決死


【概要】
決死(けっし)とは、自分の命そのものをぶつけることで、例え死んでも目的を達成しようとする心構えや状態のこと。

特に殺人拳においては、自らの死すら無視した最強最期の状態であり、「死んでも相手を殺す」「自分か相手、どちらかが必ず死ぬ」という状況を作ってしまい、その場合、相手を殺さずに生かして戦闘不能にする活人拳にとって、ある意味最大の敵として立ちはだかることになる。そのため、活人拳は決死の相手すら生かして戦闘不能にするために相手を上回る実力が必須となっている。

活人拳にも決死の状態がないわけではなく、その場合は「死んでも誰かを助ける」が基本となる。
実際、失敗したとはいえ、ジュナザードに拐われようとしている美羽を助けようとした逆鬼や、兼一美羽八煌断罪刃から逃がしたしぐれなどがいる。
また、兼一VSボリス秋雨VSアレクサンドル・ガイダルのような決死の殺人拳相手に対して、決死で活人する、ということもあるが、その場合は相手を圧倒する実力がないと厳しい。
実際、静動轟一を使い、決死の状態となったリミに対して殺しこそしなかったが、瀕死のダメージを与えることしかできなかった美羽は自身の活人拳に限界を感じてしまった。


作中で、活人拳に対する最もきつい殺人拳の決死との戦いは、兼一鍛冶摩 里巳との最終決戦で、兼一は里巳の決死の塊・鎬断に対して、「気の掌握によって気を返して里巳を殺す」か「気を返さずに自分が死ぬ」かの二択を迫られることになる。
その状況で、兼一は『気の掌握によって里巳の気を操って、自分の身体を貫通させて後ろの壁に気を流すことで、自分も里巳も死なない』という第三の選択肢を生み出し、流水無拍子によって戦闘不能にしつつ、無理な鎬断の連続使用によりボロボロになった里巳の経絡を癒し、自身の活人拳に限界がないことを証明して見せた。



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最終更新:2022年05月04日 04:04
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