翌日、学校へ行ってみると、普段通りの騒がしい景色がそこにあった。
「また、無くなったんだってー」
「えー、まじー」
金持がわたしの顔を見ている。
「やぁ、怪盗ルパン」
そう声をかけると、金持は呆れ顔で、
「お前という奴は……」
と言った。
片棒担いだおまえには言われたくはない。
「そういえば葵は?」
いつもは真っ先に挨拶してくる葵の姿が今日はない。
金持も心配そうに、葵の席を見た。
「大した事じゃないといいけど」
元気がとりえの様なやつがいなくなると、どうも教室が暗く感じる。
最終更新:2009年04月11日 08:46