ささい りゅうじ
日本で活躍するベーシストであり、ゲーム音楽作曲家としても活躍していた。
クリスタルソフト、
スクウェア(現
スクウェア・エニックス)などに所属していた。
「笹井りゅうじ」表記でクレジットされることもある。
『ノヴェラ』、『アクション』などのバンド活動を経て、現在は様々なバンドのベーシストとして活躍している。
パソコンゲームの開発会社に勤める知り合いの勧めでフロッピーディスクにデータを書き込んで箱詰めするバイトをしていたところ、バンド活動しているなら作曲もできるだろうと依頼されて引き受けたのがゲーム音楽作曲の最初の仕事となった。
パソコン雑誌に募集広告を載せているメーカーに片っ端からデモテープを送り、マイクロキャビンやクリスタルソフトもその中の1つだったとのこと。この頃、マイクロキャビン開発のMSX移植版
FF1の編曲も担当している 。
フリーで活動後、クリスタルソフトに所属。
1990年にクリスタルソフトはT&E SOFTに合併吸収され、一部スタッフはスクウェア大阪に移籍。笹井氏は退職してフリーに戻っている。この頃は年間300曲程度の仕事を引き受けていたとのこと。
1991年にクリスタルソフトからスクウェア大阪に移籍していた
藤岡千尋氏(現・
アルファドリーム所属)に誘われて『時空の覇者 Sa・Ga3』に参加。多くの仕事を抱えていたため移籍の誘いは先延ばししてフリーとして参加し、スクウェアへ移籍するのは『時空の覇者 Sa・Ga3』がマスターアップして開発スタッフが休暇期間に入っていた頃になった。主にスクウェア大阪支部開発の作品を担当。
スクウェア時代に担当した『
FFUSA』や『
ルドラの秘宝』の音楽は現在でも高い人気を誇る。
1998年にスクウェアを退社。以後、バンド活動の傍らで名前を伏せてアダルトゲームやパチンコ、バンドの作編曲を手掛けている。
しばらくの間、ゲーム業界から離れていたが、2011年の『
サガ3時空の覇者 Shadow or Light』で久しぶりに作曲を担当。
昔と変わらずの曲のクオリティの高さでファンを喜ばせた。
現在も精力的にゲーム音楽を作り続けており、ケムコのスマホRPGなどに楽曲を提供している。
『ロストスフィア』(2017スクウェア・エニックス)ではSEを担当。
作風や経歴などから、
アリスソフト外注のDragon Attack!氏と同一人物の噂がある。
作曲作品の一例
- フリー(クリスタルソフト所属前)時代?
- 女性社員を活かす法 (1988 チャンピオンソフト) ※『ランス -光をもとめて-』及び『ランスII -反逆の少女たち-』は一部の曲を流用。
- ちょっと名探偵 (1988 チャンピオンソフト) ※同上
- タウヒード (1989 チャンピオンソフト) ※同上
- ホワッツ マイケル What's Michael ? (1988 マイクロキャビン)
- サーク (1989 マイクロキャビン)(新田忠弘氏との共作)
- クリスタルソフト時代
- フリー(スクウェア所属前)時代?
- サークII (1990 マイクロキャビン)(新田氏との共作)
- フレイ (1990 マイクロキャビン)(新田氏との共作)
- 時空の覇者 Sa・Ga3 (1991 スクウェア)(藤岡氏との共作)
- ソード・ワールドPC (1992 T&E SOFT)(木下ゆみ氏、釜木茂一氏との共作)
- スクウェア(現スクウェアエニックス)時代
- フリー時代
- サガ3時空の覇者 Shadow or Light (2011 スクウェアエニックス)(伊藤賢治氏と共作)
- 喧嘩番長5 漢の法律 (2011 スパイク)(作曲者多数)
- 喧嘩番長Bros. トーキョーバトルロイヤル (2012 スパイク・チュンソフト)(作曲者多数)
- ラストクロニクルオンライン
- ドラゴンシンカー 竜沈めの末裔 (2016 ケムコ)
- マギアコネクト
- フェアリーエレメンツ (2016 ケムコ)
- ドラゴンラピス (2017 ケムコ)
- アルバスティア戦記 (2018 ケムコ)
- カドバトうぉーず! (2018 イッタロ)
- アンビションレコード (2019 ケムコ)
代表的な曲
外部リンク
最終更新:2024年12月15日 10:20