2008年8月26日 BtS パンゲア160T 誰でも部屋。フリードリッヒ視点~
マップ:パンゲア サイズ:小 気候:温帯 海面:中 速度:迅速 ターンタイマー:超高速 160T
グダグダと長文を最初に書いているが、興味のない方は読み飛ばしてもらってもかまわない。
前文
みなさんはマルチにおいて大スパイを使っているだろうか?
なに?使っていない?自力研究でビーカーは足りる?スパイ生産のハンマーがMOTTAINAI?
なるほど。確かに好立地を引けばそうかもしれない。
しかし、Civlizationは良くも悪くも立地差による影響が大きい。時には自力研究での技術開発が困難な立地を引くこともある。
そういった立地を引いた場合、最終兵科は下手をすればマスケット、さらに悪ければ長弓となり
それらを延々と量産し続けることになる。
そして最終戦争においてはカノンやらを相手に奴隷乱発で都市人口を一気に削減しつつ、敵軍の攻撃のタイミングにあわせて都市防衛ユニットを細かく移動させる。
敵国にスコアを渡さないように、敵軍にできる限りの出血を強いるように、自身は滅亡回避のために開拓者を裸一貫で極寒の辺境へと送り出す
そんなプレイをする羽目になったりするだろう。
大スパイはそんな立地格差をものともせず、GNP優位のライバルと自国の力関係を対等以上の状況に変えることができる最強の偉人なのだ!
戦略の概要
まず、この戦略は将来的にビーカー不足などの理由からジリ貧確実になる状況を前提としている。
普通に研究して充分やっていけるような状況で、この戦略を試す価値があるのかどうかはわからない。
初っ端から予防線を張るようで申し訳ない。以下が戦略の概要である。
序盤は通常とほぼ同様の技術開発を行う。ただし、法律はかなり早いうちにとりにいく。
法律取得後は裁判所を立てスパイを雇う。それだけである。
なお、スパイを雇用している都市では遺産を立てないし、他の専門家も可能な限り雇わない。
そして大スパイが誕生する前に他の種類の偉人が、他の都市で出ないようにする。(アカデミー用の大科学者は状況によっては出す)
前者二つは偉人ポイント汚染の回避が目的である。
確立数%の大芸術家の誕生に、大預言者の連発に気も狂わんばかりになったCiv廃人は少なくないはずである。
後者は余計な偉人の誕生のせいで大スパイの誕生が遅れること、間に合わなくなることを回避するためである。
以降しばらくは常時スパイを雇い続けていること意外は通常のプレイと同様の技術開発を行う。
こうすればアカデミー用の大科学者を出しても、哲学志向以外の文明でも140Tごろには二人の大スパイが生まれているはずである。
この大スパイで最終兵科の技術を一気に奪うのだ。
―軍事力確保について―
さて、スパイ経済はその原理上、技術先行が不可能であるという欠点を持つ。
これは同時に自文明は旧世代ユニットの運用を強いられることを意味する。
軍事力の優劣が文明の盛衰を決めるマルチではこの欠点は致命的である。
では、どうやって軍事の不利を補うか?
これは旧世代ユニットのUGによって補う。
メイスや騎士、トレブなどの最終兵科へのUG用ユニットを生産できるようになるあたりまで技術開発を終えたら
盗み出す相手国の技術開発状況、盗む予定の技術の数、必要な諜報Pを考えて、適当なところで科学税率を0にする。
その後ユニットとスパイを量産しつつお金を貯め、対象国が重要軍事技術を開発し終わった直後のTに一気に盗む。
それと同時にユニットをUGすればいい。
こうすれば窃盗前の軍事力によほどの差がない限り、対象国のエネルギーを上回ることができるはずである。
というような戦略を幾度かの試行錯誤の末考えていたが、しばらく実践する機会がなかったが、この前ようやく試すことができた。
以下のレポはその結果である。
ドイツ第三帝国の誕生
引いた立地はコレ。指導者はフリードリッヒ。
首都の食料資源は豊富だが、全て貝。すぐ南に豚があるものの、ジャングルに生息しているため、しばらくは食べることができない。
赤丸の位置は丘上だが、そこに首都を立てると都市圏が海洋タイルだらけになるうえ、きれいな水も確保できない。赤丸の1つ下に首都建設。
それにしても平原がやたらと多く、川が無い。ビーカー出力が乏しくなる立地である。
フリードリッヒの志向と併せて、スパイ戦略を試すのにはもってこいの条件である。
周辺を探索すると湖を挟んで南にユスティ、砂漠を挟んだ東にカエサル、南西遠めにカパック、西の遠くにジョアン。どっかはるか彼方からやってきたキュロスの斥候と出会う。
・・・キュロスか。その直前のマルチでは象パルトRで滅亡させた文明だ。初マルチのときもキュロス。2回目のマルチでは隣国がキュロスだった。
初手漁業、次に青銅器を開発すると首都圏の平原丘に銅が沸く。これで序盤のエネルギー確保は楽をできそうだ。
25T豚の横に第二都市建設
33T香辛料真上に第三都市建設
その後車輪陶器筆記を経て、聖職経由で法律を狙う。47T 法律獲得、宗教創始にも成功。
50Tでの状況
同じくエネルギー
どう考えても、防衛兵力は戦士数体以下である。・・・これは食っちゃっていいのかな?
諜報大国ドイツ
51T 首都で裁判所完成。早速スパイを雇い始める。60Tに第二都市 64Tに第三都市でも裁判所完成。同様にスパイを雇う。
大スパイ誕生後に相互を結ぼうとすると断られるかもしれないので、周辺国に相互を申し込んでおく。
離陸する諜報Pの図
63T 最初の大スパイが誕生。大スパイ早いと全チャで騒がれる。チ、見落としてくれるとありがたかったんだが。
69T目に大スパイ探索によって全ての文明と出会う。
気がつくと、とんでもない勢いで跳ね上がるユスティのエネルギー。 グラフは90T時点。
しかもヴィザンチン領土内に馬と鉄が見える!
ヴィザンチンのUUといったら、マルチ最強UUの一つであろうカタフラクト。ギルドさえ研究すれば生産可能となる戦闘力12の騎士である。
対抗できるのは工学取得で生産可能になる長槍兵、もしくは最終兵科級のユニットぐらい。
こちらの生産力はドベなので、どうしてもエネルギーは低めになってしまう。
う・・・ うろたえるんじゃあないッ! ドイツ軍人はうろたえないッ!
100T目、全ての文明の研究が見えるようになる。まだ誰もアルファベットを開発していない。
スパイ生産と滞在期間のことを考えると、そろそろアルファベットを開発しなければなるまい。
114T四人目の大スパイが誕生
これ以上の大スパイは必要ない。
我がドイツの諜報は世界一ィィィ!盗めん技術はないイイィ――――――ッ!!
119T アルファベット獲得。
スパイ生産を全力で行う。最初の窃盗目標は研究が比較的早く、ライフルルートを選択したインカ。ライフルルートは盗むべき技術が多いので、スパイも多めになる。
ユスティとジョアンの研究はこちらとどっこいどっこいであり、ローマの研究は盗んでもまだ旨みがない。じっくりと熟成を待つ。
この時点での各種状況
ビーカー出力は科学税率80%で80。小屋はかなり育っており、研究力が伸びる余地はあまりない。実際、これ以降もビーカー出力はほとんど伸びなかった。
長くなったのでページを分割する。
次のページではいよいよスパイ攻勢によるドイツの猛追が始まる。
プレイレポ/マルチ/BTSパンゲア160Tで大スパイを大活躍させてみた(2)
コメント
- wktk! --
- これはなかなかいいな・・・ --