2体のロイド
- 最後に登場した「金」と「日」はスーパー戦隊シリーズが放送された曜日である。
- 第39話も参照。
- 今まで登場したロイドはそれぞれ曜日を由来としたコードネームを持っていたが、金曜日に相当するゴールドロイド・ゲロンパのみ曜日とは直接関係のないコードネームとなっている。
- ただし、「キンキン」の愛称で知られる俳優・愛川欽也の妻である女優・うつみ宮土理の愛称「ケロンパ」が由来と思われ、「金(キン)曜日」と「キンキン(の妻)」で一応金曜日に関係するコードネームにはなっている。
サリーとコミュニケーションを図る鎧とハカセ
- ルカ「なーんかデジャヴ感が…」
- 本話の前日に公開された劇場版3で対面した曙四郎のことを指していると思われ、本話の時間軸(同劇場版の後)を示す材料となっている。
- 併せて、鎧が猿のモノマネをしたことで第16話のバスコの船内でのハカセがサリーを手懐けるための猿マネコミニュケーションをしたことをかぶらせ、そのことを思い出しているルカの視線の先にいたハカセが更に猿マネコミニュケーションをする姿に過去のバスコとマーベラスの回想がかぶる、という、一言ながら深遠な台詞回しでもある。
豪快チェンジ
- タイトルにもあるように本話でバスコの裏切りが描かれていることから、6人目の戦士がいる作品において裏切りの展開が描かれたスーパー戦隊が選ばれている。
- また、追加戦士が正体を隠したり、仲間たちと敵対もしくは距離を置いた期間があった。
- マーベラスが重傷を負って変身できなかったため、今回豪快チェンジした戦士は全てレッド以外の戦士である。
五星戦隊ダイレンジャー
- リュウレンジャー・亮の死んだと思われていた父・鉄面臂張遼はかつてダイ族を裏切って敵勢力であるゴーマに寝返り、ダイレンジャーへの刺客として現れたが、最後にはゴーマから離反したものの致命傷を負い、ダイレンジャーに気伝獣の秘密を告げて死亡した。
- 彼が初登場した第7話のタイトルは「裏切り者ォッ!」。
- 『五星戦隊ダイレンジャー』の終盤では、ダイレンジャー指導者の道士・嘉挧が、ゴーマを内部から変えるべく、古巣のゴーマに戻り、ダイレンジャーには解散命令を下した。
- ゴーマ族の幹部・シャダムは皇位継承するためにゴーマ15世を利用し、裏切った。
- キバレンジャー・コウは、ダイレンジャーと同じダイ族の血を引くと同時にゴーマ族の血も引く混血児であることから、最初はキバレンジャーであることを秘密にしており、ゴーマの血の影響で凶暴化した際にはダイレンジャーを襲ってしまったこともあった。
忍風戦隊ハリケンジャー
- 敵組織・宇宙忍群ジャカンジャの幹部・七の槍サンダールが、首領のタウ・ザントが狙う「アレ」を奪うために反旗を翻した。
- ゴウライジャーは当初は「アレ」を手に入れるためにジャカンジャと手を組んでおり、『忍風戦隊ハリケンジャー』のOP映像でも初期バージョンではジャカンジャと同じパートで紹介されているなど、ハリケンジャーの敵対勢力として描かれていた。
- 6人目の戦士であるシュリケンジャーは自身の正体を明かさず、自身の主であり、疾風流・迅雷流を統べる「宇宙統一忍者流」の領導者である御前・覚羅の命令でハリケンジャーとゴウライジャーを捨て石にしようとしたこともあった。
星獣戦隊ギンガマン
- 敵組織・宇宙海賊バルバンの幹部・樽学者ブクラテスは、姪のイリエスの復活をバルバンの船長・ゼイハブに妨害された上に自身も追放され、第三勢力として活動した。
- イリエスはブドーを陥れた結果、本来ブドーの配下である怒涛武者が持ち帰るはずだったギンガの光をギンガマン側に渡ってしまい、更に担当していた魔獣ダイタニクスの復活も蘇生させた部位を腐食させるだけの形になってしまい、後に完全復活した際にもそこが弱点となってしまった。最後の手段として邪帝イリエスと化して倒された際に核となっている宝石を残すも、ブクラテスが蘇生措置を行うタイミングを狙ってゼイハブによって宝石を砕かれダイタニクスの防腐剤として扱われる形で処断され、ブクラテスもまたイリエスの行った不義理行為の巻き添えでゼイハブに処断される形となった。(ブクラテスの処断についても、バルバンの傘下になった闇商人ビズネラを参謀役の後釜に据えたことも一因となった)
- 元々バルバンが封印された原因の一つが幹部の手柄争いであり、2~3話においてもそれが後を絶たず、ザンバッシュを最初の行動隊長に据えた後に、行動隊長に抜擢した幹部のやり方に手出しをする事を禁止していたが、上記の禁を破ったのがイリエスである。
- 一方でブクラテスの方もブドーにギンガの光の手がかりについて知恵入れしようとするも、助言は無用とされ、更に手がかりに関する情報を入手した物もブドーの下書きであったことで恥をかかされ、怒涛武者がギンガの光を手に入れ、ブドーが副船長の座を手に入れることを妨害するためにイリエスと結託する形となった。
- 『星獣戦隊ギンガマン』に登場した黒騎士ブルブラックは、故郷・タウラス星を滅ぼし弟・クランツの命を奪ったバルバンへの憎しみのあまり、バルバンを倒すためなら手段を選ばなくなっており、ギンガマンとも敵対した。また、かつての戦いのダメージで動けない自身を復活させるために、地面の裂け目に転落したヒュウガの身体を取り込んだことを隠していた。
- 後にブルブラックの力を受け継いで2代目黒騎士にしてギンガマン・6人目の戦士にもなったヒュウガは、パートナーである重星獣ゴウタウラスをブクラテスに人質に捕られたことや、彼がゼイハブの弱点を知っていたことからブクラテスと行動を共にするようになった。
登場した技・用語など
天時星・時間返し(てんじせい・じかんがえし)
- キリンレンジャーの得意技で、自身が攻撃を受ける10~20秒前まで時間を巻き戻す。
- 『ダイレンジャー』本編では数回しか使用していないが、その強力さから使用頻度に反し有名な技である。
- 劇中でルカが「やられる前にやり返す!」と発言しているが、『ダイレンジャー』本編でもキリンレンジャー・知がこの台詞を言う場面がある。
天幻星・霧隠れ~幻新幹線(てんげんせい・きりがくれ まぼろししんかんせん)
- シシレンジャーの得意技で、手から吹き出した霧で相手に幻を見せる「霧隠れ」の後、さらに生み出した幻で攻撃する「幻○○」に繋げる連続技。
- 『ダイレンジャー』本編でも電車を呼び出して相手を轢く「幻総武線」や「幻山手線」を使用したが、「幻新幹線」は『ゴーカイジャー』オリジナル。
- ちなみに、『ダイレンジャー』第11話では、テンマレンジャーが「リニア拳・中央新幹線」という技を使用している。
- また、召喚したのは東北新幹線E5系「はやぶさ」。30分後に放映中の『仮面ライダーフォーゼ』は宇宙をテーマにしており、小惑星探査機「はやぶさ」をモチーフいした「はやぶさくん」が登場しているため、そちらを意識した可能性もある。
天重星・重力逆転波(てんじゅうせい・じゅうりょくぎゃくてんは)
- テンマレンジャーの得意技で、重力を操り相手を攻撃する。
- 『ダイレンジャー』本編では相手を浮かせたり逆に押しつぶしたりしているが、今回は周りの岩を浮かせて攻撃した。
天風星・一文字竜巻(てんぷうせい・いちもんじたつまき)
- ホウオウレンジャーの得意技。竜巻を巻き起こして攻撃する。
- 『ダイレンジャー』本編でホウオウレンジャーに転身するリンはダイレンジャーの初期メンバー5人の中で最も気力が高いため、この技を転身前にも使用したことがある。
吼新星・乱れやまびこ
- 第33話でも使用した技だが、『ダイレンジャー』本編と同じく増幅した騒音(今回は工事現場の掘削音)で攻撃している。
- この技を使用した際、バスコが耳を塞いでいたことから効果があった模様。
超忍法・影の舞
- 第2話参照。
- 今回はマーベラスがいない代わりにバスコが赤いシルエットになっている。
銀河の戦光(ぎんがのせんこう)
- ギンガマンの必殺技。ギンガの光を全開にして体当たりする。全員での合体技バージョンと、1人で突っ込む単独バージョンが存在し、今回は前者を使用。
- 『ギンガマン』本編では、パワーアップ形態(いわゆるスーパー変身)である獣装光ギンガマンの状態で使用する技である。今回は獣装光ギンガマンにはならず、獣装光時の専用装備を装着するはずの場所が光を放っている。
- 『ギンガマン』本編での黒騎士は獣装光ギンガマンになれないため、黒騎士が銀河の戦光を使用することはできず、黒騎士が銀河の閃光を使用したのは今回が初である。
- 黒騎士に変身するヒュウガは元々ギンガレッドとなる予定であり、予定されていなかったリョウマが変身するギンガレッドが今回抜けているので、本来のメンバーになぞらえたとも言える。
最終更新:2025年05月03日 19:21