カードリスト > > 第3弾 > EX071_范蠡

武将名 はんれい 越の名臣
范蠡 統一名称:范蠡
   生没年:不明

「貴方のような人こそ、
   名臣と呼ばれるに相応しい……」

古代中国、春秋時代の越の政治家。
越王・勾践をその父の代から支えた名臣。
文種とともに勾践を支えついには呉を攻め滅ぼす。
その後、自身の才が不要となることを見抜き
越を離れ商人となったという伝説が伝えられている。
勢力
時代 春秋戦国
レアリティ SR
コスト 2.5
兵種 槍兵
武力 8
知力 10
特技 伏兵
計略 琥煌の奇計(ここうのきけい) 【琥煌:最大消費3】(計略発動時に消費した琥煌ゲージに応じて効果が変わる。発動後に琥煌ゲージが増加する)
琥の味方の武力が上がり、敵の知力を下げる
3消費:さらに敵の武力を下げる
必要士気 6
効果時間 知力時間
Illust. 森井しづき
声優 佐々木望

計略内容
カテゴリ   士気   琥煌   武力   知力   速度   兵力   効果時間   備考  
琥煌 6 0 +2 - - - 10c(知力依存0.2c) 敵知力-2
1 +3 敵知力-3
2 +4 敵知力-4
琥煌 超 3 +5 敵武力-3、知力-5
妨害効果時間 7.1c(知力依存0.4c)

琥煌 相手の知力 1   2   3   4   5   6   7   8   9   10   11   12  
0 効果時間 8.4c 8.3c 8.2c 8.1c 8.0c 7.9c 7.8c 7.7c 7.5c 7.1c 6.7c 6.5c
1 効果時間 8.4c 8.3c 8.2c 8.1c 8.0c 7.9c 7.8c 7.7c 7.5c 7.1c 6.7c 6.5c
2 効果時間 8.4c 8.3c 8.2c 8.1c 8.0c 7.9c 7.8c 7.7c 7.5c 7.1c 6.7c 6.5c
3 効果時間 8.4c 8.3c 8.2c 8.1c 8.0c 7.9c 7.8c 7.7c 7.5c 7.1c 6.7c 6.5c
(最新Ver.2.1.0D)

調整履歴
修正Ver.   変更点 内容   備考  
Ver.2.1.0D 味方部隊への効果時間 9.6c → 10c -


所感
琥2.5コストの槍兵。
知力10の伏兵でありながら、平均程度の武力も維持しており非常にハイスペック。
高コストかつ高知力の槍兵ということで攻城力の高さも魅力。

計略「琥煌の奇計」は琥煌系の一種で、号令と妨害が一体となったもの。
それぞれの効果は琥煌計略としてはやや物足りないが、3消費で敵味方双方を巻き込んだ場合には差引で破格ともいえる武力差を生み出す。
計略範囲も非常に広いうえに回転可能な前方に寄った円形なので、並みの号令相手なら敵部隊を全て計略範囲に収めるのも難しくない。
妨害の効果時間は知力依存が低く、どんな相手にも一定の効果は期待できる。
総じて琥煌計略の中でも、かなりの決定力を誇る。

ただし範囲は広めといえど「敵味方の両方」を巻き込まねば真価を発揮できないため、見た目ほど計略範囲に余裕はない。
また計略範囲が前方に寄っているので調整しやすい反面、自身が敵味方の中央に行ってしまうと巻き込みづらい。
常に敵味方双方の位置関係に注意しながら立ち回りたい。

解説
「第35回大戦スタンプキャンペーン」(2024/3/19~2024/4/2)のスタンプ40個報酬。

政治家であり商人、疑り深い主君を持つという点で呂不韋と共通するところがある越の人物。
呂不韋は商人から政治家に成り上がったのに対し、范蠡は政治家から商人になったのが違い。

故事成語の「飛鳥(ひちょう)尽きて良弓(かく)」「狡兎(こうと)死して走狗()らる」にも関わっている。
二つの故事成語は元々一つの言葉で、勾践の代で呉を滅ぼした後に范蠡が文種に対して
飛鳥尽きて良弓蔵れ、狡兎死して走狗烹らる
(訳:捕まえる鳥がいなくなると良弓も死蔵され、狡猾な兎が死んでしまうと猟犬は煮食われる。用がなくなれば捨てられることのたとえ。)
と警告する手紙を送ったことが由来である。

越を離れた後は斉で鴟夷子皮(しいしひ)と名乗り商売で成功を収め、仕官を要請されたがこれを断っている。
その後陶に移住し陶朱公と名乗って交易を始め、ここでも成功している。
家族に仕事を任せた後は、穏やかで幸せな余生を過ごしたという。
陶朱公の名前は後世、大商人の代名詞となった。『史記「貨殖列伝」』

呉王・闔閭が攻め込んできた際に、范蠡が用いた計略に
「罪人達を呉軍の目の前で自害させ、呉軍が理解出来ず混乱した隙を突いて撃ち破った」
というものがあり、これが計略台詞の元ネタになったと思われる。
ちなみにこの戦いで闔閭は致命傷を負って死去し、その息子の夫差が越への復讐を誓う「臥薪嘗胆」の始まりとなる。

范蠡の見事な活躍と出処進退は後世の憧れとなり、日本でも名臣として有名である。
後醍醐天皇の臣・児島高徳が、後醍醐天皇を勾践にたとえて
天勾践を空しゅうする莫れ 時に范蠡無きにしも非ず
(訳:天は勾践を見捨てない、時がくれば范蠡のような忠臣が出て助けてくれる。)
という句を贈ったという話がある。

古代中国では、月の兎は西王母の命令で「不老不死の仙薬」を臼と杵で搗いている(仙兎搗薬)と言われていた。
また月には蟾蜍(ヒキガエル)もおり、これは嫦娥という美女が夫が西王母から貰い受けた仙薬を盗み飲んで月に昇り蟾蜍の姿に変わったのだとも。
ただし中国古代の図像史的には月の先住者はヒキガエルであり、ウサギは新参者のようだ。

大戦シリーズにおいて
今作では八振りの「越王勾践剣」の中の一振り「転魄(てんはく)」の所持者。
これで月を指すと月に棲む蟾蜍と兎はひっくり返ったという。

台詞
台詞
開幕 戦とは殺すか殺されるか。それがわからない者はここから去れ
└自軍に琥010_勾践 勾践様、準備は整いました。今こそ立ち上がるときです
計略 人は理解できないものに弱い。その弱点を突くのさ
└絆武将 これより先は覇者の戦い。弱者には退場していただこう
兵種アクション 片付けよう
撤退 まだ動けるだろう……
復活 諦めるんじゃない
伏兵 玉兎も驚いたことだろう
攻城 矛盾と不可能を越えていく
落城 やることはやったし……あとは、商売でもやって細々と生きていくかな
贈り物① 名声は不幸の元でもある。
過ぎたるは猶及ばざるが如し、ということかな。
贈り物② 奇策は一度きりのものだから、
策は枯れないよう常に考えておくものさ。
贈り物(お正月) 一年の抱負などない。
心の中の計画は常に変わっていくものだからな。
贈り物(バレンタインデー) ほう……今日はこういう贈り物が多いな。
これもなにかの策なのかな?
贈り物(ホワイトデー) 私は戦が終わったら、陶朱(とうしゅ)という商人になる。
もし覚えていたら、特別なものをあげよう。
贈り物(ハロウィン) 祭りの余興に、この転魄(てんはく)を使って、
月にいる兎と蟾蜍を転ばせてみせようか。
友好度上昇 諦めるんじゃない
寵臣 頼まれたら断れないタチでね。久しぶりにやってみようか

贈り物の特殊演出
対象武将琥007九天
会話武将 台詞
琥007九天 私に兵士を鍛えて欲しいって? 見た感じ
君が兵法を教えた方が上手く行きそうだけど。
EX071范蠡 人間とはそんな単純じゃないんだよ。
EX071范蠡 風采の上がらぬ優男が教えるよりも、
神秘的な天女の化身が教えた方が話になる。
EX071范蠡 その”話”は敵国にも畏怖となり伝聞される。
そういう事だ、越女どの。

対象武将琥032文種
会話武将 台詞
EX071范蠡 狡兎死して走狗烹られ、高鳥尽きて良弓蔵る。
あれほど忠告したのに、貴公は……
琥032文種 私は不器用だ。あの時、越を脱出した所で
同じような結末になっていたでしょう。
琥032文種 かたや、大商人となった范蠡殿はやはり凄い。
陶朱という名は山にもなっているようですよ。
EX071范蠡 名声は不幸の元だというのに……
暫くは、范蠡の名で戦いに身を置くとするか。

情報提供・誤った点に気付いた等、何かありましたら気楽にコメントしてください。

  • 円形範囲6.4部隊自身後方円 - 名無しさん (2025-03-03 13:43:09)
  • 武将会話2が誤った文章に書き換えられてたんだけど一体どういうこと? - 名無しさん (2024-10-29 14:15:59)
    • 特殊演出?たぶん直近で編集したの自分な気がするけど、そこは触れてないから分かんないな。 - 名無しさん (2024-10-29 14:33:36)
  • 伏兵ボイス的に范蠡の担当剣は転魂かな? - 名無しさん (2024-03-20 09:21:55)

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2025年02月02日 11:58