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私たちみんなで、波旬を斃そう! - (2016/08/24 (水) 09:09:09) の編集履歴(バックアップ)
自分は
覇吐(正確には
畸形嚢腫)の
自滅因子である。ならば
覇吐が生きている限り絶対に死なない。そのことを利用して仲間たちを遠ざけ、
竜胆は単身、
波旬へ挑もうとしていた。自分が痛いだけなら構わない、それで自身の誇りである大切な者たちを護れるのであれば、彼らの将であれるのならば。
自己犠牲の精神に満ちた覚悟のようであるが、その言葉は決定的に矛盾している。
「将で在りたいってんなら、率いろよ。おまえがやってることは匹夫のなんとかってやつじゃねぇか。大将の選択じゃねぇ!」
「お前は
波旬か!? 誰も要らねぇってのかよ!」
誰も傷つけないためと言えば聞こえはいいが、その実、自分のみを頼みとして誰の力も必要とせず戦おうとする
竜胆の在り方は、皮肉なことに大敵である
波旬の思想そのものであった。
「
坂上覇吐が、おまえの益荒男が、あいつにまったく歯が立たないと、思うのか?」
「おまえの覇道に
惹かれた奴らは、おまえの役にも立たない塵なのかよ!」
覇吐を死なせないために、
覇吐を遠ざける。それこそが
自滅因子として、
覇吐を、すべてを破滅へと追いやる行動である。
自滅因子の宿業を乗り越えられるとすれば、この瞬間。そして
竜胆は――。
「私、私だって……!」
「おまえが死ぬだなんて、思いたくない!」
「死ぬな、死なないで……生きてほしい、愛してるから!」
確かに、彼女の
覇道の形を取り戻し、将として
覇吐に告げた。
「共に生きて、共に笑い、共に泣いて、共に勝とう」
「私はおまえを信じている。おまえが勝てるというのなら、ああ……分かったよ、否はない。共に行こう、ついて来てくれ!」
「私たちみんなで、
波旬を斃そう!」
そして
彼らは再び結集し、放たれた
矢が現世界と
座を隔てる壁を穿つ。そして戦いの果てに――。
- 正直単独で行っても自滅因子?知らんで即死な気がする。ニートと獣殿みたいにヌキヌキプンプンで特攻して結果的に自滅因子の役割やっちゃうとか・・・ -- 名無しさん (2016-08-22 23:06:05)
- ↑そうだよ。作中で覇吐もそれ指摘してるしね -- 名無しさん (2016-08-22 23:11:52)
- 射干「天狗道(波旬)に勝てる訳無いだろ!」 -- 名無しさん (2016-08-23 02:33:49)
- 馬鹿野郎お前俺は勝つぞお前!(射干) -- 名無しさん (2016-08-23 15:48:09)
- ↑4 自滅因子補正はその宿主を殺せるだけの力があれば無視できるからね 実際、黄金は波旬に倒されてるし -- 名無しさん (2016-08-23 18:16:40)
- 常世『もう、彼らには期待できない!私達で波旬を倒そう!』 -- 名無しさん (2016-08-23 18:59:57)
- ↑ 宿儺(ああ、こいつは駄目だ。メルヘン拗らせてやがる -- 名無しさん (2016-08-23 19:02:57)
- むしろあんな肥溜めからまともな“人”が生まれることを信じていた宿儺たちが凄い。常世らは憎悪に引っ張られてるけど、あの感性自体は普通。 -- 名無しさん (2016-08-23 22:38:59)
- 宿儺が望んでいたのは新たな覇道だけどね。真に人である兄様はまさに奇跡 -- 名無しさん (2016-08-24 01:36:03)
- あの世界じゃ覇道神より真人間のほうが珍しいからな。とはいえ天狗道じゃどっちも発生しないから夜刀様GJで親の水銀GJとなる・・・ -- 名無しさん (2016-08-24 09:09:09)