東名首都圏電気鉄道大井埠頭連絡線
大井埠頭連絡線(おおいふとうれんらくせん)は、神奈川県川崎市の武蔵小杉駅から東京都品川区の東京港駅までを結ぶ東名首都圏電気鉄道の鉄道路線である。武蔵野鉄道との直通特急の運転に当たって建設された。開業は2005年。
ラインカラーは■コンテナブルー。
路線データ
- 区間:武蔵小杉~東京港
- 駅数:6駅(起点・終点含む)
- 起点駅:武蔵小杉
- 終点駅:東京港
- 軌間:1,067mm
- 複線区間:全線
- 電化区間:全線(直流1,500V)
- 閉塞方式:車内信号式
- 保安装置:ATC-IM
- 最高速度:130km/h
概要
2006年から開始された東名首都圏電気鉄道と武蔵野鉄道の直通特急の運転に際し、新橋駅での乗り入れは構造的に困難(東名首都圏電気鉄道の新橋駅に対して武蔵野鉄道の新橋駅は直角)であり、仮に新橋駅に連絡線を設けた場合、西宮北口駅に存在する阪急電鉄神戸本線と今津線を結ぶ連絡線のように、非常に半径の小さなカーブとなることは明白であった。そこで、既に存在している武蔵野鉄道東京港線の東京港駅と東名首都圏電気鉄道東名本線の武蔵小杉駅を結ぶ路線を東名首都圏電気鉄道側が建設し、そこを介して武蔵野鉄道との直通運転を実施することとした。
途中駅が設けられており、ラッシュ時は4本/時、日中・夜間は1本/時普通列車が運転され、それに加えて武蔵野鉄道との直通特急が1本/時運転されるダイヤとなっている。なお、通過利用者こそそれなりに存在するものの、路線本体の利用者は多くなく、大半の駅が2~3桁レベルの利用者しかいない。加えて「需要があるかが甚だ疑問」として特急を除いて東名本線とは直通しておらず、利用者の少なさに拍車を掛けている状況となっている。
路線名の由来は東京港駅の裏手に存在する「大井ふ頭中央海浜公園」から、ラインカラーの由来は東京港駅の裏手に存在する東京貨物ターミナルの所有者、JR貨物のコーポレートカラーからである。
使用車両
普通列車
特急列車
駅一覧
- 普通列車は表中の全駅に停車する。特急列車は武蔵小杉~東京港間ノンストップである。
駅名 | 接続路線 |
武蔵小杉 | 東名首都圏電気鉄道:東名本線 東日本旅客鉄道:南武線・横須賀線・湘南新宿ライン 東京急行電鉄:東横線・目黒線 |
久が原 | 東京急行電鉄:多摩川線 |
池上本門寺 | - |
平和島 | 京浜急行電鉄:本線 |
流通センター | 東京モノレール:東京モノレール羽田線 |
東京港 | 武蔵野鉄道:東京港線 |