「どいつも指の一本程度で、消し潰せるような雑魚だがなァ」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
神咒神威神楽の最終決戦における
第六天波旬の台詞。
曙光勢にとって
坂上覇吐のみが波旬を打倒し得る切り札である。
しかし、波旬には先代から引き継いでしまった魂の総軍という強固な鎧があり、覇吐以外の
求道神たちは相討ち覚悟でそれを剥いでいかなくてはならない。
そこでまず、
「あれが座だと?私は断じて認めていない!」「あれに座らせておくぐらいなら、誰でもいいから適当に代わっちゃったほうが世のためだよ」「あれが相応しくないということだけは同感だ」等と言い放ち、波旬が総軍を棄て去るように誘導し始める。
他人嫌いな波旬は曙光勢の言葉から、彼ら・彼女らの狙い通りにとある事を思いつく。
「神?神?神だと?なんだ神が気になるのか?」
「天狗道では不足?あぁそうかもな。俺も嫌だぜ、てめえらみたいな塵にかかずらう羽目になるなら、永劫ただ一人でいい」
「ならばよし、どの神がいい。選ばせてやる」
「二元論、堕天奈落、悲想天、永劫回帰、修羅道、無間、輪廻転生」
「どいつも指の一本程度で、消し潰せるような雑魚だがなァ」
そうして過去の神格を
残滓技として放り投げ始めるのであった。
それは自らの鎧を捨てていく自滅行為に等しいのだが、他人を塵としか感じていない波旬は気付く事ができず、その敗因もついぞ理解する事は無かった。
なお、これより後の時間軸になる
神なる座に列し伝わる救世主では、
とある剣神にこれの意趣返しをされてしまう。
波旬が全力か定かではないので一概に比較できないが、指一本で消し潰すどころか、
相手の右腕しかもっていけないまま
左小指を斬られてしまった。