スーパーヒーロー大戦:登場レジェンド

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*登場したレジェンド
**特命戦隊ゴーバスターズ
-[[劇場版3>劇場版3:海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン]]参照。
***黒木タケシ(くろき タケシ)
***仲村ミホ(なかむら ミホ) 
***森下トオル(もりした トオル)
**声のみ登場
***ゴセイレッド
-[[劇場版1>劇場版1:ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦]]参照。
***レッドワン
-[[劇場版1>劇場版1:ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦]]参照。
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*仮面ライダーとその関係者たち
**門矢 士(かどや つかさ)
-平成仮面ライダーシリーズ第10作『仮面ライダーディケイド』の主人公であり、「世界の破壊者」「全てのライダーを破壊する者」と呼ばれる仮面ライダー・仮面ライダーディケイド。
--光写真館に居候している記憶喪失の青年で、常にマゼンタのカメラを首から提げているが、撮影した写真はなぜか酷くブレたり歪んでしまうため、まともな写真を撮れたためしがない。口が悪く誰に対しても尊大な態度で接する自信家だが、いざというときは世界や仲間を守るために己の身を挺するなど、心根の優しい偽悪家でもある。
---ある日、彼は自分のいる世界が他の世界と融合し崩壊していくという現象に遭遇し、ディケイドの変身アイテムであるバックル・ディケイドライバーを手にする。そして、突如現れた謎の青年・紅渡(『ディケイド』の前作品である『仮面ライダーキバ』の主人公)に、「自分たちが世界の崩壊を抑えている間に、世界を渡り歩くディケイドの力を使い世界の消滅を防ぐための旅をしろ」と告げられ、「世界を写真に収める」という夢を胸に旅立つ。
----世界を渡り歩く旅の道中、様々なライダーと出会った士は彼らと心を通わせていくが、『ディケイド』最終話において再び姿を現した渡に「ライダーたちを『破壊』せず『仲間』にしてしまったのは過ちだ」と告げられ、キバに変身にした渡と彼の仲間たちから攻撃を受ける。
----『ディケイド』の劇場版第1作『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』では士が生まれ育った世界が登場し、記憶を失う前の彼は悪の組織「大ショッカー」がディケイドの力を使って全ての世界を征服するため、大ショッカーの大首領とするべく育てた人物であることが明らかとなる。一時は大首領となることを受け入れた士だが、最終的には大ショッカーを壊滅させ、改めて世界の崩壊を防ぐ旅に出る。
----『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010』で上映された『仮面ライダーディケイド 完結編』では、「全てのライダーを破壊する」という役目を受け入れ、ディケイドの圧倒的な力でライダーたちを倒して回っていた。士と一緒に旅をしていた光写真館の娘・夏海は彼の変貌にショックを受け、彼を自分の手で倒してでも止めることを決意するが、士の目的は自分が「破壊者」としての使命を完遂して倒されることで、自分の命と引き換えに世界を再生することだった。
-----士は夏海が変身したイレギュラーなライダー・仮面ライダーキバーラによって倒され、融合・崩壊の危機に瀕していた世界もディケイドによって「破壊」されたライダーたちとともに再生し、救われる。そして夏海によって倒されたはずの士も、今までの旅で築いた絆・夏海たちに残った記憶が起こした奇跡によって再生された。そして士は、「世界を、物語を繋ぐ旅こそ俺の旅。ディケイドの旅はここから始まる」と宣言し、夏海たちと再び世界を渡る旅へ出発した。
--『スーパーヒーロー大戦』と連動した『スーパー戦隊ヒーローズ』のイベントでは、黒十字王とともに悪の怪人を復活させた黒幕として描かれている。
---しかし、ゴーカイレッドと手合わせをした事で勝てない事を感じ、大ショッカーと大ザンギャックの計画を潰す。大ショッカーと大ザンギャックを裏切る準備をする一方で、ヒーローたちを封じたままゴーカイジャーを裏切る準備を進めていた事がうかがえる。
***外見
-マゼンタのディケイドマークがプリントされた黒い上着は、『オールライダー対大ショッカー』で士が大ショッカーの大首領となった際に着用していたもの。
--ただし胸のエンブレムにあった「DCD」の文字は除かれている。
--ヘアースタイルも『対大ショッカー』での大首領時と同様になっている。
---余談だが、『ディケイド』には「士が世界を移動すると彼にその世界での『役割』が与えられ、その役割に適応した外見に変化する」という設定があり、世界を移動するごとに士の服装・髪型が変化していた。今回の映画でも、「大ショッカー大首領」の役割を終えたラストシーンでは髪型・服装が変わっている。
----なお、ラストシーンの服装(薄いピンクのシャツと濃いグレーのジャケット)は、『ディケイド 完結編』で破壊者の役割を果たし倒されたことで消滅した士が、夏海たちの起こした奇跡によって再生された際のものに酷似している。
**海東 大樹(かいとう だいき)
-『ディケイド』の2号ライダー・仮面ライダーディエンド。
--世界を渡り歩く士の前に現れた謎の青年で、士と同じく世界を渡る力(ディエンドの変身アイテムである銃・ディエンドライバー)を持っている。自らが「お宝」とみなしたものにしか興味を持たず、お宝の収集のために世界を渡り歩く「怪盗」だが、士たちとの交流で少しずつ変化が生まれ、最終的に士たちが「仲間という名のお宝」であることを自覚するようになる。
---彼が生まれ育った世界(便宜上「ディエンドの世界」と呼ばれる)は「エリア管理委員会」と呼ばれる組織による厳格な管理社会が構築されており、彼も委員会のメンバーとして働いていたが、委員会が反乱分子を強制的に洗脳していることなどを知って委員会を離脱し、その後大ショッカーが開発したディエンドライバーを盗むことでディエンドの力を手に入れた。士は、彼が「お宝」のみに執着することについて、信じていた理想が裏切られ自分自身を信じられなくなった反動だと推測している。
----『ディケイド 完結編』では士や夏海と距離を置き、ライダーを倒して回るディケイドを傍観していたが、士を蘇らせようとする夏海に協力する。
-----その後公開された『仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー(後述の『仮面ライダー電王』をベースとした劇場版で3作品が連続公開された)』では、『ディケイド』の登場人物でありながら『EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ』の主役を務め、自分にとっての「お宝」だけでなく他人にとっての「お宝」も守るために身体を張るなど、士たちとの旅を通して彼の心境が変わったことが描かれている。
***外見
-服装は、『ディケイド 完結編』の前半で着ていた服と色の組み合わせが同じになっている(黒いTシャツ、白い上着、濃いベージュのズボン)。
-今回彼が持ち歩いていたマゼンタのカメラは士の愛用品(「Black Bird Fry」という実在の二眼レフトイカメラのオリジナルカラー)。彼が「お宝にしか興味がない」と口にしつつも、「世界を写す」という夢を忘れたかのような士の姿に心を痛めている証拠である。
***言動
-今回の彼の行動は、『ディケイド 完結編』や『EPISODE YELLOW』で描かれた「士との交流を通じ、お宝だけに執着していた彼に起きた変化」を踏まえたものとなっている。
--序盤では『ディケイド 完結編』の終盤で夏海を守ったように比奈を守りながら行動しており、作戦とはいえ自分とジョーの心を傷付けた士たちへの怒りから暴走する姿は、『EPISODE YELLOW』で他人のための行動も起こすようになった点が踏まえられている。
---パンフレットでは脚本家・米村正二のコメントに「たぶん(心を傷付けられたのが)大樹だけだったら、彼はあんなことをしなかったんじゃないでしょうか」と記載されており、暴走の主原因が「士たちが自分だけではなくジョーの心まで傷付けたこと」だと明かされている。
**鳴滝(なるたき)
-『ディケイド』に登場した謎の男。
--「預言者」を自称しており、ディケイドと大ショッカーを敵視し、特にディケイドに対してはことあるごとに激しい憎悪を口にするが、その真意や理由は不明。ディケイドへの憎悪から、「おのれディケイドォ!」が口癖となっている。
---自ら様々な世界を往来でき、士たちの行く先々の世界でディケイドが世界の破壊者(悪魔)であると他のライダーたちに吹き込んだり、別世界から召喚したライダーや怪人を刺客として差し向けたりなどの妨害を行う。
----しかしその後の『ディケイド 完結編』では、敵視していた大ショッカーの発展系・スーパーショッカーの大幹部である「ゾル大佐」として登場した。しかしディケイドへの敵意は変わらなかった。
***外見
-今回は大ショッカーの副官「ドクトルG」として士の下についており、服装も仮面ライダーV3に登場したドクトルGのものになっている。また、ドクトルGの本当の姿であるカニレーザーにも変身する。
--ゴーカイジャーに倒された後はディケイドでの鳴滝の服装に戻っており、さらにディケイドを敵視する。
--なお同時期公開のネットムービー『スーパーヒーロー大変』では最初から鳴滝として登場している。
**火野 映司(ひの えいじ)
-平成仮面ライダーシリーズ第12作『仮面ライダーオーズ/OOO』の主人公・仮面ライダーオーズ。
--定職も貯金も持たずに世界を放浪する旅人。アルバイトの警備員として働いていた美術館で、コアメダルという特殊なメダルから生まれた欲望を糧とする怪人・グリードの復活騒動に巻き込まれ、右腕のみの不完全な姿で蘇ったグリードの1人・アンクに変身アイテム・オーズドライバーを渡され仮面ライダーオーズの変身者となった。
---政治家一族の裕福な家系に生まれたが、子供たちを救いたいという思いから寄付した金が紛争に利用されたことや、アフリカ滞在中に仲良くなった少女・ルウを目の前で殺され武装勢力の人質となり、その際に親の根回しで1人だけ解放された上、その一件をメディアで美談に仕立て上げられたことがトラウマとなっており、自らの命に対する執着さえも含むあらゆる「欲望」が異様なまでに薄くなってしまっていた。
----その欲望の少なさが欲望の塊であるコアメダルを使っても暴走しないオーズの器として役に立った反面、それを埋める形で「全てを無にする」という恐竜系の5枚のコアメダルを体内に取り込んでしまい、力の暴走によって自身のグリード化の危険にさらされてしまう。
----他のグリードに対抗するためオーズの力を利用しようとしたアンクとは、協力・対立を繰り返しながらも信頼関係が生まれ、最終決戦ではアンクの本体(グリードを構成するコアメダルの中で意識を宿している1枚)であるタカ・コアを変身に使用することで共闘した。最終決戦後、アンクの意識が宿ったタカ・コアと必殺技に使った恐竜メダルは割れてしまい、それ以外の全てのメダルも空間の裂け目に飲み込まれたためにオーズとしての力を失ってしまったが、自分が欲していた本当の力は「どこまでも届く自分の腕」「自分と他者を繋ぎ紡がれていき、そして広がっていく手」=「無限の絆」だと再認識し、グリードとの戦いを支えてくれた人々との親交を続けながら、割れたタカ・コアを手に再び世界へと旅立った。
-----その後公開された『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGAMAX』で消えたコアメダルは未来に転送されていたことが判明。未来からやってきた仮面ライダーポセイドンとの戦いの末に、恐竜メダル以外全てのメダルを再入手した。
**泉 比奈(いずみ ひな)
-『オーズ/OOO』のヒロイン。
--服飾系の専門学校生で、人並み外れた怪力の持ち主(怪力を発揮する際の「ふんにゅ~!」が決め台詞)。刑事である兄・信吾が、グリードの関係する事件で瀕死の重傷を負った際にアンクに身体を乗っ取られ、それをきっかけにアンクや映司と深く関わることとなる。
**如月 弦太朗(きさらぎ げんたろう)
-平成仮面ライダーシリーズ第13作『仮面ライダーフォーゼ』の主人公・仮面ライダーフォーゼ。
--天ノ川学園高等学校2年B組に転入した高校生(『フォーゼ』第27話で進級し、本映画の公開時点では3年B組在籍)。「学園の生徒全員と友達になる男」を自称し、自分が気に入らないタイプの人間であっても分け隔てなく友情を築こうとする。怪人・ゾディアーツの関わる事件に巻き込まれたことがきっかけで、後述の賢吾から変身アイテム・フォーゼドライバーを半ば強引に手に入れ、学園の平和を守るための部活として「仮面ライダー部」を設立し、ゾディアーツと戦うことになった。
**朔田 流星(さくた りゅうせい)
-『フォーゼ』の2号ライダー・仮面ライダーメテオ。
--弦太朗と同じ2年B組に転入してきた、昴星高等学校からの特別編入生。一見愛想のいい優男だが、その正体は「反ゾディアーツ同盟」の潜入員であり、意識不明のままの親友を甦らせるためゾディアーツの幹部たるホロスコープスの1体・アリエスの力を狙っている。独自にゾディアーツと戦うが、ゾディアーツの情報を効率よく手に入れるため、メテオであることを隠して仮面ライダー部に潜入している。
**歌星 賢吾(うたほし けんご)
-『フォーゼ』に登場する仮面ライダー部の部員。
--弦太朗のクラスメイトにして相棒であり、フォーゼドライバーの開発者・歌星緑郎博士の息子。コズミックエナジーという未知のエネルギーを研究していた歌星博士は何者かの襲撃によって月面に取り残され命を落としており、その研究成果が残った月面基地・ラビットハッチへ空間を繋げる特殊なスイッチ(フォーゼも戦闘に使うコズミックエナジーを使用したスイッチ・アストロスイッチの一種)を手に入れたことからフォーゼドライバーを発見し、時間を作ってはラビットハッチでアストロスイッチの研究をしていた。明晰な頭脳の持ち主だが生まれつきの虚弱体質で、そのためフォーゼドライバーを持ちながらも戦うことができなかった。
---最初は自分の代わりにフォーゼとなった弦太朗を認めず辛辣な言葉をぶつけるが、彼を認めるようになってからは頭脳面で彼のサポートを行うなど良き相棒となっている。
**城島 ユウキ(じょうじま - )
-『フォーゼ』のヒロインで、仮面ライダー部の部員第1号。
--弦太朗のクラスメイトであると同時に幼馴染でもあり、彼が天ノ川学園に転入してきたことで再会した。宇宙飛行士を夢見る宇宙オタクで、賢吾の父が宇宙科学者であることを知っていたため1年生の頃から彼と接触を図っており、そのため弦太朗の転入前からフォーゼドライバーの存在を知っていた数少ない人間。
**風城 美羽(かざしろ みう)
-『フォーゼ』に登場する仮面ライダー部の部長で、天ノ川学園高等学校の3年生。
--本来はチアリーダー部部長で、「クイーンフェス」と呼ばれる行事で選ばれた「学園の女王」と呼ばれるトップクラスの生徒。そのため高いプライドの持ち主であり一見傲慢に見えるが、立場に甘えることを良しとせず、自己鍛錬に余念がない努力家でもある。当初は弦太朗を見下していたが、クイーンフェスの際に起こったゾディアーツ関連の事件で弦太朗の励ましを受けたことから彼を認めるようになり、自ら仮面ライダー部の部長を名乗るようになる。
---仮面ライダー部では、持ち前のカリスマ性で他の部員たちを引っ張っている。『フォーゼ』第26話で隼とともに学園を卒業したが、二人はその後もOG・OBとして仮面ライダー部に参加している。
**大文字 隼(だいもんじ しゅん)
-『フォーゼ』に登場する仮面ライダー部の部員で、天ノ川学園高等学校の3年生。
--本来はアメフト部部長で、学園での序列も比較的高い。美羽が仮面ライダー部に入部するまで彼女と交際しており、美羽と同じく当初は弦太朗を見下していたが、自分に反発した部員に手を出してしまい補習を受けることになった際の出来事から、父の期待に応えなければという思いに押し潰され孤立を深めていることに苦しむ本心を弦太朗たちに打ち明け、仮面ライダー部に入部した。美羽とはクイーンフェスでの事件がきっかけで破局し、自身が仮面ライダー部に入部してからは恋人ではなく仲間として接しているが、未練があるのか彼女を気遣うことが多い。
---仮面ライダー部では、アメフトで培った身体能力を活かして可変型パワードスーツ・パワーダイザーを操縦しフォーゼのバックアップを行う。
**野座間 友子(のざま ともこ)
-『フォーゼ』に登場する仮面ライダー部の部員で、天ノ川学園高等学校の1年生。
--弦太朗に興味を持ち、彼の最初の協力者となったことをきっかけに、陰ながら仮面ライダー部の活動に力を貸す。「正義の味方・仮面ライダー」が都市伝説として語り継がれているという設定の『フォーゼ』の世界において、弦太朗が変身したフォーゼを「仮面ライダー」と呼んだ最初の人間であり、そのことが仮面ライダー部設立のきっかけとなった。常に目の下に黒いメイクをしているなど独特の感性を持ち、周囲から孤立していることを自覚して自分を変えなければと苦悩していたが、弦太朗にありのままの自分を受け入れるように諭されたことで救われ、仮面ライダー部に入部する。
---仮面ライダー部では、コンピュータ関連の知識に詳しいことを活かし、ネットを活用した情報収集を行っている。
**JK(ジェイク)
-『フォーゼ』に登場する仮面ライダー部の部員で、天ノ川学園高等学校の1年生。「JK」は愛称であり、本名は「神宮 海蔵(じんぐう かいぞう)」。
--「学園一の情報通」を自称するお調子者。甘い言葉で多数の「友人」を作り、いざというときには自身の保身のために友情を利用するという歪んだ人間だったが、ゾディアーツに狙われた際、騙されていたと知ってもなお自分を助けようとしてくれる弦太朗に心を打たれ、仮面ライダー部の部員となった。
---仮面ライダー部では、主に人脈の広さを活かした聞き込みなどによる情報収集を担当している。
-なお演じる土屋シオンは子役として『忍風戦隊ハリケンジャー』でクワガライジャー・霞一鍬の幼少時代を演じた経歴がある。
**ナオミ
-モモタロスたちの普段の生活場所となっている時の列車・デンライナーの乗務員。
--イマジンであるモモタロスたちは、良太郎の願いを聞いて契約を完了しない限りは現実世界で実体化することができないため、普段は「時の砂漠」と呼ばれる異空間を走る時の列車(鉄道車両型のタイムマシン)・デンライナーの中で暮らしている(『電王』最終話で現実世界でも実体化できるようになったが、彼らがイマジンであることには変わりないためそのままデンライナーでの生活を続けている)。
--乗客にコーヒーを振る舞うことが主な仕事だが、彼女の「コーヒー」はイマジン以外の口には合わない代物(なぜか液面を極彩色のクリーム状のものが覆っている)。
-なお演じる秋山莉奈は『轟轟戦隊ボウケンジャー』のTask.43(第43話)にゲストキャラ・イヴ役で出演した経歴がある。
**オーナー
-デンライナーのオーナーである壮年の男性。いつも「オーナー」と呼ばれており名前は不明。
--デンライナーの運行に関する全ての権限を持つ人物であり、爪楊枝を投げて檻を破壊したりお玉1本で格闘したりと、時折人間離れした能力を垣間見せる謎の多い人物。ナオミの作ったチャーハンが大好物で、チャーハンの山に刺した旗を倒さずに食べることにこだわりを持つ(旗を倒してしまった時点で食事を終了する)。
**声のみ登場
***モモタロス
-平成仮面ライダーシリーズ第8作『仮面ライダー電王』の主人公・野上良太郎の前に最初に現れたイマジンであり、仮面ライダー電王・ソードフォームに変身する。外見のモチーフは『桃太郎』の赤鬼。
--「イマジン」は『電王』作中に登場する敵怪人。「時の運行」から外れてしまった、実現し得ない並行世界の未来から来た未来人の思念体であり、現実世界では実体のない上半身と下半身が上下に入れ替わった流れ落ちる砂のような姿でしか存在できず、実体を得るために現代人に願いを叶える契約を持ちかける。
---この「契約」はイマジンがその契約者が強く思っている「時間」の記憶を呼び起こさせるための行為であり、それに成功することで契約者をゲートとしてその時間へと移動、破壊行為を行い歴史を改変することで「時の運行」を乱し、送り出してきた未来人の世界を実現させるのが多くのイマジンの目的である。そのため、契約者がその時間の記憶を呼び起こしさえすればよく、強引な解釈で願いを実行し勝手に契約成立を宣言するイマジンも後を絶たなかった。
--他のイマジン共々現代に現れるが、たまたま「特異点(時間改変の影響を受けず、イマジンに憑依されても意識を失わず抑え込むことができる)」という特殊な存在である良太郎に憑依してしまい、ヒロイン・ハナに変身アイテム・デンオウベルトを渡され電王に変身した良太郎の頼りない戦いぶりを見ていられず、良太郎に力を貸しイマジンと戦うことになった。
---モモタロス自身は自分が時の運行の改変のために送り込まれたことすら自覚しておらず、ただ好き勝手に暴れ回ることを目的としていたため、進んで電王としてイマジンと戦うことを選んだ。
***ウラタロス
-モモタロスの次に良太郎に接触したイマジンであり、仮面ライダー電王・ロッドフォームに変身する。外見のモチーフは『浦島太郎』の海亀。
--粗暴だが直情的で情に脆いモモタロスとは対照的に、キザな物言いで平然と嘘をつく天性の詐欺師で策略家。人を騙すことを「釣り」と呼び、「僕に釣られてみる?」が口癖。モモタロスのことは「先輩」と呼ぶがそこに敬意は全くなく、彼とは犬猿の仲。時の運行の改変には興味がない変わり者で、特異点に憑依すると自由に動けなくなるというデメリットより、時間改変の影響を受けない特異点に憑依することで自身の消滅のリスクが減るというメリットを選んだ。自分の素の感情を見せることを嫌うため表には出さないが、良太郎と一緒に電王として戦ううちに彼やモモタロスたちを仲間と認めており、時には彼らを守るために恨まれ役を買って出ることもある。
***キンタロス
-モモタロス・ウラタロスの次に良太郎に憑依したイマジンで、仮面ライダー電王・アックスフォームに変身する。外見のモチーフは『金太郎』の熊。
--浪花節を体現したかのような情に篤い性格の持ち主で、関西弁で話す。「泣けるで」が口癖で、「なく」に近い言葉を耳にするとそれを「泣く」と解釈して勝手に表に出てきてしまう。
---元々は病に倒れた空手家・本条勝に憑依していたが、本条を守るためにキンタロスが消滅の危機に瀕した際、それを見た良太郎がキンタロスを自分に憑依させることで助けたため、電王として良太郎と一緒に戦うことになった。
***リュウタロス
-ウラタロスと同時に良太郎に憑依していたが姿を隠していたイマジンで、仮面ライダー電王・ガンフォームに変身する。外見のモチーフはドラゴン(童話『龍の子太郎』が元と思われるが、他の作品と違って創作童話である上にまだ著作権の効力が残っているため、明言はされていない)。しばしば「リュウタ」と略して呼ばれる。
--「○○(する)けどいいよね、答えは聞いてない!」という口癖が表すようにまるでわがまま盛りの幼い子供のような性格をしており、敵には子供特有の無邪気な残酷さを見せる。イマジンを操る青年・カイに「時の列車の車掌にしてやるから良太郎を倒せ」と命令され良太郎に憑依したが、良太郎の姉・愛理を「お姉ちゃん」と慕うようになったことから良太郎とも打ち解け、最終的にはカイを裏切り良太郎と一緒に戦うことを選んでいる。
--ウラタロスやキンタロスに懐いており「カメちゃん」「クマちゃん」と呼ぶが、モモタロスのことは馬鹿にしており呼び捨てにする。
***仮面ライダーバース
-鴻上ファウンデーションがセルメダルの回収を目的に開発した仮面ライダー。装着者は複数名いるが、最終的には鴻上ファウンデーションのライドベンダー隊隊長・後藤慎太郎が正装着者となる。
--『オーズ/OOO』の夏の劇場版『将軍と21のコアメダル』では映司が変身したこともある。
***仮面ライダーバース・プロトタイプ
-データ計測用の試作ドライバーによって変身する仮面ライダー。テレビ本編におけるバースの最初の装着者であった伊達明が変身する。
--前作に当たる『MOVIE大戦MEGAMAX』でドライバーを破損し廃棄処分になっているが、本作とは設定が繋がっていないのか何事もなく登場している。

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