武蔵野鉄道オベ24客車
武蔵野鉄道オベ24客車は、平成10年と平成18年に余剰となった10・12系客車を改造した事業用(仮設便所)客車である。
概要
当時の武蔵野鉄道代表他数名はある年のコミックマーケットに参加して仮設便所を使用した。その際、仮設便所のあまりの不潔さに「もっと衛生的で快適な仮設便所が作れないものか」と考え、大規模イベントに移動して使用できる仮設便所機能をもった客車を試験的に製作した。これが、オベ24型客車である。ここでは、水タンク車ミキ20・ミキフ21型についても解説する。
コンセプト
- 清潔で快適な便所を
今までの仮設便所及び列車便所の不潔さを一掃するため、真空式便所を採用。快適な使用感、臭気の低減を実現している。走行中も便所は使用可能である。
便器の形態は和式、洋式、男子用小便器、多目的便所など一通りそろっている。
便器の形態は和式、洋式、男子用小便器、多目的便所など一通りそろっている。
- 洗面設備も設置
清潔に利用してもらうため、洗面設備も設置した。液体石鹸、エアタオルなども標準装備される。
これらの設備のために床下の多くのスペースは汚水処理、溜め込み用途の機器・タンクに占領され、屋根の多くのスペースが水タンクに占領される。
増備について
平成10年に、男子用トイレの機能を持った0番台と女子用トイレの機能を持った100番台とトイレ、手洗い用の水を供給するミキフ21型が1両ずつ武蔵野車輌製造で製造され、行田車輌製造所などでのイベントに活躍した。
その後、東鷹快速鉄道臨海急行線の開業に伴い0,100番台が4両、ミキ20型が2両、ミキフ21型が1両ずつ増備され、コミックマーケットなどのイベント時に国際展示場駅で活躍中である。
普段は行田車輌製造所内に留置してあり、コミケ前後の行田車輌製造所~国際展示場間の回送列車は通称「トイレ臨」と呼ばれ、コアな鉄道ファンがその珍妙な姿を沿線で撮影する。牽引機には、EF5100・5200型が使用されることが多い。コミックマーケット71のトイレ臨の牽引にはEF1000型が用いられ注目を浴びた。
その後、東鷹快速鉄道臨海急行線の開業に伴い0,100番台が4両、ミキ20型が2両、ミキフ21型が1両ずつ増備され、コミックマーケットなどのイベント時に国際展示場駅で活躍中である。
普段は行田車輌製造所内に留置してあり、コミケ前後の行田車輌製造所~国際展示場間の回送列車は通称「トイレ臨」と呼ばれ、コアな鉄道ファンがその珍妙な姿を沿線で撮影する。牽引機には、EF5100・5200型が使用されることが多い。コミックマーケット71のトイレ臨の牽引にはEF1000型が用いられ注目を浴びた。