辺境に対して威圧的な態度をとるベルタリアに対して連合戦線を組み対抗する辺境一の大国。北部は山岳地帯で部分的に盆地が広がり、南部はヘルドリアと面してるあたりまでは平地で農業が盛んではあるが気候が年中寒い為育つ農作物は限られている。北部の都市では工業が盛んで、軍艦建造などの軍需産業も盛ん。北の湖上には「ザム火山」と言う活火山があり北部の一部地域では温泉が名物である。連合の盟主国だけに政治力・軍事力共に強力。
脱ガルマニアの際活躍した人物が初代デルバレス王で、建国から100年近くたった現在でも国民からは一族は「尊敬」されている上、その王族を中心として国民、王族共に確固たる団結心がある。王政ではあるが市民や商人の力も強く、国王は月一回開かれる市民会にて国民からの意見を聞き、それを政治に反映する義務を持っている為、これといった不満は国民にはあまりないもよう。
「マッキーヴ発掘所」と「シュヴル鉱山」と言うベルチタイトの発掘地を国内に有し、ベルタリアに次いで戦力を保有しているほか、周辺国にベルチタイトの供給と引き換えに連合に加わるような協定を締結している為経済も比較的安定している。
この国は連合を作ってはいるがあくまでも「帝国に対する一時的な連合」に過ぎず、全ての国が仲良しこよしというわけではなく、連合内でも水面下での対立を抱える国もおおい。


首都:リパ
公用語:デルバレン語
通貨:ゼル
国家:王の栄光と共に
国土の中心は標高の高い山脈が連なっており、首都以外はこういった山腹や麓、森を切り開き都市を作っている。
「マッキーヴ発掘社」と「シュヴル鉱山開発公社<ラッスル・シュヴル>」
それぞれカラルでも有数のベルチタイト鉱山で、マッキーヴ発掘社はベルチタイトの精製だけでなく兵器開発を行う軍需企業としても機能しており、航空機から艦船まで幅広い兵器を開発している。一方、シュヴル鉱山は「王室の所有地」として扱われており、王室の直営の軍需企業ラッスル・シュヴル社が管理を任されており、ここもマッキーヴ社同様ベルチタイトの採掘と精製行っている。しかし、マ社とは違い、国内だけでなく連合戦線加盟の同盟国(一部)にも兵器を販売しており、航空兵器よりも陸戦兵器開発に大きな実績を持っている。
両社ともに王室に根深く太いつながりがあり、国政や外交にもその力は及んでいる
大ガルマニア帝国時代の植民地が由来で、ガルマニア帝国に占領されるまでは三つの小さな都市国家が隣接していた。占領中は主に兵器や遺跡の発掘を行うエリアとして酷使されてきた。ガルマニア総督府が現在の王都リパに置かれていたため、ガルマニア帝国より独立後はリパを中心とし大きく発展を遂げてきた背景があり、そのままリパが首都になっている。
長い間デルバレスの民はガルマニア帝国に圧迫された生活を送りながらも、確実に技術力・文明力を磨きあげてきたため脱ガルマニア後、現在のような大国なることができている。
現在は連合戦線の盟主として大きく振る舞ってるが、上記の2社の影響が政治にも及んでおり、戦争を通じた経済力の強化を狙っている側面がある。
前述のとおり、航空戦力(飛行戦艦等の空中艦)を中心とした「王立空戦団」編成がメインとなっている。「王立陸戦団」と言う陸軍もあるがその戦力比は空戦団のおおよそ半分程度。しかし、ハイパーセルやレインウォール等の空中艦の行動が制限される気象条件では彼らは非常に力を発揮する。
空軍は大型艦船を中心とした軍艦中心の艦隊を6艦隊保有しており、空母はまだ建造する計画はあるもののいまだペーパープラン
航空機はビスデムの内燃式プロペラ戦闘機を参考にしている
・王都防空隊(第一艦隊):総旗艦1隻を中心とし総数80隻の軍艦が王都の周辺の空を守っている
・南方戦線攻勢隊(第二、第四、第五艦隊):デルバレス主力艦隊。ベルタリア帝国と毎日どこかでドンパチしている。とくに第二艦隊は練度・士気共に最大のエリート艦隊で、所属の艦船は全てが黒を基調とし赤いラインが入っている。
・遊撃艦隊(第三艦隊):ベルタリア領に積極的に侵入し、ちょっかいを仕掛ける艦隊。奇襲戦専門の機動艦隊
・第六艦隊:独立した特殊な艦隊。自身に直属する陸戦隊も保有し、空戦団から独立した指揮系統の元「デルバレスの為に」なんでもする。試験兵器の運用おこないことも。
陸軍は戦車と歩兵、砲兵をバランスよく編制した4師団で構成されている
基本的に空戦団も陸戦団も互いに協調し合っているが、作戦以外では対立が目立っている。(酒場での殴り合いなど程度)
人種としては北欧系の寒さに強い白人系。我慢強く、自国民としての団結力があり力強い民族である。また、寒い気候からかウッォカに似た蒸留酒「ヴァイツ」が国民の冷えた喉と体を温めている。ガルマニア帝国統治時代は半ば強制的に旧文明信仰をさせられていたが、その間もひそかながら本来の国教であるシャグマ教を信仰していた過去があり、脱ガルマニア後は国内の宗教統一をはかった。