ガンダム試作1号機フルバーニアン GUNDAM GP01 FULLBURNERN |
登場作品 |
機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY |
型式番号 |
RX-78GP01Fb |
全高 |
18.5m |
重量 |
43.2t |
所属 |
地球連邦宇宙軍 第3地球軌道艦隊アルビオン |
搭乗者 |
コウ・ウラキ |
武装 |
60mmバルカン砲×2 ビーム・サーベル×2 ビーム・ライフル ロングレンジ・ビーム・ライフル 専用シールド |
【設定】
アナハイム・エレクトロニクス社の「ガンダム開発計画」で作られたワンオフ試作型MS。コードネームはガンダムゼフィランサス(ZEPHYRANTHES)。花言葉は「清き愛情」。RX-78-2
ガンダムをベースに改修・設定変更され、汎用人型兵器「モビルスーツ」としての性能を可能な限り引き出すというコンセプトの元、様々な新技術を取り込んで開発された。
「コア・ブロック・システム」は新設計のものを採用。
コア・ファイターのメインエンジンがそのままMS時のメイン・スラスターになり、武装はビーム・サーベルがビーム・ガンとして機能する。そのため
ガンダムのコア・ファイターと違いMS時にコア・ファイターの武装やプロペラントがデットウエイトにならないという長所がある。そのため合体方式も
ガンダム、
ZZガンダムで採用されたヴァーティカル・イン・ザ・ボディ方式(コア・ファイターが地面に対して垂直の状態で変形。MSと合体する)ではなく、整備性が高く腹部を耐弾性の高い構造に出来るホリゾンタル・イン・ザ・ボディ方式(コアファイターが地面に対して水平の状態で変形。MSと合体する)に変更されている。
空中換装は想定されていないが、そのコンセプトは
ヴィクトリーガンダムや
クロスボーン・ガンダムX1改のコア・ファイターに近い、先進的なものになっている。ただしコア・ファイターの外部への露出が多いため、被弾などによって脱出機構が正常に作動しなくなる事もあった(ガトーとの決戦時など)。
この新方式のコア・ブロック・システム導入に伴い機体フレームにも新しい設計方式が採用され、四肢の駆動が本体側からではなく四肢側から行なわれる他、膝装甲は別に稼働する仕組みを採用している。これらの技術が後のムーバブル・フレーム(
ガンダムMk-IIの新技術)の元になっているとも言われている。
なお、この状態は主に地上での戦闘を重視しており、宇宙空間ではコア・ファイターを専用のものに交換しなければまともな機動はできない。
「ガンダム試作1号機フルバーニアン」について
シーマ隊との交戦で中破したガンダム試作1号機を宇宙戦仕様に換装・改装したもの。コードネームはガンダムゼフィランサスフルバーニアン(ZEPHYRANTHES Fullburnern)(公式HPより)。型式番号は「RX-78GP01-Fb」。
本来ガンダム試作1号機はコア・ファイターの換装と脚部のオプションなどにより重力下仕様から宇宙仕様に変更することができるように設計されていたが、重力化仕様のまま機体が中破。特に脚部の損傷が激しかったこと、アルビオン隊の戦場が宇宙に移ったことを考慮し、本来想定されていたプランではなく、より宇宙空間での戦闘に特化すべくほぼ全面的に改修が施された。その結果、誕生したのがフルバーニアンである。特徴的なバックパックにはジェネレーターを内蔵するタイプのバーニアユニットを2基装備している。そこにビーム・サーベルとともにムーバブル・フレームで接続されたユニバーサル・ブースト・ポッドには片側3基のスラスターノズルが設置されている。また、脛部にも2基のスラスターが確認されている。このおかげで宇宙空間での機動力、及び加速能力、運動性は飛躍的に向上した。その出力と総推力は後の
Zガンダムをも凌駕している。
アナハイム技術陣はこれらの改修工程をわずか2日という短期間で完了させた。
νガンダムの時といいアナハイムは突貫工事が得意なようだ。
「機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY」の前半主役機。
「試作1号機」の段階では
RX-78の面影を強く残していて、まさしくガンダムらしいガンダムと言えるデザインといえる。
「フルバーニアン」では一転して、配色もトリコロールではなくなり、どちらかと言うと
Zガンダムに近い見た目になる。が、どちらも主人公機らしいポイントを分かりやすく押さえており、コウがこの機体に強い愛着を持っていたのもわかる。
【武装説明】
ビーム・ライフル
後年主流となるEパック方式を採用している。特徴的な機構として「ジュッテ」と呼ばれる近接緊急防御用の小型ビーム・サーベルを備えている。
余談だがコウがジュッテで敵のビーム・サーベルを受け止めた際、敵パイロットが「ジュッテか!?」と驚いていた。何で敵が細かい装備の名前を知っているのだろうか。
ちなみに十手(じってとも読む)は江戸時代に実在した現在の警棒に近い性格の武器で、刀を受け止める使い方もできた。時代劇では銭形平次が持っていることで有名。
その敵パイロットが十手の存在を知っていて「十手か!?」と驚いたのかもしれない。
UC0096時にもローマの休日が流れるあたり、意外と古い映画が流行っているのかもしれない。
ビーム・サーベル
コア・ファイター時にはビーム・ガンとして機能するが、ゼフィランサス時はジェネレータ出力の不足により威嚇程度の威力しか持っていなかった。Fbに改装された際にジェネレータ出力が1790kwから2045kwにアップ。このおかげで実用的な威力を発揮できるようになった。
シールド
表面のブルーの部分は耐ビーム・コーティング塗装となっており、当時の標準的威力のビーム・ライフル等の直撃に数発程度耐えることが出来る。
全長を短縮する機構を持つ他、ビーム・ライフルの予備Eパックを格納している。
ロングバレルライフル
CDドラマ「ルンガ沖砲撃戦」にて使用された武器。元々別の機体用に開発された装備(
試作3号機用だったと言われている)で、試作1号機が使用した際は機体とのマッチング不具合で照準制度が非常に不安定でアルビオンの主砲のスタビライザーを移して使用された。
正式名称が定まっていないのか、媒体によって様々な呼ばれ方をしている。ロングバレルライフルは主にスパロボでの呼称で、バトオペ2では試作大型ビームライフル、ガンダムバトルシリーズではREX830ビームライフルとなっている。
【原作での活躍】
アナベル・ガトーらトリントン基地襲撃による
ガンダム試作2号機強奪の際にコウ・ウラキが勝手に乗り込む。その後チャック・キース、
サウス・バニングなどと共に奪われた2号機奪回のため追撃を開始、3回足止めしたがいずれも逃げられ、3度目はガトーの熟練の腕のおかげで本当にやられかける。しかし、ニナ・パープルトンのアドバイスによりシールドについている冷却装置にダメージを与え、引かせはしたが2号機の奪回には結局失敗。
その後、アフリカへ追撃したが、ジオン残党とぶつかりガトーと2号機を宇宙に逃がすのを許してしまう。
ガトーを追って宇宙に上がった後、シーマ艦隊と交戦。コウ自身が作った使えないプログラミングで調整不十分な地上仕様のまま出撃したためにこの機体は一度中破する。(それでも
ゲルググを1機撃墜した)
その修理の際に「
フルバーニアン仕様」(本体に手を加えたので本来の宇宙仕様と異なる)に換装、改修された。
何度かの実戦テストの後、「星の屑作戦」で観艦式を核攻撃した2号機と交戦。腕の差もあり苦しい戦いを強いられるが、相打ちの格好になるものの撃破する事に成功。MS二機分の爆発の中、その役割を終えた。
余談だが、Gガンダムの最終回にガンダム連合の一員として、両方の仕様が登場している。
ゼフィランサスは
曼荼羅円陣極楽往生で一斉攻撃するガンダムたちの中に2号機(こちらは頭のみ)と一緒に巨大触手を破壊するシーンで上半身だけ登場。
フルバーニアンは背中だけ、
デビルガンダムの攻撃ですぐに倒されるやられ役…になり、視聴者の笑いのネタ?になるなど話題となった。
近年の漫画版REBELLIONでは最初1号機はガンダム顔ではなくジムのようなゴーグル型になっていたり宇宙での戦闘でフルアーマー装備になっていたりと様々な姿を見せた。
【搭乗者】
コウ・ウラキ
CV:堀川りょう
トリントン基地に配属されている新人士官で階級は少尉。年齢は19歳。なのに酒も相棒のキースと共に飲む模様。
大のにんじん嫌いでいらないといってコックを怒らせ増やされたり、山盛りのにんじんとにらめっこしたこともあるほど。
腕は確かだが(ニナ曰く、乗るモビルスーツの性能を限界まで引き出せる、戦局の未来予測の精度が高い、とのこと)、ガンダムに乗る以前は
ザクIIF2、連邦カラーにしか乗っていない。
第1話にて2号機が奪取された際、1号機に無断で搭乗。実戦の空気に慣れていないのもあってか序盤はガトーらに圧倒されっぱなしの完敗。バニングやキースらとガンダムの性能のおかげで損傷は一回もない(それどころか、ニナによると1号機の性能をかなり引き出しているらしい)。だが、ガトーから言われたことや逃げられたことにより、限りない悔しさを受ける。その後補充要員のベルナルド・モンシアらとのごたごたがあったものの、なんとか1号機専属パイロットとしてアルビオンに搭乗した(1週間の独房入りもしたが)。
その後2号機とガトーには宇宙に逃げられ、乗艦アルビオンもそれを追撃するため宇宙に上がった。
宇宙では地球での出来事もあり当初はニナと仲良くやっていたが、次第に悪化し、意地になって1号機を宇宙用のOS及びコアファイターに換えないまま宇宙に出てしまい、まともな機動も取れなくなってしまう。敵の困惑や油断もあってまぐれ当たりに近いながらも1機を仕留めるが、シーマの駆る
ゲルググMの一方的な攻撃で1号機は大破してしまい、自身のつまらない意地やプライドでガンダムを大破させたことで失意の状態に陥る。
その後、アルビオンが整備のために着陸した月面都市フォン・ブラウンを放浪、元ジオンのエースパイロット「ケリィ・レズナー」と出会う(月のチンピラにリンチされて気絶していたところを介抱してもらった)。
その時にケリィとのMAヴァル・ヴァロ修理の際のやり取りなどにより少しづつ自信を取り戻して行き、アナハイムでフルバーニアンのテストを行えるほどになる。しかしニナとの関係だけはどうしても修復は不可能だった(この際、ケリィに「パイロットなら『僕』だなんて言うな!」と一喝されてから一人称が『俺』に)。
その後月面にてケリィのヴァル・ヴァロと決闘、ニナに自身の本音を言うことができるようにまでなった。ちなみにこのときFb時の特格(EXVSでは格CS)をやってる。初めて本機のコア・ブロック・システムが役立った。
その後2号機の核攻撃の後のガトーを追撃、2号機のコンディション不調を見抜くことで技量差を押し返し、結果引き分けに終わったが、ガトーにやっと名前を覚えてもらった(つまりライバル同士になった)。しかし本来の目的である2号機奪還作戦は失敗に終わる。
コウ自身もメカに精通しており、テストを兼ねている事もあって何度か調整案を出している(大抵やんわりと却下される)。
さらにゲーム内でもかなりMSに関して評価している。ニナがいるのもあり、ガンガン、NEXTではその数は3号機以上。
細かすぎるのでわからない部分もたまにある。わかる人にとってはかなり面白いので聞いてみてもいいだろう。
2019年現在ガンダムAにてOVAで監督と務めた今西監督監修のもと連載されている「REBELLION」では多少の違いはあるもののだいたいアニメ版と同じ展開だったのだが、アニメ版とは異なり、ケリィ・レズナー駆るヴァル・ヴァロを機能停止にし、生身で最期まで戦おうとするケリィに「ラトーラのために生き残る義務がある」と説き伏せ捕虜にすることに成功する。
【原作名言集】
- にんじんいらないよ。(OVA第1話)
- 軍の食堂にて。機体選択時にも聞けるくらい人参嫌いだという事がよく分かる、序盤のコウの青さを象徴する台詞。
ちなみにOVAだとこの直後山盛りの人参を皿に乗せられてしまう。
- 僕だってパイロットです!!(同上)
- 強奪された試作2号機の追撃の為に試作1号機に乗り込もうとした際に。
- それでも僕は、連邦の仕官だ!!(第2話)
- ガトーに「戦う意味すら解せぬ者に」と言われた時の反論。この後「それは1人前の男のセリフだ!!」と返された。
- ウラキ少尉、吶喊します!!(第4話)
- 結構知られてる名台詞。1号機の特射と特格(MBではサブと特格)の元ネタをやる前に言った。
- 考えてみたんです。このままパイロットをやめたら自分はどうなるんだろうって…(第6話)
- アルビオンに戻る前にヴァル・ヴァロの修理に戻ってきたコウ。ケリィ・レズナーに何故戻って来たと聞かれて。彼との交流で一度は忘れていたパイロットとしての誇りが再び目覚めようとしていた。
- 満足だろうなガトー! でもそいつは2号機を奪われた俺達にとって、屈辱なんだぁぁぁっ!!(第10話)
- ガトーとの戦いの中で。連邦の象徴ともいえるガンダムがジオンに奪われ、更には条約で禁止しているはずの核攻撃で観艦式の襲撃を許してしまったのは、確かに連邦側にとって戦力だけでなくメンツまで潰される大失態である。
ニナ・パープルトン
CV:佐久間レイ
実際に1号機のコックピットには(実戦では)乗ってないが、口うるさく後ろから言うので表記する。
アナハイム・エレクトロニク社のエンジニアで、試作1号機と2号機の開発を担当していた。月出身者。
ゲーム中で撃墜されたときや、本編でガンダムを盗まれ1号機と2号機が戦った際は叫んだほど自分が作ったガンダムに愛着を持っている模様。
序盤はガンダム>コウだったが、中盤以降ある出来事を経てコウの方が大事になる。
性格を一言で言うと、見事な「ツンデレ」。最初のキースからの誘いを見事に跳ね返し、見学に来たコウをさっさと追っ払おうとしたほど。
終盤でガトーと元恋人だったことが判明(監督交代後の後付け設定)、その事や劇中最終話でとった行動が原因で、メインヒロインでありながら「ガンダム3大悪女」不動の一角を担ってしまうことに…(小説版などではフォローが入っているが…)。
さすがに後期監督も気にしていたのか監修した漫画版「REBELLION」では、2号機を取りに来たガトーの顔を見ようとしたらタラップを動かされ顔を見ることはできず、テラーズ・フリートによる放送も乗っていた船の受信環境が悪く音声しか見れなかった…など、原作でのフォローを挟みつつも原作通りの流れで進んでいたが、ガトーと再会したことである決心をする。
【原作名台詞】
- 「誰よ!?」
- 試作2号機に乗り込もうとするガトーに対して。
- 当初は不審な人物を制止しようとした台詞でしかなかったのだが、ガトーとは元恋人関係だった事が発覚した後は「元恋人に気づかなかったのか?」とスタッフや中の人にまでツッコミを受ける羽目になった。
- 媒体によっては「顔がよく見えなかったから」とするフォローも見られる。
- 「何をしているの!? ハッチを閉めて降りなさい! 」
- 「降りて! 聞こえてるでしょ!? 降りてちょうだい!!」
- 再編集劇場版「ジオンの残光」では「誰よ!?」が削除されこちらが最初に来ている為、少なくともガトーに気付いていたとも取れる内容になった。
- 「いやぁぁっ! 私のガンダムがぁっ!!」
- トリントン基地内で戦闘する試作1号機と試作2号機を見て絶叫。良くも悪くもニナを象徴する名(迷)台詞。
- 「私の」と付ける程に自らが携わったガンダムに強い愛着があるのは分かるが、少なくともニナの所有物ではない。
- 「1号機をお願いします…そして2号機を取り戻してください! 」
- 成り行きで試作1号機のパイロットとなったコウに、ガトーに強奪された試作2号機の奪還を託す。しかし、2号機を取り戻す事は叶わなかった。
- 「コウ…そういう事じゃないのよ…」
- 二人が戦う事に堪えられなくなっていったニナ。最終局面でとうとうガトーを庇い、コウに銃を向けてしまう。コウにとっては裏切り以外の何物でもなかった。小説版では無抵抗のガトーを殺して罪悪感を抱いてほしくなかったとフォローされている。
- コウの視点で見ると「彼女が元彼を庇う」という構図である。それでいてラストシーンではコウの前に笑顔で現れた事で視聴者から「自分勝手すぎる」と反感を買ってしまった。ちなみにこのラストシーンは先に公開された劇場版(1992年8月29日公開)にはなくOVA(最終話は1992年9月24日発売)で追加されたもの。
- フォローしておくと、再会を喜んだコウの笑顔に返した形であり、ニナも最初は後ろめたさから目を逸らしていた。
- 「あと5分! あと5分だけ待ってください!!」
ユーリ「貴女には自由に選択してほしい…」
「お願いよぉぉぉっ!!」- アクシズ先遣艦隊に合流したニナだったが、連邦軍からの警告を受け苦渋の決断で離脱を指示した艦隊司令ユーリ・ハスラーに対して、せめてガトーが帰って来るまでと涙ながらに訴える。当然聞き入れられず、ガトーとも永遠の別れとなってしまった。その後ニナは一人シャトルで地球に帰還し…
- ガトーとの関係を察したのか、ユーリ・ハスラーや制止するアクシズ兵達も同情するかのような表情を見せていた。
【その他名台詞】
- コウ「もしや、ガンダ……」
- ニナ「やめて、コウ! お願いだからそれだけは言わないで!」
- 『第2次スーパーロボット大戦α』より、ガンダムそっくりの敵ロボット「ドスハード」を見て。気持ちは分かるが…
【ゲーム内での活躍】
ガンダムVS.ガンダム
PSP版より参戦。コストは2000GP。
3号機と違い、ニナが連ザまでの名無しキャラ選択時の艦長やオペレーター、EXVSシリーズのバトルナビのようになびをしてくれる。
被弾時には「コウ、ガンダムをもっと大事に扱って」、さらには被撃破の際はコウよりガンダムを優先するほど。「あぁッ!ガンダムがぁ!」と言うなど少々口うるさく感じる人も。
試作1号機は撃ち切り任意リロード可能なマシンガンを持つ。ビーム・ライフルと同時に発射する一斉射撃が強力。その代わりにブーストダッシュの終わりに制動をかける(慣性が残らない)という独特の挙動があるなど丁寧な扱いが必要になる。
一度撃墜されると「フルバーニアン」に変化。機動性が急激に上がり地上ホバー追加、空中BDでも地上ホバーに移行しない、メイン武装もビームライフルに変更される。
落ちる前と落ちた後でやるべき事も大きく変化する為、使い勝手に慣れるまでは機体に振り回されてしまうかもしれない。
アシストは相棒のキースの
ジムキャノンII。呼び出すと砲撃を時間差で二回行ってくれる頼もしく心強い相棒。
なお、宇宙世紀には存在しないはずなのにビーム・ブーメランをちゃんと理解している模様。
NEXT
コスト1000GPだが、復帰(1号機Fb)以降コスト2000GPに上がる。
性能はそれぞれ優秀なのだが、コストが変わるので僚機との兼ね合いもあって難しい機体。
本機が僚機として登場するCコースの最終
ステージはかなりの高難易度。
νガンダム、
V2ガンダム、
∀ガンダムの3機がターゲットになっているうえ、味方CPUの仕様や上記の特徴の都合上試作1号機が撃墜されると必ずコストオーバーが発生するので、最悪の場合耐久値が大幅に減少した状態での再出撃を強いられる。
ターゲットを撃墜しても
ガンダムエクシアが再び現れ常に2対3の状況になり、自機や試作1号機がいつの間にかターゲットに撃ち抜かれるか、エクシアに斬り刻まれて敗北という状況になりやすい。
NEXTPLUSのNEXTPLUSモードでは機体選択時に1号機か1号機Fbのどちらかを選択することが可能になっているのでコスト調整がしやすく使い勝手が上がった。
EXVS.
Fbで参戦。ただしコード-ネームがフルバーニアンゼフィランスになっている。
パイロットはパイロットスーツのコウ・ウラキ、今作からニナは居ない。
コスト2000の高機動万能型機体。相変わらずキースのジム・キャノンIIが援護してくれる。BR、初段の判定は弱いが威力は悪くない格闘、それなりの機動力と万能機に必要なもの「しか」ない。射CSは全機体中でも破格の威力だが発生が遅い・弾速が速すぎて誘導が追い付いていない、など欠点がある。パーツ分離は格CSに変更され誘導切り・SA付属と自衛の一手段となった。
以上のことから、闇討ちに向いている性能で、当然の事ながら相方との連携も非常に重要である。
が、それを完全にマスターできれば2000相応以上の戦果を挙げることができる。まさにコウ・ウラキなみのMSの性能を完全に引き出すセンスと高精度な未来予測が必要な機体である。
また、本機の印象的な胸のバーニア噴射は「特格のホバー中に前格闘」というCPU戦でも決めるのが難しいコマンド配置になった。
射撃CSのピーキーで当てにくい性能とウラキの「当てるッ!」という台詞から「アテヌ砲」と呼ばれ以降の作品でも呼ばれることも。
EXVS.FB
火力の高さはそのままに、機動力や射撃の手数、キャンセルルートが増加。特にサブがBR回転撃ちになったことで、弾幕形成能力が大きく向上した。
更に覚醒技として、「フルバーニアンラッシュ」が追加。スモーに似た挙動でBRを連射する。
ニナがオペレーターに行ってしまった分、MSに対する評価や分析の数が少なくなってしまっているが、それでもやはり的確な分析や評価をしている。ぜひ聞いてみたいものである。
EXVS.MB
NEXTと同様に最初は1号機で出撃し、換装ゲージがMAXになったら手動換装でフルバーニアンになる……という仕様になった。
1号機の性能はNEXTっぽい武装構成だが性能は低コスト…どころか前作最弱候補の一機のデュエルからアシストのバスターガンダムを抜いたのと同等レベル。
メインのマシンガンは弾速、誘導、射角の広さが全てダメダメな上アップデートでダウン値まで落ちて13連射して当たってもダウンしないことがあるほど。
その分フルバーニアンは2500並になった機動性を始め、更に性能がアップしている。フルバーニアンになれるまで耐え抜くことでようやく勝負開始となる…というかそうしないと勝ち筋がない。
稼働開始からしばらくは被撃墜後は1号機からの復活(コストオーバーでゲージ半分から)で進化する前に潰されてゲームエンド、という展開が多かったがアップデートによりフルバーニアンになってから落ちると以後その試合ではフルバーニアンで復帰するようになった。なら1号機いらなくない?
そのため、「もともとそこまで強くないのに足かせまでつけられた」「そのくせフルバーニアンもぶっ壊れには程遠い」とプレイヤーから言われることも。
ちなみに1号機の覚醒技は「ゼフィランサスラッシュ」でビームライフルをその場で11連射する。
闇雲に撃っているかのような命中性の悪さ、そしてダウン値が普通のBRと同等で相手に当たってダウンを取っても確定で反撃を貰う上AGE-1のように即換装可能と言ったおまけもないどうしようもない技。
MBON
どういう訳かMBでわざわざ追加した1号機を削除し、FBの仕様に戻しただけのただの手抜きという行為を行い、試作1号機を扱う人全体に非難の嵐を引き起こした。
現在でも通常の試作1号機の復活参戦の目処は立っていない。
アップデートでサブの弾数が増えるなど順当に強化はされたが、それでも堅実な立ち回りが求められる機体である事に変わりはない。
EXVS2
CSやサブの性能が落ちた代わりに格闘に「バーサス」で追加された派生が追加される、ダウン値の軽減など格闘性能が向上している。
アシストの
ジム・キャノンIIもGVS準拠の挙動を取るようになった。
XB
覚醒中の射撃CS一発目がロングレンジ・ビームライフルによるゲロビに。
後格闘CSにこれまでの弾切れ時特射であった下半身分離狙撃が移動。
ホバー中にサーベル投擲などが追加されるなど立ち回りに幅ができた。
ちなみに本作登場した覚醒中僚機の覚醒ゲージを増やすC覚醒を覚醒技で無理やり覚醒時間を引き延ばすことが可能。
とはいえCは固定用でS安定という声が大きいので本機で活かす機会はあまりなさそうだが頭の片隅にでも入れておくと他の機体で役に立つかも。
【勝利・敗北ポーズ】(ガンダムVSガンダム、NEXT)
勝利ポーズ
試作1号機
敬礼する。
ガンキャノンとほぼ同じ。ただこっちの方がきれいというか礼儀がいい。
地味にシールドが縮んでいる。
フルバーニアン
ビーム・ライフルを両手で前に構える。
敗北ポーズ
試作1号機
後ろに座り込んでいて「あーあ」っというような感じ。
フルバーニアン
上半身と下半身を切り離して横に倒れこむ。NEXTでは下半身がない。
【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.)
勝利ポーズ
背中のバーニアを吹かしてビーム・ライフルを構える。SEEDの
ストライクガンダムのタイトルバックポーズ(所謂種ポーズ)に似ている。
敗北ポーズ
煙を吐きながら立ちつくす。
【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.FB以降)
勝利ポーズ
通常時:背中のバーニアを吹かしてビーム・ライフルを構える。
抜刀時:ビーム・サーベルを右、左と袈裟斬りに振るう。
フルバーニアンはこれ以降変更無し。
敗北ポーズ
煙を吐きながら立ちつくす。
【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.MB(1号機))
勝利ポーズ
着地して両手でビーム・サーベルを持って構える。ガトーとの初対決時の再現。
敗北ポーズ
煙を吐きながら立ちつくす。1号機状態でも同じ。
【その他の活躍】
ガンダムビルドファイターズ
第14話の第7回ガンプラバトル選手権世界大会予選第5ピリオドの玉入れで改修前の機体が登場。
勝利した白組の一員として勝鬨を上げていた。
スーパーロボット大戦
シリーズ共通の扱いとして、宇宙戦仕様のFbが普通に地上で使用可能である。
初期シリーズの「第3次」から参戦。この時期のスパロボは、MSのスペックは考慮されず(一部を除いて)時系列順に性能が決まっており、ゼフィランサスはネモ等の量産機とどっこいの性能という悲しい扱い。Fb改装で可変機以上の移動力を得るが根本的な解決にはなっていない。パイロットのコウも第3次では攻撃力がMSパイロットとしては高いという特徴があったが、第4次、Fではニュータイプ優遇の波に押され出番を失っていくことになる。
それ以降のシリーズでは性能が見直され、ヴァル・ヴァロ戦でのビームライフル連射やロングバレルライフルといった武装の追加で十分に使っていける性能となっている。
近年では0083自体がご無沙汰だったが『DD』にて試作一号機から登場することに。
本編とは別ストーリー(旧シリーズの『第3次』のDD風リメイクと思われる)にて登場。例の如くガンダム強奪事件の折にコウが乗り込み、そのままロンド・ベル隊に参加する。
このストーリーには本編には登場していないティターンズの面々やガトーやシーマの他、参戦アナウンスのなかった1stやポケ戦からも
ザクII改やザビ家の面々にレビル将軍も登場しており、今後のストーリーに注目が集まる。
最終更新:2024年09月23日 13:48