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四葉町という地域に本部を構える宗教団体。
終末的教義を教えに掲げるものの、四葉町の地元に根差し、日頃からボランティア活動などを行っている。
運営している児童養護施設や介護施設も開放的で、宗教団体というよりも慈善団体として見られているのが実情である。
日本的なクリスマスやハロウィーンを楽しんだり、その傍らで正月や盆なども過ごす、日本らしい宗教観を持っている。
実は教会には多数の霊像能力者が多数在籍しているという噂である。
それを裏付けるように、能力犯罪の取り締まりや覚醒したばかりの者の保護、能力事件の被害者に対する援助活動も行っている。
また霊像能力に対して国家組織や犯罪結社よりも多くのノウハウと知識を有しているようだ。
一般的に霊像能力者はその能力が強まれば強まる程、道徳や人間性を喪失していく傾向にある。
しかしカレイド教団は能力者の道徳、人間性の回復、つまりは正気を取り戻す医療技術を保持している。
その為、多くの能力者達、例え能力の悪用を行う者であっても攻撃行為をカレイド教団に加えない一因になっている。
とはいえ、教団自体が能力犯罪に対する自警団的活動を行っている為、能力犯罪者はもれなく御用となる。
四葉町における霊像能力者の最大勢力であり、喫茶店「Dawn」に多くの依頼を寄せる顧客でもある。
喫茶店「Dawn」の店主、
ヴァン・ポープから紹介を受けた霊像能力者が、治療によく訪れるようだ。
町の外から来た人間、とりわけ神話的事件に相対した者にとっては相当懐疑的に、謂われない疑いを掛けられている。
既に過去に何件も、カレイド教団の実態を怪しみ、潜入した霊像能力者とトラブルが発生しているようだ。
教会施設に対する不法侵入及び器物破損、関係者に対する暴行、設備や備品の窃盗。
更には放火騒ぎや保護児童の誘拐未遂、盗撮盗聴その他系犯罪行為。
被害者として警察に何度も世話になり、教団関係者の間ではいっそ名前を変えてしまおうかとも真剣に検討されている模様。
なお加害者は極めて常識的に取り押さえられ、普通に取り調べを受け、起訴された。
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