早馳風・御言の伊吹

はやちかぜ・みことのいぶき

壬生宗次郎の技能の一つ。

石上神道流の奥義。
その実体は極限の視線誘導と体捌きを駆使する乱撃技で、総てが必ず死角から飛んでくる。
ゆえに対峙する者はどれだけ斬られようと剣筋を見ることすら出来ず、見えない獣に喰い尽くされるかのような錯覚に陥る。
その奥義をして、数多の剣士が夢に見る、天地史上最高の剣とまで称された。

天魔・悪路の内界にて、太極位に押し上げられた時放ったこれは、無尽の刃が随神相の内部を埋め尽くし、悉くの死角からより襲い掛かる斬気必滅の奥義。それは速度、理合、技工では測れない総てを逸脱した何かであり、彼我の間に存在するあらゆる要素を突き抜けて炸裂した、剣撃の究極と言えるもの。
その光景は、刃を以って成した太極戦闘の基本である陣取りのようであり、刃そのものである宗次郎だからこそ成し得た偉業。

玖錠紫織との神楽で放つ際には、斬撃対象の変更と収束の術を獲得した。すなわち、かつて己が剣を受けた中で未だに生きている者らは、言うまでもなく壬生宗次郎という剣がその者たちを斬ったという事実を所有している。ゆえにその気になれば指一本触れないままその者らを斬殺できるだろうが、同時にそうした事実を取り上げることも出来る。
「何かを斬った」という事実だけは消せないが、「何を斬った」ことにするかは変更可能。その術を以って、まさしく万象のすら切断する絶対の劍を編み、紫織の大宝楼閣・善住陀羅尼と撃ち合い、第六天の法に亀裂を見舞い、無量大数の壁を破った。

第六天波旬との決戦では共に相手を守るかのように放たれた合体技『御言の伊吹・大宝楼閣』を披露。無尽の刃でもって蝗の群れを切り裂いた。


詠唱

(かみ)御息(みいき)()(いき)()(いき)(かみ)御息(みいき)なり。御息(みいき)をもって()けば(けが)れは()らじ、(のこ)らじ、阿那(あな)清々(すがすが)し――

石上神道流(いそがみしんとうりゅう)奥伝(おくでん)(いち)

早馳風(はやちかぜ)――御言(みこと)伊吹(いぶき)


  • 刃の陣取りとはなあ -- 名無しさん (2012-01-12 19:13:32)
  • 太極の時に使ったこの技がなんでああなったのか未だに理解出来ない -- 名無しさん (2012-03-12 20:46:54)
  • もはや剣の技ってレベルじゃねーぞ!天狗道の一般的な剣士の技量が気になる -- 名無しさん (2012-08-11 13:41:13)
  • 剣技なのに詠唱が必要なのが謎だな、太極で打ったからだろうけど -- 名無しさん (2012-08-11 14:01:34)
  • ↑最初の御前死合の時にあったが、自己暗示をしているのでは? -- 名無しさん (2012-08-11 23:17:08)
  • 万象斬殺の太極と絶対に回避できない多重連撃が組み合わさって宇宙がヤバイ。宗次郎マジヤバイ。 -- 名無しさん (2012-09-27 14:40:37)
  • ↑↑↑別に詠唱なくてもいけるんじゃね? -- 名無しさん (2012-09-27 18:51:15)
  • 宗次郎にとって不要でも俺らには必要(厨二的な意味で)。 -- 名無しさん (2012-09-27 19:24:52)
  • 正直あのクラスになると詠唱とかあってないようなものだろうし、ならあったほうがいいな(厨二的な意味で) -- 名無しさん (2012-09-27 22:13:37)
  • 詠唱は本人が自然と頭から出てくるものだし、必要なんだろう。あの波旬ですら律義に詠唱してるんだからw -- 名無しさん (2012-09-27 22:18:48)
  • 曙で「はやちかぜ」になってたな・・・ -- 名無しさん (2013-07-03 03:55:57)
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最終更新:2021年03月27日 01:19
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