第44話:素敵な聖夜

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第44話:素敵な聖夜 - (2012/07/04 (水) 20:01:11) の編集履歴(バックアップ)



行動隊長ビバブー

  • 声を演じる岩田光央は、『ゴーカイジャー』と同じく海賊を題材とした漫画『ONE PIECE』のアニメ版でもエンポリオ・イワンコフというオカマのキャラクターを演じている。
    • 岩田はそのイワンコフ役の2代目の声優でもあり、後述の『バトルフィーバーJ』での変身者の代替わりを意識したキャスティングとも言える。


登場したレジェンド

曙 四郎(あけぼの しろう)

  • バトルフィーバーJ(バトルフィーバー隊)のアフリカ代表の戦士・バトルケニア。
    • 動物と会話ができるという特殊能力を持つ野生児で、俊敏さを活かした「トロピカルダンス」という踊るような戦い方を得意とする(バトルフィーバーのメンバーは各自がダンスをモチーフとした戦闘スタイルを持っている)。
  • 劇場版3にも登場する。

外見・言動

  • 今回はクリスマスにちなんでサンタクロースの扮装をしており、ルカや鎧はレジェンドであることに気付なかった。
    • そのため、正体を隠したまま大いなる力を託すという珍しいケースとなっている。
  • パンダのパン子ちゃんを引き連れている
    • 四郎は上記の能力から動物を放っておけない性格であるらしく、基地にさまざまな動物を連れ込んだことがあった。
    • サンタのお供なのにトナカイではなくパンダになっているが、演じる大葉健二は『獣拳戦隊ゲキレンジャー』にゲキレッド・漢堂ジャンの父である白虎の男・ダン役でゲスト出演しており、同作では中国をテーマとしているため、パンダが登場したことがあった。
      • 本作のEDでもゲキレンジャーのパートでパンダが登場している。


木下 小夜(きのした さや)

  • 今回のゲストキャラクターであり、人形にされた弟・聖二のために立ちあがる少女。
    • バトルフィーバーの二代目バトルコサック・神誠も弟を敵組織・秘密結社エゴスに殺されており、バトルフィーバー隊加入直後は弟の復讐が戦う動機であった。
  • 第2話の少年と同じく一般人である彼女もモバイレーツで変身している。
    • これは『バトルフィーバーJ』でバトルコサックとミスアメリカの2戦士の変身者交代が行われたことに起因する。
      • 今回の話ではルカが彼女にモバイレーツを預けて出撃し人形にされているが、バトルフィーバー隊の初代バトルコサック・白石謙作は、父親を目の前で殺されたトラウマから「血の臭いがする」と戦士を拒絶した少女・まゆみのために戦闘服を持たぬまま彼女を連れて外出し、その際にエゴスの襲撃を受け殉職した。
      • 更に、初代ミスアメリカのダイアン・マーチンは、重傷を負ったことから妹の護衛であった汀マリアに戦闘服を託しており、『現装着者が変身不能(重傷)に陥った際に装着未経験者が代わって戦う』というシチュエーションが共通している。
        • ちなみに、その後ダイアンの怪我は無事に回復したもののエゴスに素性を知られてしまったため、家族の安全を優先してバトルフィーバー隊を離脱し、正式にミスアメリカの役目をマリアに譲っている。
  • 鎧が彼女を行動隊長ビバブーの攻撃から身を挺して庇う様は、謙作がまゆみを庇って敵怪人・カットマンの銃撃を受けるシーンを髣髴させる。


仮面ライダーW

  • スーパー戦隊シリーズとの関係はないが、この話に登場する小道具にはスーパー戦隊シリーズと同じ東映とテレビ朝日のタッグによる特撮作品・平成仮面ライダーシリーズの第11作である『仮面ライダーW』に関係するモチーフが散りばめられている。
    • 第6話第34話でも『W』ネタが仕込まれており、いずれもルカが主役となるエピソードである。
    • なお、『W』には、死神博士のガイアメモリが存在していたり(『仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド』)、スノーマンの改造素体が登場していたり(『W』本編第42話)、ショッカーが存在していたり(『恐怖の地球温暖化計画』)、7人ライダーとダブルが登場する映画が作られたり(『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ』)というように、昭和ライダーシリーズと同一世界という可能性を示唆した作りとなっていた。

「私聞いてない」

  • 今回は、行動隊長ビバブーの台詞として使われたが、『W』のメインヒロン・鳴海亜樹子(演:山本ひかる)が同様の台詞を口癖としている。

左右別色の戦士

  • キカイダーやメタルダーなどと同様、仮面ライダーダブルは左右別色のデザインとなっており、今回登場したゴーカイクリスマスはこれを意識したと思われる部分も多い。
    • ただし、『W』において緑色のサイクロンメモリと赤色のヒートメモリは、どちらも仮面ライダーダブルの右半身・ソウルサイドを変化させるソウルメモリと呼ばれるものであるため、緑と赤の戦士が登場することはなかった。
      • 『W』の劇中で、ダブルの変身者の片割れ・フィリップと2号ライダー・アクセルの変身者である照井竜が前述のサイクロンメモリと赤色のアクセルメモリで変身する「サイクロンアクセルエクストリーム」がイメージでのみ登場したことはあったが、照井がダブルに変身することを拒否したため実際に変身はしていない。
    • なおこれ以前より変身しているゴーオンウイングスの場合、金色のルナメモリと銀色のメタルメモリで変身する「ルナメタル」と色が一致しているため、視聴者のネット上のリアクションでも「ルナメタル」と言われたことがあった。


豪快チェンジ

本話開始時点で大いなる力を未入手の2戦隊が選ばれた。これらはクリスマスが欧米文化であることにちなみ、欧米に関連する作品となっている。

忍者戦隊カクレンジャー

  • ニンジャブラック・ジライヤは先祖が妖怪を追って渡米したことからアメリカで生まれ育ち、カタコトの日本語を話す。
  • また、『忍者戦隊カクレンジャー』本編はアメリカンコミック風の演出が多用されている。
  • 『カクレンジャー』のEDでは敵である妖怪たちがメインとなりダンスを踊る。また本編においても、カクレンジャーたちがダンスをするという話もまま見られた。

バトルフィーバーJ

  • サンタに扮した曙四郎と遭遇し、「クリスマスに踊るサンタがいる」と間違った認識をしたルカの提案で変身した。
  • バトルフィーバーは5大陸の代表戦士が結集した戦隊であり、初代ミスアメリカのダイアン・マーチンはFBI捜査官のアメリカ人である。
    • 『バトルフィーバー』本編では変身時の専用の映像が存在しない。
    • 今回は『バトルフィーバー』のOPのインストゥルメンタル版は流れず、このとき流れていたのは「お宝を探せ!(『ゴーカイジャー』挿入歌)」だった。

オールイエロー(ガオイエロー/タイガーレンジャー/ボウケンイエロー/ハリケンイエロー/ゴセイイエロー/キリンレンジャー)

  • こちらもルカの提案によりイエローの戦士にチェンジ。メンバーが変身したイエローの戦士もルカと共通する部分がある。
    • ちなみに男女の構成も原作どおりである。

百獣戦隊ガオレンジャー(ガオイエロー)

  • 変身者はマーベラス
    • ガオイエロー・鷲尾岳はVシネマ『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』でマーベラスが担当している『超獣戦隊ライブマン』のレッドファルコンの元の変身者である天宮勇介と交流したことがある。
    • ガオイエロー・鷲尾岳はガオレンジャー最古参のメンバーであり、ガオレッド・獅子走が加入するまではチームのリーダーを務めていた。
      • ルカもゴーカイジャー加入前は、孤児達のリーダー的存在だった。

恐竜戦隊ジュウレンジャー(タイガーレンジャー)

  • 変身者はジョー
    • タイガーレンジャーはイエローの戦士では初めて剣を個人武器に持ち、2本の短剣・サーベルダガーによる二刀流を駆使した。
  • タイガーレンジャー・ボーイはルカと同じく、料理が下手。

轟轟戦隊ボウケンジャー(ボウケンイエロー)

  • 変身者はルカ
    • ゴーカイイエローのスーツアクター・蜂須賀祐一は『轟轟戦隊ボウケンジャー』でもボウケンイエローを担当している。
    • ボウケンイエローは21世紀からのイエロー戦士では3人目の女性イエローであり、ゴーカイイエローはチーム内では3人目に位置している。
    • 『ボウケンジャー』でも、クリスマスに人形を絡めた話が描かれた(Task.43)。
    • ボウケンイエロー・間宮菜月は大剣人ズバーンの本来の持ち主であり、宝石好きなルカとは共通する部分がある。

忍風戦隊ハリケンジャー(ハリケンイエロー)

  • 変身者はハカセ
    • ゴーカイグリーンのスーツアクター・竹内康博は『忍風戦隊ハリケンジャー』でもハリケンイエローを担当している。
    • ハカセが変身したハリケンイエロー・尾藤吼太はハカセ同様に慎重派。また第25~26話で対面している。
  • ハリケンイエロー・尾藤吼太はルカと同じく、両親がおらず、妹と共に過ごしてきた。

天装戦隊ゴセイジャー(ゴセイイエロー)

  • 変身者はアイム
    • ゴーカイピンクのスーツアクター・野川瑞穂は『天装戦隊ゴセイジャー』でもゴセイイエローを担当している。
    • アイムが普段担当しているゴセイピンクの元の変身者であるエリとゴセイイエロー・モネの組み合わせは「ゴセイガールズ」とも呼ばれている。
    • ゴセイイエロー・モネはアイムと同じく、妹(妹分)という立場である。
    • ゴセイイエローを初めとしたゴセイジャーの初期メンバーは護星天使であり、今回の話のテーマであるクリスマスには天使が描かれることも多い。
      • なお『ゴセイジャー』のクリスマス回は総集編であり、次話が総集編になる予告であったとも見れる。
  • ゴセイイエロー・モネは劇場版1にてルカと共にヨゴシマクリタインと戦い、意気投合していた。

五星戦隊ダイレンジャー(キリンレンジャー)

  • 変身者は鎧
    • キリンレンジャーの天時星・知を演じた土屋圭輔は、『重甲ビーファイター』において敵勢力・ジャマールの追加戦士にしてビーファイターと同じ力を持った戦士・ブラックビートに変身するシャドーを演じた。
      • シャドーはビーファイターのメンバーであるブルービート・甲斐拓也のクローンという設定であり、拓也を演じていたのは圭輔の双子の兄・大輔であった。
        • 『ダイレンジャー』第25話では、知の偽者役として大輔が出演している。
      • 『ボウケンジャー』においても菜月(リリーナ)の父親役を演じた。
    • 『ダイレンジャー』第44話は、戦隊史上初のクリスマスを扱ったエピソードである。
  • キリンレンジャーの天時星・知はルカと同じく、オシャレ好き。

ゴーカイクリスマス

  • クリスマス限定ということで、鎧がマーベラスとハカセから借り受けたゴーカイレッドとグリーンのキーを合体させたオリジナル戦士。赤と緑の配色がクリスマスカラーと呼ばれることに由来する。
  • 右半身がゴーカイレッド、左半身がゴーカイグリーン。変身後の名乗りは右側がレッド、左側がグリーンの動作を再現している。
    • ゴーカイセルラーからの発声は「メリークリスマス」であった(この音声は玩具にも収録されている)。

魔法戦隊マジレンジャー(マジマザー)

  • 変身者はルカ
    • ゴーカイイエローのスーツアクター・蜂須賀祐一は『魔法戦隊マジレンジャー』でもマジマザーを担当している。
    • 雪の結晶をモチーフにしたマスクと、本来の変身者が「煌く氷のエレメント」を持つ「白の魔法使い」・マジマザー(小津深雪)であることから魔法で雪を降らせた。
      • 『魔法戦隊マジレンジャー』本編で深雪は同じ「煌く氷のエレメント」の魔法属性を持つ天空聖者・スノウジェルに力を借りていた過去がある。
      • 『マジレンジャー』の43話はちょうど6年前のクリスマスの放送であり、話の内容も深雪のことを扱ったものであった。
      • なお深雪を演じた渡辺梓はこの時点で公開中の『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGAMAX』に出演しており、同作の黒幕・財団Xの幹部ではあるものの戦わず退場する役であったため、こちらでも戦闘以外の場面での登場となったとも見れる。
    • マジマザーに変身したことで、ゴーカイジャーは全てのレンジャーキーで豪快チェンジをしたことになる。

登場した技・用語等

スクーパーファントム

超忍法・影の舞

  • 第2話を参照。
  • 本話ではこの技で出現した障子をタイガーレンジャー(ジョー)とドゴーミンが突き破る演出がある。

サーベルダガー

ロックラッシュ

ダイレンロッド

イーグルクロー

  • 『ガオレンジャー』本編には登場しない、『ゴーカイジャー』オリジナルの技。
    • 指先の爪から鋭い光の刃を放ち、標的を斬り裂く。

ペンタフォース(バズーカタイプ)

ゴーカイクリスマススラッシュ

  • ゴーカイクリスマスが単独で使用するゴーカイブラスト&スラッシュ
    • ゴーカイガンにはグリーン、ゴーカイサーベルにはレッドのレンジャーキーを使用する。

ゴーカイ・ジジル

  • 『マジレンジャー』本編には登場しない、『ゴーカイジャー』オリジナルの呪文。
    • クリスマスツリーに雪を降らせるために使用された。

バトルフィーバーの大いなる力

  • ビバブーとの戦いを終えたゴーカイジャーたちを見届けた四郎からクリスマスプレゼントとして託された。
  • また、大いなる力を宿したバトルフィーバーのキーが空中に浮かぶシーンでバトルケニアのキーが緑色に発光しているが、これはバトルケニアが黒ではなく緑の戦士として扱われることもあったため。