世界大戦期

世界大戦時の主な戦闘

オランテア上空戦

交戦国家
デルバレス王国
 王立空戦団第7駆逐戦隊VS ベルタリア帝国 ウーテン属領軍先遣隊
kc509 パトロール中のデルバレス王国所属デルバレス王立空戦団第7駆逐戦隊の3隻がトーヴル南部のオランテア平原上空で侵攻中のベルタリア帝国属領艦隊と不意の交戦をした。
 
当時、上空では分厚い雲と嵐により双方の電探が使用不能の状態だったため、双方ともかなりの至近距離まで接近するまで互いの存在に気がつかなかった

 第7駆逐戦隊は急速回頭しつつ、艦砲と噴進弾を水平射撃し、ウーテン属領軍も同様に回頭しつつ反撃を行う。しかし、ウーテン属領軍のノイヂア級装甲艦は、旧式といえど砲門数と分厚い装甲でデルバレス軍のコゼル級駆逐艦に勝り、最初の10分間の砲雷撃戦で第7駆逐戦隊の2隻が轟沈し、戦隊旗艦バーディオを残すのみとなった

 駆逐艦一隻に対して、三隻の装甲艦という圧倒的な不利な状況ながら、バーディオは艦長の的確な指示の元、敵の攻撃を回避しつつ退避していたがルゥスⅢ世の放った砲弾が側面に命中し、持ち前の速度を崩されていく。艦長は自分以外の者を退艦させると、舵をルゥスⅢ世に向け、最後の突撃をしかけた。

 デルバレスの救援部隊が到着する頃、属領軍は、戦線を離脱しており、嵐の過ぎ去ったオランテア平原には墜落し炎上している船の残骸だけが広がっていた。
 

最終更新:2019年01月15日 12:59