Honest Hearts エンディング
※ この項目には、ゲーム中の大きなネタバレが含まれます。
分岐の条件を記載する場合は英wikiも参照してください。
エンディング冒頭
こうして、ニュー・カナーン人と[[ホワイトレッグス]]の戦いはついに幕を閉じた。 運び屋の存在が局面を動かし、危うい力のバランスを変化させたのだ。
ホワイトレッグス
- ダニエル死亡
ダニエル亡き後、ホワイトレッグスはすぐにザイオンを侵略し、ソローズとデットホースを谷から追い出した。 ホワイトレッグスはソローズが立ち入りを禁じていた戦前の建物を残らず略奪し、その浅ましさでザイオンの美しい自然を汚しつくした。 その年が終わる頃には、ソローズが谷に住んでいた痕跡はほとんど失われていた。
- ソローズをザイオンから逃がした
ソローズをザイオンから追い出したホワイトレッグスは、以前の谷の住人たちの痕跡を一掃することで勝利の祝いとした。 そしてリージョンへの統合を申し出たが、却下された。 グランドステアケース、およびコロラド川沿いのニュー・カナーン勢を一掃しそびれた事実が、人々に知れ渡っていたのだ。 ホワイトレッグスはニュー・カナーンの民を探し出そうと及び腰で捜索したものの、ジョシュア・グラハムの戦いかたを体得したデッドホースによって撃退された。 ホワイトレッグスはリージョンの一員となる望みを失い、小規模な夜盗団へと分裂した。ザイオン・バレーは汚れた貯水槽のごとき様相となった。
- ホワイトレッグスを殲滅し、ソルト・アポン・ウーンズを逃がした
運び屋とジョシュア・グラハム率いるデッドホース、およびソローズにより戦意を喪失したホワイトレッグスは、グレートソルトレイクへと退却した。 その命運は見えていた。ホワイトレッグスの意志がくじかれ、その族長には見る影もなくなったとの報せが、すぐに別部族"エイティーズ"の耳に入った。 その年が終わる頃には、エイティーズがホワイトレッグスの集落を侵略して四散させ、グレートソルトレイクの新たな主となるのだった。
- ホワイトレッグスを殲滅し、ソルト・アポン・ウーンズをジョシュアが処刑した
ジョシュア・グラハムによる、[[ソルト・アポン・ウーンズ]]への冷酷な処刑を見せられたホワイトレッグス残党は、グレートソルトレイクへと退却していった。 大敗の記憶と、デッドホースの恐ろしいまでの戦いぶりを脳裏から拭い去れないホワイトレッグスは、さらなる報復を恐れた。 北へと逃れた彼らはユタからワイオミングへと入ったが、環境は過酷で、最初の冬で部族の半数が命を落とした。 春が訪れると、残党は少数の集団に別れて四散した。そしてホワイトレッグスは静かにして不名誉な死を迎えるのであった。
- ホワイトレッグスを殲滅し、ソルト・アポン・ウーンズを戦って殺した
スリーメアリーズでの敗北と族長の死亡にもかかわらず、ホワイトレッグスはひるまずに残りのニュー・カナーン勢を追い続けた。 だがコロラドでようやく獲物に追い付いてみると、形勢は逆転していた。 ニュー・カナーン勢の待ち伏せを生き延びたホワイトレッグスたちも、安全なグレートソルトレイクにたどり着く前にデッドホースにせん滅されてしまった。 ホワイトレッグスの激減が"エイティーズ"の耳に入ると、戦乱の火蓋が切って落とされ、年が終わる頃にはホワイトレッグスは全滅に追い込まれていた。
ソローズ
- ソローズをザイオンから逃がし、その途中のオプションクエストを全てクリアした
ダニエルは当初からの思惑通り、ソローズを率いて無事にザイオンから脱出した。 運び屋は脱出するソローズを護衛し、その大半が無傷で目的地に着けるようにはからった。 その後の数週間、数か月に渡り、ダニエルはソローズのグランドステアケースの再定住を見届けた。 新たな住まいへの適応は簡単ではなかったが、ソローズもやがてザイオンを失ったことを受け入れるようになっていった。
- ソローズをザイオンから逃がし、その途中のオプションクエストをクリアしなかった
ダニエルはソローズを率いてザイオンから脱出したものの、運び屋の不手際により途中で大勢がホワイトレッグスに虐殺されてしまった。 生き残った者たちは命からがらグランドステアケースにたどり着き、デッドホースおよびニュー・カナーンの民の協力により、定住していった。 見慣れぬ環境と愛する者たちの死とで、ソローズの間には深く、なかなか薄れない悲しみが残ってしまった。 二世代に渡り、ザイオンを失ったことを嘆きながら死んでいくものが多かったという。
- ホワイトレッグスを殲滅し、ソルト・アポン・ウーンズを逃がした
ソローズはジョシュア・グラハム率いるデッドホースと肩を並べて戦い、ザイオンに対するホワイトレッグスの脅威を払拭した。 運び屋がジョシュア・グラハムを説得し、ソルト・アポン・ウーンズの命を助ける姿を目にしたソローズは、復しゅうが慈悲によって和らぎうることを学んだ。 ソローズが純真さを失ってしまったことには失望しつつ、ダニエルは運び屋がもたらした教訓にいささかの救いを見出し、それが根づくよう祈ったという。
- ホワイトレッグスを殲滅し、ソルト・アポン・ウーンズをジョシュアが処刑した
ソローズはジョシュア・グラハム率いるデッドホースと肩を並べて戦い、ホワイトレッグスの脅威を払拭した。 ソルト・アポン・ウーンズを処刑するよう、ジョシュア・グラハムに進言する運び屋の姿を見て、ソローズはニュー・カナーンの民が邪悪な者には無慈悲なのだと知った。 ソローズが平和的で内向的な部族から、容赦の無い好戦的な一族へと急に変わったことで、ダニエルの心は深く傷ついた。 時が経つにつれて、ソローズはやること為すこと全てにおいて、お互いに対しても、無慈悲になっていった。 ダニエルはニュー・カナーンの民とザイオンとの間を往復し、訪れるたびに古いやりかたへの回帰を訴え続けた。 ソローズはやがてその説教に愛想を尽かし、彼に背を向けてしまったのだった。
- ホワイトレッグスを殲滅し、ソルト・アポン・ウーンズを戦って殺した
ソローズはジョシュア・グラハム率いるデッドホースと肩を並べて戦い、ザイオンに対するホワイトレッグスの脅威を払拭した。 運び屋とジョシュア・グラハムがソルト・アポン・ウーンズを倒した時、勝利を祝う大がかりなうたげが催された。 ソローズが平和的で内向的な部族から、誇り高く好戦的な一族へと急に変わったことで、ダニエルの心は深く傷ついた。 彼らがザイオンにとどまるという事実をなぐさめにしようとしたものの、焼け石に水だった。ソローズの純真さは失われたのだった。
デッドホース
- ジョシュア・グラハム死亡
長年ジョシュア・グラハムを生きた伝説として崇めていたデッドホースは、その死を受け入れることができなかった。 ニュー・カナーンの宣教師たちは部族との連絡を続けようとしたが、ジョシュアほどの存在感はなく、影響力は弱まっていった。 とはいえ、亡き思想的リーダーへの敬意の表れとして、デッドホースはニュー・カナーンの者たちが移住した土地を守り続けた。 世代を重ねるにつれ、デッドホースはその土地に根付いた厳格な正義の精霊を崇めるようになり、その精霊をジョシュアと呼んだという。
- ソローズをザイオンから逃がした
ソローズのザイオン脱出を手助けしたデッドホースは、デッドホース・ポイントにある故郷へと帰って行った。 部族の者はニュー・カナーンの人々から学び続け、長年に渡ってコロラド川沿いに社会を築き、栄えたという。 部族間の絆は続いたが、デッドホースが崇めたのはジョシュア・グラハムの伝説であり、ニュー・カナーンの教えではなかった。
- ホワイトレッグスを殲滅した
ザイオンからのホワイトレッグス一掃を助けたデッドホースは、デッドホース・ポイントへと凱旋した。 ソローズに対しては中立であり続けたものの、時が経つにつれて両部族間に競争的な関係や、暴力が振るわれた時期もあった。 ニュー・カナーンの人々、とりわけダニエルは仲介者として頻繁に介入したが、部族間を和解させるのは困難だった。
ハッピートレイル・キャラバン
- ダニエルかジョシュアが死亡
長らく営業不振が続いていたハッピートレイル・キャラバン社は、この遠征の失敗に肩を落とした。 ニュー・カナーン人とキャラバンの絆は、二度と戻らなかった。 グレートソルトレイク周辺とザイオンでの一件以後、会社はちょう落の一途をたどった。 約半年後、ハッピートレイルキャラバン社は倒産した。
- ソローズをザイオンから逃がした
長らく経営不振が続いていたハッピートレイル・キャラバン社は当初、遠征の結果に落胆した。 ニュー・カナーンが滅び、ソローズがザイオンを去った今、この地での交易は望むべくもなかった。 だが、運び屋の偉業について、ダニエルから聞かされたニュー・カナーンの一族は、彼らの親切に報いることにした。 年に2回、ニュー・カナーン人たちは危険を冒して西へおもむき、ニュー・リノで彼らと交易するようになった。 結局、会社は生き残れなかったが、ニュー・カナーン人の寛大さが、辛い時期を少しだけ楽にしてくれたのだった。
- ホワイトレッグスを殲滅した
ホワイトレッグスのザイオンにおける敗北は、ハッピートレイル・キャラバン社の運命を大きく変えた。 キャラバンは2か月ごとにザイオン・バレーでニュー・カナーン人と交易し、会社はすぐにまた繁盛した。 ソローズとデッドホースがユタ南西部を自警すると知り、キャラバンは最初こそ驚いたが、すぐに喜びに変わった。 各部族が結託して、エイティーズをハイウェイ50から追い出した結果、ハッピートレイル・キャラバンは、新たな交易ルートを得たのである。
フォローズ・チョーク
- フォローズを部族に残るように説得した
フォローズ・チョークは運び屋の言葉に従い、モハビ・ウェイストランドやNCRの大都市は知らないままの方が賢明だと判断した。 時には遥か遠くの地に思いを馳せるものの、デッドホース・ポイントで家族のために尽くし続け、やがて心も色あせていった。
- フォローズに外の文化を見に行くよう促した
フォローズ・チョークは運び屋の言葉に従い、遠くの地を自らの目と耳で見聞きしようと決心し デッドホース・ポイントに戻った後、家族や部族の他の者たちと、野心についてもめ続けた。 そしてある朝、目を覚ましてみると、フォローズ・チョークは一人で西に向かい、荒野に姿を消したという。 以後、彼の姿を見た者はいない。
ウェイキング・クラウド
- 夫の死を隠すために嘘をついたorA Family Affair発生後放置
夫の死を報せてもらえなかったことを知ったウェイキング・クラウドは、ダニエルとニュー・カナーンの民に対し、非難と憎悪を抱いた。 部族の一部がニュー・カナーンの教えに対し不信感を抱くように仕向けたことで、時には両者の間柄が難しくなるのであった。
- 夫の死を正直に話した
夫の死を知ったウェイキング・クラウドは打ちひしがれたが、一族の者たちやニュー・カナーンの民の慈愛を慰めとした。 ウェイキング・クラウドは夫の死を隠していたダニエルを許し、やがてその運命を受け入れるようになっていった。 その後、デッドホースから新たな夫を選んだ。彼女の願いで、夫は決して遠くには離れなかったという。
ジョシュア・グラハム
- グラハム死亡
長く苦しい人生の果てに、ジョシュア・グラハムはザイオンの地で眠りについた。 彼は最後まで闘争者だった。だからこそ、NCRの狙撃手やシーザーにもできなかったことを、成し遂げられたとも言える。 ニュー・カナーン人たちは、彼らの兄弟の魂がいつかまたザイオンに戻ると信じることに、慰みを見いだした。
- ホワイトレッグスを殲滅し、ソルト・アポン・ウーンズを逃がした
ホワイトレッグスの脅威は去った。ジョシュア・グラハムの導きで、ソローズとデッドホースは仲間をとむらい、ザイオンを取り戻した。 運び屋の言葉は土壇場でジョシュアの怒りを鎮め、ソルト・アポン・ウーンズに情けをかけた瞬間、彼は変わった。 ニュー・カナーンの敵に対する闘争者ではあり続けたが、一族に逆らった者には時折、慈悲の心を見せるようになった。 彼はこの変心によって、遠き地のバーンドマンの伝説も廃れていった。そしてジョシュア・グラハムは安息を得たのである。
- ホワイトレッグスを殲滅し、ソルト・アポン・ウーンズをジョシュアが処刑した
ホワイトレッグスを撃破したジョシュア・グラハムは、ソローズとデッドホースを率いて敵の屍を八つ裂きにし、火をつけた。 彼は軍に"カナーンの流儀"を叩き込み、ニュー・カナーン人とザイオンの部族たちはすぐに、モハビでも恐れられる存在となった。 バーンドマンの伝説はさらに凶悪化し、恐怖の象徴であり続けた。
- ホワイトレッグスを殲滅し、ソルト・アポン・ウーンズを戦って殺した
運び屋の説得で、ソルト・アポン・ウーンズの処刑を思いとどまったジョシュア・グラハム。だが結局、族長は戦いで倒れた。 ホワイトレッグスはスリーメアリーズで敗北。ジョシュアの導きで、ソローズとデッドホースは仲間の戦死者をとむらい、敵の屍に火をつけた。 ニュー・カナーンの敵に対する闘争者であり続け、戦う相手には容赦しなかったジョシュア・グラハムだが、それでも彼は変わった。 彼はもう、以前のようには残虐行為を楽しめなくなっていたのだ。 彼の内なる悪魔は少なくとも・・・ 穏やかにはなっていた。
ダニエル
- 死亡
ダニエルが死に、ザイオン・バレーへの攻撃を生き残ったソローズたちは、当然のように彼の死を嘆いた。 その数週間後、彼の悲報を受け取ったニュー・カナーン人たちは、兄弟の魂が神に迎えられるよう祈った。
- ソローズをザイオンから逃がした
ソローズを無事、ザイオンからグランドステアケースへと避難させたダニエルだったが、正しい選択だったのか迷い続けていた。 彼は残りの人生を、祖先たちが何世紀もの間そうしてきたように、一族の信仰を若い世代に伝えながら過ごした。 家族の下で幸せに暮らしていたダニエル。だが、ザイオンを夢見て、涙と共に目が覚める夜が何度もあったという。
- ホワイトレッグスを殲滅した
ホワイトレッグスに勝利したのちの数年間、ダニエルはソローズの信仰心を育むことに腐心した。 だが、懸命の努力もむなしく、部族の好戦性とジョシュア・グラハムへの敬意は高まる一方だった。 打ちひしがれた彼は、家族の暮らすデッドホース・ポイントへと戻った。後悔は死ぬまで続いたという。
エンディングラスト
こうして運び屋はザイオンの部族から離れ、モハビ・ウェイストランドの嵐の中へと帰って行った。