魔道書の研究

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魔道書の研究
魔道書の研究について
魔道書に分類される各書物にはそれぞれ、普通の探索者がその書物の内容を完全に消化するに要する研究期間が設定されています。
例えば研究期間が平均60週間と設定されていれば、その書物に掛かりきりで研究すれば、その内容を理解できるということです。
即ち書物の内容を読み取り、メモを取り、翻訳の確認を行う作業を1日6時間ずつ、1週間に渡って続けるということになります。
つまり魔道書を研究するという点においては最低でも1週間(1日6時間)を要し、そうした時間的猶予は非常に限られています。
非常に長期的なシナリオであればセッション中に魔道書の研究を行うことはできるでしょうが、そういったシナリオは限られます。
原則としてはセッション終了時に魔道書を所持する探索者が、KPに魔道書の研究を宣言し、KPから許可されれば実行できます。
ただし各シナリオ毎の期間によっては、セッション開始前の段階で、KPに更なる魔道書の研究を申請できる場合もあるでしょう。
そのようなケースもある為、魔道書の研究を希望する探索者は事前にそのシナリオを担当するKPに可否の確認を行ってください。
魔道書の研究ロール
魔道書の研究が許可されれば、その時点から1週間(1日6時間)を掛けたとして扱い、魔道書の研究ロールを行います。
探索者は研究する魔道書にそれぞれ設定されている〈言語〉技能判定を行い、その判定に成功した場合のみ、研究が進むものとして扱います。
研究が進めば、研究期間が平均60週間である場合は60という値に対して1の進捗ともいうべき「達成」を得ることができます(表記:01/60)。
ただし注意するべき点として、魔道書の進捗を獲得する毎に、その探索者は魔道書に設定された研究による〈正気度喪失ロール〉が発生します。
研究の「達成」が最大に到達した場合、その魔道書の内容を完璧に理解したものとして扱い、魔道書に設定されている固有のテーマを探索者は獲得します。
もし探索者がセッション中に〈クトゥルフ神話〉の判定を行う場合、獲得しているテーマに関連があるとKPが判断すれば、その成功率が5%ずつ上昇します。
また魔道書には魔術などが記載されている場合があり、それらは呪文毎に規定されている「達成」が一定以上に到達すれば、その呪文を体得するとして扱います。
例えば魔道書研究の達成が「10/60」である場合、もしその魔道書に設定されている魔術の達成が「05」であれば、それを修得していることとなります。
無論、セッション中に斜め読みを行うことで呪文だけを修得でき、その際の処理については基本ルールブック(p103)を確認してください。
魔術の詠唱ついて
魔術にはその使用の為に詠唱が必要なものが数多く存在しており、ハウスルールにおいてこれらの詠唱に必要なラウンドを行動ポイント消費に置き換えています。
魔術ごとによって定められた行動ポイントを全て消費した時点を詠唱の完了として扱い、ここではその表記について記します。
一般的に魔術の詠唱というものは途中に妨害等により中断された場合、その使用の為には詠唱を最初からやり直す必要があります。
しかし魔術の中には詠唱が進んでしまえば例え中断されようとも、術者の意思で中断された箇所から引き続き詠唱を行い、完了することができるものも存在します。
よって両者の区別の為に中断された場合は、その魔術を使用するには再び最初から詠唱をやり直す必要があるものを「合計」とします。
そして中断したとしても術者の意思により、その戦闘においては詠唱を中断部分から再開できるものを「累計」と表記します。
魔道書のテーマ例
伝説/狼男 ヨーロッパ各地にて伝わる狼男の伝説。地域によって特徴や弱点も幅広くことなっており、一元化できるものではない。
奉仕種族/深きもの 大いなるクトゥルフとその司祭たちに仕える眷属。主に海底で生息するが、必要とあれば陸地に上がり、人間社会にて暗躍している者も多いとされている。
奉仕種族/食屍鬼 亜人型の怪物で、人間の遺体を好んで貪るという。人間社会の闇に潜んでいることも多く、不運な者がその餌食になるとも。
奉仕種族/チョー=チョー人 かつて東アジア中で見られた、邪神によって産み落とされたという人型種族。人間社会に溶け込み、組織犯罪や邪悪な儀式を行っているという。
奉仕種族/ダゴンとハイドラ 大いなるクトゥルフに仕える小神であり、深きものたちの祖先であるとも、長き時を経た深きものが至る姿とされている。
独立種族/ショゴス 不定形の玉虫色の悪夢について記した記述。その強靭な肉体と非常に高い可塑性と延性は労働力として重用されたが、やがては知性を獲得し主人を滅ぼした。
旧支配者/クトゥルフ 海底都市ルルイエに眠るとされている旧支配者の一柱。深きものたちが崇拝する存在であり、世界には今もこの存在の復活を目論み暗躍する者達が数多く存在する。
外なる神/ニャルラトテップ 無貌の神、這い寄る混沌、彼の存在を指す言葉は余りにも多い。真実と矛盾を内包する混沌の在り方は決して理解することはできない。
外なる神/アザトース 盲目白痴の大いなる魔王について記した記述。しかしその名すら慈悲深く隠されたものであり、この記述すら真実の断片にも満たない。
呪詛魔術の基礎 呪い害することを意図した魔術を使用するにあたって心得ておくべき基礎知識
防御魔術の基礎 危害からその身を守護する魔術を使用するにあたって心得ておくべき基礎知識
肉体魔術の基礎 肉体操作と治癒に関連する魔術を使用するにあたって心得ておくべき基地知識
門の魔術の基礎 門など空間操作に関連する魔術を使用するにあたって心得ておくべき基礎知識
死霊魔術の基礎 魂や死を媒介とする穢れた魔術を使用するにあたって心得ておくべき基礎知識
召喚魔術の基礎 神話生物の招来に関連する魔術を使用するにあたって心得ておくべき基礎知識
従属魔術の基礎 神話生物の従属に関連する魔術を使用するにあたって心得ておくべき基礎知識
付呪魔術の基礎 魔力の付与や魔術的な道具や薬を作り出すにあたって心得ておくべき基礎知識
呪詛魔術の応用 呪い害することを意図した魔術を使用するにあたって心得ておくべき応用知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「呪詛魔術の基礎」を獲得している必要がある。
防御魔術の応用 危害からその身を守護する魔術を使用するにあたって心得ておくべき応用知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「防御魔術の基礎」を獲得している必要がある。
肉体魔術の応用 肉体操作と治癒に関連する魔術を使用するにあたって心得ておくべき応用知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「肉体魔術の基礎」を獲得している必要がある。
門の魔術の応用 門など空間操作に関連する魔術を使用するにあたって心得ておくべき応用知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「門の魔術の基礎」を獲得している必要がある。
死霊魔術の応用 魂や死を媒介とする穢れた魔術を使用するにあたって心得ておくべき応用知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「死霊魔術の基礎」を獲得している必要がある。
召喚魔術の応用 神話生物の招来に関連する魔術を使用するにあたって心得ておくべき応用知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「召喚魔術の基礎」を獲得している必要がある。
従属魔術の応用 神話生物の従属に関連する魔術を使用するにあたって心得ておくべき応用知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「従属魔術の基礎」を獲得している必要がある。
付呪魔術の応用 魔力の付与や魔術的な道具や薬を作り出すにあたって心得ておくべき応用知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「付呪魔術の基礎」を獲得している必要がある。
呪詛魔術の洗練 呪い害することを意図した魔術を使用するにあたって心得ておくべき洗練知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「呪詛魔術の応用」を獲得している必要がある。
防御魔術の洗練 危害からその身を守護する魔術を使用するにあたって心得ておくべき洗練知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「防御魔術の応用」を獲得している必要がある。
肉体魔術の洗練 肉体操作と治癒に関連する魔術を使用するにあたって心得ておくべき洗練知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「肉体魔術の応用」を獲得している必要がある。
門の魔術の洗練 門など空間操作に関連する魔術を使用するにあたって心得ておくべき洗練知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「門の魔術の応用」を獲得している必要がある。
死霊魔術の洗練 魂や死を媒介とする穢れた魔術を使用するにあたって心得ておくべき洗練知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「死霊魔術の応用」を獲得している必要がある。
召喚魔術の洗練 神話生物の招来に関連する魔術を使用するにあたって心得ておくべき洗練知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「召喚魔術の応用」を獲得している必要がある。
従属魔術の洗練 神話生物の従属に関連する魔術を使用するにあたって心得ておくべき洗練知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「従属魔術の応用」を獲得している必要がある。
付呪魔術の洗練 魔力の付与や魔術的な道具や薬を作り出すにあたって心得ておくべき洗練知識。
このテーマを獲得するには、そのキャラクターが既に「付呪魔術の応用」を獲得している必要がある。
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魔術[[作成例]]
幽体の剃刀(魔術) 呪詛魔術
この魔術は術者の意思により自在に動き、かつ目に見えることのない剃刀状の刃を魔力によって作り出す「呪詛魔術」である。この魔術について正確に述べれば、術者が認識する対象に「剃刀で切りつけたような切傷を負わせる」という魔術である。そしてこの魔術を使用するには、術者がその対象の位置を正確に把握できる感覚機能にて認識していなければならない。つまり術者に認識されこの魔術が発動した時には、その瞬間に対象は切傷を負うということであり、この現象に対して回避を試みることはできない。逆にいえば、例えば視覚認識の術者による発動直前に、術者と対象の視線の間を覆い隠してしまうものが割り込んだ場合、その障害物にその効果が発揮してしまうだろう。また視覚認識であれば暗闇に、聴覚認識であれば大音量で、そのように術者の感覚器官自体を潰してしまえばこの魔術を無力化することができる。姿を隠すというのも有効であり、KPはこの魔術の効果発動時において、その対象が閃いたのなら通常の〈回避〉の代わりにそうした行動や処理を取らせても良い。この魔術は術者の手番時に、その(POW・3)m内に存在する害したい対象1種を直接認識することで詠唱を行うことができる。そして(累計)6行動ポイントを消費して定められた呪文の詠唱を行う必要があり、詠唱終了と同時にMPを2、正気度を1ポイントずつ消費することで発動できる。発動した魔術はその時点で術者が認識している対象に対し、1D6ポイントの魔力属性ダメージを与えることができる。
被害を逸らす(魔術) 防御魔術
この魔術は術者に向かう物理的な危険を脇に逸らすことで、術者をその危険から保護する為の「防御魔術」である。この魔術は一般的に迫る危険に対し手を翳し、その手を降ろすまで効果を発揮するが、それはその動作が危険を拒絶する意思を明白に示す為である。手を翳すこと自体がこの魔術の詠唱に等しく、この魔術はその定められた呪文を完全に習得さえすれば、実際に詠唱することなく即時に発動できる。習得すれば準備や詠唱要らずで使える反面、この魔術は魔力を多大に消費し、もし術者の魔力が足りなければ、危険を完全に退けることはできない。この魔術は術者が逸らしたいと考える物理的な危険に対して使用することができ、この魔術はMPと正気度をそれぞれ1ずつ消費することで発動できる。この魔術が発動すれば、その危険により生じる物理属性ダメージの総量に対し、術者のMPを消費して相殺することができる。もしダメージの総量を相殺し切れなかった場合、その分のダメージに関しては逸らすことができなかったものとして扱われ、通常通りの処理を実行する。またこの魔術によって脇に逸らされた危険は術者に当たらないものの、その近辺に危害を及ぼす可能性がある。KPはその危険の性質と状況を考慮し、妥当とする処理を実行してよい。
治癒(魔術) 肉体魔術
この魔術は術者が治癒したい者に触れることでその者の負傷や欠損、あるいは病や毒による症状を完治させる為の「肉体魔術」である。この魔術について正確に述べれば、実際にその者を治癒しているのではなく「元の状態に戻す」という魔術である。その為、先天的な病や欠損、傷が塞がり年月の経過を経て成長した者を戻すことはできない。前者は元から無く、後者は年月の経過によりそれが元の状態であると認識される為である。この魔術の何が何を以てそれを元の状態と認識しているか、元の状態を何処から参照としているのかは定かではない。この魔術は治癒対象に触れながら(合計)2D6行動ポイントを消費して定められた呪文の詠唱を行う必要があり、詠唱終了と同時にMPを12、正気度を1ポイントずつ消費することで発動できる。発動した魔術は治癒対象の(負傷/欠損/病/毒)による現象耐久力を2D6ポイント回復させ、欠損部位も完全に復活させることができる。ただしこの魔術は先天的にそれを背負った者、あるいは負傷等から1年経過した者の欠損等に効果は発揮せず、死者を生き返らせることも絶対にない。
転移紋(魔術) 門の魔術
この魔術は術者を今いる場所から異なる場所、異なる次元、異なる世界へ渡らせることのできる「門の魔術」である。門の魔術は数多くの術理と方式が存在し、この門では予め魔法陣を移動先にする場所へ描き、術者が定められた呪文を詠唱することで、術者を魔法陣の上に直ちに瞬間移動させる。描かれた魔法陣はその魔法陣固有の定められた呪文でしか起動できず、この門はあくまで地球上の物理的な地点間を移動することしかできない。汎用性においては他の門に比べれば劣りはするが、その分消費魔力は他と比べて少なく、特に何度も訪れる場所への移動には高い利便性を誇る。欠点としては魔法陣が欠ける、物などで物理的に塞がれている場合は起動できず、通常の門で見られる転移先の環境に移動者を適応されることもない。魔法陣を描く道具は描けるものであれば種類は問われず、移動対象を内側にできるだけの大きさの魔法陣を描く必要がある。瞬間移動は術者と、術者が触れているものが移動対象となる。魔法陣を描くには少なくとも1時間以上の時間が掛かり、またその際にMPを1ポイント消費することが必要がある。魔法陣への瞬間移動は(合計)3行動ポイントを消費して定められた呪文の詠唱を行う必要があり、詠唱終了と同時に現在地が魔法陣から離れている距離10km毎に1ポイント消費することで実行できる。この魔術は描かれた魔方陣がある限り、その術理を維持できる。
十獄の果実(魔術) 死霊魔術
この魔術は魔術師達の間ですら禁忌中の禁忌に属しており、この魔術に関する僅かな記述を載せた魔道書を探し出すこと自体が困難な「死霊魔術」である。
従属者召喚(魔術) 召喚魔術
この魔術は異なる場所、異なる次元、異なる世界にて術者が「従属魔術」によって、現在も支配している存在を術者の元へ召喚する「召喚魔術」である。この魔術を使用する時間帯は、昼が夜に移り変わる夕暮れ時でなければならず、標高2000m以上の場所で術者は詠唱を行わなければならない。この魔術は術者の手番時にMPを任意の値だけ消費し、(合計)3タイムポイント(9ラウンド)掛けて定められた呪文の詠唱を行わなければならない。詠唱終了と同時に召喚判定を行い、その成功率は消費したMP1ポイントにつき10%となる。召喚判定に成功した場合、術者が「従属魔術」によって支配している存在を1種選択し、術者の正面に召喚することができる。もし召喚した存在を還すのであれば、夜明け時にこの魔術の手順と判定を行い、還す対象を1体選択すれば良い。
魂の軛(魔術) 従属魔術
この魔術は術者の意のままに他者を支配する為の「従属魔術」である。この魔術は術者と他者の魂を従属魔力により結びつけ、其処から術者の意思で他者の自我を塗り潰してしまうのである。その為、自我を塗り潰された本人は支配されている間はその意識や記憶を有せず、自殺や最愛の人間を殺害せよ等の本人が絶対にしない行動すらも術者が望めば強制できる。ただしこの魔術を使用するには、術者がその対象の位置を正確に把握できる感覚機能にて認識していなければならない。つまり術者に認識されこの魔術が発動した時には、その瞬間に対象は切傷を負うということであり、この現象に対して回避を試みることはできない。逆にいえば、例えば視覚認識の術者による発動直前に、術者と対象の視線の間を覆い隠してしまうものが割り込んだ場合、その障害物にその効果が発揮してしまうだろう。また視覚認識であれば暗闇に、聴覚認識であれば大音量で、そのように術者の感覚器官自体を潰してしまえばこの魔術を無力化することができる。そしてこの魔術は、術者よりも強大なものを支配することはできず、その強大とは「規格強度値」を参照とする。この魔術は術者の手番時に、直接認識している範囲内の対象1種に詠唱を行うことができる。そして(合計)9行動ポイントを消費して定められた呪文の詠唱を行う必要があり、詠唱終了と同時にMPを8、正気度を1D8ポイントずつ消費することで発動できる。そして術者と、認識している対象のMPによる対抗判定を行い、術者が勝利した場合は対象を術者の次の手番開始時(1タイムポイント経過)まで完全に支配することができる。この魔術による支配が時間経過により解除される時、術者は既に出来ている魂の結びを利用することで、空間や距離に関係なく、再びこの魔術による支配を試みることができる。その場合は再び詠唱を行う必要もなく、直ちにMP対抗判定の処理に移ることができる。
刻思の呪い(魔術) 付呪
この魔術は術者が他に習得している魔術の力を宿させ、触れる者にその恐るべき魔術の効果を齎す特別な品物を作成する「付呪魔術」である。この魔術の定めた手順と、品物自体が豊富な魔力を貯蔵していなければ魔術を宿させることはできず、それは別途に用意しなければならない。また1つの品物に宿せる魔術は1種までであり、1度魔術を宿した品物は、この魔術の効果が完全に消失するまで変更することができない。宿された魔術は術者がこの魔術を行使した時点での規格強度値を参照し、宿された魔術は品物に貯蔵された魔力を消費し、術者が設定した条件に従って触れたものにその力を振るう。品物が物理的に破壊される、貯蔵された魔力が不足する、宿された魔術自体が解除される等した場合にこの魔術の効果は完全に消失する。術者はこの魔術に用いる品物として「最低1回は宿す魔術を確実に使用できるだけの魔力」を貯蔵しており、かつ「宿す魔術に正気を捧げ得る無垢な生贄」を用意しなければならない。術者はこの魔術の定められた呪文の詠唱として(合計)1D6タイムポイント行い、その上で更に宿そうとする魔術の定められた呪文を詠唱する必要がある。そして詠唱終了と同時にMPを2D3ポイント消費し、POWを一時的に1D6ポイント消費させることで術者の意思と魔術を品物に込めることができる。品物に込められた意思により宿した魔術の条件を設定し、この魔術で消費したPOWは時間経過で回復することはない。この品物に触れた何者かが意思により定められた条件を満たした場合に、宿した魔術を発動する為に必要なMPと正気度を品物から消費することで、その効果を適用する。
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最終更新:2019年11月03日 22:16