カードリスト > > 第3弾 > 琥010_勾践

武将名 こうせん 越王
勾践 統一名称:勾践
   生没年:不明~前465

「会稽の恥、今こそ雪ぐ時ぞ!!」

古代中国、春秋時代の越の王。
父王を殺した呉への復讐を誓い、23年後に呉王・夫差を倒して、天下にその名を残した。
銅剣を自ら創る等、武を尊ぶ覇者であったが、臣の范蠡が去った後は国を治めることが出来ず、越は衰退の一途を辿った。
勢力
時代 春秋戦国
レアリティ R
コスト 2.5
兵種 弓兵
武力 8
知力 6
特技 防柵・昂揚
計略 風雲之会(ふううんのかい) 【琥煌:最大消費3】(計略発動時に消費した琥煌ゲージに応じて効果が変わる。発動時に琥煌ゲージが増加する)
【ため計略】(使用すると移動と兵種アクションができなくなり、一定時間後に計略が発動する。この計略は反計されない)
琥の味方の武力が上がる
3消費:さらに武力によるダメージを軽減する
必要士気 6
効果時間 知力時間
Illust. 仙田聡
声優 家中宏

計略内容
カテゴリ   士気   琥煌   武力   知力   速度   兵力   効果時間   備考  
琥煌 6 0 +3 - - - 12.9c(知力依存0.2c) ため時間5c
琥煌入力はため解除時
1 +4
2 +5
琥煌 超 3 +6 武力ダメージ軽減倍率 0.65倍
(最新Ver.2.6.0E)

調整履歴
修正Ver.   変更点 内容   備考  
Ver.2.0.0C ため時間 5.8c → 5c -
Ver.2.0.0H 武力ダメージ軽減倍率 0.7倍 → 0.65倍 -
Ver.2.1.0D 効果時間 12.1c → 12.5c -
Ver.2.6.0E 効果時間 12.5c → 12.9c -

所感
琥勢力の2.5コスト弓兵。時代勢力は春秋戦国。
数値上のスペックはコスト比で考えると平均的だが、弓兵にマッチする防柵と士気を多少なりとも補える昂揚持ちである点が強み。

計略は琥煌かつため計略の号令。
通常は武力のみ上昇し、琥煌3消費で武力ダメージ軽減が追加される。
計略を発動するとまず士気を消費し、ため完了時に琥煌を入力する形。
ため中に撤退した場合、士気は失うが琥煌は失わない。
士気6と重く緊急に使う号令でもないため、ほぼ琥煌3で使用することになるだろう。

ため号令の常として戦況を先読みした上での発動が求められるうえ、琥煌消費による取り回しの悪さがつきまとってくる。
守勢時に使うことは難しい以上、別の手段で防衛しつつ敵を押し返してため時間をつくるプランを用意しておく必要はあるだろう。
発動さえできれば長めの効果時間に加え、高い武力上昇・ダメージ軽減の組み合わせにより高い決定力を誇る。
流派琥煌・参の型の兵力継続回復も合わさればさらに強力。

Ver.2.1.0Aにおいて蕭何と共に勝率6割を叩き出したカードの1枚。
とはいえ、彼の場合は春秋戦国の2.5コストの柵昂弓として採用されていただけであり、基本的には計略は使用されなかった。

解説
故事成語「臥薪嘗胆」のうち「嘗胆」の部分を担当した越王。春秋五覇に数えられる場合もある。

テキストの記述は史実と異なっており、父・允常が死去し跡目を継いだ直後に呉王・闔閭に攻め込まれるも范蠡の奇策で撃退。
直後に戦傷が元となり闔閭が死去すると、跡目を継いだ夫差に弔い合戦を仕掛けられ滅亡寸前まで追い込まれた、というのが事実である。
(夫差の話と混同されたのかもしれない)

呉に捕らえられると伍子胥からは処刑を主張されるが伯嚭(はくひ)に賄賂を渡して許してもらうよう取りなし、伯嚭の言を受けた夫差により属国として存続を許される。
越に戻ると虜囚の辱めを受けた屈辱を忘れないため、部屋に苦い肝を吊るして舐めることを日課とするようになったのが前述する「嘗胆」の由来である。
それが功を奏して呉への復讐戦を果たし夫差を自害に追い込んだが、元々猜疑心の強い性格だったため范蠡からは粛清を恐れ出奔されている(ちなみに、実際に文種を粛清している)。

イラストで手にしているのは、テキストにも書かれている自らが打った「越王勾践剣」と思われる。
20世紀に現物が発掘されるが錆び一つなく切れ味も保っており、オーパーツ扱いされたりもしている。
呉越は冶金技術が特に発達しており、干将(かんしょう)莫耶(ばくや)呉王夫差矛(ごおうふさやり)といった名剣も作られている。

勾践は鍛冶師に命じて八振りの剣を造らせたという。
  • 揜日(えんじつ):太陽を指すと、昼日中でもあたりが暗くなる。勾践の計略台詞で言及されている。
  • 断水(だんすい):水を斬ると、水は割れて元に戻ることはなかった。本作では西施に下賜している。
  • 転魄(てんはく):月を指すと、月に棲む蟾蜍と兎はひっくり返った。本作では范蠡が持っている。
  • 懸剪(けんせん):空飛ぶ鳥がこの刃に触れると真っ二つに斬れた。本作では文種が持っている。
  • 驚鯢(きょうげい):海に浮かべると、鯨の類が驚いて海中深く潜った。本作では鄭旦が持っている。(絆武将出現時の台詞より)
  • 滅魂(めっこん):夜間これをもって歩くと、魑魅魍魎は怖れて姿を消した。本作では鹿郢が持っている。
  • 卻邪(きゃくじゃ):物の怪に憑かれた者はこれを見ると怖れて平伏した。本作では九天が持っている。
  • 真剛(しんこう):玉や金属を斬ると、土や木を削るようにたやすく斬れた。本作では石買が持っている。真鋼とも表記される。

大戦シリーズにおいて
琥勢力の琥煌計略には剣のモチーフが多用されているが、特に勾践の場合は上記の「自ら鍛えた剣」の逸話と計略演出・台詞群が抜群に噛み合っている。
剣を集めるという琥煌システムも八振りの剣の逸話から影響を受けたのだろうか。英傑大戦~六極の煌剣~自体のデザインに影響を与えたかもしれない1枚。

台詞
台詞
開幕 会稽の恥、今こそ雪ぐ時ぞ!!
計略 剣は完成した……揜日(えんじつ)よ、天辺の雲を呼び、嵐を起こせ!
└絆武将 越王勾践剣よ!永遠に輝き、我が覇業を照らせ!
兵種アクション 放て!
撤退 この屈辱……忘れはしないぞ……
復活 復讐を果たす
伏兵 雪辱の時、来たれり
攻城 目に物見せてくれる!
落城 天は余を見捨てはしなかったようだな……
贈り物① 構わぬ。越国再興のためならば、
いかなる手段も許されよう。
贈り物② 斎桓公も晋文公も苦境に立たされながら
覇者として返り咲いた。余も耐えてみせようぞ。
贈り物(お正月) 剣だ! 二千年経っても腐敗しない、最強の剣を創るのだ!
贈り物(バレンタインデー) ふふ、今日くらいは
甘いものを舐めてもよい……そういうことだな?
贈り物(ホワイトデー) 八振りの宝剣は持つべき者が持っている。
なに、お前が九番目になると申すか?
贈り物(ハロウィン) 童を見ると、我が子を思い出す……
いや、生きてはいるが、暫く顔を見ていないのだ。
友好度上昇 復讐を果たす
寵臣 -

琥煌掛け声
台詞 ひとふり ふたふり みふり - - -


贈り物の特殊演出
対象武将琥023石買
会話武将 台詞
琥023石買 へ? この石買が一振り目の剣を
いただけるというのですか?
琥010勾践 選べ。我が剣・揜日以外の……断水、転魄、
懸剪、驚鯢、滅魂、卻邪、真剛からだ。
琥023石買 で、では……この真剛を……
これはどういった能力があるんでしょう?
琥010勾践 それは、よく斬れるだけの剣だ。
“実直”なお前らしいな。ふはは!
琥023石買 ああんっ! 王様のいじわるっ!!

情報提供・誤った点に気付いた等、何かありましたら気楽にコメントしてください。

  • 贈り物の、斎桓公 斉の誤字かな? - 名無しさん (2024-10-30 13:15:26)
  • 伏兵「雪辱の時、来たる(来たれり)」? - 名無しさん (2023-12-16 17:08:12)
    • 何回か聞いたけど「来たれり」っぽい - 名無しさん (2023-12-20 03:38:30)

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最終更新:2025年04月23日 11:49