概要
TS2300系は主に分割運用に使用されるため、10両固定編成は旧型が運用されていたため、それらを置き換えるためと、立川セントラルラインの増発・スピードアップ用に新製された。
そのためTS2300系などに比べると大人しめのスペックとなっている。
そのためTS2300系などに比べると大人しめのスペックとなっている。
車体
軽量ステンレス製車体で、屋根肩部は東急9000系や京王9000系などと同じ手法で仕上げられている。
機器構成
主制御装置は東洋電機製造製の2レベルIGBT-VVVFインバータ。
主電動機・集電装置も同じく東洋電機製造製である。集電装置はPT711R型シングルアーム式パンタグラフ。モハ2620は予備・霜取り用として2基搭載。
主電動機・集電装置も同じく東洋電機製造製である。集電装置はPT711R型シングルアーム式パンタグラフ。モハ2620は予備・霜取り用として2基搭載。
ブレーキは従台車優先遅れ込め機能付き電力回生(純電気)併用電気指令式。応荷重制御も備える。これに直通予備、耐雪、発電ブレーキも装備。台車はボルスタアンカ付きダイレクトマウント台車で、最近の車両の殆どにボルスタレス台車を採用している東鷹快速鉄道においては珍しい存在である。
東鷹快速鉄道グループ独自の列車情報管理システム「MIMS」(Mikuru information Management System)を搭載。ほとんどの機器はこれにより制御する。
保安装置はATS-M、東急CS-ATCを装備。
保安装置はATS-M、東急CS-ATCを装備。
主要諸元
起動加速度 | 3.4km/h/s |
営業最高速度 | 145km/h |
減速度 | 4.9km/h/s(通常) 5.2km/h/s(非常) |
全長 | 20,000mm |
全幅 | 2,798mm |
軌間 | 1,067mm |
電気方式 | 直流1,500V |
モーター出力 | 186kW |
編成出力 | 186kW×24=4464kW(10両編成) |
駆動装置 | TD平行カルダン歯車形たわみ軸継手方式 |
電動機 | 三相誘導電動機 |
制御装置 | IGBT-VVVFインバータ制御 |
ブレーキ方式 | 回生制動併用電気指令式空気ブレーキ(HRDA-2) |
保安装置 | ATS-M,CS-ATC |
編成組成
M1c 2610 | M2 2620 | T 2630 | T 2640 | M1 2650 | M2 2660 | T 2670 | T 2680 | M1 2690 | M2c 2600 |
6M4Tの10両固定編成。ただし編成を組み替えれば5+5で使用できるように先頭車に分割併合装置を備えているため、TS2300系の代走に使用することもできる。
添付ファイル