かつてのガルマニア帝国時代の開拓地として栄えたのが始まりの国。隣国のワルカリア市にあった「ワルカリア植民地総督府」の管轄地域としてワルカリアと共に隷属の時代を経験した工業国。連合線陣営の最前線でもあり、ルイザの空は頻繁に戦闘の舞台となっている。
首都:ディルフ
国歌:
通貨:ゼル
ガルマニア帝国がやってくるまで未開拓の地であったが、ワルカリアに総督府ができると帝国の指導の下この一帯も開拓民・犯罪者や捕虜が送り込まれ開拓事業が進んだ。アルゴーイ山脈からもたらされる豊かな水資源によって一帯はかなり深い森で、昼間でも周囲は薄暗くなるほどの巨木と独自の生態系が開拓民の前に立ちはだかり、おおよそ人間が生活していける場所ではなかった。しかし、彼らの世代を超えた努力により集落ができ、街ができ、、、と徐々に開拓された。
ルイザ開拓の当初の目的は「デルバレス方面侵攻の橋頭堡確保」であったが、これが大きく変わったのは「ベルチタイト」の発見であった。当時帝国内ではチエルケスカ地方が主な産出地であったが、ここでも採掘が可能と判明してからはワルカリア総督府が主導となって大規模な採掘事業が進められ、国内に造船所や工場が多数設置され、結果的に飛行艦技術や反重力タービン技術など工業面の発展に大きく貢献した。
しかし、その裏でガルマニア帝国将兵による暴力的な開拓・採掘事業の監督に不満を募らせた労働者階級がkc220年頃からたびたび暴動をおこした。一連の暴動を指揮していたのは「ヴァレッティ」というルイザ生まれの正義感のつよい労働者階級の青年で、ワルカリア周辺で活動していたいわゆる「ゲリラ」であったが、ガルマニア末端貴族の「トティエール=ケメナス」による支援のもあり、衰退期のガルマニア帝国に対して頻繁で過激な攻撃を加えていた。各地での武勲からルイザの労働者の間では英雄的な存在であった。
kc303年、ガルマニア帝都が崩壊する半年前。ワルカリア総督府が後のベルタリア帝国初代皇帝ガリナスと当時彼の副官を務め、後のワルカリア王国の女王になるマリーヤらに率いられた軍勢により破壊されると、マリーヤ自身がルイザのガルマニア残党の殲滅を労働者らの英雄であり、実践経験も豊かだったヴァレッティにゆだね、その後のルイザ方面での指導者としての地位を確実なものにした。
ガルマニア帝国崩壊に伴う騒乱が落ち着き出した頃、ルイザはヴァレッティを先頭に一つの国としてまとまり始めていた。基本的な憲法や行政システムなどはワルカリアを模範し、ヴァレッティを国家の代表者としkc360年に正式な国家として表明した。
それからしばしばの安定期に入ったカラルの世界情勢であるが、ルイザでは交易材料になるベルチタイトを各国に供給すべく日夜採掘をし、輸出していた。とりわけ山脈を隔てたワルカリア王国とは建国後とも仲が良く積極的な交流があったが、ベルタリアが「帝国」になると両国間の関係も大きく変わる。
ワルカリア王国はベルタリア帝国に同調する動きを見せたが、ルイザは帝国主義には反対の立場をとり、連合戦線に加わった為、敵対する事となる。
両陣営が開戦してからは帝国本土に近いルイザに連合線の軍事基地や泊地が設置され、ベルタリア帝国陣営の重要攻撃地点に設定されている。
ルイザにおいて首長とは、「常に先頭に立ち」民を導くルイザ国民の全員の指導者であるという認識がなされている。
事実、ルイザ国家憲法には「「首長の座につく者は、多くの者から信頼・尊敬され、また、多くの者の為に尽くした人物がなる」と憲法に記されており、これは初代首長ヴァレッティに対するリスペクトでもある。
もともとガルマニア帝国によって強制的に開拓民としてこの深い森を開拓させられた国民の間では、厳しい環境の中で「相互扶助」による助け合い精神で結ばれてきたが、悪くいえば「全体主義」的な側面もある。その為、たとえ国家の指導者であっても特別な生活を送ることは忌避されているのである。
国の指針は週間隔で開かれる「中央代表会議」にて各都市の代表者数名と首長との間の会議によって決められる。その為、王政でありながら議会民主主義的な国家運営がなされるという変わった政治形態をしている。
帝国主義に関しては国民の多くが否定的な感情を持っている事から、ベルタリア帝国とは水と油な関係である。その為、連合戦線陣営に属しているが国力自体大きい訳ではないので軍事拠点などの「場所」の提供と僅かだが戦力の提供を行っている。
・混血の民族
→ガルマニア帝国によって世界各地からいろんな民族がこの地に送り込まれ、労働に従事させられていた為、デルバレス系やカラト系、ベルタリア系など犯罪者や捕虜などいろんな人々が集められた。当初は民族間のいがみ合いもあったが、次第に互いに融和しあった。カラルにおいて最も協調性のある民族といえる
・みんなゴツい
→体格がすごくいい、、、
・祭りは盛大に
→ルイザに訪れる僅かな春に一斉に穀物や野菜の収穫が行われ、毎夜どんちゃん騒ぎの収穫祭が行われる
軍隊
・旧式の兵器博物館
使用されている兵器の多くは旧式であり、多くが近代改修を繰り返した物やレストア品が多い。気合いと犠牲で戦う。
土地・環境
アルゴーイ山脈の麓にあり、水には困らないが多くが森林な為平地が少ないため農地や飛行場などに苦労している