東京新都心高速0600系
0600系(ぜろろっぴゃっくけい)は東京新都心高速の通勤型電車。
1980年より東急車輛製造にて製造された。
1980年より東急車輛製造にて製造された。

概要
国鉄との直通運転の計画が立ち消えになった結果、車両設計の自由度が広くなったこと、各車両メーカーの軽量ステンレス車の製造技術が確立されてきたことを受け、東京新都心高速としては初のオールステンレスの車体を始めとして様々な新機軸を取り入れた。
外観は側面こそごつごつとしたコルゲートが目立つものの、前面は流行のブラックフェース・角型の前照灯・黒地白文字の方向幕を採用してシャープな印象を持たせた。
前面の非常用貫通扉は若干助士側にオフセットさせ、運転台を広くとった。
前面の非常用貫通扉は若干助士側にオフセットさせ、運転台を広くとった。
主回路制御においては、0500系にて実績のあるバーニア制御は生かしつつも、直巻電動機のまま回生制動を使用可能とするため、近鉄式の界磁位相制御を採用した。
台車は枕バネに空気バネを採用。
屋上の通風器はグローブ型から角型押込式に変更。冷房装置はAU75G。
沿革
急行の8両編成化直後の登場のため、新造時から6M2Tの8両編成で落成している。
ただし、回生ブレーキを生かした「省エネ電車」が売りである本形式はラッシュ時を中心に各停がメインの運用が組まれ、結果として新都心線全体のスピードアップに貢献した。
ただし、回生ブレーキを生かした「省エネ電車」が売りである本形式はラッシュ時を中心に各停がメインの運用が組まれ、結果として新都心線全体のスピードアップに貢献した。
0700系や0800系の登場後もそれらと混在して運用されていたが、急行(と一部の各停)の10両化や2000系・4000系・1000系の登場に伴い徐々に置き換えられ、現在は半数以上が廃車となっている。
添付ファイル