剣の囁き、聖女の祈り
概要
ダイアモードの言葉に乗り『
エリクシル』を求める革命聖女ゼファー。
ジュウゾウの真打であるダイアモードの危険性を知る鮫剣の豪商リリアナ。
共にラッドシティを愛し、事態を打開したいという同じ思いを持ちながら、いつからかすれ違ってしまった二人の戦いはゼファーに軍配が上がった。
彼女は革命が大事であるがゆえにダイアモードに言われるまま万能宝石の眠る『始まりの遺跡』へと向かった。
偶然倒れたリリアナを発見したエンドブレイカーは彼女からゼファーを止めてくれと頼まれる。
今は焦って周りが見えてないだけで、きちんと話せば解ってくれる本当にあの子はいい子なのだ。ふざけた剣を、叩き折ってやってくれと・・・。
『始まりの遺跡』とは、ラッドシティが『ここから始まった』という伝説のある塔。『水晶のような女性型の
モンスター』が現れるため誰も近づくことのできない放置区域になっている。
そして、『水晶のような女性型のモンスター』だが、『エリクシルの妖精の姿』に似ているらしい。
ダイアモードに乗せられた彼女は恐らくは『エリクシル』のすべては知らされていないだろう。
ダイアモードも『エリクシル』を狙う
マスカレイドである以上このままで済むはずがない。
果たしてエンドブレイカーはゼファーに追いつき、彼女を止めることができるだろうか。
該当のシナリオ
リリアナを倒し、ダイアモードに言われるがまま『始まりの遺跡』へと向かうゼファーを止める依頼。
結末はエンドブレイカーたち次第で、依頼事態はダイアモードの目論見を少しでも邪魔する事ができれば、成功とされていた。
難易度は「難しい」。
ゼファーの運命がここで決まる。
結果
エンドブレイカーは、間に合わなかった。
彼らがゼファーの下に追いついたとき、彼女はすでにエリクシルの妖精を倒しきり、『前回の戦いの残骸』を取り込んだ後だった。
彼らは『エリクシル』の危険性を訴え、『エリクシル』に願いを託すことは考え直し『エンドブレイカー』にその願いを託してほしいと訴えるが、ある種『エンドブレイカー』に不信を抱いていた彼女の気持ちを覆すことは出来なかった。
「ラッドシティを革命するために、私は最後まで戦う! 例え誰になんと言われようとも、例え誰が苦しもうとも。私の願いで誰かが犠牲になるならば、その屍に剣を突き立ててでも私は前に進んでいく! この街に真の……人々の幸せな日常が返ってくるまで!」
そういい、彼女はダイアモードに同化、マスカレイド化してしまった。
しかし、彼女は配下をマスカレイド化させず単独で戦うという。
何がすれ違ったのかわからない。
けれども彼女とエンドブレイカーはとうとう交わることはなかった。
「私は世界を革命する。何を犠牲にしても……。
例えその過程でこの命が潰えても。
例えその代償として己が身を差し出すことになっても。
……そして私の大切な人が、私を恨んで憎んで死んでいくとしても。
私はそれを全て抱きしめて飲み込んで、ラッドシティを幸せな街にしてみせる。
……もしかしたら、その時にもう私はいないかもしれないけれど
その時は、ラッドシティの未来をお願いします」
登場人物
- 革命聖女ゼファー
常に最前線で戦い、革命を勝利に導いた「生ける伝説」とまで言われている女性。武器はガントレット。長い金髪に質素なワンピースという出で立ちをしている。
誰よりもラッドシティを愛し、誰よりも革命がうまくいっていないことを憂いており、その活路を『何でも叶う宝石』に見ようとしているようだ。
- 嗤う剣ダイアモード
戦神海峡アクスヘイムで盗賊王ゴエティアが持っていた喋る剣。ジュウゾウの≪真打≫と呼ばれる武器の一つ。
2009年8月のアクスヘイムの戦いでエンドブレイカーに敗れた後行方不明となっていたが、いつか不明だがリリアナにへし折られラッドシティの貧民街にいたのを一昨年ゼファーに拾われたようだ。
ラッドシティの革命前になるが、彼女は革命時これを利用していないらしい。
- 鮫剣の豪商・リリアナ
ご存知ロックリムラウンダーでエンドブレイカーに素材の収集をお願いしてきた冒険商人。世界各地の秘境を渡り歩き、そこで手に入れた珍重な品々を売ったり、あるいは材料として唯一無二の商品を作り出したりして荒稼ぎをする、知る人ぞ知る凄腕。
どういう経緯かはわからないが、ダイアモードをへし折るという偉業を成し遂げたことがあるらしい。
彼女の持つ鮫剣も実はジュウゾウの作った武器で、ダイアモードのセリフからすると「量産型」らしい。
喋らない…と思う。
関連項目
最終更新:2012年03月17日 00:25