When the blue bird leaves, sing the last song

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――本当に、美しい物語を見た
――本を手繰ることを好んだ訳ではない
――勉強を熱心にしていた訳でもなければ
――知識を得ることを好む訳でもなかった。

好きだったのは夢に見る物語で。
いつ、誰がなど関係もなくて、自分にとっては掛け替えの無い今で。
彼等のように自分も筆を取り、その物語を見つけて記して。
積み上げられていく旅の想い出こそが何よりも大切で。
夢の中で見た夜明けの景色が、ただ綺麗だったことを覚えてる。

いつか、もう少ししたら、伸ばした手が外に届くと信じていた。
夢で見た、辿った旅路のように、この窓の向こう側に出る日を待ち望んでいた。
夢で見たあの輝きをこの目で見たい。
広い世界で自由に駆けて笑って、手に触れたい。

――でも、その全てが決して叶わないというのなら。
――その夢を託すことも、願うことも叶わないのか。

儚く美しい景色を決して忘れない。
喜びも怒りも哀しみも楽しみも、全てを覚えている。
生まれて生まれ、生まれて生まれ、その度に希望に瞳を開いて。
死に死に死に果て、死に死に死に果て、その度に絶望に瞳を閉じる。

それが    の。決して忘れない彼女の物語。


「――さあ、    。私の頭蓋より覗きなさい」
「――目覚めの旅人達よ」


未だ結末に至らぬ者達。
黒と白に流転する世界にて、決戦が始まる――――。


The Dreamer's Juvenile 第4話「When the blue bird leaves, sing the last song」、公開未定。
*GOD OF KALEIDO IS LOOKING AT YOU……
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最終更新:2020年01月27日 22:43