デルバレス王国 兵器

小型飛行兵器

マッキーヴ・サレドロ 3型 ‘‘メイヴィス‘‘

                                 ~デルバレス王立空戦団第二師団第八戦闘飛行隊 カトレンコ隊所属機~

スペック

・製造元:マッキーヴ社 

・固定武装:12.7lel重機関銃×4 (追加武装:各種自由落下爆弾×2 各種憤進弾×6)

・搭載エンジン:過給器搭載型液体冷却式 Hu-351マゾンV型エンジン
・最高速:540gm

 

 デルバレス王国空軍、新型主力戦闘機。新型といいつつ、従来の「サレドロ1型‘‘ケルヴィス‘‘」の改良型で火力・エンジンパワー・冷却機能を大幅に強化したもので、ケルヴィスの癖のない操作性を継承している。元設計自体優秀で、1型、2型とも大きな設計変更がなく、その曲線的な機体デザインと浅く湾曲した逆ガル翼が特徴で、信頼性の高い機体としてパイロットから絶大な支持を得ている。

 

 この機体が優秀と言われるのはその汎用能力の高さにもある。翼下に110qel(クエムエルク)まで懸架可能なアタッチメントがあり、そこに自由落下爆弾(片翼1個)または、憤進弾(片翼3本)を搭載できるため、対地・対空の戦闘が可能であるが、ここにつけると増槽が搭載できず、航続距離・機体性能が大幅に落ちるため多くのパイロットはいやがる。

 

 サレドロは登場から半世紀、パイロットに愛されてきた。しかし、ベルタリア帝国の手慣れたパイロットと高性能なプッシャ式戦闘機の機動力を前に多くの性能で劣るケルヴィスは惨敗をしており、新型機を求める現場の声を多く取り入れたのがこのメイヴィスである。この機体の登場はデルバレス王国空軍の歴史において大きな転換となり、製造は急ピッチで進められ、現在、ほぼすべての部隊に行き渡った。しかし、戦場が南下するとエンジンの冷却機能の弱さと、高湿度がエンジンに大きな負荷をかける事となり、長時間のフルスロットルはエンジンのオーバーヒートを招くことになった。さらに、過給器を搭載した事で高高度での戦闘が得意になった反面、低高度では持ち前のポテンシャルを発揮できない等が判明し、現在さらなる改修が予定されている。

 

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最終更新:2018年06月17日 22:21
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