登場したレジェンド
曙 四郎(あけぼの しろう)
- バトルフィーバーJ(バトルフィーバー隊)のアフリカ代表の戦士・バトルケニア。
- 動物と会話ができるという特殊能力を持つ野生児で、俊敏さを活かした「トロピカルダンス」という踊るような戦い方を得意とする(バトルフィーバーのメンバーは各自がダンスをモチーフとした戦闘スタイルを持っている)。
- 劇場版3にも登場する。
外見・言動
- 今回はクリスマスにちなんでサンタクロースの扮装をしており、ルカや鎧はレジェンドであることに気付なかった。
- そのため、正体を隠したまま大いなる力を託すという珍しいケースとなっている。
- パンダのパン子ちゃんを引き連れている
- 四郎は上記の能力から動物を放っておけない性格であるらしく、基地にさまざまな動物を連れ込んだことがあった。
- サンタのお供なのにトナカイではなくパンダになっているが、演じる大葉健二は『獣拳戦隊ゲキレンジャー』にゲキレッド・漢堂ジャンの父である白虎の男・ダン役でゲスト出演しており、同作では中国をテーマとしているため、パンダが登場したことがあった。
- 本作のEDでもゲキレンジャーのパートでパンダが登場している。
木下 小夜(きのした さや)
- 今回のゲストキャラクターであり、人形にされた弟・聖二のために立ちあがる少女。
- バトルフィーバーの二代目バトルコサック・神誠も弟を敵組織・秘密結社エゴスに殺されており、バトルフィーバー隊加入直後は弟の復讐が戦う動機であった。
- 第2話の少年と同じく一般人である彼女もモバイレーツで変身している。
- これは『バトルフィーバーJ』でバトルコサックとミスアメリカの2戦士の変身者交代が行われたことに起因する。
- 今回の話ではルカが彼女にモバイレーツを預けて出撃し人形にされているが、バトルフィーバー隊の初代バトルコサック・白石謙作は、父親を目の前で殺されたトラウマから「血の臭いがする」と戦士を拒絶した少女・まゆみのために戦闘服を持たぬまま彼女を連れて外出し、その際にエゴスの襲撃を受け殉職した(『機界戦隊ゼンカイジャー』第45カイ!にも初代バトルコサックが登場した。セッちゃん曰く「取り返しのつかない不幸に見舞われたヒーロー」という)。
- 更に、初代ミスアメリカのダイアン・マーチンは、重傷を負ったことから妹の護衛であった汀マリアに戦闘服を託しており、『現装着者が変身不能(重傷)に陥った際に装着未経験者が代わって戦う』というシチュエーションが共通している。
- ちなみに、その後ダイアンの怪我は無事に回復したもののエゴスに素性を知られてしまったため、家族の安全を優先してバトルフィーバー隊を離脱し、正式にミスアメリカの役目をマリアに譲っている。
- 鎧が彼女を行動隊長ビバブーの攻撃から身を挺して庇う様は、謙作がまゆみを庇って敵怪人・カットマンの銃撃を受けるシーンを髣髴させる。
仮面ライダーW
- スーパー戦隊シリーズとの関係はないが、この話に登場する小道具にはスーパー戦隊シリーズと同じ東映とテレビ朝日のタッグによる特撮作品・平成仮面ライダーシリーズの第11作である『仮面ライダーW』に関係するモチーフが散りばめられている。
- 第6話や第34話でも『W』ネタが仕込まれており、いずれもルカが主役となるエピソードである。
「私聞いてない」
- 今回は、行動隊長ビバブーの台詞として使われたが、『W』のメインヒロイン・鳴海亜樹子(演:山本ひかる)が同様の台詞を口癖としている。
左右別色の戦士
- キカイダーやメタルダーなどと同様、仮面ライダーダブルは左右別色のデザインとなっており、今回登場したゴーカイクリスマスはこれを意識したと思われる部分も多い。
- ただし、『W』において緑色のサイクロンメモリと赤色のヒートメモリは、どちらも仮面ライダーダブルの右半身・ソウルサイドを変化させるソウルメモリと呼ばれるものであるため、緑と赤の戦士が登場することはなかった。
- なおこれ以前より変身しているゴーオンウイングスの場合、金色のルナメモリと銀色のメタルメモリで変身する「ルナメタル」と色が一致しているため、視聴者のネット上のリアクションでも「ルナメタル」と言われたことがあった。
- 本作より10作後の2021年より放送されているスーパー戦隊シリーズの第45作『機界戦隊ゼンカイジャー』にも左右別色の合体ロボ・ゼンカイオー(ジュラガオーン・ブルマジーン・ジュラマジーン・ブルガオーンの計4形態)が登場している。
オカマに好かれるハカセ
- 最初の戦いでハカセはビバブーに捕まり、キスされそうになった。
- 第23話でオカマに「可愛い」と評された事から、ハカセはオカマに好かれるタイプである模様。
巨大戦
- 今回は風雷丸とマッハルコンのダブルアタックが披露された。
- ゴーカイクリスマスと同じく、赤と緑の配色がクリスマスカラーと呼ばれることに由来する。
豪快チェンジ
本話開始時点で大いなる力を未入手の2戦隊が選ばれた。これらはクリスマスが欧米文化であることにちなみ、欧米に関連する作品となっている。
忍者戦隊カクレンジャー
- ニンジャブラック・ジライヤは先祖が妖怪を追って渡米したことからアメリカで生まれ育ち、カタコトの日本語を話す。
- また、『忍者戦隊カクレンジャー』本編はアメリカンコミック風の演出が多用されている。
- ニンジャブルー・サイゾウはビバブーと同じく、オカマ口調で話す。
- 『カクレンジャー』のEDでは敵であるドロドロたちがメインとなりダンスを踊る。また本編においても、カクレンジャーたちがダンスをするという話もまま見られた。
バトルフィーバーJ
- サンタに扮した曙四郎と遭遇し、「クリスマスに踊るサンタがいる」と間違った認識をしたルカの提案で変身した。
- バトルフィーバーは5大陸の代表戦士が結集した戦隊であり、初代ミスアメリカのダイアン・マーチンはFBI捜査官のアメリカ人である。
- 『バトルフィーバー』本編では変身時の専用の映像が存在しない。
- 今回は『バトルフィーバー』のOPのインストゥルメンタル版は流れず、この時流れていたのは「お宝を探せ!(『ゴーカイジャー』挿入歌)」だった。
オールイエロー(ガオイエロー/タイガーレンジャー/ボウケンイエロー/ハリケンイエロー/ゴセイイエロー/キリンレンジャー)
- こちらもルカの提案によりイエローの戦士にチェンジ。男女の構成も原典に合わせている。
百獣戦隊ガオレンジャー(ガオイエロー)
- 変身者はマーベラス
- ガオイエロー・鷲尾岳はマーベラスと同じく、チームの最古参であり、リーダーを務める。
- 岳はガオレッド・獅子走が加入するまでのリーダーであり、走加入後はサブリーダーとなる。
恐竜戦隊ジュウレンジャー(タイガーレンジャー)
- 変身者はジョー
- タイガーレンジャー・ボーイはジョーと同じく、二刀流を得意としている。
轟轟戦隊ボウケンジャー(ボウケンイエロー)
- 変身者はルカ
- ルカが二刀流を得意としているように、ボウケンイエロー・間宮菜月は二本一組のバケットスクーパーを個人武器に持つ。
- ゴーカイイエローのスーツアクター・蜂須賀祐一は『轟轟戦隊ボウケンジャー』でもボウケンイエローを担当している。
忍風戦隊ハリケンジャー(ハリケンイエロー)
- 変身者はハカセ
- ハリケンイエロー・尾藤吼太はハカセ同様に温厚で潤滑油的存在。
- ゴーカイグリーンのスーツアクター・竹内康博は『忍風戦隊ハリケンジャー』でもハリケンイエローを担当している。
天装戦隊ゴセイジャー(ゴセイイエロー)
- 変身者はアイム
- アイムが普段担当しているゴセイピンクの元の変身者であるエリとゴセイイエロー・モネの組み合わせは「ゴセイガールズ」とも呼ばれている。
- ゴーカイピンクのスーツアクター・野川瑞穂は『天装戦隊ゴセイジャー』でもゴセイイエローを担当している。
五星戦隊ダイレンジャー(キリンレンジャー)
- 変身者は鎧
- キリンレンジャーの天時星・知を演じた土屋圭輔は、『重甲ビーファイター』において敵勢力・ジャマールの追加戦士にしてビーファイターと同じ力を持った戦士・ブラックビートに変身するシャドーを演じた。
- シャドーはビーファイターのメンバーであるブルービート・甲斐拓也のクローンという設定であり、拓也を演じていたのは圭輔の双子の兄・大輔であった。
- 『ダイレンジャー』第25話では、知の偽者役として大輔が出演している。
- 『ボウケンジャー』においても菜月(リリーナ)の父親役を演じた。
- 『ダイレンジャー』第44話は、戦隊史上初のクリスマスを扱ったエピソードである。
ゴーカイクリスマス
- 変身者は鎧
- 初期メンバーがバトルフィーバーに変身して戦ってるのを見てた鎧がクリスマスということで、マーベラスとハカセから借り受けたゴーカイレッドとグリーンのキーを合体させたオリジナル戦士。赤と緑の配色がクリスマスカラーと呼ばれることに由来する。
- 右半身がゴーカイレッド、左半身がゴーカイグリーン。変身後の名乗りは右側がレッド、左側がグリーンの動作を再現している。
- ゴーカイジャーの初期メンバーと同じく、ゴーカイサーベルとゴーカイガンを使用して戦う。
- ゴーカイセルラーからの発声は「メリークリスマス」であった(この音声は玩具にも収録されている)。
魔法戦隊マジレンジャー(マジマザー)
- 変身者はルカ
- ゴーカイイエローのスーツアクター・蜂須賀祐一は『魔法戦隊マジレンジャー』でもマジマザーを担当している。
- 雪の結晶をモチーフにしたマスクと、本来の変身者が「煌く氷のエレメント」を持つ「白の魔法使い」・マジマザー(小津深雪)であることから魔法で雪を降らせた。
- 『魔法戦隊マジレンジャー』本編で深雪は同じ「煌く氷のエレメント」の魔法属性を持つ天空聖者・スノウジェルに力を借りていた過去がある。
- 『マジレンジャー』第43話はちょうど6年前のクリスマスの放送であり、話の内容も深雪のことを扱ったものであった。
- マジマザーに変身したことで、ゴーカイジャーは全てのレンジャーキーで豪快チェンジをしたことになる。
登場した技・用語等
スクーパーファントム
超忍法・影の舞
- 第2話を参照。
- 本話ではこの技で出現した障子をタイガーレンジャー(ジョー)とドゴーミンが突き破る演出がある。
サーベルダガー
ロックラッシュ
ダイレンロッド
イーグルクロー
- 『ガオレンジャー』本編には登場しない、『ゴーカイジャー』オリジナルの技。
ペンタフォース(バズーカタイプ)
ゴーカイクリスマススラッシュ
- ゴーカイクリスマスが単独で使用するゴーカイブラスト&スラッシュ。
- ゴーカイガンにはグリーン、ゴーカイサーベルにはレッドのレンジャーキーを使用する。
ゴーカイ・ジジル
- 『マジレンジャー』本編には登場しない、『ゴーカイジャー』オリジナルの呪文。
バトルフィーバーの大いなる力
- ビバブーとの戦いを終えたゴーカイジャーたちを見届けた四郎からクリスマスプレゼントとして託された。
- また、大いなる力を宿したバトルフィーバーのキーが空中に浮かぶシーンでバトルケニアのキーが緑色に発光しているが、これはバトルケニアが黒ではなく緑の戦士として扱われることもあったため(第23話ではその逆として緑の戦士であるゴーグリーンのキーが紫色に発光していた)。
最終更新:2024年09月20日 20:43