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ここではセッション内で発生するダメージの種類、いわゆる属性について解説します。
此処で解説される属性はあくまで代表的なものであり、此処に記載されていない属性をKP各自で作成されても問題ありません。
物理属性
殴る蹴る、切り裂く噛み付くなどの物理的なダメージを指します。
数ある属性の中で最も登場頻度と発生がし易い属性であり、霊像による近距離攻撃と遠距離攻撃もこの属性を有します。
物理的な衝撃や斬撃である以上、それを防ぐ装甲も多く、怪物だけではなく警察や軍隊の装備でも装甲が確認できます。
この物理属性ダメージが1回の効果で10ポイント以上発生した場合、その10ポイント毎に、そのダメージを受けた対象は1m(マスエリア)後方にノックバックします。
霊像属性
霊像により発生するダメージ全てに付与される属性です。
この属性が付与されているからといって、何かしらのダメージや効果が発生するわけではありません。
むしろ霊像の攻撃を限定に発生する装甲や、霊像に対してのみ発生するダメージとして利用されます。
火炎属性
火災や火炎放射、つまりは炎に関連する燃焼的なダメージを指します。
数ある冒険モノで不死身の怪物やその群を一網打尽にする為に用いられ、頼もしい属性といえるでしょう。
その火炎が消火されるまで、継続的にダメージが発生し、また周囲に燃焼物などがあれば広がっていく危険な属性です。
このダメージのみではノックバックは発生しません。KPは基本ルールブックP362等を参考に処理してください。
その属性上、氷結属性や流水属性などとは互いに相殺し合い、干渉し合う属性となっています。
耐火装備などの適切な装備があれば軽減ないし無効化できるでしょう。
氷結属性
少なくとも水を氷結させる程の冷たさを有しており、武器として用いられることは少ない属性です。
寒冷地帯や巨大施設では、この属性を利用して不死身の怪物を氷付かせるという作戦も取れるかもしれません。
基本的に常温で運用するには、継続的かつ超低温の環境か出力を必要としますが、耐性の無い生物などは晒されるだけで生命活動の危険に陥ります。
このダメージのみではノックバックは発生しません。KPはこの属性が適用された場合、周囲の環境を考慮して処理してください。
その属性上、火炎属性や爆炎属性などとは互いに相殺し合い、干渉し合う属性となっています。
防寒装備などの適切な装備があれば軽減ないし無効化できるでしょう。
電撃属性
古来より恐れられ、現在では発展と生活の為に多大に使用されている電気、それが殺傷力を持つ属性です。
山岳地帯など都市から離れた場所では活用する機会も少ないですが、都市部であれば高圧電線などを利用すれば扱えるでしょう。
ただし殺傷力を有する電撃は、取り扱いを間違えれば一撃で生物を殺しかねない非常に危険なものです。
この属性の基本処理としては、そのダメージと同じ数だけのラウンドを、受けた対象は動けなくしてもいいです。
またダメージの値だけ、その対象の耐久力と競い合わせ、もし対抗ロールに敗北した場合は心臓麻痺で瀕死に陥らせてもいいでしょう。
逆に救急の現場でも使用され、心肺停止となった際に蘇生措置として使用できるかもしれません。
その属性上、地形効果「水中」などではその出力に応じて電流が拡散し、影響が発生するでしょう。
ゴム装備などの絶縁体を用いれば、軽減ないし無効化できるでしょう。
このダメージのみではノックバックは発生しません。
爆炎属性
爆発物などによる爆破の衝撃と、それに伴う火炎による燃焼を持つ属性です。
物理属性と火炎属性双方の性質を持つ属性ですが、ノックバックに関してはそれらと異なります。
火炎属性とは異なり、爆炎ダメージと比較して完全に無力化される水中においても、一定区域内ではそのダメージを軽減されつつも影響を与えるでしょう。
この属性によるダメージは、5ポイント毎にそのダメージを受けた対象は1m(マスエリア)後方にノックバックします。
流水属性
洪水やウォーターカッターなどがこれに該当しますが、水圧によるダメージは物理属性が妥当でしょう。
この属性に関して言えるのは、継続的に受ければ陸上生物などの水中で活動できない生命体を溺れ、窒息させるということです。
その処理は基本ルールブックのP362等にありますが、この属性を伴っている場合は対象が行うCON判定の値から、この属性分を差し引いてください。
その属性上、火炎属性や爆炎属性などとは互いに相殺し合い、干渉し合う属性となっています。
この属性に対しては酸素ボンベなどの水中装備で無力化できるでしょう。
このダメージのみではノックバックは発生しません。
猛毒属性
蛇毒や薬品による、古来より暗殺や大量殺戮で用いられてきた恐ろしい属性です。
その処理は基本ルールブックのP362等にあり、その毒の種類によって効果が表れる時間や症状が異なります。
その毒物ごとにPOTと呼ばれる値を有していますので、対象のCONと対抗させるPOT判定を、適切な場合に行ってください。
この毒物はそれぞれで対処法や防御法が異なり、此処では記すこともできません。
魔力属性
マジック・ポイントを消費した呪文、あるいはアーティファクトなど、特定の武器や呪文で発生する属性です。
生物および非生物、死者などを問わず、その対象の存在そのものに対してダメージを与える、あるいは保護するという上位属性と言えます。
強力な神話生物や死者、実体を持たない霊体に対しても効果的となる稀有な属性ですが、残念ながら非常に扱いと運用が難しいものです。
本来ならば探索者が滅多に、それこそ魔術師でもなければ運用できない属性ですが、四葉町には協力的な魔術師が居るとされています。
その人物の協力を受けることができれば、その探索においても非常に心強い武器となるでしょう。
霊像の渇望能力でもこの属性は他の属性に比べて非常にコストも重いモノとして扱われますが、魔力装甲以外のあらゆる装甲を貫通します。
原則として魔力属性を防げるものは魔力属性だけであり、魔力による防御はそれ以外の属性のダメージを1/2(切り捨て)にした上で、その魔力装甲分を軽減させます。
とはいえ、それぞれの効果や処理はKPごとに異なりますから、KPの裁定に従ってください。
ただしスキルや特性においてはこの原則を使用します。
このダメージのみではノックバックは発生しません。
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最終更新:2019年03月24日 23:07