パヴェル・ネドベド(宇宙暦?年 - )は自由惑星同盟の政治家。オリジナルキャラクターである。男性

略歴

 ヨブ・トリューニヒトが台頭する以前の同盟の権力者である「ビッグ・ファイブ」の一角ラウロ・オッタヴィアーニの右腕であり、オッタヴィアーニ派のナンバーツー。(15話)

 宇宙歴794年、憲兵司令官クレメンス・ドーソン少将のもとでサイオキシンマフィア捜査にエリヤが没頭していたころの国防委員長。(15話)捜査を後援するトリューニヒト政審会長と同じ国民平和会議(NPC)所属の議員ではあったが、派閥間の対立のためか捜査には消極的であった。捜査が大詰めを迎えていた段階で、秘密捜査チームの経費を半分以下に減らさし、機密情報閲覧権限を「無制限」から「条件付き」に切り替えた。このため、秘密捜査チームは予算不足で身動きが取れなくなり、中心メンバーを前線に送り込むことで状況打開を図った。ヴァンフリート戦役エリヤ・フィリップス少佐がヴァンフリート四=二基地に赴任する原因を作った人物である。
 ヴァンフリート戦役終結後の国防委員長がカルボに交代している(22話)ことから、ヘーグリンド最高評議会議長が進歩党との協定を破って三個艦隊以上を動員したにもかかわらず、痛み分けに終わったことで引責辞任したものと思われる。派閥の首領であるオッタヴィアーニが迎撃の指揮を執ったラザール・ロボス元帥の後援者であることから、彼も議長の判断を後押しした可能性が非常に高く、妥当な処遇であろう。

 宇宙歴797年3月、ヤン・ウェンリー少将がイゼルローン要塞を攻略し、「ヤン・ウェンリーの春」が訪れる。この結果4月に成立した第三次ボナール政権ではトリューニヒトの後任の国防委員長となり、シトレ派と協調することで失地回復を図った。(52話)実際に5月ジョアン・レベロ財政委員長が国防予算を一五パーセント削減する方針を示すと、統合作戦本部長シドニー・シトレ元帥とともに、「心より歓迎する」と声明を発表した。
 「神々の黄昏(ラグナロック)」作戦の推進者としてオッタヴィアーニ元最高評議会議長、コーネリア・ウィンザー法秩序委員長などとともに列挙されている(59話)
 宇宙歴798年3月、帝国首星オーディン陥落後の上院選挙で遠征推進派であるNPC主流派として圧勝する。(59話)第四次ボナール政権では国防委員長の座をウィンザーに譲り渡した。この後NPC幹事長に就任したようである。(73話)しかし、所属するNPC主流派の権勢は、戦局の悪化とともに揺らぎ始める。

 宇宙歴799年5月、ラグナロック戦役が終わったときには、新議長に選ばれたのはジョアン・レベロであり、その後任はホワン・ルイとなり、もはや議長候補にすら擁立されないほどその勢いは凋落した。
 宇宙歴800年9月、トリューニヒトの復権を許していまう。(73話)
 宇宙歴801年3月、上院・下院同時選挙でNPCは党最高幹部八名のうち六名が落選した。このときに議席を失っている可能性もある。(74話)現在の動向は不明。


公職
先代:
ラウロ・オッタヴィアーニ   
自由惑星同盟国防委員長
宇宙歴793年9月以前 - 宇宙歴794年5月以降
次代:
カルボ         
先代:
ヨブ・トリューニヒト   
自由惑星同盟国防委員長
宇宙歴797年4月頃 - 宇宙歴798年4月頃
次代:
コーネリア・ウィンザー   
党職
先代:
不明         
NPC幹事長
宇宙歴798年4月 - 宇宙歴799年5月?
次代:
不明           
最終更新:2021年05月16日 11:56