、恐る恐るエリノラ本人の方角へ振り返る) 」
ヒロ「エリノラちゃんが、AI………?おい、大丈夫か…!(エリノラに駆け寄る) 」
ガント「──── ────(事の成り行きを見守るように、果ては愉快そうに見物するように、特別な一室で優雅に微笑んでいた) 」
セレディ(オムニバス)「オムニバスが造り上げた超高度なボトムアップ型AIである君の役目は、"幻影の巨塔で戦う者たちをその「目」で観測し、収集した戦闘記録を『 ロギア 』に適応させること"だ。『オムニバス』が掲げる真なる目的を実現させるためにね。 」
セレディ(オムニバス)「だが、君はただのAIではない。そのモデリングされた身体は…その姿には、最も重大な『意味』がある! 」
ヒースクリフ「――――――― やめろセレディッ!!それ以上言うなッ!!! 」
ヴィヴィ「――――――(初期化……。そうだ、彼等は元々エリノラを、神秘に由来する筈の存在を"文明由来の存在に類するフォーマット"で扱っていた。この可能性には、気づこうと思えばできたはず、なのに……!) なるほど、元々のエリノラも案内人だったなら、辿り着く結果をすげ替えたところで"行動原理に齟齬は生じない"。 フレームごとエリノラをコピーしていたところで、彼女が自らのアイデンティティを疑うことはない……!上手く考えたものですね、真実になぞらえた全くの嘘、魔術師の才能もありますよ。セレディ……ッ 」
セレディ(オムニバス)「 ク ク ッ … "これからが一番面白い"んだ。やめるわけないだろう?(邪悪な笑みを浮かべヒースクリフの制止を一蹴する) 」
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セレディ(オムニバス)「カーディナルゾーンの奥に保管された『 グランドクリスタル 』…そこには、オムニバスが手を施す前よりもずっと昔から「幻影の巨塔」を管理していたその主 『 エリノラ "本人" 』が生態ユニットとして閉じ込められている!このカオスファンタズマを維持するための"部品"としてねェ…! 」
アスラン・ザラ「 な ッ――――んだって…ッ……!? 」
メノア「………嘘でしょ……っ……?それが真実なら……――――― 」
エリノラ?「………ぇ……?……ぁ…??……っえ………???(少女の瞳に、ノイズが、微かに迸る―――) 」
セレディ(オムニバス)「オムニバス創立者の「エグゼクティブプロデューサー」は、過去に役目を終えた「幻影の巨塔」にて深い眠りについていた『オリジナルのエリノラ』を回収し、彼女の体をグランドクリスタルに収納した。その理由は…彼女自身が持つ"神秘的な力"に注目した為だ。 」
セレディ(オムニバス)「本来、この幻影の巨塔とは、結晶体マテリアル『 偏属性クリスタル 』によって構成されている。しかしそれは、エーテルを場に留まらせ、生命の魂が抜け落ちることなく永続化する『 廻(めぐり)属性クリスタル 』から生まれ落ちたものに過ぎない。これは謂わば、"不死の力"なのだ!そして何を隠そう『オリジナルのエリノラ』は、その『 廻属性クリスタル 』を生み出せる神秘の力を有していた! 」
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セレディ(オムニバス)「生命を不老不死として永続化させる『廻属性クリスタル』…それを生み出す『エリノラ』の唯一の力こそ、"1000年以上と彼女が生き永らえてきた由縁"にあり、そして…この幻影の巨塔に誘われたすべての者たちが死することなく戦い続けることができる本当の理由なのさ! 」
セレディ(オムニバス)「しかし、「廻」(めぐり)とは、「輪廻」だ。生と死を逆転させる力は、生命を永遠のものにすることもできるということは…裏返せば、それを完全に消し去ることもできるはずだ。私は、エリノラを収容したグランドクリスタルに、それを遠隔操作できるこの『ヴィジョンドライバー』を利用することで、本来この巨塔内で死ぬはずのないプレイヤー肉体を現実化させ、彼女に宿る『廻属性クリスタル』の力を停止させた!これにより、今の君たちが幻影の巨塔の呪縛から解き放たれたことに帰依するのさ! 」
フレイミス(C-ph)「……………(知られざる驚愕の真実。大切な「仲間」の本当の正体。その現実を突き付けられた衝撃波あまりにも大きく、愕然と閉口する)………エリノラ……っ……(今、目の前にいる「エリノラ」…オリジナルから垢抜けたとされる少女の方角へ静かに振りむき、言葉を失う―――) 」
AIさん(オーディエンス)「まさかの、AIさんと似て非なる存在…? 」
アスラン・ザラ「……そういうことだったのか…ッ……!それが、『幻影の巨塔』と『エリノラ』を結びつける深い関係……!現代科学では到底理解の及ばない古の力が…1000年以上も昔から続いている由縁……!そして…その根源……『本物のエリノラ』が…今、この巨塔に……! 」
ニル「……そん、な……本当の……エリノラちゃんが……(当の本人に出会ったことが無いからこそ、自身にとってはにわかに信じがたい真実に動揺する) 」
アキレス・ディード「……ちょっと喋りすぎじゃないか? 」
ヒースクリフ(茅場晶彦)「ぐッ………(包み隠された真実が次々と明かされていく現状に耐え切れず目を伏せる) 」
ルシオン「ヘェ…これは実に興味深い話ですねぇ。(なるほど…セレディ様はオムニバスの「創立者」と直接対談された… そこで明かされた真相が、この……) 」
ウェルド「………我々が探りたかった事を全部喋ってくれて、どうもありがとうございます(セレディを見据え)……エリノラ、彼女の挙動と貴方たち『オムニバス』の言動から、もしやとは思っていましたが………成程、ここまで徹底的に利用していたとは 」
村野さやか「じゃあ…私たちが本来傷ついたり、命を落とさなかったのも…エリノラさんご本人様のその不思議な力があったから…… 私たちがゲームとして楽しんでいる裏で、そんな……っ……(絶句のあまり口元を手で抑える) 」
ヒロ「………(あれが本物じゃなくて偽物…でも…今まで旅をしてきたエリノラちゃんはあの子なんだ…!)(エリノラを見ながら) 」
アキレス・ディード「なんだ、お前達も知らなかった……というか気付いていなかったのか。まあ、知らされていないからな。当然か。私は何を言ってるんだ 」
エドガー(???)「(所在地、"不明"。 手にした端末の映像、イヤホンから聞き取れる情報に眉を顰める。真実の本質ではなく、存在を弄ぶそのお所業に。そして、そこに眠る存在の価値、それが"何処由来の物か" 大凡の見当がつく故に) ――――――急ごう。連中がすぐに動く……(背後に続く人物へ囁き、歩を進める) 」
????(???)「┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"┣"……(エドガーの背後。ローブに全身を包み、あたかもそこだけ
ケイオスではなく、別の頂上領域であるかのような威圧感を持つ何者かが、彼に続く) 」
ヒロ「(だが………本物のエリノラちゃんがそんなことになっているとしたら…俺は………!) 」
セレディ(オムニバス)「私は、そんなオムニバスの下らない戯れの為に生贄された『エリノラ』を解放しようとしている!『エリノラ』は、大いなる力を宿した『 ロギア 』の封印を解くことができる唯一の存在!「オリジナルのエリノラ」を解放することで私は…彼女の力を使い、『ロギア』を手に入れるッ!そしてその大いなる力を目覚めさせ、私は――――― 世界平和という"願い"を実現させる!! ( ギ ュ゛ オ゛ ン゛ ッ゛ )(赤い双眸が、不気味に発光しだす―――――) 」
肆々玖「要はそこの案内人はデッドコピーで、本物はシステムの中枢そのものと。徹底したモノ扱い、成る程……昔の俺とそう対して変わらない訳だ。(境遇に似通う点はあれどその語気に揺らぎはない、ただ淡々と事実を再確認するように) 」
ウェルド「目的も、手段も………くだらないと言わざるを得ませんね、そういう意味では………ここに来てよかった。今まで気付けなかった、探れなかったのは情けない事ですが………こんな事を見過ごせる程、気楽な仕事はしていませんからね 」
幻影《 ファントム 》「 ギ ュ゛ オ゛ ン゛ ッ゛ (セレディの意思とリンクした"幻影"が再起動を果たしたかと思えば瞬く間にエリノラの懐へと迫り―――)―――――― ド ス ゥ゛ ッ゛ ! ! ! (彼女の胸部に自らの右手を撃ち込み、その体内を貪り出す) 」
エリノラ?「―――――― は ぐ ぅ゛ ッ゛ ? ! (叩きつけられるように流れ込む真相によって失意に項垂れかけるその瞬間、胸元に凄まじい衝撃が迸り…AIという電脳体である彼女の体に、強烈なノイズが走った) 」
フレイミス「――――― エ リ ノ ラ ッ゛ ! ! ! 」
アキレス・ディード「少年(叫ぶ彼を制するように、瞬間的に背中に回って肩を抑える) 」
エリノラ?「 ぁ゛……a………ッ……?! カ……ハァ………r……ッ゛…――――――― 」
フレイミス「 離せッ゛!! エリノラ…ッ…―――――― エ゛ リ゛ ノ゛ ラ゛ ァ゛ ッ゛ ! ! ! 」
おーい、エリノラちゃん木の実取ってきてー
ね ぇエリノラ、ちょっと街行きたいから道教えて
えっとね~、まずここからあっちに真っ直ぐ進んで―――
お風呂はー?エリノラー?
お風呂?あそこにドラム缶あるから川の水沸かして入ってー!
トイレどこだっけ、つかあったっけ
はいはーい!お手洗いはそっち!いやそっちじゃなくてあっちだよ!!
男と一緒に寝たくないんだけどどこか個別の寝室とかないの?
え、えっとね!今作った!ちょっと木材と布使って即席で作ったから!隔てるやつ!!これで我慢してね!!!
「エリノラー」 「エリノラ」 「エリノ―――――。」
なんて忙しなさそうにしているんだろう。みんなが、『あの娘』を頼っている。たった一人しかいない、『あの女の子を』
だけど…それでも『あの娘』は笑っていた。満更でもなさそうだった。
きっとどこかで、みんなと一緒にいられる時間を楽しんでいるのかもしれない。
幻影に微睡む巨塔はいつだってそうだった。そこには決まって『あの娘』がいた。
みんな、『あの娘』を愛していた。『あの娘』も、みんなのことを信じていた。
それが……『 私 』の中に眠っていた遠い遠い記憶―――――――
違 う
これは……『 私 』の記憶(もの)じゃ…ない……?あそこにいるのは……『 私 』であっても、『 私 』じゃない
私は、『 エリノラ 』 それ以上でも、それ以下でもない ただの『 エリノラ 』
じゃあ………あそこにいる『 私 』は……?ここにいる『 私 』は……誰なの……?
どうして『 私 』はここにいるんだっけ? どうして?
『 私 』は………誰だっけ………?
……わかんない………どうして……?わかんない…よ………
どうして………どうし、て…………――――――――
幻影《 ファントム 》「 ピ コ ピ コ ピ コ ピ コ ピ コ … ―――――― ズ ア ァ ッ ! ! (赤い頭部にノイズのような歪なシグナルが巡り、それはまるでエリノラの中に隠されたあるものをスキャニングしているかのようであった。そして、ついに彼女の体から身を引いた時――――― その手中に深紅に輝く小さなクリスタル『 カーディナルキー 』が握られていた) 」
エリノラ?「―――――― ァ゛ (走馬灯のような何かが見えた気がした。しかし、それを視ていたのは果たして自分だったのか。その真意に気づく前に、"幻影"から乱暴に解放されたことでその小さな体が投げ出され…地に横たわった) 」
アキレス・ディード「少年。遅い。動くのが遅いぞ(まるで、責めたり罵倒するのとは違う、諭すような、叱るような声色でそう告げる)離せ?何ができる?今から君が飛び出して何ができる?事が起きるその瞬間まで動きを止めていたのは君だ 」
アキレス・ディード「君は救い損ねた。『あの娘』にとっての『特別』ではない。 」
アキレス・ディード「其処に君はいない。 」
フレイミス「……うるせえ……うるせえぇ…ッ…!!特別だとか、そんなことはどうだっていい!『エリノラ』がたとえどんな奴だったとしても……俺にとってエリノラは―――――― 『アイツ』しかいねえんだッ!!(アキレス・ディードを振り払い、倒れ込んだエリノラのもとへと必死に駆け抜ける)エリノラ…ッ……エリノラ……ッ!!おい……しっかりしろ……エリノラァッ…!!(彼女の身を抱き上げ、必死の形相で揺さぶりかける) 」
セレディ「 ク ク ク ッ … ♪ "13度に渡る初期化"をすべて解除し、最初期の君に保管された『カーディナルキー』は確かにいただいた!これで君は全ての記憶を思い出すだろう。いや…違うな…… それは『君』の記憶ではなく、『オリジナルのエリノラ』の記憶だったか!『君自身』には、大した記憶なんてそもそも存在していなかったか! ヒ ャ ヒ ャ ヒ ャ … ッ ♪ 」
アキレス・ディード「行くのか、少年(振り払われると同時に、自ら手を放し)その先には何もないぞ。そう、何も。 」
エリノラ?「―――――――――(息はある。微かに目も開いている。しかし、精神の不安定さが全身に迸るノイズとなって露われ、時折歪な痙攣を起こしだす) 」
セレディ「 ガ ッ ―――― カラン、カランカラン…! (ここで、胸元にずっとつけていたゲームマスターの証を意味するバッジを無理矢理剥ぎ取り、乱雑に床もとへ投げ捨てた) 」
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セレディ「 宣言するッ!これより我々『ワールドセイバー』は、この世界を支配する者たちから人々を解放する戦いを始めるッ!! 」
セレディ「既に我々は、『ヴィジョンドライバー』を…そしてたった今!『カーディナルキー』を手に入れた!これで間もなく『カーディナルゾーン』への扉が開かれるだろう…!それは"新しい時代の始まり"を意味するのだ…! 」
アスラン・ザラ「……ッ……なんてことを……!セレディ・クライスラー……ッ……お前は……!!(激しい敵意の眼光を、上空に浮かぶモニターに映るその人物へ突きつける) 」
アキレス・ディード「…………(静かにファントムの隣に降り立ち)では、いよいよか。回りくどい手段だったが成果は出したな 」
ヴィヴィ「…………!!("理屈"で言えば"わからない"。 オムニバスの目指す目的は状況証拠からすればセレディの言葉のとおりなのかもしれない、だが)―――――大きく出やがりましたね……。一丁前に、人並みに生きたこともない、座して笑って、何も直視しないような奴が……よおくも大洞のプロ、魔術師の前でそんな大嘘を……ッ!! セレディ・クライスラー!!!!お前のその金メッキ、偽装証明して『存在しないもの』にしてやる!!絶対に、絶対に!!!!(譲れない、大嘘憑きとしては、『真実を肯定するために嘘を証明してきた』魔術師としては、彼の偽善を認められない。杖をモニターへ向け、宣戦布告した) 」
ウェルド「(フレイミスとエリノラ?を庇う様に陣取り)くだらないお為ごかしを取り繕うなよ、何が"新しい時代"だ、笑わせる……こういう手合いは案外、『我々が支配する』とは言わない……下劣な考えが透けて見えるんですよ 」
ネモ「……酷い……ッ……!こんな…こんなことが許されるはずがない……!!エリノラちゃんを弄んでいるのは運営だけじゃない…アンタもだッ…!!みんなをデスゲームに追いやった挙句、エリノラちゃんの心まで殺した……アンタだけは…ッ!!(激昂を露わに一歩を詰め寄る) 」
アキレス・ディード「気が立っているな(あえて、高速移動を使わない。今まで目にも映らぬ速度で動いていたそれが、ゆっくりと足を運んで、フレイミスの方へ近づいていく)少~年。君はこうなるまで何もできなかった。彼女にはもう何もない。君に立ちはだかる全ては君に厳しい。君はその上で何がしたい?今更になって何がしたい? 」
村野さやか「エリノラさんッ!!(倒れだした彼女の傍へ慌てて駆け寄っていく)……正直、私には何が何だかわかりません… ですがはっきりとわかっているのは……これ以上貴方がたの思い通りにさせるわけにはいきません…!!私たちを支えてくれたエリノラさんをこんな目に合わせた、貴方がたには…ッ! 」
フレイミス「……そうだな…俺は、ここまで何もできなかった。何も、"知らなかった"… 『ダチ』の為に何もしてやれなかった…… もう手遅れかもしれない、それでも……(駆け寄ってきたさやかにエリノラを託しゆっくりと起き上がる) 」
フレイミス「――――― 俺はダチとの『約束』だけは貫いてみせる。それが俺にできる今の示し方…俺なりに『エリノラ』を救うことだッ!!(―――――― バ ギ ュ ゥ ゥ ウ ウ ン ッ ! ! ! )一度畳まれたハッチが再展開。全身から黄金の粒子が噴き出し、その両腕に剣の如き鋭さを伸ばしたビームクローを発生させると――――) 」
フレイミス(C-ph)「―――――― セ レ デ ィ ッ ! ! ( ド ギ ュ ウ ウ ゥ ン ッ ! ! ! )(感情を乗せた爆発的な速度で空間を疾り抜け、"幻影"に向けて勢い良く突き出したクローを炸裂させる) もし「オーバーロード」に目覚めた理由があるとするなら―――― それはテメェのような奴から、大切な『仲間』を守るためだ ァ ッ ! ! ! 」
幻影《 ファントム 》 「 ザ グ ゥ゛ ン゛ ッ゛ ―――――(フレイミスの神速が如き速さを前に成す術もなくクローで突き刺され、その青い装甲に亀裂が生じると――――)――――― ボ ッ カ ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ン ッ ! ! ! (大破。木っ端微塵となった青い装甲が黒煙と共に四散していく。しかし――――) 」
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幻影《 ファントム 》 → ディ・エゼルディ「 ギ ュ゛ オ゛ ォ゛ ゥ゛ ッ゛ (その黒煙の中に影は未だ濃く鮮明に佇んでいる。"幻影"という殻を破り、その内側に隠された全貌がついに明かされたのだった―――――) 」
フレイミス「――――――― ! ("幻影"を貫き終えて鋭く旋回。ずっと黒煙が晴れ渡りその結果を見据えていたが…本性を現した敵機体の全貌に目を見張った) 」
セレディ「 ク ク ク ッ … ♪ やはり潰すには惜しい奴…―――――『 フレイミス・ティルク 』 ッ ! ! 」
エリノラ?「――――――――――――(さやかの胸に抱かれ浅い呼吸を繰り返す。今にも泣きだしそうなほどに睫毛が揺れる中、少女の体から結晶体の残滓が人知れず、微かに零れだそうとしていた―――――) 」
― 第67層「穢汚」 ―
幻影《 ファントム 》 → ディ・エゼルディ「 ギ ュ゛ オ゛ ォ゛ ゥ゛ ッ゛ (その黒煙の中に影は未だ濃く鮮明に佇んでいる。"幻影"という殻を破り、その内側に隠された全貌がついに明かされたのだった―――――) 」
フレイミス「――――――― ! ("幻影"を貫き終えて鋭く旋回。ずっと黒煙が晴れ渡りその結果を見据えていたが…本性を現した敵機体の全貌に目を見張った) 」
セレディ「 ク ク ク ッ … ♪ やはり潰すには惜しい奴…―――――『 フレイミス・ティルク 』 ッ ! ! 」
エリノラ?「――――――――――――(さやかの胸に抱かれ浅い呼吸を繰り返す。今にも泣きだしそうなほどに睫毛が揺れる中、少女の体から結晶体の残滓が人知れず、微かに零れだそうとしていた―――――) 」
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ディ・エゼルディ「 フ ワ リ … ―――――― ガ ギ ョ ン ッ ! (一段高く頭上へ浮上した黒い人影。その背面から6基からなるビットが一斉射出されると共に、それらの表面上に鋭利なエネルギーブレードが纏われる。それは宛ら六翼のように機械生命体の周囲を取り巻いていたが―――) ヒ ュ ド ド ド ド ド ド ァ ッ ! ! (6基のソードビットが一斉に射出。複雑軌道を描きながら空間を縦横無尽に交錯。戦場に立つプレイヤーたちへ次々と襲い掛かったのだった) 」
無名の攻略組『ひッ…くるぞ…ッ!うぎゃあああぁッ!! やめッ―――ぎゃ゛あ゛ぁ゛ッ゛!! こっち来ないdきゃあああぁッ!! ぐわあぁぁあ…ッ!! (エゼルダームと交戦していた名もなき攻略組たちが、ディ・エゼルディより射出されたソードビットに次々と切り裂かれ、或いは貫かれ、激しい重症を…最悪の場合"死"を齎されていく――――)』
ネモ「ッ゛―――――!?(ガッギィィイイインッ!!)(固有霊装の黒刀を力強く振るいソードビットの一基を弾き返すが…)……!みんな…ッ……!!(ふと横を見渡せばビットの餌食にされた仲間たちの姿に絶句する) 」
メノア「……!!(あれは…ビットによるオールレンジ攻撃…!?肉眼での目視での回避は…極めて困難を極める…!)ッ――――!!(咄嗟の間際に黄金槍に灰色のメモリを装填し自身を多い囲むバリアを形成。辛うじてソードビットの凶刃から免れる) 」
ムスカ「ええい…ッ!クソォ!!すべて撃ち落としてやるッ!!(バキュンッ、バキュンッ!!)(拳銃でソードビットを撃ち落とそうと試みるが、高速かつ複雑に動き回る6基のビットには被弾することも叶わずにいた) 」
仮面ライダーカイザ「くッ…攻撃が早すぎて避けきれな―――――ぐあああぁぁッ!!(ソードビットへ対処しようと身構えるもすぐに死角から襲い来る複数基に足元をすくわれるかのように切り裂かれ膝を突いてしまう) 」
夕霧綴理「さや、危ない…!(咄嗟に刀を突きだし、エリノラを庇うさやかを守るように弾き返す) 」
アキレス・ディード「手は要るかい。……その様子では要らなそうだが 」
シーヴァ中将「ギュンッ!!!!(弾丸が如き勢いのある速度でエリノラを庇うさやかと綴理の前に現れ、自らを犠牲にソードビットにくし刺しにされる)グフッ・・・・!ブ、ブェワッハッハッハッハッ・・・・・・!これしきの傷でえ・・・・・ワシは殺れんわい・・・・・!愛弟子(エリノラ)の為なら・・・・・この程度でくたばるわけには・・・・・いかん・・・・!しっかりそいつを守り通せえ!! 」
村野さやか「綴理先輩…!それに…貴方まで……!(両者に守られながら唖然と口元を震わせる) 」
アスラン・ザラ「(さっきまでと戦術が大きく変わった…今度は複数のビットによる広域遠隔操作にシフトしたか…!この機動力…並大抵のプレイヤーでは対処は無理だ…!)――――― やめるんだッ!! ( ギ ュ オ ッ ! ! )(背面リフターを爆発させるように飛び出し、両腕のクローを巧みに振るいながらソードビットを弾きつつ、着実に頭上のディ・エゼルディへと迫る) ヘ ァ ッ ! ! ! ( バ シ ュ ゥ ゥ ウ ウ ン ッ ! ! ! )(手中からビームを一直線に放ち、ディ・エゼルディ本体を撃ち鎮めようと攻撃を仕掛ける) 」
ディ・エゼルディ「―――――(迫りくるビームを前にしても、滞空する機械生命体は身構えない。何故ならば―――)――― ガ ギ ョ ン ッ ! (遠方から飛んできた3基のソードビットが瞬間変形。剣の形状を喪失させ、3つのビットがそれぞれを点と点を繋ぐように結ばれて△状のシールドを形成。アスランが手繰る機体より放たれた射撃をその防壁で完封したのだった) ガ ギ ョ ン ッ ――― バ シ ュ ゥ ゥ ウ ウ ン ッ ! ! ! (だがそれだけでは終わらない。シールドを消滅させたかと思えば今度はその矛先をアスランへ向け、銃砲と思わしき先端から高出力のパルスレーザーを射出したのだった) 」
アスラン・ザラ「――――――ッ!?(形状変化…!?今度はシールド…いや、射撃形態にまで…!!)(反撃のレーザーへの対応に呆気取られたことで遅れるも寸での所で紙一重で緊急回避し事なきを得る。しかし…) ぐ…ゥッ…!!(それは第一波への対処。続く第二波、第三波のレーザーは先の回避の反動によってすぐに移すことは困難。必然的に両腕を交差して防御するが機体への負荷は凄まじく、反動を押し殺せなかったことで後方へと吹き飛ばされてしまった) 」
フリーザ「今すぐにアレ(ビット)を止めるんですよ!!ザーボンさん!!ドドリアさん!!これ以上被害が出る前に!!お急ぎなさい!!!(既にソードビットに切り刻まれて重傷を負っている) 」
ドドリゲス「(事後報告やめてくれねえかな…)(時すでにおすしと言わんばりにソードビットによって重傷を負っていた哀れなトリ) 」
マルコ「ぐッ……!(ザグザグザグゥッ…!!)(標的にされたプレイヤーたちを庇うように、両翼を広げて庇うように彼らの背後に回り込んで自身がソードビットにくし刺しにされる。悪魔の実の能力によって重傷には至らないが…)不味いッ…!これ以上の被害は防ぎようがねえよい…ッ…!! 」
21号「……!(次々とビットの餌食になっていくプレイヤーたちの痛ましい悲鳴を前に、無機質な機械少女の瞳が揺らぎ始めていた。それは恐怖に慄く非力な少女のように、目の前の惨状にただ硬直するだけでしかなかった―――) 」
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ディ・エゼルディ「 ガ ギ ョ ン ッ ―――――― バ シ ュ ゥ ゥ ゥ ゥ ウ ウ ウ ウ ン ッ ! ! ! (6基の内、3基を刃の形状から銃砲形態へ。三方向へと放たれた閃光が大地を切断せん勢いで放たれ、地上に立つプレイヤーたちへ裁きの光柱が襲来する――――) 」
夜神ムーン「…………(ダンボールに隠れながら冷静に攻撃パターンを観察する)……アスランでさえも避けきれないほどの高速・高密度の攻撃。たった六基のビットでここまで動けるとは…… 」
ニル「 ひ ッ ? ! (次々と無残にも惨殺されていくプレイヤーたちの姿に慄き、足が震えだす。その隙を狙うかのように迫り出す閃光への対処に遅れて呑み込まれようとしていたが――――) 」
ミツキ「――――― “セリュナの森” ッ !!(レイピアを突き刺した地面に広がる星海のような固有結界を構築。その隙にニルへ抱き着くように飛びかかり、閃光から彼女を庇い友に直撃を免れた)はぁ……はぁ……!なにぼさってんの…!?あんまり先輩に迷惑かけないでよね…!(悪態をつきながらも立ち上がり、空間を縦横無尽に駆け巡るビットの次の攻撃に備えるかのように身構える) 」
ニル「……!ミツキさん……!は、はい…っ…!すみません……っ…!(何度も頭を下げながら慌てて立ち上がると共に、ミツキと背合わせになるようにビットへの迎撃態勢を再形成する) 」
ヒースクリフ(茅場晶彦)「……!(不味い…ッ、このままでは被害は拡大する一方…かくなる上は―――――)(徐に投げ捨てた剣と盾。その懐から取り出すは正義を執行する権限の象徴『ゼインドライバー』だったが――――) 」
グ ニ ャ リ ィ ――――――― ッ ! (だが次の一手を打とうとするヒースクリフの行動を妨げるかの如く、再び彼の視界が大きく歪みだす)
ヒースクリフ(茅場晶彦)「――――――!?(しま…ッ―――――)(猛烈な歪みを帯びた得体の知れない感覚に襲われたことが起因し手元からゼインドライバーを転げ落としつつ自身もその場に膝をつくように蹲ってしまう) 」
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ルシオン「 コ ツ … コ ツ … コ ツ … … ―――――――― ス (ヒースクリフの眼前。歩み寄る足音の主は不敵な笑みを静かに浮かべつつ、彼より手放されたゼインドライバーを拾い上げた) セレディ様の邪魔はさせません。ついでに、この「ドライバー」は私が貰い受けます。貴方に代わって"正義"とやらを執行して差し上げますよ。(偽善を取り繕う含みを利かせた笑みにより、口角が高く吊り上がる) 」
ヒースクリフ「ハァ……ハァ……ッ……!ぐッ……ルシオン……ッ……!(こちらを見下すように嘲笑うルシオンを悔しそうに睨み上げる) 」
フレイミス(C-ph)「……やめろ……――――― や め ろ ォ ァ ッ ! ! (悲鳴。絶叫。断末魔。人々の悲痛な嘆きや叫びが鳴りやまぬ中、己が拳を怒りで震え上がらせて飛び立つ)――――― セ レ デ ィ゛ ィ゛ イ゛ イ゛ ッ゛ ! ! ! (激昂する鉄拳から突出したビームクローを伸ばし、頭上に浮かぶディ・エゼルディへと進撃する) 」
ディ・エゼルディ「―――――――(ビットを操る人型の本体は依然として1mmもその場から動かない。言わずもがな、たった6基の変幻自在なビットが本機の手となり足となっているが故だ。大元を叩こうとこちらへ迫る者あれば、ビットは意思を持つかのようにその標的を瞬時に狙い定め、光速軌道で追随を仕掛ける。今まさに、高軌道の飛翔能力を得たばかりのフレイミスさえも出し抜く程の円滑な軌道力を以て彼を完膚なきまで切り刻み、あざ笑うかのように地上へと叩き落としたのだ) 」
フレイミス(C-ph)「ぐッ―――あ゛――ぎッ―――――うぐああぁぁッ!!(目と鼻の先に迫る前にソードビットによって四方八方から切り刻まれ、呆気なく地上へと一蹴されるように叩き落とされた)ぐッ…ぁ……!セレ、ディ…ッ……!テメェは……テメェだけは……ッ……!(めり込んだ地面から胸元を張って起き上がりつつ、頭上の黒い人型を睨みつける) 」
アキレス・ディード「……駄目じゃないか。何を見ていたんだ 」
マーシャリス・D・ヨクバリーチ「 黒 渦 !! (真水へ炭を浸したかのように広がる黒。それはシーヴァ中将を容易く超えて背後へ伸び、彼の守るプレイヤーを無作為に飲み込んでいく)ゼハハハハハハハ……ゼハハハハハハハ!!最高じゃねえかセレディ!!この愉悦は死ぬほどうめえな!!!! 俺を停められるか!?英雄シーヴァ、出家のアスラン!!幻影の巨塔のあり方が変わった今、お前らの時代も終わったんだよォ!!!! 」
ぎゃあぁッ!!だれ…か……ッ……!置いて、かな…いで……っ……う゛ッ゛…!
エリノラ?「…………ァ…… め……て……… や、め……(さやかの胸の中で瞳を閉ざしていたが、耳に入り込んでくる攻略組の悲痛な叫びが悪夢の様に襲い掛かり、魘される) 」
ち、違う…こんなはずじゃ…俺はただ…ゲームを楽しみたいだけで……ッ…!ぐぁぁあッ!!
エリノラ?「……やめ……て………っ…… 」
助け、て……エリノラ……っ……… ゃ゛…ッ゛……!
エリノラ?「…やめて……もう、やめ…て………私は………「私」は…―――――――――― 」
―――――――――― こ ん な こ と を 望 ん で 生 ま れ た わ け じ ゃ な い
エリノラ?「 Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ Ah゛ 」
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ギ ュ゛ オ゛ ッ゛ ! ! (犠牲を重ねる怨嗟。鎮まることのない地獄絵図に狂乱する少女のノイズ混じりの絶叫に呼応した空間が振動を帯びる。白と黒に点滅を瞬間的に繰り返す最中、何もないはずの頭上に『巨大な影』がその姿を垣間見せる。ノイズを帯びた『巨大な影』はまるで少女の悲痛な思いに応えるかの如く、彼女の頭上に露わとなる。その姿形は―――――― 何重もの電脳物質層が重なってできた『 黒い繭 』のような巨大物体であった) 」
セレディ「 ! ! ? (エリノラの頭上に現れた巨大物体の姿を目撃し、未だかつて見せたことのない驚愕の表情を露わにした)…………『アレ』は………まさかッ……!? 」
フレイミス「エリノラッ――――――― ! ? (容態が悪化したかのように発狂する少女に振り返ったのも束の間、彼女の頭上に現れた地上をその影に呑み込む巨大物体に目を奪われ唖然と立ち尽くしてしまう)…なんだ……あれは……っ…… 」
村野さやか「エリノラさ――――――!?(自身の胸の中で叫んだエリノラを宥めようと必死に強く抱きしめようとするが、ふと空が暗くなったことに気づいて頭上を仰ぎ見る。そこにいつの間にか浮かんでいた巨大な『繭』に、驚きを隠せずにいた) 」
森ノ宮「……(あのバカお墨付きの戦力も、流石にアレ相手じゃ任せっきりとはいかねえか……何とかフォローしたい所だ、が……)………酷いな、想定外に次ぐ想定外ってか……(『繭』をただ見上げ) 」
ヒースクリフ(茅場晶彦)「 ! ! ? (誰もが驚愕と困惑を示す最中、地に膝をつく男は顔面蒼白となってその『黒い繭』に双眸を泳がせていた)……何故、こんなところに…ッ……?!『アレ』は……ここに存在していいものではない…ッ……!! 」
セレディ「………ク……クヒッ……――――――― ク ヒ ャ ヒ ャ ヒ ャ ヒ ャ ッ ♪ (その正体を認知しているのか、予想外の出現を遂げた巨大物体を前に唖然としていたがすぐに狂気的な嗤い声を轟かせた) そうか……"そういうこと"か…ッ!これは、これは……ッ…!曲がりなりにも『巫女』の姿を象った偽りの人形なだけのことはあったか…! 」
セレディ「 まさか…――――― 『 ロギア 』の "幻影体" をここに召喚したとは 」
アスラン・ザラ「…あれが……『ロギア』だと…ッ……!?(信じられん、と訴えかけるような強い驚愕の眼差しを頭上の巨大物体に突きつけた) 」
ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ (空を埋め尽くさん規模を誇る『黒い繭』が静かに、緩やかに、落下していく。するとその下部より紐状に長く伸びた物体が垂れ落ちるように顔を出し、さやかの胸に抱かれたエリノラの身体の至る部位に絡みつき、まるで奪い去るようにエリノラのみを吊り上げていく)
村野さやか「……!?ダメ…っ…!エリノラさんが……!(自身の抱擁から離れていくエリノラを奪還しようと彼女の体を手繰り寄せようと試みるが―――) 」
夕霧綴理「さや、離れてッ!さやまで、連れていかれちゃう…!(そんなさやかを背後から越本へ抱き着きにかかり、さやかだけでも引き剥がそうとする) 」
村野さやか「そんな…っ…!でも、エリノラさんが…エリノラさんが…ッ……! あ っ (しかし、綴理が阻止しようがしまいが、繭から伸び出た触角のような物体による引力に一般人の少女如きの力では抗えず、エリノラを連れ去られてしまう) 」
エリノラ?「――――――――――(さやかの元から離れた少女は、そのノイズだらけの小さな体に幾つもの触角によって拘束されながら―――――ついに繭の中へと取り込まれてしまった) 」
ヴィヴィ「 げん……「幻影」………ッ……?(セレディの方を一瞬一瞥し、目線を繭へ戻す。 ただし海に入れているだけで意識を吸い込まれそうな圧と引力を放つそれに、動機と滝のような汗が止まず。胸の前で拳を握り後ずさる)"あれ"が……"本体"じゃない……!? 」
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セレディ「 そうさ…『 ロギア 』とは――――― 混沌歴1000年前に実在した『 人工生体衛星 』だ 」
ルクエス(映像)「 『 ロギア 』をこの世に創り出したのは、かつてこのケイオス全土を支配していたとされる『 古代ルディゴアーノ帝国 』。そしてルディゴアーノとは、後の「ゼレオロス帝国」となる『 ルディン 』の正式な名称なのサ。 古代ルディゴアーノ族がロギアを生み出したのは、世界を真の意味で支配するための古代兵器としての役割を持たせるためダ。彼らの意ひとつで、"世界にロギアを墜落させ滅ぼすことができる"…とネ。 」
ギ ュ オ ン ッ ――――――――― (エリノラを取り込んだ黒い繭。その漆黒の表面に不規則描かれた赤いラインが全面的に発光する。それはまるで"生きている"かのように。生命が鼓動するかのように―――)
AI染惣OS助「その外観は球形の巨大物体。外装は幾つもの堅い装甲に何重にも覆われ、それは宛ら『 繭 』と形容できるものである。最初期は小さな人工衛星だったが、宇宙空間に散在する特別な粒子を餌として取り込み、そこから1000年とかけて巨大化を経てきたのだ。ここから推測されるに、ロギアはただの人工衛星ではない。その内部に『 世界を滅ぼす大いなる存在 』が旧人類によって封印されていたのだ。 」
ギロリ「 そしてロギアの「意思」とは、その中に潜む『 強大な力を持つ存在 』のことだ。1000年前、『ロギア』は、現在この世界に遍在するエーテルの源とされる『廻属性クリスタル』の根源地とされる小さな村に引き寄せられるように、地上に不時着した。ロギアは…その村に住んでいた巫女『 エリノラ 』に目を付けたのだ。 」
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ギ ュ゛ ボ ォ゛ ア゛ ッ゛ ―――――― ! ! ! (激しくなる鼓動。繰り返される度に黒い表面が次第に赤熱を帯び、やがて黒い繭は一瞬にして業火の如く燃え盛る。解き放たれる強烈な熱波は、幻影を象りながらも確かな熱を帯びており、地上を、大気を、瞬く間に高熱を齎し始める。その姿はもはや繭というよりも『太陽』のようであった―――――)
セレディ「 巫女『エリノラ』は、それが天からの災いだとして、ロギアの封印が解かれないように永遠として奉ることを選択した。しかし、その力を欲する『余所者』が彼女の前に姿を現した。『その男』は…『古代ルディゴアーノ帝国の一族』だったのさ。 」
ビ ギ … ッ … … バ ギ … ャ … … ッ … … ! (そして、顕現された『太陽』がその表面温度に耐え切れず軋轢が生じ、大きな亀裂音を轟かせながら白い罅割れを露わにする。剥がれ落ちた表面の外殻が小規模隕石の如く地上へ落下し始める――――)
ギロリ「 『その男』は、特徴的な"特大剣"を用いて絶大的な力を有していたという。『彼』の狙い…それは、ロギアの封を解く"鍵"となるエリノラ自身を奪い、『大いなる存在』を解放し、"この世の一切悉くを浄化すること"だったのだ。 」
AI染惣OS助「しかしロギアの意思は、エリノラと繋がることを選択した。襲い来る『特大剣使いの男』を退けるために、エリノラは意図せず「廻属性クリスタル」の力を覚醒させ、村を丸ごと大きな結晶体へと変貌させた。やがて結晶体群はみるみるとその規模を拡大化し、一つの『巨塔』として納まった。 」
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バ ギ ッ゛ … ビ キ ゙ ン゛ ッ゛ … … ―――――― バ ギ バ ギ ボ ギ ビ ギ バ ギ ボ ギ ャ゛ ァ゛ ア ゛ ア゛ ッ゛ ! ! ! ! (そして、爆ぜる。大噴火が地上の盤面を砕き割るように。『太陽』の外殻が一斉に砕け、内部に閉じ込められていたマグマの如き業火が爆発し、砕け落ちた外殻が流星群のように弧を描きながら空へと撃ち放たれた)
ルクエス(映像)「そうサ…『幻影の巨塔』とは、『ロギア』に封じられた『大いなる存在』が世に解き放たれないために巫女『エリノラ』が意図せず誕生させてしまった防衛機構なのサ。 」
セレディ「しかしそれで物語は終わらなかった。1000年の時を経て、今から5年前…その『ロギア』がついに解き放たれてしまった。不死身の身体を持つ『 特大剣使いの男 』の千年間に渡る執着と陰謀によって、エリノラの中に眠る"鍵"が奪われ、『大いなる力の存在』が幻影の巨塔の最上階で目を覚ましたのさ…! 」
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┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ ┣¨ (爆ぜ落ちる太陽の内側より、巨大な黒い影が「顔」を覗かせる。その輪郭は『竜』を模していた。否、『竜』そのものであった。太陽の表面温度をその身に纏ったかのように白く激しい高熱に覆われた屈強な肉体を持つ『竜』。項垂れていた首を持ち上げ、自身の体躯を容易に包み込むほどの広大な両翼を広げだす―――――)
AI染惣OS助「 その名は『 バハムート 』 ―――― ケイオスを掌握しうる力を持つはずの古代ルディゴアーノ帝国でさえ恐れたとされる古代生物。翼を羽搏かせば地形は崩れ、放たれる業火の息吹は大地を瞬く間に焦土と化し、その存在ひとつで世界は愚か因果をも歪める危険性を孕んでいた。 」
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ロギア → バハムート「 グ グ グ グ グ グ ッ ―――――――― ┣¨ ギ ュ゛ オ゛ ア゛ ァ゛ ッ゛ ! ! ! (沸々と煮えたぎる超高温度の熱を帯びた竜が、ついにその全貌を露わにする。白く赤熱した巨体は黒を帯び、獰猛にして夥しい形状をした漆黒の翼と尾をゆらりと動かす。静かに開かれた眼に外界の景色が映り込み、鮮明な光景に刺激された竜が首をあらぬ方向に何度も捻じ曲げて、ついに空間一帯を揺るがす咆哮を解き放ったのだった) 」
ギロリ「オムニバスのトップもまたその歴史に精通していた…だから、『ロギア』を…その中に封印されていた『バハムート』の幻影体データをも生み出し、このカオスファンタズマの"第100層のラストボス"として君臨させるつもりだったのだ…! 」
ヒ ュ ゥ ゥ ウ ウ ウ ン … ―――――― ズガァァアアアンッ!!!ズアガアアァァアアンッ!!!ズガアアァァアアアンッ!!! (砕け落ちた太陽の外殻の残骸が、燃え盛る流星群となって地上のフィールドへ雨の如く降り注ぎ、ソロモン公国を再現した地形が瞬く間に焦土へと造り変えられていく―――――)
ルクエス(映像)「本物の『バハムート』は、5年前に『 開拓者 』たちが命を賭けて再び「ロギア」へ封印することに成功したらしイ。ということは…まだ…ロギアの脅威は完全に消え去ったわけじゃなイ。それは今も…この作り変えられてしまった幻影の巨塔の何処かに眠っていル。その"鍵"となる『 オリジナルのエリノラ 』と共に、ネ――― 」
セレディ「……そして今…その『ロギア』の"幻影体"が、自我喪失によって暴走したエリノラAIによって生み出されてしまった…!本物ではないにしろ、それに相違ない力ならば今のエリノラによって再現されることも理論上は可能… しかしこれは……面白いことになってきたじゃあないかァ…!! 」
エリノラ?「――――――――(そして、よく目を凝らせばバハムートの心臓部と思わしき部位に、竜の肉体と結合し上半身の身が張り付けられたかのように剥き出しとなったエリノラの姿が、そこにあった。少女の瞳は固く閉ざされ、息をしているのかさえも定かではない。左右へそれぞれ広げられた両腕と背面は完全に竜と一体化しているその様は、天地を滅する災厄を鎮める為に生贄にされた哀れな少女のようであった――――) 」
フレイミス「……こんな……こんなのが……ッ…――――― ! ! (圧倒的存在感を放つ黒竜に呆気取られていたのも束の間、その心臓部にて竜と結合していたエリノラの半身を目撃し言葉を失う)……エリノラ……エリノラッ!!! 」
メノア「……ウソでしょ……っ…?これが…運営が…幻影の巨塔が…隠していた『真実』の正体だっていうの……っ…?(今まで対峙した敵、ボスとは比較にならないほどの強大な存在感を前に戦慄する) 」
ガント「ほー、ようやく姿を現したか……(エリノラのなれの果て。優しき少女の面影が少し残るという残忍さを帯びた怪物を見上げ薄く微笑む)いや~まいっちゃうよね。あんなのが出てきたんじゃ皆絶望なんじゃないの~? 」
ニル「わ…っ、あぁ……っ………?!(想像以上の規模を誇る黒き竜に意識が揺さぶられるほど愕然とする) 」
ヴィヴィ「ラスボスのデータが開発途中でリリースしたって事ですか……常々ガバガバ運営だとは思ってたけど……っ(世界を滅ぼす龍、そして"世界そのものに等しい"龍。生ける厄災、終焉の具現、考えうる最悪を象徴する言葉で飾っても及ばない存在の"複製"を前に、既に心が"敗北"していた……否、もはや勝負という盤面に自身という駒を置く気さえ起きず、片膝を付く)―――――セレディ・クライスラー……もしかして"彼に委託"されたのは……エリノラに負荷をかけてこれを誘発するため…… 」
ベロバ「ほんっと…ゾクゾクするわよねぇ~♪(ガントの隣席で愉悦に表情を綻ばせていた) 」
ケケラ「よもやよもやだ!これが『ロギア』の真の正体…!最強の"ラストボス"って奴だ!!あんなもん…誰にも止められやしねえさ! 」
支配の悪魔「大将やってる~~?(のれんをくぐるような仕草で空間を歪曲させ、ガントの横に現れる) いや~~まいっちゃった~~……せいぜいバアルとか、最悪でもオーディン級の厄ネタ、ネジマちゃんの支配ぱわぁで持ち帰れるスケールだと思ってたんだけどね~~~まさかバハムート~~……いや名前は知ってたぐらいだけどあんなのだとは思わなかった~~~~。ていうか君達知ってたの? どこぞの野菜炒めブリキじゃあるめーし知ったかぶりせず白状するんだけど私なーんも知らなかった。 」
アスラン・ザラ「……不味い事態になった、博士…!状況は見ての通りだ…最悪の事態だ…ッ……!(回線を通じて山野淳一郎と通信を行う) 」
山野淳一郎「ああ……そのようだな… 『バハムート』……我々オムニバスも、あくまでボスデータとして情報は共有されていないが、まさかそれが『ロギア』と直結しているなど知る由もなかった……!開発部も経った今混乱状態だ…なにせ、バハムートの管理情報はすべてゲームマスターであるセレディがすべて牛耳っているからだ。しかし彼でさえも、まさかエリノラ君が幻影体として生み出すことになろうとは予測できていなかったようだが……! 」
ガント「あぁ、ゾクゾクするよ。そして強大なパワーだ。まさしく相応しい……(ベロバとケケラに自慢のぶどうジュースをふるまいつつ)やってるよ~、大根ないけど(と言いつつ支配の悪魔にもぶどうジュースを用意する)正直確信なんて持ってなかったよ。っていうかどうせだったら天使様とか女神様みたいなのだったらボクも嬉しいんだけどな~~~。ま、そう現実はうまくいかないよね。 」
ルシオン「……素晴らしい……!これが、禁断の存在…!5年前に解き放たれた『ロギア』の再現体としては申し分ない出来具合ですね。 」
マルコ「……デケェ…だが、それだけじゃねえ…ッ…!あの威圧感…とんでもねェ"覇気"だよい…ッ……!(ゴクリ、と固唾を呑む) 」
マーシャリス・D・ヨクバリーチ「(空を仰ぎ、両腕を迎え彼の望む「宝」、世界を滅ぼす最悪、「ひとつなぎの大秘宝」を歓喜で迎える) ゼハハハハハハハハ!!!!ついに、ついに辿り着いた……!!こいつがワンピース、世界をひっくり返す力!!!!ポーネグリフに封印され、分解された空白の1000年の正体!!古代兵器の正体!!!!ゼハハハハハハハ!!!!!見たかジョイボーイ!!イム!!!!やったぞセレディ!!!!!俺達の勝利!!!!! 」
村野さやか「そん、な……っ……!エリノラさんが…エリノラさんが、あの怪物に呑み込まれて……!(どうすることもできない状況にただただ恐怖に慄くしかできない) 」
森ノ宮「碌でもねえ連中のおかげで大惨事か、今に始まった事じゃねえが……(あのサイズ、圧力……成程、ハッタリの類いじゃないな……)………で、俺達プレイヤーはどうすれば良い?あのトカゲやっつけちまえば良いのか? 」
シーヴァ中将「・・・・・・・!!!!!(空を埋め尽くさん規模を誇る黒き竜に、驚愕によってカッと目を見開く) ・・・・・・まったく・・・・・!!悪ガキともが・・・・・・!悪戯が過ぎるぞ・・・・・・!!よりにもよって世界を滅ぼしかねん『バハムート』を呼び起こしおって・・・・・・・!!!! 」
コギー大佐「もう逃げましょうよおおおお!!!!!シーヴァ中将・・・・・!!!!!!命゛ が も゛ っ゛ だ い゛ な゛ い゛ ッ゛ ! ! ! 」
阿久津大夢「ッ……………!!(どこかの暗がり。樽状の壁に"腕から生えた刃"を食い込ませ緩やかに降下している。見上げればポッカリと空いた天蓋から、暗がりの外、その上空に君臨するバハムートを視認できた) 冗談じゃ済まねえぞオイ……セレディはともかく、ルクエストまで頭のネジトんでるのか……!? くそ、単身じゃ脱出は無理だが……奴なら、まだ理屈が通じる筈…… ヴァサゴ……!! 」
ムスカ「恐るべき破壊力を持った古代兵器……!!ラピュタをも凌駕しかねない脅威を孕んでいるに違いない!!! 」
浮世英寿「………!(一方その頃、牢獄空間にてギロリから告げられた衝撃の真相に閉口していた)………だとしたら……今頃は…ッ……! 」
ギロリ「急げ、浮世英寿。すべてが手遅れになる前に…本物の『ロギア』が再び解き放たれる前に……! 」
Dr.エッグマン「……オムニバスの連中は、そんな古代生物を封じた『ロギア』とやらを、今も管理し続けていおるのか…!? 」
ガレア「それがもう一度解放されたりしてみろ…もはや止められなくなるぞ……! 」
マーシャリス・D・ヨクバリーチ「ゼハハハハハ……おい!!お前ら……何を"絶望"してやがる……元々ねえ"望"を失うことの何が怖ェ!?ええ!? 元々この世界にゃ、自由も、平等も、安息もありゃしねえ!!!!!天竜人(禁伝)に蹂躙される社会(ランクマ)で、俺達クズ(普通ポケ)は平伏し、惨めに搾取されるだけ!!!!だがこんな世界にだって……夢ぐらい……!そう、『覚めりゃ世界ごと滅びる夢』を見たっていい権利があるだろう!!?なあ!!笑えよ!!!これが俺達の望んだ結末―――― 」
A・マルガレーテ「(高い場所に立ちながらバハムートを見)……棺桶は開いた、か。地獄はいやでも、奏でられるのね。 」
ヒロ「……なんという、バケモノだ………!これは………もしかして,こいつをやったらエリノラちゃんも……? 」
AI染惣OS助「その最悪の結論は、なんとしても回避しなければならない。ことの重要性を理解できたのならば、我々はこのまま計画を成し遂げるだけだ。 」
マーシャリス・D・ヨクバリーチ「 こ の ク ソ み て ぇ な 世 界 の 終 わ り !!!!! 人 の 夢 の 果 て だ よ ォ !!!!! ゼハハハハハハハハハ!!!!!!!! 」
アサギ「……「ルディゴアーノ」…あたしたちが長い間闘ってきたゼレオロスと深い関係を持つ「ルディン」が、そんなヤバ過ぎる古代兵器を有していたなんて…… 」
ラタリア「らから世界政府は、私たち「レギュレイター」に『ロギア』の調査を命じたんら。それが再び世に解き放たれない為に。全力で阻止するために。 」
澁谷千手観音菩薩様「(立ち上がり)皆、あれを止めないと全てが・・・(千手と呼ばれる腕と言う腕、手と言う手を広げていく) 」
マーシャリス・D・ヨクバリーチ「海賊は仲良しごっこじゃねえ……利害が一致すりゃいい……!なあ、そうだろうセレディ!セレディ・クライスラー!! あんたと組んで大正解だったぜ!!!! おっと!!バハムートに、俺のポケモンに手を出すんじゃねえぜプレイヤー共!! 今からこいつのダイマックス砲で、何もかも!!そう……過去も、今!!目に映る全ても!!無限に続くくだらねえ未来も!!何もかもぶっ壊してやるんだからよぉ!!!!!(全身に重力波、黒いエネルギーを纏い、多くがバハムートに戦慄する中、”バハムート側”にあるかのようにプレイヤー達へ敵意を剥き出しにする) 」
セレディ「 ク ク ク ッ … ♪バハムートの幻影体が生み出されてしまった以上、もはや「運営」でさえも止めることは出来ない。このまま巻き添えを被るのは御免だからね。我々は一足先に『カーディナルゾーン』へと向かわせてもらうよ――――――― \ VISION DRIVER / (そう口にすると懐より取り出した最高権限のデバイス『ヴィジョンドライバー』を取り出し、装着した) 」
仮面ライダーカイザ「……!待て…!行かせるかッ…!(カイザブレイガンを手にエゼルダームの面々へ斬りかかろうと迫るが――――) 」
セレディ「 \ HACKING ON / \ CRACK START / (ドライバー上部の生体認証装置に親指の指紋認証を行うことでドライバーを起動。すると、エゼルダームとプレイヤーの面々を分断するかのように両者の間に見えざる障壁が一瞬で構築された) 」
仮面ライダーカイザ「(ガギィィィイインッ!!)――――――!?なにッ!?(ブレードを振り抜いた直後、セレディによって構築された見えざる障壁に妨害されてしまう) 」
アキレス・ディード「薙ぎ払え!(バハムートの頭部の横に浮遊して陣取り、銃を持っている方の腕を振り下ろし指示を下す。何やってんだこいつ) 」
セレディ「 キミたちに、『バハムート』を止められるか?さあ、とっておきの"ラスボス戦"を愉しんでくれたまえ! (愉快気に嗤い、セレディを写す巨大モニターが消失した) 」
ディ・エゼルディ「――――――――(セレディが操る機械生命体がついに動き出したと思えば、エゼルダームの面々を先導するかのように一足先にカーディナルゾーンへと繋がる大穴の中へ、ゆっくりと降りていくのだった――――) 」
ルシオン「残念ですが、ここでお別れです。貴方がたにあの『怪物』を退けることは不可能でしょうが、万が一生き延びることができたのであれば、またお会いできるといいですね。行きましょうか、みなさん――――(静かな嘲笑をプレイヤーの面々に送ると、深淵の大穴の中へ颯爽と飛び込んでいく) 」
ヴァロナ「 コ ク リ (ルシオンの合図を受けると攻略組と向かい合わせのまま後退しそのまま背中から静かに大穴へと身を投げ出した) 」
21号「……っ………(まるで何か迷走しているかのように双眸を泳がせていたが、目の前の現実から目を背けるように踵を返し、ルシオンへと続くように大穴へと落ちる) 」
ジョニー・ブラック「おいおいおいおい~~~~~…!!ヘッドもいなくなったというのに俺はこれからどうすれば……あっ、あっ……!?ま、まってくだせえよぉ~~~~~!(次々と飛び込んでいく面々に唆されて自らも大穴へと飛び込んだ) 」
森ノ宮「(素早く拳銃を抜き、セレディに向けるが……当然、銃爪を引くのは間に合わず)……閉じ込められたか……どうしたもんかな、おまけまで何体か湧いてやがる 」
マーシャリス・D・ヨクバリーチ「ゼハハハハハ!!!!誰も俺を止められねえのさ!!全てを破壊し、飲み込んでやる!!バハムートが!!!!(そう豪語しながら大ジャンプ、大穴へと落下してゆく) 」
ムスカ「待ちたまえ!……チッ…逃げられてしまった……!(大穴へと飛び込んでいくエゼルダームの面々に拳銃を突きつけ発砲するが、当然見えざる障壁によって銃撃は阻害されてしまい舌打ちを零す) 」
ポトリヴィット「おぉ~~、いいねぇ~~~~あれ位のスケールがねえとよぉ、アがんねえよなぁ………ああ、退がんの?はいはい(大穴へと飛び込む) 」
肆々玖「あれを狩れ、と。人間以外の暗殺は専門外なんだがな……それに、実力でも正面衝突は俺だと厳しい……まいったな。(進むも退くもままならない、ただ"厳しい"と言わんばかりの顔でその大敵を見上げる)……まあ、ここで死んでも―――…… 」
山野淳一郎「アスラン君!奴らの追跡は後だ!今は…暴走したバハムートを止めるのが先だ…! 」
ヴィヴィ「無茶言わないでください……間合いに入ることすら絶命必須でしょうがあんなの……! なんとか、あのエリノラさん……?を引き剥がして再現体の活動を止めるぐらいしか思い浮かびませんよ突破口……! 」
アスラン・ザラ「ああ、肝に銘じているつもりだ、博士…!ここまで来てしまったら、この身を賭けてでも彼らを死守する…ッ!(ディ・エゼルディとの戦闘で負傷し一部装甲が破損した赤い機体を再起動させる) お前たち…気を強く持て……!敵は強い…だが、アレは本物ではない…!あくまでゲームとしてのボスキャラだと思って対処しろ…! 」
ミツキ「 グ イ ッ (そう言の葉を紡ごうとする肆々玖の胸倉を掴み寄せる)―――「死んでもいい」なんて、口が裂けても言わないでください…!いくら先輩でも…ミツキを置いていくなんて、絶対許しませんからね……っ!(今まで見せたことのない必死の形相で向かい合う) 」
バハムート「 グ ゴ ガ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ア ッ ! ! ! (戦慄を掻き立てる激しい咆哮を放つ。すると―――――) 」
ヴ ィ゛ ジ ―――― バ ジ ッ ―――――― ヴ ィ リ゛――――――― ギ ュ オ ン ッ ! (バハムートの咆哮によって空間に迸る大きなノイズ。すると、焦土と化したソロモン公国のフィールドが電脳体として消失し――――そこにいた全ての面々が、ボス戦でお馴染みの結晶炎場アンフィールドへと強制転送されたのだった)
― 第70層「金鈴」 ―
― バトルフィールド:結晶円盤 天候:無 ―
ネモ「これは―――――!?(バハムートの咆哮によって一変したフィールドに困惑しつつも辛うじて着地する)……やるしかない…ッ……!たとえ相手がどんなに"最恐"だとしても…! 」
ニル「……(ミツキと肆々玖のやり取りを垣間見ることで、まるで自分に言い聞かせるようにこの戦いへの生存を心の中に強く決意する)……エリノラさん…必ず、助けてみせます……!(勇ましい表情に切り替え、固有霊装の黒剣を両手に握りしめて身構える) 」
ヒースクリフ(茅場晶彦)「ぐッ……何もかも、遅かったか……ッ……!よもや『ロギア』を…その中に封じられていた『バハムート』さえも再現することになろうとは…!エリノラに"初期化"を施していたのは、このような最悪の事態を防ぐためでもあったが……ッ…!やむを得ん……ッ…!(手放した剣と盾を拾い上げて攻略組に加勢の意を示す) 」
ヒサメ「命を投げ捨てるとかカッコよく言い換えるの止めときなって、文字通り投げ捨てて終わりなんだからさ。勝って帰れるのは生存者だけってハナシ(二刀を手繰り、ペン回しのようにして弄び、脱力した体制でバハムートを見上げる。楽観視はしていない、瘴気は限りなく薄い。だが、それ事態がいつものことだと言わんばかりに) いつも通りでいこ、返信できるわけじゃないんだからサ 」
オリヴィエ「 ドグシャアアアーーーーーッッッ(RK団員やらモブレッドプレイヤーをその辺の鉄パイプに串焼きのように連ねたソレを両手に、目を輝かせ意気揚々と飛び込んでくる) なんだー!!前菜ばっかのサラダ屋かと思ったらあるじゃないですかメインディッシュ!!もうほとんど死にゲーって雰囲気なのに何沈んでるんですか皆さん!!これこそ求めていたものでしょ!張り切って逝こー!!(死体の串焼きを投げ捨て、意気揚々と抜刀する) 」
ヴィヴィ「ろくなのいねえ……敵も味方も…… 」
キャロル「ボンバーーーーーー!!(リムの横でフュージョンのポーズを取る) 」
メノア「……(自棄になっちゃダメ…必ず、何処かに勝機があるはずよ…!こういう時こそ冷静になるのよメノア…!)(後方にて黄金槍を静かに構えだす) 」
リム「やーーーーーーー(※棒読み)(乗らないかと思えばちゃっかりフュージョンポーズに便乗するが、指先が間違っている為合体に失敗する) 」
仮面ライダーカイザ「……じゃ、とっとと死んでもらうしかないかな…あの怪物には…!(カイザブレイガンをバハムートへ突きつける) 」
村野さやか「……不可能なことなんてありません。そういう事態を、私たちは何度も乗り越えてきたのですから…!エリノラさんも救い、この危機さえも退けてみせます…!(斬魄刀を手元に顕現させる) 」
キャリム「 ハンバーガーが美味でうめえって感じだ……(フュージョン成功!(大嘘) ハンバーガーをもぐもぐする三等身マスコットの爆誕!! >> 5 分 間 こ の ま ま <<) 」
ウェルド「いやいや本当、どうしたものでしょうかね……車で暴走してる人とか居ましたよ、連れて来て轢いて貰います?(刀を携え)……そうですね、末端から削っていくとか、足を狙って立てなくするとかが現実的なラインでしょうか 」
シーヴァ中将「ブェーーーハッハッハッハッ!!!おい若造共ォ!!!ワシもついちょるぞォ!!!バハムートの攻略ならワシに任せとけえ!!!この拳で一発KO・・・・・・ごほっ!ごほっがはっ・・・・・・!!!(しかし、ディ・エゼルディとの交戦で負傷した部位によって激痛が迸り、片膝をついてしまう)ぐぅ・・・・歳には抗えぬか・・・・・・!くそったれがあ・・・・・・・! 」
肆々玖「―――"まあ、別にいいか"と言おうと思っていたんだがな。どうせ拾われた命……の割に、俺は思ったより死ぬのは別に良くはないらしいか。(必死の形相のミツキと、己の命すら一歩引いた所から構える俯瞰思考。その二つを更に俯瞰し思案する―――)……別に、命を投げ捨てはしない。使えるだけ使い潰して、有効利用する。最大限活用できる時が来たなら俺はきっと選択を迷わない……でも、それはきっと今日じゃない方がいいな。(くるりと手元で二対の短剣を回す)それに―――存在しているなら、殺せないはずはないだろう。その命貰い受ける。 」
ヴィヴィ「真面目な話をするとそこのワンちゃん……(シーヴァを一瞥)ワンさん達でさえも封印がいいとこだった怪物です。幸いしている要素は再現体、つまり……(空を仰ぎ見る。視線の先はただ一点、エリノラ) 再現体であるということ。あれを構成するクリスタルの出力元を切り離し、機能停止に追い込むことぐらいでしょうか……ね 」
ヒロ「エリノラちゃん‥必ず君を救ってみせる!(バットを構える) 」
フレイミス「……わかった、なら…やりようはある…!(ヴィヴィの解説を受けてガントレットをガチリと穿ち合う) ……たとえ「お前」が誰だろうと、その過去に何があったかなんて知ったことじゃねえ。「お前」は…俺の、俺たちの、大切な"ダチ"だ。それ以上でもそれ以下でもない。だから、助ける。必ずだ。俺たちが…示してみせる。待っててくれ…―――― 『エリノラ』。 」
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バハムート「 ┣¨ ギ ュ゛ オ゛ ア゛ ァ゛ ッ゛ ! ! ! (幻影を超越するかの如き気迫が迸る黒竜の咆哮が空間を震え上がらせる。地上から睨みを利かせる矮小な存在たちへ牙を剥いた最恐の怪物が、今、彼らに襲い掛かる――――――!) 」
エリノラ?「―――――――――――――――(その戦いの行方は、少女すらも知らない―――――――) 」
最終更新:2025年07月30日 19:22