インフィニットジャスティスガンダム

インフィニットジャスティスガンダム
INFINITE JUSTICE GUNDAM
登場作品 機動戦士ガンダムSEED DESTINY
型式番号 ZGMF-X19A
全高 18.90m
重量 79.67t
所属 オーブ軍
搭乗者 アスラン・ザラ
ラクス・クライン
武装 MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲
MMI-GAU26 17.5mmCIWS
MA-M1911 高エネルギービームライフル
MA-M02Gシュペールラケルタ ビームサーベル
MR-Q15Aグリフォン ビームブレイド
MX-2002 ビームキャリーシールド
ファトゥム-01
ミーティア
特殊機能 ヴァリアブルフェイズシフト装甲
ハイパーデュートリオンエンジン


【設定】

オーブ軍の核動力エンジン搭載型モビルスーツ。
前大戦で多大な戦果を挙げたZGMF-X09A ジャスティスガンダムの系列機としてプラントで設計されていた基本データをクライン派がストライクフリーダムガンダムとともに盗み出し、ファクトリーにてジャスティスの戦闘データを基に改良された機体。
近~中距離戦闘における機動力と格闘能力というコンセプトを突き詰めた結果、全身にこれでもかとばかりにビームサーベル系の格闘兵装を搭載してもはや動く刃物状態となっている。

近接戦闘が得意なアスラン・ザラの搭乗を前提として最終調整が行われていて、この際にキラ・ヤマトの提言が強く反映されている。
ジャスティス同様、ミーティアの使用も可能となっている。


【武装】

MMI-M19L 14mm2連装近接防御機関砲

頭部に4門を内蔵した機関砲。
ガズウートのMMI-M19の改良型。

MMI-GAU26 17.5mmCIWS

胸部に4門を内蔵した機関砲。
ジャスティスのMMI-GAU1 サジットゥスの発展型。

MA-M1911 高エネルギービームライフル

ジャスティスのMA-M20 ルプスの改良型にあたるビーム兵器。
近接戦闘時の取り回しを重視している。
不使用時は後腰部にマウント可能。

MA-M02G シュペールラケルタ ビームサーベル

近接戦闘用のビーム兵器。
ジャスティスのMA-M01 ラケルタの改良型で、2基の柄尻を連結させて「アンビデクストラス・ハルバード」としての使用も引き続き可能となっている。
シュペールは「スーパー」のフランス語。

MR-Q15Aグリフォン ビームブレイド

両脚部に内蔵されている格闘戦用の武装。
イージスの脚部に装備されていたビームサーベルを参考にしている。
MR-Q17X グリフォン2の前型モデル。
グリフォンは上半身と翼が猛禽類でライオンの下半身を持つ伝説上の生き物の名前から。

MX2002 ビームキャリーシールド

ビームシールド発振機能の他にシャイニングエッジ ビームブーメランとグラップルスティンガーを内蔵している実体盾。
マウント部の変更により他の武装も装備可能とされる。
42話の描写よりPSダウン時に本体装甲と同様にグレー系となっており、アビスガンダムと同様に対ビームコーティングとVPS装甲を併用したシールドとなっている。

EEQ08 グラップルスティンガー

ビームキャリーシールドに内蔵されているワイヤーアンカー。
ゲイツのエクステンショナル・アレスター EEQ7Rの系列モデルと思われる。
TVアニメ版では一度も使われなかったが、「FINAL PLUS 選ばれた未来」のOPで使用され、リマスター版でこのシーンが流用されてようやく本編中での使用となった。

RQM55 シャイニングエッジ ビームブーメラン

ビームキャリーシールドに内蔵されているブーメラン。
ジャスティスのRQM55 バッセルとソードインパルスのRQM60 フラッシュエッジの系列モデル。
投擲するだけではなく、シールドに装備したままビームを展開しての大型ビームサーベルとしての運用も可能。

ファトゥム-01

ジャスティスのファトゥム-00の発展型にあたるMS支援空中機動飛翔体であり、サブ・フライト・システムとしても機能するだけでなく、敵機に突撃させた際の攻撃力が大幅に上がっている。
ファトゥム-00と同様に多数の兵装を搭載しているが、突撃を前提としたものが多数を占めている。

対装甲ナイフ

ファトゥム-01の機首部分に設置された実体刃。

MR-Q17X グリフォン2 ビームブレイド

ファトゥム-01の両翼に設置されているビームブレイド。
ガイアガンダムの物と同型。

MA-6J ハイパーフォルティス ビーム砲

ファトゥム-01に搭載されたビーム砲。
ジャスティスのファトゥム-00のMA-4B フォルティスとセイバーガンダムのMA-7B スーパーフォルティスの系列モデル。

MA-M02Gシュペールラケルタ ビームサーベル

対装甲ナイフの直下に内蔵されたビーム兵器。
手持ち用のものを搭載用に調整、改修したもの。
忘れられがちなのか造形が手間なのか対装甲ナイフがあれば良いでしょとなってるのか、立体物での再現は無し。

MA-M02Sブレフィスラケルタ ビームサーベル

シュペールラケルタをベースに開発され、ハイパーフォルティスの砲口の反対側に内蔵されたビーム兵器。
ハイパーフォルティスの砲身を180度折り畳む事で使用可能となる。
ブレフィスはラテン語で「短い」を意味する。
こちらも立体物での再現は無いが、メタルロボット魂とHGCEでは砲身の折り畳みだけは可能となっている。
MBONまではサブの使用時にはこれでは無くハイパーフォルティスからサーベルが出力されていたが、EXVS2(2018年10月稼働開始)からはちゃんと折り畳まれる様になっていたため、メタルロボット魂(2018年3月予約開始)の開発時に誰かが注目して反映されたのだろう。

ミーティア

核エンジン搭載型モビルスーツ用のアームドモジュールの08号機。


【原作での活躍】

オーブ防衛戦においてキラ・ヤマトが地球へ戻る際、1度だけラクス・クラインが搭乗しストライクフリーダムガンダムとともに降下。
その後、重傷をおしてアスラン・ザラが搭乗してオーブ防衛戦に参加、デスティニーガンダムの右腕を斬り落とす。
多くの特殊武器を満載しているがその様な機体の搭乗経験があるアスランには大した問題ではなかった様で、練習も無しに難なく使いこなしていた。

最終決戦ではルナマリア・ホークの駆るインパルスガンダムとデスティニーを退けた後、ファトゥム-01でミネルバのメインスラスターを貫いて航行不能に陥れている。
その後、アカツキとともにレクイエムへ侵入した際、発射口にファトゥム-01を特攻させてこれを失うが、それ以外に目立った損傷をせずに戦い抜いた。
自爆したイージスガンダムとジャスティス、大気圏に突入して大破したザクウォーリア、達磨にされたセイバー、胴体に剣を突き刺されて撃墜されたグフイグナイテッド……と、アスランの乗る機体は最期ろくな目に遭ってないが、唯一ほぼ無傷で残っている機体である。(ボンボン版ではベルリンでデストロイ戦後すぐに帰投を無視してフリーダムと戦おうとするシンを止めようと中破しているバビに搭乗したが、被弾はしなかった)

ボンボン版最終決戦ではシンとデスティニーのスピードに翻弄されミーティアを破壊され、更にパルマフィオキーナで右腕を破壊され月面に墜落してしまう。しかし土煙?の中からファトゥム-01を分離させそちらに気を取られた隙にグラップルスティンガーでアロンダイトを強奪、脚部のグリフォンビームブレイドで左腕を斬り落とし、更に射出したファトゥムを反転させて右腕も破壊して撃墜。戦闘経験の差でなんとか勝利した。

THE EDGEではデスティニーとの戦闘を行いつつレクイエムに突入、分離したファトゥム-01を突撃させ、それを追うデスティニーからアロンダイトを強奪して投擲、レクイエムを破壊した。
ちなみに本作品でも右腕を破壊されている。

『SEED FREEDOM』ではアニメ版に則ってか、喪失したリフターを新調してコクピット等を近代化改修したインフィニットジャスティスガンダム弐式として登場。外観の方はリフター以外大きな変化はない。
…ただし、偽装のためとんでもない見た目の被り物を装着した姿で登場・八面六臂の大活躍を魅せ、視聴者を混乱の渦に叩き込むこととなった。


【搭乗者】

アスラン・ザラ

CV. 石田 彰

ザフト軍の赤服だったが軍を離脱して、歌姫の騎士団の一員としてヤキン・ドゥーエ戦役を戦い抜いた伝説的なエースパイロット。
戦後はアレックス・ディノとしてオーブに留まっていたが、ブレイク・ザ・ワールドを機にプラント最高評議会議長ギルバート・デュランダルの計らいによってFAITHとしてザフト軍に復帰する。

しかし、エンジェルダウン作戦を機にデュランダルへの疑惑が決定的なものとなり、ルナマリア・ホークの妹であるメイリン・ホークの機転と協力によりグフイグナイテッドを強奪して共に脱走。
アスランの裏切りに激昂するシンのデスティニーガンダムと(デュランダル議長の為に)アスランを亡き者にしたいレイのレジェンドガンダムの追跡を受け、デスティニーによって撃墜される。

重傷を負いながらも奇跡的に一命を取りとめてアークエンジェルに保護され、死んだと思っていたキラと再会を果たし、彼やカガリと和解。
オーブがザフトの侵攻を受けた際には無茶を承知で本機に搭乗し、デスティニーを退けることに成功するが戦闘により傷が開いて気絶してしまい、海に墜落した(機体は無傷で、キラがすぐに回収した)。
最終決戦前には復調し、キラと共にミーティアでステーション・ワンを破壊、ミネルバのメインスラスターをファトゥム-01で破壊して無力化し、ルナマリア搭乗のフォースインパルスの戦力を奪い(動くことは出来るが武装はバルカン以外使用不可能、ミネルバも動けないのでシンがやったような換装も不可能)シンのデスティニーを大破させた後、アカツキと共にレクイエムを破壊した。
その後はオーブ軍にアスランとして加入し宇宙へ上がる際にオーブ軍「一佐」に、戦争終了時に「准将」に任命されたとされている*1

リマスター版Blu-ray BOXについてくる劇中後を描いたドラマCDで、ムウがシンとの仲を取り持つために用意した席でムウが席を外した時にシンから『なんだかんだあったけどあなたに会えてよかった』という旨の事を言われたときに真っ先に出てきた感想が『すまない、お前が礼を言えるなんて思ってなかったから酔っているのかと思ってしまったと』返したり、キラをリスペクトする発言をした際には『お前は自分に対して甘い人に依存しがちだ』と苦言を呈し(場が場でなければかなり的確とはいえ)たりキラの悪いところみたいなことを言いにシンの反感を買い『そんなに詳しいのに2回も負けたんすね、オレ1回勝ちましたけど(意訳)』と言い返されるなど、シンとの関係はあまりよろしくなさそうであった。本人も『シンはイザーク同様自分と仲良くなれないタイプ』と称しているが嫌いあっているわけではない。とはいえ放ってはおけないからメサイア攻防戦では口下手ながらも説得しようとしていたし。ちなみに同CD曰くカガリとは復縁したとか。
ちなみにイザークが主役の話ではイザークが自分に突っかかってくるのは『自分が彼のファンであるラクスの婚約者だから』と考えていたのか(イザークはアスランをライバル視していたからなのだが)キラに『イザークはラクスの件でお前を恨んでいるかもしれない、気を付けて』と言っていたようだ。キラに言った状況は不明だが少なくともアスランがそんな嘘や悪口を言うことはないためキラは勿論イザークも本気で言っていると受け取ったようだ。
ラクスとホーク姉妹の女子会のドラマCDではメイリンにはザフト脱走時に連れてきてしまったことを未だに気にしており時折謝るらしく、メイリンがその件をまったく気にしていない(シンが彼女の乗るグフを撃墜したことをまだ気にしていると軽い口調で言っていたほど)上、日頃の姿勢からか『いい人だけどめんどくさいところがある』と評され、キラとラクスも『あー……』と納得していた。
ちなみにシン、ムウとの飲み会と同じ日なため喧嘩別れした後ルナマリアを迎えに行くため会場であるマンションに入場するためシンから呼び出され『よくさっきの後で呼べたな』と呆れたように発言し、共に女子会に巻き込まれることとなった。
そして、アーサー副長が主役のドラマCDでは彼から再会を素直に喜ばれたり『女性をとっかえひっかえするスパイ映画の主人公みたいだ』と発言され困惑する一方で、タリア艦長の息子・ウィリアムの件について早くに親を亡くした息子としてアスランなりにウィリアムの心情に沿った意見をアーサー副長に伝えた。
その意見はアーサーにとってかなり参考になったため「人の心が分かる人」と称されて思いっきり困惑していた。
アスランが考えを誤解なくしっかりと伝えられた上問題解決の糸口となる珍しい話となった。

総じて、生真面目で誠実な男ではあるのだが、口下手で間が悪く言動のアレコレが不器用なせいで作中の人物のみならず視聴者からも誤解されやすい損な人。

アスランやシンの内面(心理描写)がTHE EDGEでは大幅に補完されており、物語がアスラン視点で進む事に加えて口下手が本編より軽いのもありより深く知ることができる。
高山版と共に一読するとアスランの印象がだいぶ変わってくると思われる。

キラ、シンとの実力順については度々ファンから議論されているが、MS戦はともかく生身だと間違いなく最強はアスランだろう。
ちなみに上記のドラマCDではシン曰く『そんなにキラさんに詳しいのに2回も負けてるんですね』と言われており、シン的にはイージス対ストライクはアスランの敗北扱いらしい。

【原作名台詞】

  • 「自分が何を撃とうとしているのか、お前本当に分かっているのか!?」
    「思い出せ、シン!お前は本当は…何が欲しかったんだ!?」
    • 第43話から。
      オーブに逃げ込んだジブリールを撃つために故郷であるオーブに侵攻するシンに対して。
      ロゴスを撃つためとはいえオーブを撃つということは、オーブで家族を殺されたシンが自分で新しい自分を作り出すという悲劇。誰がどんなに聞こえの良い言葉で言っても、その事実から逃れることは出来ない。
      同時にオーブを撃ってもシンが望むものは手に入らないことを気付かせようとしたが、具体性に欠けた言葉だった事に加え、直後レイの妨害もあってアスランの問いはシンに届かなかった。

  • 「ここはこんなに静かなのに…なんで俺達はこんな世界にいられないんだろう…」
    • 第45話から。宇宙に出発する前夜、キラとの会話のなかで。

  • 「もうお前も、過去に囚われたまま戦うのはやめろ!そんな事をしても、何も戻りはしない!なのに未来まで殺す気か!?お前は!お前が欲しかったのは、本当にそんな力か!?」(TV版第50話)
  • 「シン!もうやめろ!お前も!過去に囚われたまま戦うのはやめるんだ!そんな事をしても、何も戻りはしない!なのに未来まで殺す気か!?お前は!」(TVSP、HDリマスター版第49話)
  • 「ふざけるな!そうして全てを壊し、未来も殺す!お前が欲しかったのは、本当にそんな世界か!?力か!?」(TVSP、HDリマスター版第49話)
    • 第50話から。シンとの最終決戦で、アスランはシンを説得するも、精神的に追い詰められていたシンには届くはずもなく彼を更に追い詰めることになり…。

  • 「この…馬鹿野郎ォォォ!!」
    • 第50話から。アスランとシンの戦いを止めようと二人の間に割って入ったルナマリアのインパルスを前に錯乱状態に陥ったシンが攻撃を止められず、そのままインパルスに攻撃を向けたため間一髪でそれを阻止。アスランは怒りも顕わにSEEDを発現させて、デスティニーの両腕と右足をあっという間に破壊、月面に叩き付けて沈黙させた。
    • 結局シン相手の最後のセリフが「馬鹿野郎」であり、この口下手っぷりさえもアスランの魅力である…かもしれない。

【漫画版名台詞】

  • 「オーブはお前の祖国なんだぞ!!それを討つことが何を意味するのかわかっているのか!?おまえにだって友のひとりやふたりいるはずだろうこの国に!!それを殺すのか!?おまえは!!戦争のない世界を創るためにと!目を覚ませシン!今この瞬間にもステラやおまえのような子供が生まれているんだぞ!!あそこで!!それを今作りだしているのはおまえ自身だ!思い出せシン!!お前はいったい何をしたかったんだ!?」
    • コミックボンボン版「SEED DESTINY」より。具体性に欠けていたTV版とは異なり、かつてオーブで暮らしていたシンがオーブを討とうとすることがどれ程の悲劇を招く事になるか、シンと同様に理不尽に家族を奪われる人をシン自身が今生み出しているという事実を具体的にシンに伝える。この説得に衝撃を受けたシンは戦意を失いかけるが、アニメ版同様にレイの妨害で失敗に終わる。

  • シン…お前も行け…!ジブリールを捕らえるんだろ・・?
    • 同上。オーブから離脱するジブリールの乗っているシャトルを確認し追いかけようとするも傷が開き、代わりに撃墜しようとキラが進むなかでシンにも続くように呼びかける。
      戦闘後シンは『なんで自分を殺そうとした俺に笑えるんだ……?』と自分たちの行動について考えるのだった。

  • シン「なぜだ…なぜ本気で戦おうとしない!アスラン!!」
    アスラン「それは…今のおまえの姿が昔の俺と似ているからだ」
    シン「え?」
    アスラン「俺はかつて母を殺された憎しみだけで戦いに身を投じた…だからわかる、今のおまえの気持ちが!!
    自分の無力さを呪い…ただ闇雲に力を求めて…だがなシン、その先には何もないんだ!心は永遠に救われはしない!!
    だからもうお前も過去に囚われて戦うのはやめろ…明日に、未来に目をむけるんだ!」
    シン「今更なにを!もう俺は選んだんだ、この道を!なら行くしかないじゃないか!あんたが正しいっていうのなら、俺に勝ってみせろ!!」
    • こちらもコミックボンボン版「SEED DESTINY」から。
      互いに平和を望みつつも、心を捨てて安定した平和の道を望むシンと、それを否定し茨の道を選んだアスランの最終決戦。第4クールエンディングの「君は僕に似ている」ともリンクしている。
    • シンの「あんたが正しい~」のセリフは漫画版限定でありながら有名なセリフとして認識されており、vsシリーズを始め様々なゲームでも採用されている。

  • 「できるようになったのは こんなことばかりだ…っ」
    • 「THE EDGE」でシンを撃破した後の独白。力で解決出来ることは本当は何一つない、とかつてシンに説きつつも結局自らも力でシンを止めることしかできなったアスランは苦々しい顔をするしかなった…

【その他名台詞】

  • アスラン「目を覚ませ、クリス!どうして友達が、お前を危険な戦場に送り込むんだ!?お前のピンチにだって、あいつは現れない…!そんな奴が友達であるものか!」
    クリス「黙れ、アスラン!お前の言う事なんて聞くものか!」
    アスラン「いいや、黙らない!友達同士が戦う事なんて、あってはならないんだ! その悲しさを俺は知っているつもりだ!」
    クリス「アスラン…」
    アスラン「命懸けでお前を助けようとするロザリーとヒルダとお前を助けにこないエンブリヲ…!そのどちらが友達だ!」
    • 『スーパーロボット大戦V』より。共演作品『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞』のクリスが、友達であるロザリー達と争う姿を見て、かつて同じ様に戦い合い取り返しのつかない事態をも招いてしまった自分と重ね合わせ、キラと共に説得した際の台詞。

  • 「助かるよ…バレンタインデーで騒ぐ気になれなくて…
    けれども、バレンタインデーが平和であればとも思うし…
    気持ちの整理が自分でもつかないんだ…
    • 『スーパーロボット大戦CC』のバレンタインイベントにて、バレンタインで部隊が盛り上がる中、浮かない顔をしていたためヒイロ刹那から気にかけられた時の台詞。血のバレンタインで母を亡くしたアスランにとってバレンタインはとても祝えるものではないだろう。
      作品も交じっているとはいえガンダムで日本のイベントとしてのバレンタインデーについて言及された珍しいシーン。
    • ちなみに、放送当時はアスランが貰ったであろうチョコを持って笑っている公式イラストもあったが、近年では血のバレンタイン前の時期になっていたりとアスランに配慮がされている。

  • 「父の行いで、多くの人々が犠牲になったのは事実だ。そして、そんな父を止めることができなかった私自身にも罪があることはわかっている…
    だが、だからこそザラの名と罪を背負う者として、私は今、この場に立っている!もう二度と…あのような悲劇を繰り返さないために!」
    • 『スーパーロボット大戦UX』にて。連邦議会に乱入し、ハザード・パシャ*2の悪事を暴いて他の議員達を説得した際、ハザードからの「悪名高いパトリック・ザラの息子が言えた義理か」という悪態を真っ向から切り捨てる。
    • 余談だが、ハザードは後にパトリック・ザラやアズラエルなどがマシに思える愚行を繰り返し、自軍部隊のみならず多くのプレイヤーからもヘイトを集めたのは有名な話。

  • 「俺達は仲が悪いんじゃなくて仲良くはなれないってだけです…」
    • ドラマCD「オーブの夜に サイドM」にて。飲み会でムウにシンとは戦後でも仲違いが長引く理由を話し、戦前と変わってない口下手で上手くは話せないものの、シンの怒りっぽさと無謀な行動力からイザークを思い起こすためシンを憎たらしく思っているらしい。

  • キラ「だから、その生命は君だ!彼じゃない!」
    レイ「…奇麗ごとを!お前達に悲劇を終わらせることなど…!」
    アスラン「出来る!俺達は様々な並行世界に行った!俺達の仲間にはクローンや兵器として生み出された者たちもいる!彼らは、そうした身でありながら、自己を確立して、自らの生きる道を選んでいる!お前が終わらせるんだ…!他の誰かだからとかじゃなく、お前自身の意思で生き方を選べるはずだ!」
    • 『スパロボDD』にて。アスランの言葉がレイの心を動かした。
……が、レイは原作通り生死不明になってしまった。

ラクス・クライン

CV:田中 理恵

かつての3隻同盟やクライン派の旗頭。
そもそも彼女は戦闘に関しては完全に専門外であるが、「デュランダル議長に見つからないように地球に降りる」というキラの提言で本機に搭乗した。

【名台詞】

  • 「なんであれ、選ぶのはあなたですわ」
    「それ(戦士かどうか)を決めるのもあなたですわ」
  • 「力はただ力です」
    「そしてあなたは、確かに戦士なのかもしれませんが…アスランでしょう?」
    • アークエンジェルに格納されたジャスティスに駆け寄ってきたアスランに対して。
      デュランダルがアスランの役割・能力のみを便りにしていたこともあって、若干不貞腐れ気味に「君も俺に『戦士としてこれに乗って戦え』と?」と問いかけられたが、この言葉を受けて迷いを振り切り彼自らの意思で出撃した。
    • フリーダムに載る際のキラの「想いだけでも、力だけでも」に繋がっていると言えるだろう。



【ゲーム内での活躍】

連合VSZ.A.F.T.II

連ザIIより最高コストの590で参戦した格闘寄りの高機動万能機。
格闘寄りなので赤ロック距離は若干短いが、標準的なBR、敵を大きく引き離し片追いに便利なサブ、追撃可能でリターンの大きい特射等、射撃自体は高水準で本機の利点を活かすものが多い。
また、機動力もストライクフリーダムと並び全機体中トップクラス。また、変形することによりさらに向上する。
単機で見ればストライクフリーダムやレジェンド同様申し分のない性能だが、やはりコストに恵まれず使用率はあまり高くなかった。
ちなみに原作と本ゲームで設定がデスティニーと真逆になっている。
  • 本来のデスティニー:近接戦闘から砲撃戦まで1機でこなせる全距離対応型+近接戦闘調整=格闘寄り万能機
  • 本来の∞ジャスティス:全身の格闘兵装を駆使して最前線で暴れ回る強襲型=格闘機

ガンダムVS.ガンダム NEXT

ストライクフリーダムガンダムのアシストとして参戦。
ファトゥム-01を飛ばし、ヒットすると相手を吹き飛ばす。誘導や弾速に優れ、ヒットした相手を大きく吹っ飛ばすので片追いのお供やコンボの〆に使って相手を長距離ふっとばしの錐揉みダウンを奪うことも出来る…が、発生が遅く銃口補正が弱いためプレイヤー機のアシストとしての評価は低い。というか役立たず認識されがちだった。
しかし補正率が優秀でストフリのデスコンはアシスト始動で出来、これで片追いに持っていければ被弾率も落とせるため使いこなしたいところ。
家庭版では似たような相手を輸送するアシストにウイングガンダムゼロカスタムのアシストであるガンダムデスサイズヘルカスタムがあるが、こちらが弾速が優れるのに対してあちらは誘導が非常に優れている。そのため当てやすさが違うため評価は全くの別物だが。

ストライクフリーダム(BOSS専用)時は威力が上昇しており、ミーティア装備中は一緒にミーティアを装備し、フルバーストをお見舞いするという火力や範囲は勿論、処理落ちを引き起こすことで回避を難しくするとんでもないアシストになっている。

EXVS.

コスト2500の万能機として連ザIIより復活。
武装の種類こそ連ザIIのリメイクの様な感じだが、ストフリとは違い性能的な面影は殆ど残っていない。
特に変わっている点は強みであったはずの格闘と変形。格闘は同コスト帯の万能機並(ただし、判定に関しては連ザも弱めだった)の性能しか無く、変形に至ってはあまりの性能の低さに無くても良いという評価すら受けてしまっている。
また元が格闘機であるためか赤ロックも平均程度で、BR以外は射程の問題から中距離以遠に弱く、火力や覚醒技もないため、総合的に見て自分から攻めていくための強引さに欠ける。
しかし原作同様近距離用の武装が多彩であり、チャージ時間の短いCS(BR+ハイパーフォルティス)による手数と、ファトゥム-01とシャイニングエッジを主体とした迎撃力は優秀。また機動力に関してはコスト2500の中でもトップクラスである。
更に、連ザではいまいち使い所に困っていたグラップルスティンガーが、射程の延長とオーバーヒートシステムの実装により使い勝手が向上、高コストを影に日向に援護したり、低コストを守りつつ前で注意を引くことが出来るまさに近距離型高機動万能機として高い使用率を誇る。
だがこれらにより、原作通りの格闘機ではなく言うなれば高機動近距離迎撃型万能機という妙な扱いとなってしまっている。

余談だが、蹴り技などのスタイリッシュな挙動や、今作のアスランの独特なテンションにより、一部のプレイヤーからカルト的な人気を得ている。
石田氏の熱演による叫び声が非常に特徴的で、ニコニコ動画ではそれを基にしたMADが多数存在するが、そのネタを嫌う人もいるので安易にこのネタを使うのは推奨されない。
また、本シリーズでアスランが始めてインフィニットジャスティスと読んでいる。
全体的に尖った性能がなく、次第に語ることがなくなっていたのも前述のネタ扱いを加速させていた。
……というよりこの台詞のせいで後年のアスランのネタキャラ扱いが加速されている感すらある。
その後、2011年9月のアップデートにより、持ち前の機動力の強化に加え、射撃・格闘性能も向上し扱いやすい機体となり、同じコスト枠で近距離用万能機のX1改との差別化も進み、どちらも独特の強みをもつように…というよりむしろ強化前とは別物と言われるほどになった。

シンと同じくこちらもTHE EDGEの台詞が採用されている。

出撃ムービーではミーティアを使用しているが、今作では覚醒技はないので、「覚醒技は特格6段→特格出し切り」と言われている。以前はアスランが凄まじく叫ぶだけで威力もいまいちのネタコンだったが、アプデにより火力が上がり、実用性が増した。

EXVS.FB

前作で暴れすぎたためか、シャイニングエッジと機動力にメスが入り大分性能は下がった。
とはいえ元環境トップによくある産廃化ではなく、相変わらず迎撃力に定評のある近距離用高機動万能機として十分対人戦に出せる。
弱体化ばかりではなく、特格にスラッシュザクファントムが武装アシストとして追加されたことにより迎撃の択が増えた。デスサイズヘルカスタムのナタクほど誘導も飛距離も移動速度もなくアシストとしては地味だが手数を補ってくれるので意外とお世話になる。移動が遅いのでセルフカットしてくれることも。
これに伴いキックコンボは各種格闘の特格派生に変更されている。
また、N格と横格から変形しつつ斬り抜ける特射派生が追加された。
前作で覚醒技と呼ばれていた特格6段>特格出しきりは後格→特格派生>後格→特格派生で覚醒しなくてもできるようになったが、アンカーを挟む分動作時間は長くなりカット耐性は皆無に。

ようやく手に入れた本当の覚醒技(バーストアタック)はビームソード(ミーティア合体)。
念願のミーティア合体技で、隙の大きいフルバーストをぶっ放すストフリと違い、ビームソードで派手に叩き斬る格闘コンボ型の覚醒技。使い勝手もこちらが圧倒的に上。
近距離から放たれる巨大ビームソードの一閃は脅威。覚醒時の威圧感は増したといえる。

前述の通り、イザークの駆る青いスラッシュザクファントムがアシストに加わったが、アスランが∞ジャスティスに乗っている頃は、イザークは白いグフイグナイテッドに乗っているはずである。
台詞の中にも『貴様を援護する、ザフトの軍人のな』というものがあるがこの時はもうオーブ軍に所属している。
また、やっぱりディアッカがいないが、気にしてはいけない。

PS3版のDLCにて、ラクスが搭乗したバージョンが追加された。コストは1000。通称「烙印」。
NEXTでのガンダムMk-IIキュベレイMk-IIとは違い、完全なワンオフ機でのパイロット&コスト変更版となる。
アスラン機と武装の殆どは共通で、性能だけ下げられた所謂コンパチ機体の扱いである。
ただスラッシュザクファントムはストライクフリーダム呼び出しとなっており、覚醒技もストフリ呼び出しからのハイマットフルバーストである。おまけに前作覚醒技の連続キックもオミットされてしまった。
元々あまり尖っていないアスラン機を更に丸くしたような性能であり、おまけにキラもやる気のない性能と1000コストに求められる前衛力が致命的に足りておらず、(コンパチ機体の殆どに言えることであるが)はっきり言って不遇。しかし、武装の豊富さは相変わらずなのでやれることは少なくない。
そして、何故かキラを差し置いてクルーゼとの掛け合い台詞がある(キラへの特殊台詞は当然ある)など特殊台詞はそこそこあるので、ラクスのファンなら使って楽しめるかも。

EXVS.MB

既存武装はマイナーチェンジはあるもののほぼ前作と同様。ただアップデートで各種武装にメスが入り、全体的に微強化されている。
大きな変更点として、フリーダムやストライクフリーダムと同様に、覚醒時に格CSでミーティア装着状態に換装できるようになった。
ただし対人戦向けに調整されていないようで、現状はネタ。コマンド上暴発の危険がないのが救いか。ちなみにフリーダム及びストフリのミーティアと違い、射撃CSがない代わりに格闘が豊富。
何気に特格派生の連続キックの最後がバウンドになったりブーメランなどから特格へのキャンセルルートが追加された。
多くの機体にも当てはまることだが、環境上位のインフレに追いつけなくなっているので、相方との連携がさらに大切になった。間違ってもミネルバにいた頃のアスランのように相方から不安に思われるようなことはしないようにしたい。単独で孤立したらFドライブでセイバーのように一瞬でスクラップになりかねない。
あと、後述のボスver.のついで録りか台詞が増えており、二コルやハイネとの掛け合いが追加された。

余談だが、プレイヤーナビだけでなく、戦闘中のバトルナビとしてもラクスが登場したので、戦闘中でもいつでもラクスの声を聴くことが出来るようになった。

また、ストライクフリーダム同様、ミーティア装備状態がボス機体として登場する。
こちらはプレイヤー機と異なりアシストのイザーク(360°ほどの追尾)を筆頭に性能が強化されており、さらに異常な耐久力と格闘に対する反応を有することから序盤・低難易度に反してかなりの強敵。しかし研究が進み、このボス機体版が『MS形態でもダウン値の設定がボスと同様(一般機体の4倍)に設定されていてなかなかダウンしない』事が判明。そのため覚醒やFドライブを用いるととんでもなく長いコンボを繋げられる上、同時に出てくるストフリを倒せば増援も入らないので、一部上級者からは魅せコンのためのサンドバックとして扱われることもある。
ちなみに、これで一部乱舞系覚醒技の最終段がバウンドダウンであることが判明した。
別のステージにいるボスとしてのストフリも同様なのだが、何度もよみがえるアスラン(勿論プレイアブル版)を初めとして敵が途切れにくく高難易度によるバ火力&超反応によりストフリ自身も非常に手ごわいのでアスランより攻略しにくい。
VSコンクエストでもレイドボスとしてミーティア固定で登場するが、ボス仕様がMS時でないと覚醒しないので、覚醒しない。ただしステージも身を隠せるものがなく、その上思考ルーチンが違うのかブランチバトル時とは比べ物にならないほど手ごわいので、注意が必要。
上記の掛け声のネタが収まったと思ったらこのボスverのせいでまたネタにされるように…
ちなみにアスランのグラフィックは新規でボイスも新規収録されている。

FORCE

「DESTENY」枠からデスティニーと共に参戦。
FBをベースに失ったのはイザーク呼び出し。
メインのリロード、CSのチャージが速くなったので地味ながら悪くない機体。

EXVS.MBON

アシストがイザークからキラのストフリに変更され、アメキャンが可能になった。
ハルートのアシストのクアンタ同様切り抜け2回。
格CSが覚醒時のみ使用可能なミーティア装着からSEEDに変更となった。1出撃1回のみではあるが発動するとブースト回復・機動力上昇・落下速度低下の効果を得られる攻めにも逃げにも使える万能武装である。
本作からEルートのボス仕様の機体はみんなダウン値がボスランと同じになったためミーティアの相手をしなくて済むそちらに流れる…と思われたが、高難易度ルート特有の超火力や超反応に、DX、∀のようなスーパーアーマー付のぶっぱでも凶悪な覚醒技を何度でも発動できたりZみたいに常時強化機体になると手ごわいため、相変わらずアスランに会いに行く人が多いとか。
CPU戦の難易度やダメージ設定にもよるが体力ゲージがアスランの「ン」の真ん中らへんの時からコンボすればきれいに落としやすい。
ちゃんと350補正はかかるため、アルケーの覚醒技など最終段が多段ヒットの攻撃だと補正で落とせないようになっている。

家庭版でアーケードモードがそのまま収録されるのでこれでいつでもアスランに会いに行けるようになった。さらにミッションモードでは最初からアスランと会えるミッションまで存在する。
GVSと異なりFBまでのように一つのPS4で二人まで遊べるので、友達家族恋人と自分たちだけのカッコイイコンボを試してみるのもいいかもしれない。その時は制限時間を最大にしておこう。

ちなみにボスのカロッゾからは「貴様も女を寝取られたか」と専用台詞がある。
アスランの場合ラクスとは婚約関係にあったが後に婚約解消した上、劇中で歩み寄ろうとしていた姿が見られるラクスに対してそっけない反応(敵に再会したキラがいたのを知りそちらに意識が向いているのもあるのだろうが)をしていた上後にキラと関係が進んだときも気にするどころかカガリにアプローチをかけていた上、そもそも寝ていないのでまったく当てはまらない。

EXVS.2

アシストのストフリがレバーNでフルバースト、レバー入れで斬り抜けから連結ライフルで強制ダウンを奪うように変更。
またN格が射撃ガード付きのシールドバッシュに、前格が二刀ジャンプ斬りから蹴りを行うものに変更されるなど、原作でデスティニーに放った攻撃モーションがようやくEXVSシリーズで採用される事となった。
覚醒技はミーティアを使わなくなり、シャイニングエッジとビームサーベルによる乱舞系覚醒技に変更された。
顔グラフィックも新規に変更され、かっこよくなっている。
覚醒技以外は大幅に強化されたとはいえ他の機体はさらにとんでもない武装を手に入れインフレが進んでおり、途中まで丁寧に戦っていても一発でひっくり返されかねない理不尽な負け方をすることもある。冷静に頑張りたい。
前作の持ち味のどこからでも連続キックができなくなったのも特徴が薄れたと言える。

アップデートにてサブからのメインキャンセル、レバ入れアシストが追撃可能に…など他の機体の充実具合を見ると物足りなく感じるがこれまでからすると確かな成長を遂げた。

これまでとCPU戦の仕様が大幅に変更されたため、アーケード版EXVSから継続参戦していたレグナントを始めとするボス機体がリストラされていき、ボスランともお別れとなった。
しかし、AルートのA-6を攻略すると出てくるA-11の3面目に、なんと3-AEXを再現したステージが登場。ステージはアーモリーワンでBGMも違うが。
このステージのターゲットとして登場する∞ジャスティスはプレイアブル仕様ではあるが、ボス並のHPと高いダウン値を設定されたものとなっている。
そのため、ミーティアに換装しなくなったので、これまで以上に遊びやすくなった。
ただし、前作までのボス仕様と異なり一定の体力で一度だけ覚醒し、タイミング次第では覚醒抜けになる事もあるので、サンドバッグにする場合はその点に注意しよう。特に前作経験者は注意が必要。

ラクス搭乗の方はリストラされたまま再参戦はしなかった。

本作ではボイスの配置が大幅に変更(「もうやめるんだ」が射撃CSから前格最終段になど)され、割と静かになった。

EXVS2.XB

アスラン機

連ザ以来の最高コストに昇格。
最大の特徴として特格にリフター搭乗が追加され、コマンドとしての変形はできなくなった。
ブレイヴの急速変形のようにそこから複数の攻撃に派生できる。回転率もいいため生命線となる。
格闘CSのSEEDは効果量が落ちたがリロードするようになった。
格闘も新規のものを取得し総合的にパワーアップをした形となる。
とはいえリフター以外はインチキ性能ではない(リフターもインチキと言えるほどではない)のでプレイヤーには相変わらず丁寧さが求められる。そのリフター派生も出せば当たるというようなものではない上サザビーや運命のような高い火力が約束されたものでもないので、勝つには相応の練習が求められる。
2021/10/21のアプデでSEEDの一括調整としてSEEDがエクバ2以前の使い切りとなった。
その補填なのか通常時の機動力が上昇。アプデ前と比べかなり機動力が上がっている。

A-11-3のボス風∞ジャスティスも健在。BGMが「キラ、その心のままに」に変更された(但しフルブ音源だが)。

一部のプレイヤーから今作のコスト昇格は「2500でジャスティスやセイバーを出すための布石」と推測されており、
後に最初の解禁機体としてジャスティスが登場したことで現実のものとなった。

ラクス機

2022年8月2日にはラクス搭乗がエクストラ機体として復活。
コストが2000にアップし、それに伴い新規コンセプト&既存武装の強化がなされており、オリジナルの∞ジャスティスの武装変更とラクス版の新武装によりコンパチ要素は皆無となった。
まず、アシストのストフリが永続アシストになり、本体が弾切れだろうとお構いなしにメイン連動のライフル2連射、特格でフルバーストやドラグーン射出で援護するようになった。超高回転率に加えてどちらも優秀な性能であり、さらに振り向きアメキャン対応と追従系アシスト内でも最高峰の性能を持つ。
更にバルトフェルド専用ガイアとアカツキがアシストとして新たに追加されるなどクライン派(ほぼ)オールスター。
ちなみにガイアは天空のキラ仕様でストライクルージュのライフルを使用しており、アカツキはオーブでデスティニー戦後の片腕がない状況と細かい再現がされている。

ブーメランとリフターはアスラン機同様ブーメランが使えない(使った)ときに再度入力でメインキャンセルありのリフターになった。
後格闘のアンカーが宙返りに変化し、そして覚醒技が時限強化技のSEED発現に変更された。被弾ダメージが増えるのもそのまま。
格闘は概ね1500時代のものを引き継いでいるが一部微妙に変わっている。
ストフリの回転率がいいため絶え間なく弾幕を送ることが出来るが一発の爆発力がないので、いかにリードを守るかが問われるのだが、むしろノーリスクにそれなりのダメージを延々とばらまき続ける安定感を持つ機体として高い使用率と勝率を記録し、間違いなくぶっ壊れ機体として評価を得ることになった。
巷では「自衛中心の2000コストの本体に3000コストの永続ストフリが付いているので実質5000コスト」なんて評価も。
この手の自衛力が高い機体にはタイムアップの問題があったのだが、本作よりタイムアップ時はその時のチームのスコアの合計が高い方が勝利になったため、始めからタイムアップ狙いでも勝てるようになった。

勝率・使用率から計算される環境支配率もダントツになり、次のアップデートで下方が決まったが大会が近いのもあり下がるのはジャスティスと同じリフターからのメインキャンセル不可になり、機動力がコスト平均レベル落ちた程度。
さらに全国大会予選期間中に更なる下方を食らったものの、弾撒き性能が多少落ちた程度でキラとカガリはノータッチ。
戦績は強機体といえるか怪しいくらいに落ちたが、むしろ初心者でも勝ち筋を作りやすいいい機体になったといえるかもしれない。

ラクスの台詞も増えており、使用していてなかなか面白い機体に仕上がった。キラからの台詞がないのは悲しいところ。

この登場により本機はEXVSシリーズ現在唯一かつ今後現れないであろうの全てのコストで登場した機体(アスラン版で3000・2500コスト、ラクス版で2000・1500・1000コスト)となった。
参戦と同時にグラフィックが新規のものに。ついでにアスラン機の機体選択画像も勝利ポーズも新しくなった。

EXVS2.OB

アスラン機

メインの弾数が減少し、アシストのストフリがレールガン+切り抜けに変更された。特格のサーフィンがブーストを消費するようになったのも痛い。
アップデートで各部強化。同時期のHi-νがエクバ2を上回る頭運営な強化を受けたので当初は隠れていたが、その胚乳の生時を狩れる機体であり、従来の自衛力も相まって高い立ち位置を得た。
しかし、その後のアプデで耐久減・特格が着地リロード化して回転率が一気に悪くなったことで再び後退してしまった。

準環境キャラ程度で終わったPDF終了後の25/02/19に、劇場版の弐式被り物共々参戦。
パージ後の弐式はブメ・アンカー・格闘連撃など、アスラン機伝統の武装やモーションを受け継いでいる。


ラクス機

アシスト使用時の振り向きが無くなった。
機動力やガイア突撃の上下誘導が向上。
さらに耐久値向上と特射に特格へのキャンセルルートが追加されている。
今作では緑ロックでの攻撃はダメージが低下するため、赤ロック圏内まで前進する必要が出てきた。
環境全体的に攻めが強い調整を受けているため、前作と同様の立ち回りではあっさりと沈められる可能性もある。

上記のインフィニットジャスティス弐式の参戦に伴うアプデで前作でやらかした連中と共に上方修正。誰が呼んだか次回作発表の恩赦
ガイアのモーション変更の他、まだまだ低すぎた耐久や今作以降で減ったメインの弾数の補てん、ストフリの強化等が行われた。

また『SEED FREEDOM』からライジングフリーダム参戦に伴い、劇場版仕様のラクスもナビとして登場。
1人の人物が2枠ナビで登場するのはこれで初めてとなる。


【勝利・敗北ポーズ】(アスラン搭乗)

勝利時

通常:原作でもよくあった抜刀のポーズで静止。全身のビームブレイドを展開している。
スラッシュザクファントム呼出し時:アックスを構えたスラッシュザクファントムと並び立ち、シールドを突き出すポーズ。(FBから追加、MBONでザクリストラに伴い廃止)
覚醒時(XBアプデ後はSEED使用時):シールドに装着したブーメランからサーベルを展開し構える。旧HGの箱絵。
覚醒時(XBアプデ後):右手にサーベルを持ち、両足のサーベルを展開して蹴りの乱舞。ちなみにプレイヤーナビを使用していると頭の部分に足が来る、

敗北時

下を向きうな垂れる。


【勝利・敗北ポーズ】(ラクス搭乗)

勝利時

ストライクフリーダムと並び立つ。
抜刀したストライクフリーダムと並び立つ。(XB以降)

敗北時

アスラン機と同様。
ストライクフリーダムと飛び立つ。(XB以降)


【その他の活躍】

ガンダムビルドダイバーズRe:RISE

本機を元に騎士風の改造が施された改造ガンプラ「ガンダムジャスティスナイト」が登場する。
下記の【余談】の項にある初期の名称を狙ったネーミングだと思われるが、ガンダムビルドファイターズトライでも似たような事*3があったが単なる偶然だったので真実はまだ不明。
物語スタート時点ではビルダーのカザミが「ヒーローごっこがやりたかった」という考えで制作され武装は大幅に削減。本機の印象深いリフターや足サーベルはオミットされているなど思い切った大胆な改造が施されている。
原型機である本機より先にHG化された。

SDガンダム GGENERATION

ストライクフリーダムやデスティニー同様にサイズが大型化するミーティア装備を除くとC.E.系ガンダムの終着点となる。
相棒のストライクフリーダムが豊富な射撃武装や覚醒武装を持つのに対して、こちらは豊富な格闘武装を装備している。

アスランは『ポータブル』では何故か時系列が進む毎に戦闘能力が弱体化していく唯一のキャラ。
アムロやシャア、キラなど複数の作品にまたがって出るキャラは基本的に時代が進むと殆どの能力が強化されていく*4のだが、初期SEEDではキラと並んで作中最強クラスの能力を持つがDESTINYでは射撃、格闘、回避、覚醒値の全ての能力が低下する。
また、ZAFTからオーブへ再移籍した際にもさらに能力が微妙に低下する。
敵となるシンやレイがDESTINYキラと並んで最強クラスの能力を得るのに対し、アスランは能力が下がるのでヘタに戦うとシンに負ける可能性も少なくない。

ただし『クロスレイズ』では初期能力もSEED版やアレックスよりも全体的に能力が高くなっており、指揮や攻撃面に関しては最終的にはシンよりも高くなる。

スーパーロボット大戦

射撃特化のストライクフリーダムに対して、こちらは格闘特化の機体となっている。
が、ストライクフリーダムのバルカン以外の射撃兵装を使うドラグーンフルバースト、デスティニーの武器をフル活用するフルウェポン・コンビネーションなどに比べると単独での最大技がリフター射出とやや地味。
ストライクフリーダム、エターナルとそれぞれ合体攻撃が用意されていることが多い。
DESTINYが参戦していれば大体は自軍に加入するが、『Z』シリーズの最終章前篇である『第3次 時獄篇』では登場せず、後篇となる『第3次Z 天獄篇』では登場こそはするもののストライクフリーダムの武装扱いでユニットとしては不参加*5となってしまった。

アスランに関しては、シンやキラのように他作品の人物に親友と言える人物がいなかったり2人に比べて見せ場が少なかったりと主役3人の中では地味な扱いで、『Z』ではキラたちアークエンジェル組が扱いが悪いため、アスランも扱いが悪くなっており、『第2、3次Z』や『V』などでは女性関係で執拗にいじられたりと扱いがやや不遇気味である。
『V』に至っては女性型のラスボスから声突きで「他の女のように落とせると思うな」と言われる始末。
パイロット、機体性能は優秀なのは救いか。

もちろん作品によっては活躍もしており、外伝作だがDESTINY初参戦となる『スクランブルコマンダー2nd』ではザフト脱走直後に自軍に救助され、キラと共にエターナルの救出に向かい機体受領&初出撃をキラと同時に飾る。
『L』ではアレックス時代からSEED発動可能、原作と異なり最後までシンと良き上官と部下の関係を築くだけでなく、FAITH権限を上手く使いキラ達*6と自軍を取り持ってくれる。
『UX』ではアレックスとしてDESTENY序盤のようにカガリのそばにいるのだが自軍及びオーブ存続の危機に議会に表れ、自分がアスラン・ザラであると正体を明かした上で演説をし政治的方面で自軍の危機を救うというどこかで見たような活躍をすることもあり、今後の彼の活躍に期待がかかる。
もしアスラン目当てでプレイするなら『L』や『UX』がまっとうにかっこいいのでお勧め。
ちなみに同シリーズではカガリとの関係が続いていることが多く、メイリンとは絡まないことすらある。
『DD』ではストライクフリーダム、デスティニーに続いて登場。


【余談】

「インフィニット(infinite)」は「無限の」という意味を持ち*7、機体名を直訳すると「無限の正義」となる。
また、「∞ジャスティス」という略称で表記される事がある。
劇中呼称は「ジャスティス」のままだが、『連合VS.Z.A.F.T.II PLUS』のミリアリアのサンプルボイス集に「インフィニットジャスティス、発進どうぞ!」という台詞がある。

ストライクフリーダムガンダム同様、公式からの発表後に名称が変更された機体である。
当初の発表では「ナイトジャスティスガンダム」であったが、エレコがリリースしているスロットと名称が完全に一致していたためか兄弟機であるストライクフリーダム*8と揃って改名の憂き目に遭っている。
尚、その際に「一部媒体で正しくない情報が公開されてしまった」とコメントがあった。

たまに「ジャスティスガンダムとの違いが分からない」という声が出るが、並べてみると本体+リフターだけでも
リフターの形状(∞は縦に長い)、肩の形状(ジャスティスはブーメラン)、V字アンテナの中央に赤いパーツの有無(ジャスティスにはない)、胸部の緑のラインがジャスティスだと白とけっこう異なる。
ちなみにガンダムエース2023年10月号の大河原邦男先生書き下ろしの表紙では本機ではなくジャスティスが書かれており、ストライクフリーダム、デスティニー、ジャスティスガンダムと盛大に間違えられてしまった。

DESTENY放送時代のラジオで「アスランは自分の演じたキャラの中で31位、ちなみに30位は犬」と発言したことがきっかけで「アスランは犬以下の思い入れしかないキャラ」とネットで一人歩きしてしまっていたが、石田氏もその扱いを気にしていたのか後年のキラ役の保志氏との対談やオーディオコメンタリーなどで「自分にとって大切なキャラクター」とはっきりと語られている。


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最終更新:2025年03月25日 22:53
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*1 ただし『SEED FREEDOM』ではエリカ・シモンズに「ザラ一佐」と呼ばれているのでその辺は不透明。

*2 『忍者戦士 飛影』の登場人物で、地球連邦軍・火星開拓基地の長官

*3 主人公機の名称に海外におけるゴッドガンダムの名称である「バーニングガンダム」が含まれている

*4 ただし、キラは整備能力が大幅に落ちる。

*5 これはハード以降により1からグラフィックを作り直したために納期の問題でレイやルナマリアを初め多くのキャラや前作までいて続編用の伏線をみせていた作品が不参加となっている。

*6 同作ではキラがステラ救出に協力したため自軍と良好な関係を築いている

*7 これの名詞形が「infinity」

*8 当時は「スーパーフリーダムガンダム」と発表されていた