【概要】
決死(けっし)とは、自分の命そのものをぶつけることで、例え死んでも目的を達成しようとする心構えや状態のこと。
特に
殺人拳においては、自らの死すら無視した最強最期の状態であり、「死んでも相手を殺す」「自分か相手、どちらかが必ず死ぬ」という状況を作ってしまい、その場合、相手を殺さずに生かして戦闘不能にする
活人拳にとって、ある意味最大の敵として立ちはだかることになる。そのため、
活人拳は決死の相手すら生かして戦闘不能にするために相手を上回る実力が必須となっている。
作中で、
活人拳に対する最もきつい
殺人拳の決死との戦いは、
兼一と
鍛冶摩 里巳との最終決戦で、兼一は里巳の決死の
塊・鎬断に対して、「
気の掌握によって気を返して里巳を殺す」か「気を返さずに自分が死ぬ」かの二択を迫られることになる。
その状況で、兼一は『
気の掌握によって里巳の気を操って、自分の身体を貫通させて後ろの壁に気を流すことで、自分も里巳も死なない』という第三の選択肢を生み出し、
流水無拍子によって戦闘不能にしつつ、無理な
鎬断の連続使用によりボロボロになった里巳の経絡を癒し、自身の
活人拳に限界がないことを証明して見せた。
最終更新:2022年05月04日 04:04