2020-04-08

Twitterで公開されたSSを引用しています。
引用元:桜瀬彩香氏Twitter(@kusurinomamono https://twitter.com/kusurinomamono

前 2020-04-07 怖がらないで
後 2020-04-12 パンの日

思い出してみると


本日の更新はお休みとなります。
こちらから、薬の魔物のSSを上げさせていただきますね。
お題は「思い出してみると」で!
https://twitter.com/kusurinomamono/status/1247823436778369024?s=20

ネア
「ぼんやりと覚えているのです。あの日、私は美味しい杏のお酒を飲んでいました」
「ご主人様…」
「わーお。悪酔いして、アルテアを狩った日の事だぞ」
「…おい。狩られてないぞ」
「むむ、アルテアさんを狩ってしまったのです?」
「君は、アルテアに一万倍にした葡萄酢を飲ませたからね…」

ウィリアム
「うーん、確かに飲み過ぎたか」
「むぅ。私は暫くの間、ウィリアムさんを椅子にする事になりました」
「はは、すまないな。疲れていたみたいだ」
「まぁ、それでなのです?」
「おい、そいつの場合はわざとだぞ」
「ありゃ。腹黒いぞ」
「ネア、もう少しこのままでいいか?」
「はい」

かいいん
「おや、あの魔物は、前回にも印付けした者ですね」
「では、そろそろ排除時かもしれないな。会長?」
「シルハーンに対しても敵意を持っているようだ。ミカ、任せても?」
「勿論だ。任せてくれ」
「それと、案件658は、ウィーム領主の会に任せてある。バンル達が適切に処理するらしい」

グラフィーツ
「そう言えば、俺の知る人間もそんな指癖があったな…」
「まぁ、グラフィーツさんのお知り合いの方も、ピアノを弾く時に?」
「リズム感は正常だった。歌声も素晴らしかったがな」
「…自損事故に遭いました」
「で、この曲はどうなったんだ?」
「ぐ、ぐぬぅ」
「ではもう一度だ」

ゼノーシュ
「あのね、僕グラストと行きたいところがあるの」
「ん?これから出かけるか?」
「いいの?沢山動くけど、疲れてない?」
「ああ。どこに行きたいんだ?」
「わぁ!じゃあ、これからお出かけしよう!あのね、この前が楽しかったからグラストとまたスケートしたいな」
「よし、行こう」

ヒルド
「ふと思い出したのですが、あの絨毯はどうなりました?」
「そう言えば、見かけないな。ヒルドが修繕に出したのではないのか?」
「私は出しておりませんよ。ネイ?」
「…え、ええと、僕が修繕に出してる、かな」
「と言うことは、また絨毯に何かしましたね?」
「ありゃ。何で分かるの?」

ヨシュア
「ほぇ、これ何だろう」
「知りませんよ。あなたが買ってきたのでしょう」
「でもこれ、…ほぇ、イーザにあげるやつだ」
「…私に、ですか?」
「うん。家族に氷河の酒を飲ませたいのだろう?渡そうと思って買ったのに、忘れていたよ」
「…あなたは、時々…」
「ほぇ?どうしたんだい?」

アルテア
「おい、ここに用意しておいたタルトはどうした?隠しておいた筈だが?」
「なんのことかわかりません」
「ほお?ここに来られない時の為のものだったが、その時はもう諦めるしかなくなるな」
「ぎゃ!」
「そもそも、いつあれだけのものを余分に食べたんだ」
「なんのことかわかりません」

本日はここまでとなります。
お付き合いいただき、有難うございました!


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最終更新:2022年05月07日 12:13