#contents ---- *サブタイトル -『激走戦隊カーレンジャー』のサブタイトルと同じく、「どこかに交通用語や自動車に関連する言葉が含まれる」という形になっている。 --『カーレンジャー』第1話のサブタイトルは「戦う交通安全」。 ---更に、『カーレンジャー』最終話のサブタイトルは「いつまでも交通安全!!」である。 ---- *ルカが持っていた交通安全教本 -表紙に「宇宙警察庁交通局監修」と書かれている。 --『カーレンジャー』に登場した6人目の戦士・シグナルマンは宇宙警察に所属する交通巡査であった。 ---宇宙警察は[[デカレンジャー>http://www45.atwiki.jp/gokaiger/pages/19.html#id_391b8688]]のメンバーの所属先でもあるが、「宇宙警察」という設定が出たのは『カーレンジャー』の方が先である。 ---- *ハカセの台詞 -「あっちに行くべきか、こっちに行くべきか……それが問題だ……」 -「止めるべきか、止めざるべきか、そこが問題だ……」 --ウィリアム・シェイクスピア作による「四大悲劇」と呼ばれる戯曲の1つ「ハムレット」の、「生きるべきか、死ぬべきか、それが問題だ」という有名な一節のもじり。 ---- *変身の間に恭介たちを見失ったゴーカイジャー -「派手に行……」「い、行けない!」 --『カーレンジャー』の第1話には、「変身していざ決戦かと思いきや、敵は既に逃走しており拍子抜けするカーレンジャーのメンバー」というシーンがある。 ---- *ナビィの最後の台詞 -「エネルギーの無駄遣いはやめましょう」 --『カーレンジャー』では予告の最後に交通安全に関する教訓で〆られていた。 ---- *変身時テーマソング -『カーレンジャー』は、ゴーカイジャーまでのスーパー戦隊シリーズの中では唯一レギュラーOPがマイナー変更されており、主題歌が2種類存在する。 --ターボレンジャーからカーレンジャーに豪快チェンジした際は「激走戦隊カーレンジャー~フルアクセルヴァージョン~(後期OP)」、ラストの子供たちの前での変身時では「激走戦隊カーレンジャー(前期OP)」が使用されている。 ---『カーレンジャー』でOPが変更されたのは第14話からであり、それも意識していると考えられる。 ---- *豪快チェンジ **高速戦隊ターボレンジャー -間違えてターボレンジャーに豪快チェンジしてしまうゴーカイジャー --カーレンジャーとターボレンジャーがどちらも車のモチーフを持つ戦隊であり、『高速戦隊ターボレンジャー』の没タイトルが『カーレンジャー』であったことに由来する。 **激走戦隊カーレンジャー -レンジャーキーの回し方 --バイクのハンドルをひねるかのように、2度途中で止めてから回している。 -変身後の背景 --『カーレンジャー』本編で登場する5つの車形星座が描かれているほか、ターボレンジャーとの間違えを直したため、くす玉から「これが正解!!」と書かれた大きな紙が出てくる演出がなされた。 ---- *登場したレジェンド **陣内 恭介(じんない きょうすけ) -激走戦隊カーレンジャーのレッドレーサー。 --宇宙暴走族・ボーゾックによって爆破され滅んだ惑星・ハザード星で「星座伝説」として語り継がれていた5つの車型星座に、正義の戦士・激走戦隊カーレンジャーとして選ばれた5人のうちの1人。かつてレーサーを目指していたことがあり、自動車会社・ペガサスのテストドライバーとして、カーレンジャーとしての仲間でもある同僚たちと、「夢の車」の製作を目指して働いていた。ちなみに左利き。 ---ただし、ペガサスは町工場レベルの小さな会社であるため、実質的な仕事は車両修理の手伝いや運転代行などの雑用がほとんどであり、本人曰く月給は19万3000円(税込)の安さであった。 ---ボーゾックの幹部たちからは、「猿顔の一般市民」と馬鹿にされていた(これは、ボーゾックがカーレンジャーの変身後の姿を真の姿だと勘違いしており、事件現場で時折遭遇する恭介がレッドレーサーの正体だと気付いていなかったため)。 ***外見 -カーレンジャーのメンバーは、左手首に着けたブレスレット・アクセルブレスと、アクセルブレス用の鍵・アクセルキーという2つのアイテム(「アクセルチェンジャー」と総称される)を使って変身するが、レジェンド大戦により変身能力を失っているため、アクセルブレスを着けていない。(もっとも、『カーレンジャー』本編においても、変身時や通信時以外はアクセルブレスを外していることが多かったのだが) -赤地に黒い馬蹄と白い蔦・金の葉の模様が刺繍されたシャツは、『カーレンジャー』当時の撮影で実際に本人が着用していたもの。 --演じた岸祐二のブログにて、声優・松本梨香の主催による東日本大震災のチャリティープロジェクト・『まんまるプロジェクト』のチャリティーオークションに、このシャツがサインを入れた上で出品されることが明かされた。 ---なお、出品されたシャツには右袖に『カーレンジャー』第47話でワンパー(ボーゾックの戦闘員)に斬り付けられた際の傷が入っている。 ---今回の監督である坂本太郎が監督として参加した特撮ドラマ・『大魔神カノン』の公式ブログでは、2011年5月22日の記事などで今回の話に触れられており、それによると、このシャツは岸が『カーレンジャー』の終了記念として、2枚あった衣装のうちの1枚を譲り受けたものだという。 ---ちなみに東映に残されたシャツは『カーレンジャー』終了後も衣装として使われているようで、『帰ってきた侍戦隊シンケンジャー 特別幕』や『仮面ライダーオーズ/OOO(第13話)』など、東映特撮作品で全く同じデザイン・カラーのシャツが何度か使われている。 -首にはロケットペンダントをかけている。 --前述した『大魔神カノン』公式ブログでは、ロケットの中には紆余曲折の末に恭介と相思相愛になったボーゾックの女幹部・ゾンネットの写真が入っており、これは岸が東映装飾部に頼んで用意してもらったものだと語られている。 ---『カーレンジャー』の最終話には、故郷の惑星に帰り見合い三昧の日々にうんざりしたゾンネットが、ロケットペンダントに入れた恭介の写真を見て溜息をつく、というシーンがある。 ***言動 -『カーレンジャー』本編では一人称が「俺」だったが、今回は「私」になっている。 -「そして、誰もいなくなった……」 --「ミステリの女王」ことアガサ・クリスティ著の有名推理小説のタイトルより。 -「はい、コーヒー牛乳」 --カーレンジャーをサポートするハザード星人の子供・ダップの父親であるVRVマスターの大好物がコーヒー牛乳であったことから。 -「こういうのは、チーキュでは男からなんだよ」 --『カーレンジャー』本編では、ダップなど例外はあるものの、劇中に登場した宇宙人は地球のことを「チーキュ」、日本のことを「ニッポンポン」と呼んでいた。 ---なお、「チーキュ」という言い方をしたのはアドリブだったのか、放映当時の字幕では「チーキュ」ではなく「地球」と記述されていた。 -自分に重なるレッドレーサーのイメージを叩いて振り払う恭介 --恭介は『カーレンジャー』本編でダップにカーレンジャーとして選ばれたことを伝えられた際、他のメンバーとともに「ただでさえ薄給なのに地球を守る仕事までするのは嫌だ」と一度は拒否している。 ---とはいえそれも一時的なもので、最終的には「変身できなくても心はカーレンジャー」という強い誇りを持つに至っている。 --『カーレンジャー』本編ではレッドレーサーに恋したゾンネットと、その猛アタックを受けて彼女に恋した恭介のすれ違いが大きく描かれており、「陣内恭介」にとって「レッドレーサー」は自分のもう一つの姿であると同時に恋敵でもあった。 ---前述したように、ボーゾックのメンバーはカーレンジャーが地球人の変身した姿であることを知らないため、ゾンネットはレッドレーサーに猛アタックする一方、恭介を「猿顔の一般市民」と馬鹿にしていた。 ----最終的にレッドレーサーの正体を知ったゾンネットは、あえて変身せずに自分を守ろうとする恭介の姿に心を打たれ、素顔の彼を受け入れている。 ---- *登場した技・用語等 **龍撃剣/トリケランス/サーベルダガー/モスブレイカー/プテラアロー -[[第11話>http://www45.atwiki.jp/gokaiger/pages/31.html#id_8fe5b19b]]参照。 **ゴーカイクルマジックアタック -ゴーカイジャーがカーレンジャーに豪快チェンジした際に使用した技だが、『カーレンジャー』本編には登場しない『ゴーカイジャー』オリジナルの技。 --ブルーレーサーがスケボーに、ピンクレーサーが一輪車に、グリーンレーサーが自転車に乗り、イエローレーサーがローラースケートを履いて走りながら突撃する技。 --技名は、『カーレンジャー』最終話においてボーゾックを扇動していたラスボス・暴走皇帝エグゾスを倒した技が、「カーレンジャークルマジックアタック」だったことに由来する。 ---グリーンレーサーが乗る自転車にはレッドレーサーも乗っていたが、恭介に「2人乗りは禁止」とツッコまれたため、レッドレーサーは自転車から降りた。 **ドライビングスラッシュ -ゴーカイレッドがレッドレーサーに豪快チェンジした際に使用した技だが、『カーレンジャー』本編には登場しない、『ゴーカイジャー』オリジナルの技。 --レッドレーサーが自身の専用武器・フェンダーソードで十文字斬りを行う技。 --技名は、『カーレンジャー』本編におけるレッドレーサーの必殺技が「ドライビングアタック」だったことに由来する。 **ゴーカイ激走斬り( - げきそうぎり) -ゴーカイオーがゴーカイケンを持ち、回転しながら敵を斬る技。 --『カーレンジャー』本編で、カーレンジャーの1号ロボ・RVロボの必殺技が「RVソード・激走斬り」だったことに由来する。 ---- *大いなる力 **交通安全 -ゴーカイジャーが、恭介が作った交通安全の芝居に付き合うことで手に入れたカーレンジャーの大いなる力。子供たちに交通安全を教えたが、ナビィには「あんまり役に立たない」とバッサリ切り捨てられた。 --カーレンジャーには「戦う交通安全」というキャッチコピーがあり、『カーレンジャー』本編では次回予告の最後に必ず交通ルールの解説を行い、交通安全を呼びかけていた。