車体の形状や特徴、現状の装備品と現役時の装備品を比較し、修復の資料とします。


年月日 内   容
年月日
(昭和年)
回転火の粉止め 取り外し
新鶴見所属時は付いていたので廃車時に外した可能性がある。
年月日
(昭和年)
煙室扉上部の「架線注意」表示板紛失?
新鶴見所属時はあったが、昭島での展示初期には既に付いていない。
年月日
(昭和年)
前照灯 破損(レンズ割られ)
年月日
(昭和年)
副灯 破損(レンズ割られ)
年月日
(昭和年)
標識灯 破損(レンズ割られ)
年月日
(昭和年)
テンダー後灯紛失?
年月日
(昭和年)
前照灯 交換
現在は現役時と異なった前照灯を使用している
(現役時:正面向かって左側にヒンジ(蝶板の固定器具)、右側に止め器具
静態保存状態:現役時とは前照灯の種類が違うようでヒンジや止め器具の配置が真逆)。

車両の仕様、装備品の状況

装備品 項目 内   容
逆転機 テコ式 ネジ式
その他
蒸気ドーム 加減弁横の油壺
配管の切断された機能不明の油壺
現役当時からこうなっている様子。他の号機では蒸気ドーム内に油配管が入っていることから(羽村市 C58395など)、内部で使われていた様子。
砂撒き管 公式側、非公式側共に3本とも真下に伸びてから曲げてある。この点は国鉄製や日立製と異なり汽車製造のD51の特徴か?砂の初速落下速度を上げるため?
ランボード付近の砂撒き管横の配管固定穴(用途不明) 公式側に未使用の配管用の穴が1つあり
速度取得方式 従輪取得
炭水車台車 板台枠ボギー台車 2台、滑り子用油壺が担バネ中央前部に設置されているタイプ。
炭水車 8-20B形炭水車
ATS ATS-S
逆転器フレーム形状 大穴、長穴タイプ
火の粉止め 現役時回転火の粉止めを付けていた(現在は未実装)
前照灯 LP403? 向かって右側ヒンジ、左側カウル止め金具タイプ。後部半円ドーム有り(電球ソケット部分の逃げ?)タイプ
副灯 LP405 副灯 小糸製作所製
後灯(尾灯、炭水車) 現役時にあったことは確認されているが、展示後は不明。尾灯取付台座もなくなっている。
集煙装置
給油ポンプ試験弁 無し 訂正 オイルポンプ箱の横にあり
煙室扉付近形状 煙室端はアールなしの角形
「架線注意」表示板 5箇所(公式側運転室前方窓上、公式側蒸気ドーム前部、非公式側蒸気ドーム前部、炭水車前面、炭水車後面)
煙室扉の表示は現役時にはあったが静態保存時にはなくなっている(紛失?それとも転用?)
運転室形状 外板あり、奥行き短いタイプ
標識灯 1箇所(前方、非公式側) ダミー? 訂正 レンズ部にヒビが入っており、赤に塗られた様子
徐煙板(デフレクタ) 標準タイプ+長穴あり。つり下げ用?の丸穴1つ


参考資料



書籍
  • 蒸気機関車メカニズム図鑑 細川武志 グランプリ出版


編集用リンク

最終更新:2016年11月09日 02:35