ブラックナイトスコードシヴァ BLACK KNIGHT SQUAD Shi-ve.A |
| 登場作品 |
機動戦士ガンダムSEED FREEDOM |
| 型式番号 |
NOG-M1A1 |
| 全高 |
19.27m |
| 重量 |
74.87t |
| 所属 |
ファウンデーション王国 |
【設定】
女王親衛隊「ブラックナイトスコード」の隊長・国防長官・近衛師団長を兼務するシュラ・サーペンタインの搭乗するMS。
正式名称は「Shi-ve.A」、略して「ベア」とも呼ばれる。
射撃武装を一切搭載していないため、中・遠距離戦が一見弱点に見えるが、フェムテク装甲の採用でレールガンのような高速実弾武装以外の射撃攻撃をまともに受け付けない堅牢な防御力、バックパックのビームマントによる高機動・撹乱能力等から極めて高い汎用性と信頼性を誇り、相対する敵機に自身の得意な近距離戦を強いることになるため、近接特化型にありがちな弱点が事実上機能していない。
またブラックナイトスコード共通の無人機の遠隔操作機能があるので、いざとなればそれらを利用した射撃戦も可能。
一方、対艦刀のようなビーム刃併用型の近接武装を持っていないため、ビームシールド+VPS装甲を突破するにはシールドの隙間を突くかシールドを無力化する(あるいは猛攻によりエネルギー切れを狙う)必要がある。
そのため、防御に専念する
ライジングフリーダムガンダムや
ストライクフリーダムガンダム弐式に対して致命傷を入れきれない場面が見られた。
もっとも、激しい速度により放たれる全身を使った猛攻は防御の隙を生み出すには十分な攻撃性能を発揮している。
【武装】
VIG-E3/M 近接対装甲刀 ディス・パテール
ジャマダハルのような形状をした大型のヒートソード。
刀身を赤熱化することで切断力を向上させることができる他、質量のある実体剣なため相手の実体シールドを強引に弾き飛ばすこともできる。
また、ビームシールドと撃ち合えていることからビーム耐性も高い。
非使用時はリアスカートにマウントできる。
「ディス・パテール」とはケルト神話に登場するガリア人の冥界神の名前である。
OWC-M5A2 ビームサーベル
サイドアーマーの右側に1本、左側に2本装備されているビームサーベル(恐らく利き手に合わせた配置)。
ラケルタ系列のビームサーベルように柄頭同士を接続することができる。
ちなみにコズミック・イラのビームサーベルのビーム色は基本的にピンクだが、本機だけはレッドとなっている。これは後述するビームソードも同様である。
OWC-2800F ビームソード
左右脚部爪先に一基ずつ内蔵したビームサーベル。
配置としてはインフィニットジャスティス系列の膝とセットされたものではなく、イージスやカオスのような単体出力式となっている。
刃渡りはビームサーベルより一回り短いが、蹴りに合わせた斬撃を行える。
OTS-E3/M ロック・シールド スヴァローグ
ビームシールド発生器を備えた実体シールドであり、上下にそれぞれ小大の挟み込み型のヒート式クローが装備されている複合兵装でもある。
実体部分にはフェムテク装甲を使用しており、装甲厚が本体よりも分厚いためか、ビームサーベルやレールガンの直撃にも余裕をもって耐えている。
さらに、インフィニットジャスティスのビームキャリーシールドのように実体シールドとビームシールドの二重構造を取っていることからかなり強固と思われる。
そのため、後述のビームマントも合わさり、本機はブラックナイトスコードのMSの中では最も防御性能に長けている。
なお、ビームシールド無しでも下手な実体シールドより頑丈なためビームシールドを展開しないことも多い。
上部のクロー部分はソードストライカーのパンツァーアイゼンのようにロケット推進のワイヤーアンカーとして撃ち出すことができる。
なお、コズミック・イラにおけるビームシールドのビーム色は基本的に水色か薄紫色だが、本機だけは黄緑色となっている。
実体シールドとビームシールドの二重構造以外にも、格闘武装とワイヤーアンカーを内蔵している点もビームキャリーシールドに類似している。
「スヴァローグ」とはスラヴ神話における太陽神の名前である。
VIG-M70C 近接短針投射システム
胸部を展開して大量の針を敵機に同時に高速射出する実弾兵装。
本機の近接対装甲刀を受け止める
ズゴックの堅牢な手甲を貫通・破壊するほどの貫通力を持つ。
PS装甲に対しても、実弾の大量攻撃を受けた際にエネルギー消費が増大する弱点を突いてエネルギー切れ=フェイズシフトダウンという形で無効化することができる。
加えて、大量の針による弾幕攻撃という性質上、PS装甲に覆われていないセンサー類の破壊にも適している。
但し、1度の出撃で1回しか使用できない使い切りの上、その名の通り有効射程も短いという欠点を持つ。
ビームマント
バックパックに装備されたビーム発生デバイス。
バックパック中央のメインスラスターと左右の大型スラスターに挟まれる場所に一基ずつ存在する。
ルドラの物と同型。
発生されたビームはマント状に形成され、ビームシールドの一種として防御に使用できる他、ビームサーベルの代替として攻撃に転用することもできる。
また、面積は小さくなるが片方の発生器のみでも展開できる。
追従式の残像を投影する「分身」も可能であり、ルドラは4機とも分身に使用するだけだったが、本機の場合は搭乗者の技量もあってか、白兵武装として積極的に使用している。
特に、大きく振り向くような攻撃を行った際に生じる隙を潰すための追撃として重宝された。
カルラに搭載された擬似反重力機関「レヴィテーター」の解説から、このビームマントが本機のレヴィテーターとされる。
【原作の活躍】
ミケール捕獲作戦にて、他のブラックナイツの乗るルドラと共に出撃する。
目の前で自爆テロを起こされたのを機に「救助活動」を名目に活動範囲が広くなったことで、彼らの本来の目的のためにそれぞれ出撃する。
本機はグリフィンとリデラードと共に行動し、手始めにグリフィンがキラを洗脳し軍事境界線を超えさせ、攻撃許可がでるや否やライジングフリーダムをルドラ及び多数の無人機共に攻撃しライフル、シールドブーメラン下部、左翼を破壊する。
ライジングフリーダムとの戦闘では地に足を付けた白兵戦という同条件にて優位に立ち、同機がビームサーベルにて斬りかかるのをスヴァローグにてあっさり捌き、レールガンを撃とうとした際にはビームソードでその砲身を両断する。
そこからは攻勢に転じ、ディス・パテール、スヴァローグ、両脚のビームソード、ビームマントの実質五刀流による全身を使った猛攻によってライジングフリーダムを圧倒する。
暫くはVPS装甲とビームシールドに阻まれるが、関節部を的確にディス・パテールで狙って右腕を切断、そこに間髪入れず近接短針投射システムを放って機能停止に追い込む。
その後ライジングフリーダムはアグネス・ギーベンラートの乗るギャンシュトロームによって左腕と両足が破壊されるのは見届けていたが、突然介入して来たズゴックの一斉射撃からギャンを庇うようにビームシールドを展開、ズゴックとのドッグファイトを展開する。
互角の白兵戦を繰り広げたが、核ミサイル着弾のタイムリミットが来たためギャンシュトロームを抱えて撤退した。
その後アルテミス要塞にてストライクフリーダム弐式がアルテミスに突撃してきた為出撃するしかしストライクフリーダムを操縦していたのは
アスラン・ザラであった。
「心が読めるんじゃないのか?使えないな」とアスランに挑発され、逆上、要塞に戻ろうとしていた直前の行動も忘れた上集中力も乱され時間稼ぎをされてしまう。
結果的にラクスを救出されてしまい、
キャバリアーアイフリッドとストライクフリーダム弐式に逃げられるが、要塞が爆発を起こしていたため止む無く帰投する。
レクイエム攻防戦ではストライクフリーダムに対して急襲し、そのヒートソードの一撃を左腕のビームシールドにて防がれ、強引に弾き飛ばされ間髪入れずに左右のレール砲を放たれるも、あっさり察知しシールドにて防ぐ。
それでもレール砲の反動を活かされ即座に距離を取られ、そのままビームライフルにて牽制されつつ最前線から少し離れたメサイア墜落跡まで後退される。
月面を低空飛行しながら、右手に連結状態のビームサーベル、左手にヒートクロー、両脚にビームソードを展開し猛攻仕掛ける、しかし両腕のビームシールドにて振れがれた。
しかし、隙を見て左のビームライフルにて牽制をかけようとした瞬間を見逃さなかっ本機のサーベルによりビームライフルを切断され喪失させる。
だがそれでも一切動揺することなく、本機の再接近・追撃前に左右のレール砲を月面に発射、その爆発と衝撃にて本機を攪乱して距離を取り直された。
その後カルラが参戦。
カルラがドラグーンを射出しストライクフリーダムのドラグーン3機を破壊。
しかしカルラのドラグーンが1機レールガンで破壊されるがその隙を突いて攻撃を仕掛けるも防御されるが背後をとったカルラがストライクフリーダムの右翼2枚を破壊。
上方から降り注ぐカルラのドラグーンによるビーム砲撃を残ったドラグーン3基を用いて張ったバリアと右ビームシールドにて防ぎながら低空飛行のまま逃げ回る。
その後カルラがストライクフリーダムの残りのドラグーン、右ビームシールドを破壊。
直後に斬りかかってきた本機のビームサーベルもそのまま防ぐ。しかし、本機が距離を開けた直後に四方八方から降り注いだミサイルは防ぎきることができず胴体に被弾する。
空いた右手にてサーベルを抜刀しながらヴォワチュール・リュミエールの機動力を持ってミサイルやドラグーンを振り切るストライクフリーダムと高速機動戦を行うも、本機の一撃をビームシールドにて受け流した隙に放ったレールガンを回し、残像に翻弄し、ビームサーベルにてストライクフリーダムのトヴァシュトリを斬りつけ使用不能にする。
ストライクフリーダムが白兵戦では分が悪いと判断した為、右手にリアアーマーにマウントしていたレールガンを装備し直して本機とドラグーンに対応していたが、本機の一撃を左ビームシールドにて受け流して少し態勢が崩れて足を止めた瞬間に背後からミサイル6発の直撃させ、左翼全体を破壊、ヴォワチュール・リュミエール展開機能も全損、直撃の衝撃により右手のレールガンも手放した。
そこへ両手にビームソードを構えて斬りかかってきたカルラの猛攻を左ビームシールドにて凌ぐ。カルラが距離を取った隙に右レール砲にて反撃しようとするも、発射直前に本機が咄嗟に砲身を斬り落とす。
そこへ間髪入れずに大量のミサイルによる追撃を発射、ストライクフリーダムに直撃する。
姿勢を立て直して後退しながら、左ビームシールドを展開しながら両手でレールガンを構え、残った左レールガンと共に放ってカルラが牽制されるが全て回避する。
迫りくる両手にビームソードを構えたカルラ及び多数のミサイルに対して掻い潜りながらカルラに対して右手に持ち替えたレールガンにて迎撃されるも回避し、カルラが接近、左ビームソードの一撃は左ビームシールドにて防ぎ、レール砲にて反撃するも回避され、それに対してカルラから腹部ビーム砲にて反撃するも、左ビームシールドにて防がれた、防ぎ切った直後にミサイルが降り注ぎ、その衝撃により最後のレールガンも手放してメサイアの陽電子リフレクター発生装置の残骸に勢いよく背中を打ち付けて残った翼も基部を残して全損、さらにはVPS装甲の耐衝撃限界と動力炉のオーバーヒートによりフェイズシフトダウンを起こして膝をついた隙を逃さず本機が近接短針投資システムで撃墜しようとするも、ズゴッグが庇った為失敗した。
その後は破壊したズゴッグの内部から出て来たインフィニットジャスティス弐式と交戦。
ビームサーベル・ヒートクロー・ビームソード・シールドと豊富な武装を駆使して互角の格闘戦を繰り広げる。
インフィニットジャスティスのビーム重斬脚をビームソードで抑え込んだ後、距離を置いたところでシュラが読心能力を使用、しかしそのカウンターとして『愛』故の
カガリ・ユラ・アスハの妄想でシュラを惑わせる。
激昂して本機が突っ込んできたところをインフィニットジャスティスは左に避けようと動いたが、アスランはこれを読まれることを想定し一瞬で地球にいる
ストライクルージュからのリモート操作に切り替える。
これによりシュラの読んだ思考とは別の行動で裏をかかれ、レールガン3発連射の直撃を喰らい右腕を右スラスターと右側のビームマント発生器ごと破壊され、その衝撃により左腕のシールドも取り落とす。
その後何とか持ち直し、右腕とシールドを失った状態ながらインフィニットジャスティスと互角の白兵戦を繰り広げる。
ビームソードをビーム重斬脚で弾かれるも、左脚の蹴りでシールドを弾き飛ばし、ビームマントの追撃によりインフィニットジャスティスを弾き飛ばす。
弾き飛ばされて姿勢を崩したインフィニットジャスティスが大きく振り上げたビームサーベルを振り下ろしたところに左脚のビームソードを合わせて右肘関節を切断する。
しかしアスランはSEEDを発動、ここまで隠していたビームホーンを展開、本機の胴体をコクピットハッチの上から両断され、爆散した。
シールドを失っていたことでビームホーンを防ぐ手段が左側のビームマントしかなくなっていたことに加えて、カウンターで右肘関節を切断した際に後方へ振り向いてしまいそこから正面に向き直るところを敢え無く狙われてしまったのだった…。
【搭乗者】
シュラ・サーペンスタイン
CV:中村悠一
新興国ファウンデーションの国防長官。
女王親衛隊「ブラックナイトスコード」の隊長でもあり、近衛師団長を務めるアコードの男性。
その立場からか、ブラックナイトスコード隊では唯一の完全専用機であるブラックナイトスコードシヴァを持つ。
専用パイロットスーツはブルーグレー、ヘルメットには青のファイアパターンのパーソナルマークが入っている。
刃物のように鋭い容貌の青年。王国の軍事機関の最高責任者を任されているだけあって戦闘能力が非常に高く、モビルスーツの操縦だけでなく生身での身のこなしと剣技においても高い実力を持つ。
実際、士官学校における訓練ではナイフ戦1位だった
シン・アスカとサーベルでの決闘を行い、圧勝している。
また、アコードとしての能力で読心を持つ。応用すれば実質的な行動予測も可能。
戦いの場を「神聖なもの」と称し、実力勝負による勝利に拘る様子を見せ、劇中の戦いでも飛行能力を失ったライジングフリーダム相手には自身もわざわざ地に足を付けて白兵戦を行っていたり、自身が認めた強敵との正面からの正々堂々とした戦いにこだわりを持っていたりと、何かとパイロットと機体以外は同条件の戦いを望んでいた。
その反面、キラ・ヤマトの抹殺を狙う際はブラックナイツによる精神干渉による分断、不意打ち気味の集中砲火後に追い討ちをかける、アスラン・ザラとの戦いでは肝心なところでは読心を使い、それでいて読心対策に奇策を使われたことには「卑怯者めが!」と憤るなど、ダブルスタンダード気味な言動も少なからず見せている。
また、アコード全員に言える事ではあるが能力に対しての絶対的な自信からか慢心しがち。
特にシュラは顕著な傾向にあり、キラの始末を任務としながら自らの本分を忘れてアスランと対決した結果キラを仕留めきれず、
アルテミスでの戦闘では機体がフリーダムだからという先入観から読心能力も使わずキラが搭乗していると思い込み、まんまとラクスを奪還されるなど詰めの甘さが目立つ。
【原作名台詞】
- 「一手、ご指南いただけませんか、ヤマト隊長?」
- イシュタリアに来訪したキラ・ヤマトを見ての開口一番の台詞。
言葉使いは丁寧だが、断ればその後の仲間達の言動のように辱めを受けるためこれは実質的な決闘の強要であり、失礼極まりない。
そもそも「一手ご指南」とは道場破りをふっかける際の典型的な決まり文句である。
- 「やはり、アスラン・ザラが最強か……」
- その後、キラを庇って決闘を受けたシン・アスカを一蹴した上での台詞。
武人かぶれのようなシュラだが、「敗者に対して敬意を払わない」という決定的な違いがある。
それはそうと、この場にいない上にシンと複雑な関係があるアスラン・ザラの名前を出したこともあってシンを逆上させる形になったが、双方身内に怒られている。
また、当のアスランは本作においてあらゆる点で視聴者の想像を上回る活躍を見せた事もあり、本作のアスランを象徴する台詞として話題となった。もっとも、シュラもまた自分の言葉を自身の命を以て証明してしまったのはなんとも皮肉である。
- 「貴様は勝てない。それがお前の運命だからだ。」
- 「軍事境界線を超えユーラシア連邦軍を攻撃したフリーダムを撃墜せよ」という大義名分を得てキラに襲いかかるシュラ。多数の無人機による物量作戦のみならず、シュラとブラックナイトスコード・シヴァもまた軽快な運動性能と驚異的な戦闘能力を見せつけライジングフリーダムを追い詰める。
- 「来るかい?」
- エルドア自治区から離脱する際に、かねてより「月光のワルキューレ」として個人的に注目していたアグネスをフリーダムを攻撃した事から勧誘し、共に戦場を去る。
なお、シュラは役目を優先してか2人は一線を超えた関係にはならなかった模様。この関係の進展次第では、メサイア跡地での戦いで本当にアスランに勝てていた可能性があると言われる事も。
- しかし、慢心かアスランとの戦いや計画の段取りに気を取られてか、ここでキラの生死を確認しないという致命的なミスを犯してしまい…。
- 『逆襲のシャア』でシャアがクェスを連れて行ったシーンのオマージュだろう。中村悠一氏も逆シャアの当該場面を思い出しテンションが上がったというほどお気に入りとの事。
- オルフェ「どういう事だシュラ!」
シュラ「馬鹿な、あの状況で…!?」- オーブに向けてレクイエムを放とうとしたその時、ミレニアムから国際救難チャンネルで通信が入る。画面に姿を見せたのは、始末したはずのキラだった。核爆発に巻き込まれて助かるわけがないと確信していたのか、冷や汗を流し非常に狼狽えている。
- オルフェの表情と共によくネタにされている場面で、キラをみすみす見逃した事が結果的に計画の破綻、ひいては自分達の破滅やファウンデーション王国崩壊に繋がったため、シュラはファンから大いに戦犯扱いされる事になってしまった。
- アスラン「心を読めるんじゃなかったのか?…使えないな」
シュラ「殺す!!」- アルテミス要塞攻略の最中、単機でストライクフリーダム弐式に乗っているのがキラではなくアスランだったことに、最早手遅れの段階で気づいたシュラ。
アスランはシュラに対して痛烈な挑発を行い、シュラはアスランに猛烈な殺意を向けるのであった。
- 「お前は強いな、アスラン・ザラ。だが、やはり俺の敵ではない! 勝つ事が俺に与えられた役目、それが俺の存在する意味だ!」
- メサイア跡地でのアスランとの一進一退の攻防の中で、アスランを認めながら己が存在意義を示す。どこかの声の似た武士道被れも似たような事を言っていたが…。
- 「ウワーッ!!」
「貴様ァッ! 神聖な戦いの場で、なんという破廉恥な妄想をッ!」- 終盤、正体を現したインフィニットジャスティス弐式との戦闘中、アスランの思考をまんまと読んでしまったことでひどく狼狽する。
その思考の中身は一糸纏わぬ姿で迫って来る国家元首カガリ・ユラ・アスハ。とんでもない光景を叩きこまれたシュラは当然ながらひどく狼狽し、真っ赤になりながらこの台詞でアスランを非難した。誰でも驚く状況ではあるが女性に対する免疫はないようで、ここに来てアグネスと関係を作らなかった事が響く事になった。
同時にアスランが本作最大のネタキャラと評される事にもなった罪作りな場面でもある。
最も、心が読める相手に敢えて心の内を曝け出す事によって動揺を誘う手段には前例があるのだが。
- ちなみにこの場面は当初は助けを求めて戦いに割り込んだアグネスをシュラが切り捨て、それを見たアスランが激昂するという内容だったが、アグネス周りの心情描写の都合で没になった結果生まれた場面らしい。もっとも、初期案だった場合、シュラはアスランに搦手なしで真正面から叩き潰される結末が待っている事になるが…。
また、中村悠一氏によると福田己津央監督から「大袈裟にリアクションしてほしい」というオーダーがあったとの事。
- 「馬鹿な、何故だ!?…リモート操作か!?」
「卑怯者めがぁっ!!」- そして陽動に引っかかったことで冷静さを欠いたシュラは、まんまと次のアスランの手である月面からオーブ上空までの距離をタイムラグなしでつなぐリモート操作に引っかかってしまうのであった。
そもそもアスランが「卑怯」な手を使う事になったのは、無能力者からすれば同じく卑怯な精神干渉や読心の能力を持つシュラ達のせいである。
- 「やはり、俺の方が上だ!」
「俺が……負ける…!?」- 最期の台詞。インフィニットジャスティス弐式の片腕を落としたことで1行目の台詞を吐き、勢いづこうとしたその瞬間を頭部の隠し武器ビームホーンに狙われ、コックピットを貫通して半身が焼かれてしまう。
終わってみればエルドア戦以後はアスランにいいようにされてばかりだったシュラは、アスランが何故「最強」であるかを最期まで理解することなく消えていった。
- ファウンデーションの数々の所業から、迷う事の多いアスランを迷う暇すら与えず敵に回し、監督曰く「勝つためならなんでもする」彼にまともに戦って勝とうとした見通しの甘さがシュラの運の尽きだった。
- ちゃんとした戦いであれば必ず勝てたはずだ。相手が卑怯な手を使わなければ。必ず勝てるスペックを与えられていたのだ。自分はそれを証明しなければならなかったのだ。創造主のためにーー。
- 小説版における最期の瞬間の心中の独白。アスランが破廉恥な妄想やリモート操作さえしなければ勝てたと豪語している。役割に縛られて生きてきたが故か、自らが最強でなければならないとしていたようだ。何にせよ見苦しい言い訳である事に変わりないが、シュラもまたデスティニープランやアウラの計画の犠牲者の姿なのかもしれない…。
- ちなみにファンからは「ちゃんとした戦い」の解釈の仕方によるものか、「シュラは終始本気を出していない」「この期に及んでシュラは手を抜いていたのか」と言われる事もある。
【VS.シリーズの活躍】
EXVS.2IB
【その他の活躍】
モンスターストライク
モンスターストライク
2024年2月下旬で劇場公開記念としてコラボされ、常設型究極降臨として参戦するが、シュラとこの機体だけでなくアグネスと彼女の乗るギャンシュトロームもセットで実装されている。
因みに同年の10月上旬の11周年記念のガンダムシリーズコラボ第2弾で復刻降臨された。
スーパーロボット大戦
『DD』で初参戦。
ライジングフリーダムがマップアイコンだけの機体だったので原作見視聴者にシュラ、キラ双方の技量が分かるような戦闘シーンはだいぶあっさりとしたものとなり、トドメがアグネスの攻撃からシュラが攻撃すると言った流れに変わった。
しかし、原作後半相当のパートではアウラからキラに止めをさせなかったことを叱られたり(逆にオルフェは(やはり生きていたか)と反応していた)、ラクス救出後離脱しようとしたキラ達を撃墜しようと追撃しようとしたらミラージュコロイドで隠れていたキャバリアーの攻撃でスラスターを損傷し、アルテミス要塞に戻ることになった。
台詞からすると攻撃したのはメイリンっぽい……と情けなさが増している。
その後は原作通りレクイエムを破壊しようとしたストライクフリーダム弐式をカルラと追い詰めて原作通りにズゴックを針攻撃で撃墜(ちなみに戦闘アニメがある)、中からジャスティスが出てきて一騎打ち(マイフリ、デスティニー、インパルスは出撃不可だが他の機体は参戦可能)のち撃墜された。
ブラックナイトで一番最初に戦死したパイロットとなった。
破廉恥な妄想は地の文がなくキャラクターの台詞だけの都合上表現しきれなかったのか裸ではなくカガリの事を考えている……と変更されてしまい、より残念感の残る扱いだった。まあこちらは海外にも展開しているゲームなので表現規制やコンプライアンスの都合もあるのだろうが。
話をガッツリやるのはコンシューマー版にとっておいてある……のかは不明だが、随分とあっさりした扱いなので次回以降はもっと活躍してくれることを期待したいところ。
スティングのように再生怪人枠で出てくる可能性もあるけど
【余談】
2024年2月下旬よりガンプラが1/144HGCEとして販売されている。
ディス・パテール、ロック・シールド、ビームマントが付属し、胸部の開閉やシールドのギミックも再現されている。
ビームマントはPETシートで再現されている。
元々色分けが非常に細かい機体なだけあって、価格と発売時期の割にシールが多い。
特に脚のライトグレー部分は全部シール。
とはいえ色分けそのものは頑張っており、シールを貼らずともスカスカ感を与えないところは流石。
ちなみにサーベル刃が8本付属するが、うちSB-13の1本は予備、SB-9Aの長い方は2本とも不使用。
なお成形色がクリアレッドのため、作品こそ違うものの、00系列の初期型擬似太陽炉搭載機へ流用するのにうってつけであり、SB-9Aは「サーベル用グリップが角穴だが、サーベル刃が付属しない」ガンダムスローネ、SB-13は「サーベル刃は付属するが設定と色が異なる」
GN-Xに適している。
また、ビームシールドのエフェクトパーツは付属していない。
キットの説明によると、パイロットであるシュラは、以前から最強の戦士と定めたアスラン・ザラを倒し、自分こそが最強であると証明することを目標にしていたようで、このことから、あえてアスランが搭乗する機体の特性を取り入れた可能性がある。
そんな武装構成をしていた事で映画公開前……というか機体だけ明らかになった時に「敵対したアスランが乗る機体」とネタにされたことも。
ちなみにカルラ以外のブラックナイトスコードに搭載されているビームマントは『ウマ娘プリティーダービー』の『トウカイテイオー』の勝負服の赤いマントがモチーフだと監督がXで明かした。
最終更新:2026年08月24日 21:23