誕生日前夜
本日の更新は、お休みとなります。
代わりにこちらで、
薬の魔物のSSを上げさせていただきますね。
ネア
「大切な伴侶のお誕生日は、前の日も余す事なく楽しみたいので、今夜は夜の街にお茶を飲みに行きませんか?」
「ご主人様!」
「栗の一口ケーキもあるのだとか。…じゅるり」
「可愛い。三つ編みを持つかい?」
「手を…」
「君は、三つ編みを引っ張るのが好きだからね」
「なぜなのだ」
アルテア
「おい、あいつは事故ってないだろうな?」
「わーお、安否確認に来たぞ…。ネア達なら、夜のお茶会に出かけたよ」
「まさかとは思うが、あの二人だけで行かせたのか?」
「え、過保護だって」
「あいつの引きの良さを忘れたとは言わせないぞ。…ったく、確認してきてやる」
「ありゃ…」
ウィリアム
「悪いが、明日はどうしても外せない予定がある。この戦場が鳥籠規模になるようなら、適当に中枢を削り落としておいてくれ」
「最近、雑になってきていません?レイノに会いに行くなら、僕も行きたいなぁ」
「シルハーンの誕生日だからな」
「おっと、それは、邪魔したら障るやつですね」
ヨシュア
「ほぇ。卵を揚げたのが食べたい」
「明日は夕方からの訪問にしたでしょう?あの料理は、昼食用だと思いますよ」
「僕は、卵の揚げたのが絶対に食べたいんだよ!」
「いいですか。下僕たる者、主人から与えられた料理は、文句を言わずに食べるように」
「ふぇ、会の規則が出てきたよ…」
オフェトリウス
「悪いが、明日は昼から外に出て来る。この案件は片付けておいたが、何か問題があるようなら、皆で対処しておいてくれ」
「
ドリー様も同じような事をおっしゃっていましたね。さては、また第一王子の護衛ですか」
「少し違うが、目的地は同じだな。…ん?この交際費は払えないぞ?」
アイザック
「ミンク、真夜中迄に一通りの魔術書の階位上げをしてしまいましょう。高位の物は変質が手に負えなくなりますから、慎重に。中階位の魔術書迄にしておいて下さい。私は、私用の調整がありますので、今日は帰ります」
「はい。ではリストにある魔術書は、外に出して祝福に触れさせますね」
ミカ
「今夜は、例年よりも真夜中の祝福を増やす事にした。食楽の祝福も増やしてあるので調整が必要になるかもしれない」
「ミカ様は、かい…明日の夜はお出かけのご予定ですよね?」
「ああ。この真夜中からは一年で最も万象の祝福が、より潤沢になる夜だ。この機会に、お前達も触れておくといい」
ジルク
「はぁ、今年は、ご主人様からのシュプリの注文がなかったなぁ。ま、その代わりに、ウィームに格別の祝福が得られる日と知ったからには、早速、こちらの商隊をウィームに滞在させる手続きを…。んん?何で入領規制さんぞかかっているんだ?…くそ、こりゃあ、
アイザックの奴の仕業だな?!」
ドリー
「
ヴェンツェル、明日もウィームに行くつもりだな?」
「今年は、父上から、そちらを優先して構わないと言われている。あの方に手首を捻られたそうだが、許可も取って下さったそうだ」
「それならいいが、きちんと挨拶には行くんだぞ?それと、今夜は体を冷やさないように」
「
ドリー…」
アルテア
「おい、妙なものに手を出すな!」
「まぁ、通りすがりの
アルテアさんです」
「あんな毛皮なんて…」
「お前は、歩けば歩くだけ、余分を増やすつもりなのか」
「まぁ、あやつは通りすがりの…手帳?ですよ」
「それと、屋台のミルクティーも飲む気なら、あっちの店にしておけ」
「むむ!」
ヒルド
「それで、この有り様は?」
「ごめんなさい…」
「まったく。水やりをしたばかりの花壇に入った後は、足を洗うようにと言いませんでしたか?」
「何でかな。狐姿だと、まぁいいかなって思っちゃうんだよね」
「ネイ?」
「ごめんなさい…」
「家事妖精を呼びますから、掃除を手伝うように」
ウィリアム
「…あの王子が厄介だな。少し黙らせておくか」
「
ウィリアム、私情は交えないで下さい」
「いいのではないか。あの人間には、別の仕事の関係で辟易としていたところだ。こちらで削っておこう」
「ナイン?!」
「そうすると、少し余裕が出来そうだな。テントで休んでから行けるか…」
ギード
「明日は夕方から出かけて来る。ここにある無花果と林檎は皆で分けてくれ。それと、美味しい塩漬け肉も貰ったんだ。…ああ、それは良くないものが来た時用の仕掛け魔術になる。その時はここに触れてくれ。あんたには、俺が魔物である事を知っていて貰って良かった。群れのみんなを頼む」
ほこり
「ピ!ピギャ!!」
「明日はシルハーンの誕生日なんだな。勿論、ウィーム迄は俺が送ろう。一緒に行こうな」
「ピ!」
「いえ、今年は結構ですよ」
「ルドルフ?君は忙しいだろう。この城だけでなく、自分の統括地もあるんだ」
「ピ?」
「俺は、ウィームの友人に会いに行くついでだからな」
エーダリア
「っ、
ノアベルト…」
「ありゃ、庭に何か収集に行くのかな?」
「その、ディノの誕生日になった直後からは、祝福が強まるからな。白薔薇の育む祝福結晶を…」
「うーん、それなら僕も一緒に行くよ。それと、
ヒルドに見付かると怒られるから、早めに切り上げよう」
「ああ。助かる!」
バンル
「エイミン、明日の夜は飲まないか?」
「ああ。構わないが、万象の慶事だからか?」
「ドロシーのまじないが、
エーダリア様の為の守護を招いた記念日だ」
「そうか、…そんな事を、去年も聞いたのを忘れていた」
「ドロシーの為の席も用意するが、気にしないでくれ」
「勿論、構わないさ」
ネア
「…ノア、例の情報は変わりありませんか?」
「ありゃ、何で
アルテアがいるのかな」
「街で拾ったのです」
「やめろ。そんな訳あるか」
「例の熊は、今のところ異常なしだよ。夜のカフェはどうだったんだい?」
「栗のケーキが美味しかったのですよ!ディノ?」
「ネアが、毛皮に浮気した…」
グレアム
「明日は、我が君の為に手配をしなければならない事が沢山あるな。もしもの事がないように、禁足地の掃除は済ませておいたが…。それと、明日の服はこちらにするか…いや、こちらだな。…やはりこちらにするか。ハンカチは三枚は必要だな。…やはり、もう一度禁足地の森を見回った方が…」
以上となります。
お付き合いいただき、有難うございました!
明日からの更新はディノのお誕生日のお話となりますので、今回は、敢えてディノの目線のSSは入れませんでした。
最終更新:2022年05月07日 15:10