| 世界情勢と霊像能力者 | |
| 古き時代が終わり、新たな時代が到来することを示すかのように霊像能力へと目覚めていく者達。 そんな彼らの中には当然、異能に目覚めたことを誇り、社会秩序と非霊像能力者を嘲笑い、無法に力を振るう者達が存在する。 此処ではそんな能力者達の危険性や脅威について、詳細に記していく。 | |
| リンク1の能力犯罪者 | |
| 世界に存在する霊像能力者のうち、圧倒的大多数の能力者達の霊像規格がリンク1である。当然、能力犯罪者の割合としてはリンク1が多い。 霊像能力者に目覚める程の事件に遭遇すること自体は少なく、仮に遭遇したとしても、あくまで彼らは自分が優位者として振る舞える場所に甘んずる。 自分の力が通用しない怪異や怪物、事件を追うことでの危険、それらに挑もうとする者達程少なく、満足している故に渇望も消え、霊像は成長しない。 しかし非霊像能力者にとっては脅威に違いなく、彼らの能力犯罪は警察組織による立証が非常に困難で、そうした能力犯罪者の増長は更に増していく。 その人間性次第ではあるが、与えられた力を自らのモノと誇り、そして現状に満足し続け、非霊像能力者相手に非道を極めていくケースが非常に多い。 当然、世界では政府や自治体で形成された霊像能力者達もある程度は存在し、そうして目立ってしまった彼らは大抵不幸な失踪を遂げてしまうだろう。 違法な研究機関や犯罪組織では非合法の人体実験に掛けられることもあるし、あるいは組織の構成員となることを服従か死か、と迫られることもある。 | |
| リンク2の能力犯罪者 | |
| 能力犯罪者の中には、犯罪行為に手を染めるにつれて残忍かつ凶悪な欲求を抱く、あるいは殺伐とした生活から精神的な成長を果たす者達も存在する。 そうした者達の多くがリンク2の階位に上がり、この階位になるとプロフェッショナルの暗殺者や組織でも随一の能力者など、基本的に実力者である。 当然、霊像能力が強力であるということはその人間性や渇望も肥大化し、組織に飼いならされるという状態に不満を覚え、様々な騒動の要因ともなる。 | |
| リンク3(成長値10未満)能力犯罪者 | |
| まず霊像能力とは、その人間の精神性や抱く渇望を反映したものであり、抱く渇望が強大かつ、精神が老成しておらず更により多くを欲する者であればある程に強大なものとなる。 故にリンク1やリンク2で為せる渇望で満足している者程、此処まで到達することは稀であり、逆にリンク3に到達しているということはある種、そのエゴの強大さを示すだろう。 もし事件においてこの階位の能力者が敵となる際、間違いなく死闘になる筈である。此処まで渇望を進める者は、リンク1とリンク2に比べれば圧倒的に数が少なく、希少である。 それはこの階位の霊像能力であれば都市を1人で大混乱に陥れることも、あるいは神話に語られる怪物と相対する勇者になることもできる為である。 | |
| リンク3(成長値10以上)能力犯罪者 | |
| その数が全体の割合から絶対的に少数であるリンク3階位の霊像能力者の中でも、最上位の霊像能力を備えた者達である。 その渇望能力はさることながら、此処まで階位を進めた霊像能力は、同じリンク3の霊像と比べればより強大な力を持つ。 当然そのエゴも極まっており、数多くの事件や死闘を乗り越えた精神力、意思を貫く力はまさに他の能力者とは格が違う。 もしこの霊像能力者が敵として登場するのであれば、事件の黒幕や犯罪組織の大幹部、ボスとしても違和感はないだろう。 | |
| 規格強度値とは | |
| 規格強度値とは、神話生物や怨霊像と呼ばれる特殊な霊像に設定されている存在格ともいうべき値です。 この値によってスキルやアイテムの効果が何処まで通用するかまで設定されており、上位存在というべき怪物になれば魔術や渇望能力に対しての耐性すら当然と持つでしょう。 旧支配者に至っては世界規模で、外なる神に至っては宇宙規模で、もしくは宇宙の因果や法則すら自由に改変するルールそのものとも言えます。 一方で規格強度値が1のものは、何らかの理由により存在自体が朧気な、依り代が無ければこの世に存在できないような、張り子とも呼べます。 通常の生物であれば、確かな肉と魂を持ちその存在が確かな為、少なくとも規格強度値としては2が一般的です。 以下に参考例として、それぞれの神話生物や魔術師がどの程度の階位に属するかの区分けを提示します。 当然、それぞれのKPが妥当とする位置を設定して頂いて構いませんし、神格の化身はそれぞれ異なるでしょう。 | |
| 規格強度値の分類例 | |
| 1:下級の種族、動く死体や骸骨など、存在自体が何らかの理由で弱いもの達 2:下級の奉仕種族(原ショゴス、深きものなど) /下級の独立種族(屍食鬼、空鬼、無形の落とし子など)/人類/リンク3までの霊像能力 3:上位の奉仕種族(黒い仔山羊、クトーニアンなど) /上位の独立種族(ハスターの落とし子、ドールなど) /人類(開位以上の魔術師など)/リンク4の霊像能力 4:上位の独立種族(ダゴンとハイドラ、モルディギアンなど)/旧支配者(シュド・メル、ラーン=テゴスなど) /人類(色位以上の魔術師など)/リンク5の霊像能力 5:旧支配者(ツゥトゥグァ、大いなるクトゥルフなど) /外なる神(トルネンブラ、トゥールスチャなど) 6:外なる神(魔王アザトース、副王ヨグ=ソトースなど) /????????(唯一たる存在) |






