芸術家経済による文化勝利(前編)
はじめに
以前、哲学志向で文化勝利を目指したところ20人近い偉人を出すことができた。
しかしやたらに遺産を建てたため、坊主やら科学者やらが大量に発生。
彼らはほとんど勝利に寄与しなかった。
そこで芸術家偉人を輩出しつつ、それをフル活用した経済システムを考えてみる。
名づけて『芸術家経済』。
本レポの目的はこのシステムが、世紀の発見か画餅かを確かめることである。
骨子
①ピラミッド&法律で「代議+カースト」体制を布き、
芸術専門家でビーカーと文化を両立させる。
②民主主義を取ったら主要都市の農場を小屋に置き換え、ラストスパート。
(この頃には偉人の出も悪くなってるだろーし)
◎ピラミッドを除き、芸術家以外の偉人Pを出す遺産を建てない
都市編成
・主要都市×3…序盤は芸術家雇う→奴隷解放以降、小屋都市に変える。
・乳母都市×3…↑用の小屋をある程度育てとく。
主要都市に明け渡すまではビーカー源となる。
勿論聖堂用の数合わせでもある。
研究プラン
序盤技術→法律→音楽→自由主義→民主主義(→ライフル)
※当レポを読んでる方はご存知のことかと思うが、
乳母都市を知らない人は神レポ「難易度天帝における文化勝利」をご覧頂きたい。
設定
指導者:ペリクレス
難易度:皇帝
マップ:パンゲア(標準マップ)
速度:通常
(´・ω・`)「…ぬるくね?」
指導者
・ペリクレス(ギリシャ)
・創造、哲学
・文化勝利といえばこのお方。プレイヤー文明。
・大キュロス(ペルシア)
・カリスマ、帝国
・地味に戦争好きな印象。プレイヤーがやるなら精鋭軍団作成だが。
・ワシントン(アメリカ)
・拡張、カリスマ
・顔グラがきれいで、あんまり使わない方のアメリカ指導者。
・スーリヤヴァルマン(クメール)
・創造、拡張
・東の半島?に位置する。個人的には創造志向の中でも特に文化がウザイ印象。
・王建(朝鮮)
・金融、防衛
・難敵の一人。ギリシャの西、わりと近くにいる。
・ガンジー(インド)
・宗教、哲学
・北の隣人A。おなじみ平和主義者。技術交換相手になって頂きたい。
・ブーティカ(ケルト)
・攻撃、カリスマ
・北の隣人B。多分このメンツで一番の戦争屋。
志向で多いのはカリスマくらい。
それよりなにより、シャカやらモンティやらジャージやらがいない。
平和は芸術の保母。いいゲームになりそうだ。
序盤(スタート~法律)
首都に小麦・象・オアシス・氾濫源。
後に銅も湧き、大量の森林と合わせてハンマーは十分の立地。
取りあえず初期技術を取りつつ、戦士で人口を増やす。
西隣の王建が近かったので人口3から開拓者。
首都周辺図(再現)。
首都の西(青○)に第2都市スパルタ建設。
人口が5になるまで待って、今度は東(緑○)に第3都市コリンス建設
なお今回は「メインの3都市を神立地にすること」だけ考えて建設していったので、
残りの3都市はマルチさながらのカス立地となり
全体として普段ならあり得ない都市分布になった。
カス乳母都市の例。小麦も牛も住民の口には入らない。
(´・ω・`)「小麦はともかく牛は理不尽だろ地形的に考えて」
そして筆記から法律に向かいつつピラミッド建設
石もないし、勤労でもないのでかなりキツかったが
首都周辺の木をほとんど伐採してBC400年ピラミッド完成。
BC575年に法律も完成していたので
奴隷で裁判所を建て、『代議+カースト』体制とした。
BC350年、芸術家経済始動である。
当時の技術差。
アルファベットは誰も持ってなかった(!!)ので自力開発した。
(´・ω・`)「…みんな遅くね?」
中盤(法律~教育)
芸術家経済は意外と機能した。
芸術家経済:メイン都市例
芸術家経済:乳母都市令
通常は専門家を雇う場合
芸術家(+1&icon:research;)は科学者(+3&icon:research;)の3分の1のビーカーしかない訳だが
代議制を導入すれば
芸術家(+4&icon:research;)は科学者(+6&icon:research;)の約67%のビーカーをもたらすことができる。
加えて+4&icon:culture;を累積できるのだから
文化勝利を目指す上では有力な手段ではないだろうか。
(かなり改善点はありそうだが)
(´・ω・`)「しかし市民の芸術家って1銭も生まないのな」
多少時代がズレるが、各都市の状況。
都市圏がかなり被っているので色で分けてみた。
(´・ω・`)「見難くてゴメンネ」
首都はパル神の建設やらで忙しく、実質ただの生産都市。
残る2つのメイン都市は農場&芸術家で文化とビーカーを産出。
乳母都市は裁判所、穀物庫、兵舎、寺院あたりを建設。
ハンマー不足は、ツンドラ地帯の森林を残らず伐採して補った。
研究は美学から文学、音楽(AC350に一番乗り)へ。
音楽取得後はしばらく芸術家を解雇し
ハンマー重視で聖堂を建設していく。
このあたりは専門化経済における大学とかと一緒だろう。
わが国には3つの宗教が流入していたので
6都市で計6つの聖堂ができる計算。
宗教は悩ましい問題だった。
我が国には近接する国家が4つあり、
王建が仏教
ガンジーが仏教(創始)
ブーディカがヒンズー教
スーリヤがキリスト教(創始)
をそれぞれ信仰。
平和主義の採用を考えると国教を制定したいところだが…
開戦ラッパこそ響かぬものの、恐喝君は頻繁にやってくる。
(´・ω・`)「これが平和というものか」
研究は自由主義を目指して官僚→哲学→紙→教育。
教育時のビーカー出力は150くらい。
…思ったよりは出ているがやや苦しい。
なお、聖堂の建設が遅々として進まないため
官僚制と同時に宗教の組織化も導入。
将来の平和主義採用も見越して仏教に改宗した。
(´・ω・`)「隣国のブーティカ(ヒンズー)は平和志向度2だけどな」
1160年、教育取得。
しかし、この世界研究が遅い。
皇帝とはいえ攻撃的AIもオフ(戦争が怖かったから)なんだが。
戦争もない世の中で、皆さん一体何をしているのだろうか?
首都の状況。アイコンで隠れているトコに小麦がある。
第2都市。アイコンで隠れてるトコに馬がある。
第3都市。本来なら銅は首都のモノだがハンマー不足により、借用。
おまけ
氷土地帯で蛮族狩りをするチャリの勇姿。
(`・ω・´)「奴らぁ人間じゃねぇ、蛮族だ」
近隣の乳母都市で飢えと戦っている住民も、その姿に拍手喝采を送っていたと云う。
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