【概要】
梁山泊の豪傑が一人。
スタイル抜群の美女だが年齢は不詳。
一人称は「ボク」で、所々で言葉を切る独特な口調が特徴。
当初は人と関わる事を避けており、食事も一人自室にこもって取るなど暗い性格だった。
しかし
兼一が梁山泊に来てからは食事も皆と取るようになり、長らく生活を共にしていた
美羽も驚く程に明るくなっていった。
普段は表情に出さないが兼一の事は他の師匠たち以上に気に入っており、武器を用いない兼一に指導する機会が少ない事を内心寂しく思っている。
その為か、兼一が自分の技を見様見真似で模倣した時には普段とは別人のような喜びぶりも見せていた。
『兼一が自分の劣化技を使い喜ぶしぐれ』
【本編】
【ラグナレク】との戦いが徐々に本格化する中、
キレた不良の持ち出したナイフに恐れを為してしまった兼一に初めて対武器戦の心得を指導。
以降も梁山泊の中で「最も恐怖に精通した者」として主に精神面の修行を担当し、ついには恐怖そのものを武の技法として取り込ませた。
また当初カナヅチだった兼一に泳ぎも教えており、後に林間学校で行われた遠泳大会では彼女が伝授した古式泳法「伸し」で準優勝するまでに上達している。
闇及びYOMIとの戦いが始まってからは闇の達人の襲撃に備えて兼一や新白連合の護衛に就く機会も増え、
南條 キサラや
ワルキューレから香坂先生と呼ばれ頼りにされていた。
しかし、しぐれの愛刀に隠された刃金の真実を狙う闇は彼女を手荒に扱うことが出来ず、その間隙を突く事でしぐれは自分の居場所を兼一達に知らせる事が出来た。
さらに戦いの中、
風林寺 砕牙の命令を受けた
鍛冶摩 里巳の助力を得て脱走に成功。
その後はミサイルの発射阻止を目指す兼一達と合流し、兼一と鍛冶摩、砕牙と
穿彗の戦いを最後まで見届けた。
『幾度も逃亡を企てるしぐれ』
【過去】
幼い頃は闇の刀匠である
父と二人、人里離れた山奥の庵で暮らしていた。
当然学校にも通っておらず、父から教わった算盤と読み書き以外は全て自然が教師という野生児さながらの生活ぶりだった。
父からは「必要がないから」という理由で名前さえ付けてもらっていなかったものの、一方で多少不器用ながらもたしかな愛情を受けており、その親子仲は極めて良好だった。
しかし、すでに病魔に蝕まれ余命わずかだった父は最後に武人としての死を望み、庵を訪ねてきた
秋雨と交戦。
死闘の末に差し伸べられた秋雨の手を振り払い、自ら深い谷底へと消えていった。
刀匠の真意と最後を見届けた秋雨は彼の遺作となる日本刀を狙ってやってきた
闇の武器組をあしらうと、残された少女を連れて下山。
その際、暫定的にでも名前を付けようと考え、ちょうど降りだしてきた雨を見て「時雨(しぐれ)」と名付けたが、結局これが少女の正式な名前となった。
その後しぐれは秋雨の知人であった武器の達人・
香坂 八郎兵衛に養子として迎えられ、その才能を開花させていく事になる。
そして八郎兵衛の死後は秋雨を頼って梁山泊に移り、いまだに人を斬り続ける父の作品達を回収すべく、全国各地の死合い場を巡る日々に身を投じていくのであった。
なお名付けの際に秋雨から希望の名を聞かれたしぐれは「ボクも秋雨がいい」と答えたが、同じ名前だとややこしいという事で却下されている。
【戦闘力】
東洋最強と謳われる武器使い。
古今あらゆる武器全般の使い手であり、彼女にかかれば普通のしゃもじでさえ日本刀に劣らぬ切れ味の武器と化す。
作中で確認出来るだけでも日本刀・槍・鎖鎌・手裏剣・クナイ・吹き矢等多数の武器を操っている。
その他、様々な乗り物の操縦技術にも長けており、バイクから重戦車まで自在に乗りこなす。
一見すると軽装だが全身の至る場所に武器を隠しており、首につけているチョーカーの中には毒針が仕込んである。
また非常に用心深く、たとえ入浴中であっても必ず周囲5m以内に武器を置いている。
剣術一つとっても
紀伊 陽炎とほぼ互角の実力を誇り、相手の武器とさえ一体化する香坂流奥義を用いる事でごく短時間ながらも単独で
八煌断罪刃数人と渡り合う事も可能。
【技】
【戦闘録】
- フォルトナは用心深い性格だし裏世界を生きるために気配を消す術に特化していた可能性もある。 -- 名無しさん (2018-11-16 18:42:28)
- 美羽が感じた通り兼一には師弟以上の気持ちがあっただろうし、しぐれが変わっていく様子をもっと見たかった -- 名無しさん (2019-07-06 17:30:05)
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最終更新:2021年01月04日 22:05