RFC 神聖ローマ帝国の栄光 中世編
東フランク王国の誕生
西暦840年、シャルルマーニュの息子ルートヴィヒ1世が死ぬ。 フランク王国は三人の孫によって西フランク(フランス)、中フランク(イタリア)、そして東フランク王国(ドイツ)に分割された。
余がフランク王国国王、カール大帝ことシャルルマーニュ。
私は神聖ローマ帝国11代皇帝、バルバロッサ・赤髭王ことフリードリヒ一世。
あの軟弱者のフリードリヒ大帝ではないぞ。
ところで、余はこんなクソ田舎で何をやっとるのだ。
腐りきったローマ教皇を倒し神聖ローマ帝国を復活させるのです。
大体余は26年前に死んでおるではないか。
神聖ローマ帝国の呼称自体13世紀にできたものですからね。
ちなみに私は1123年生まれです。
シド星ゆえ仕方なかろう。
その心意気です。
ところで余はなにをすればよいのだ。
戦争するのと異教徒どもを皆殺しにするのは得意じゃぞ。
ザクセン戦争では4500人も処刑してやったわ。
一つは「神聖」かつ「ローマ」的な「帝国」を建設することです。
もう一つはなにぞ?聖戦か?
愚かにも私を破門したバチカンへの制裁や、エルサレムの奪還も重要ですが、大局的には「史実勝利」を目指します。
詳しくは前ページに書きましたが、この地図を見れば大体わかります。
つまり戦争してヨーロッパをすべて我が国の領土にすればよいのだな。
大体そんなところです。
東方殖民
13世紀頃、第3回十字軍が終わり行き場を失ったドイツ騎士団は、フリードリヒ二世の許可の下、 東方圏にキリスト教を布教しついで入植した。後のプロイセン王国の原型でもある。
まずは体制変更から。まずドイツを弱体化させた原因である分割相続は廃止し、世襲制にする。
次にローマ帝国凋落の原因の一つであった奴隷制の廃止を撤回する。最後に組織宗教を導入。
これで幾らか「神聖」で「ローマ」的になっただろう。
開始後3ターン待ち、独立都市がドイツに転向して首都フランクフルトとなる。
フランクフルトはキリスト教都市なのですぐさまキリスト教に改宗する。
蛮族が勝手に我が国の軍門に下ったがこれは何事か。
RFCの新機能です。独立直後は周辺都市が自動的にわが国の領土となります。
これは蘭・葡・米など新興国に拡張の余地が無いことへの対応です。
ちなみにフランクフルトを首都にする理由は、資源6つの神立地であることと、仏蘭の文化に対抗するためです。
するとあの北西に開いているおいしそうな土地に入植しても、後でオランダ領になってしまうのか。
あきらめてください。代わりといってはなんですが史実を数世紀すっとばして東方殖民をやります。
ローマから更に遠ざかるばかりではないか。
史実重視のRFCでもオーストリア=ハンガリー二重帝国やポーランド=リトアニア王国は登場しません。
放って置くと東側が全部ロシア領になってしまうので、先に手を打つわけです。
開拓者を東に進め、ダンツィヒ・レヴァル(タリン)・ファスティンドルフ(キエフ)を建設する。
大スパイ経済と奴隷内政
序盤の内政は、草原だらけでハンマーが出ないため図書館(奴隷)→労働者→奴隷で必要施設を建てつつ、
宗教施設でバチカンハンマーを確保します。
首都では尋常でない量のハンマーが出力されるので裁判所→文化施設→宣教師→幸福要員の兵士という流れです。
労働者が先ではないのか。
成長★5な上に幸福資源がないので、改善ゼロでもすぐに幸福限界まで人口が成長して、奴隷が追いつきません。
序盤は奴隷を連打、不満が4程度たまったら労働者を連続生産して不満が減るのを待ちます。
最終的には工房と世襲政治で幸福限界を維持します。
官吏まで60ターンというのはどうするつもりだ。小屋を作らんか小屋を。
首都の裁判所でスパイを雇っているので、直に大スパイが誕生します。それを先進国オランダに送り込んで技術を窃盗。
ギルドを盗んだらカースト工房でビーカーを生産する予定です。
そろそろ内政は飽きた。戦争はまだか。
当分先になりそうです。しばらくは宣教師で遊んでいてください。
黒死病
14世紀にはペストが大流行し、ヨーロッパの人口が三割減少した。 シド星ではキエフを発祥としてペストが各国に飛び火。 人口は減り、町は小屋に退化し、労働者や駐留する軍隊は次々と病死する。オランダに派遣していたスパイも一名病死した。
大スパイは何とか間に合いましたね。
オランダからギルド、銀行制度、王権神授、工学の窃盗に成功しました。
これでようやく工房カーストに移行できるの。森を工房にしてトレブを量産するのじゃ。
官吏完成後、国体をカースト制・官僚制に変更したぞ。
しかしフリードリヒよどうしてくれる。
貴様がキエフなんぞに都市を立てたばっかりに、黒死病が国中に広まったではないか。
発症する時期は常に同じですが、都市はランダムです。私のせいじゃありません。
それにわが国は工房カースト経済を採用するので小屋退化の影響は受けません。
うむむ。なら良いが。
そういえばローマ侵攻はどうした。兵が全然足りんではないか。
心配ありません。疫病で死んだ幸福要員の補充が済み次第侵攻軍を作成します。
(「建設まで7ターン」に惹かれてマルウィヤ・ミナレットを建てていたのは秘密だ)
イタリア政策
神聖ローマ帝国は、数百年にわたりイタリアに影響力を行使した。 中には本気でイタリア征服を考えていた者もいたが、いずれも失敗に終わっている。 そのせいで破門された神聖ローマ皇帝は少なくない。
そろそろローマ攻略の目処は立ったのであろうな。
温厚な余にも限度と言うものがあるぞ。
(いつも文句ばかり言うくせに)
もちろんです。我が神聖ローマ帝国に刃向かうロンバルディア同盟など蹴散らしてご覧に入れましょう。
ポルトガルを属国にして幸福が増えたことでようやく幸福要員を軍に回せるようになり、トレブ4とメイス8による遠征軍を結成。
フランスが騎兵で荒らしまわっていたおかげで兵は少なく、ベネチアを簡単に占領する。
またオスマン帝国の西進を警戒して、同時にバルカン半島へ入植。スプリット(クロアチア)を建設する。
ベネチアはあっさり陥落しおったわ。張り合いが無いのう。
しかしローマはそう簡単にはいかないようです。防御度がなんと125%もあります。
後詰めのトレブが到着しているとはいえ、もうしばらく時間がかかるでしょう。
数ターン後
ようやくこの日がやって来ました。
思えばあれから数百年。神にこそ忠誠を誓えど、教会に服従した覚えは無い。
親子孫三代にわたって破門された恨み、今こそ晴らさん。
1460AD、ローマ占領。ついに名実ともに神聖ローマ帝国と成ったのであった。
近世編に続く