基本情報
| 種族 |
魔物 |
| 名称 |
万象の魔物・ディノ |
| 階位 |
魔物の第一席 |
| 爵位 |
王 |
| 司るもの |
「万象」 理を司るもの |
| 系譜 |
系譜・季節の系譜ともに描写がないため不明 |
| 性別 |
男性 |
| 所属 |
なし ただしネアを介してリーエンベルクの守り手を担う |
| 契約相手 |
ネア 歌乞い 兼 婚約者→伴侶 |
概要
- 初登場:「ネアハーレイ」
- 蝕の際の姿:
- 統括情報:なし
- 城:
今代のこの〝世界層〟の万象を司る魔物にして、すべての魔物たちの王。
→世界設定
万象を司るがゆえに、老獪さと幼さを同居させる完全で不完全な存在。
終焉を司るウィリアムや、
選択を司るアルテアが、司るものの役割を明確に果たすのとは異なり、穏やかにただそこに在ることこそが役割。
第二席ですら敵わないほどに明らかな力の差がある一方で、誰よりも魔術の理に縛られる存在でもある。そのことは自身が一番よく理解しており、ネアが事故に巻き込まれて何処かへ引き落とされた場合でも、ディノ自ら迎えに行ける条件が揃うことはほとんどない。それゆえに歌乞いを得た魔物としては破格の寛容さを切り出し、時には不愉快さを我慢してまでネアに多くの守り手を与えている。
- ネアとの出逢い
- 自身の司るこの世界のどんなことも知り尽くしたとして、ただひたすらに永きを退屈に過ごし、心の動かし方も判らずにいたところ、ある時たまたまネアのいた世界層を覗くことの出来る窓のようなものを見つけ、そこでネアを見かけた。しばらくネアを観察するうちに、ネアがたった独り取り残された家で家族を愛し、静かに生きる様に、自身の世界層に連ならない彼女こそが自身の心を動かす恩寵なのかもしれないと強く望むようになった。
- 実は呼び落とした後のネアの生活水準や待遇、嗜好をディノなりに考え、ネアを呼び落とすのに必要な魔術的対価期間を事前に済ましておいたり、練り直した後のネアの身体に持つ色彩にこだわるなど、十分な準備期間を経て、また敢えてウィームを選んで呼び落としている。
ネアとの歌乞い契約において、ディノは当初から一貫して「ぞんざいに扱ってほしい」ことを願う。
アルテアやウィリアムを以てしても〝万象の心は読み解きにくい〟ことからも窺えるように、万象の持つ精神圧や無意識に他者を従えてしまう力など、特等の存在であるがゆえに生じた他者との乖離により、これまで誰とも寄り添えなかったことに起因している。
当然ながら対人関係に関してはまったくの無知と言わざるを得ず、そのため包丁の魔物などから聞きかじった私見や一例を一般的な価値観と勘違いしており、結果的にネアに対する振る舞いが多少なり偏向している面もある。
加えてネアが自身の恋愛方面ではかなりの鈍感であることも災いし、奇跡的なすれ違いが延々と続くこととなった。
なお、勘違いに起因した反応の一例としては、ネアが手を繋ごうとすると恥じらい、三つ編みを差し出してくる点。手を繋ぐなどの、ディノ曰く大胆とされる行為によって時々「ディノはお亡くなりになってしまいました」状態となる。
ちなみに先天的な気質か、ネアと出逢ったことによる後天的開花かは不明だが、躾をされることをひとつの悦びあるいは恩寵の一環としており、ネア曰く「ディノがそれを許してくれる範囲ではネアのほうが上位」ということで、たびたびネアを「ご主人様」と呼ぶ。
「ぞんざいに扱うこと」を歌乞い契約の主な要求としてしまったこと、ディノの語彙力の危うさ、またネア自身の異なる世界層や種族性による文化の不一致というフィルターのせいもあり、ネアをディノの膝の上に乗せる、など一部の本来色香めいたご褒美さえも被虐心からの要求と捉えられている節がある。
ネアと生活を共にするようになってからは、自身が少なくとも人間社会に関して無知であることや下位の魔物の生態を知らないなど、この世界には自身の知らないことが山ほどあるということは理解した模様。魔術が絡まない日々の事件では、対処に困ってよくネアの後ろに隠れている。
言語化に関しても、対人関係を構築してこなかったことによって、ネアと出会った当初はかなり語彙に乏しく、うまく伝えられないことの方が多かった。
前述の他者を従えてしまう力については、ほぼ自動的に傅かせてしまっていたのを、ネアが「しないように」と言ったその一言で手放すことができた。これも歌乞いを得た恩寵のひとつであるという。
変化しないとされていた魔物の性質について「泳げなかったのに練習で徐々に泳ぐ距離を伸ばした」ことで定説を覆したり、ネアを歌乞いとして得た恩寵は確実にディノに変化をもたらしている。
来歴
- 派生
- この世界層において、〝世界〟は幾度か代替わりを繰り返しており、「万象を司る者」が崩壊すると転換期が訪れ、「終焉を司る者」が世界を滅ぼし、最後に終焉の崩壊を以て〝世界〟は終わる。
- ディノは、そんな前世界の跡形もない荒涼としたまっさらな場所に新たな「万象」として派生した。またそれは新たな〝世界〟の始まりでもあった。
- 呆然とするばかりのディノの近くでやがて終焉と選択が派生し、いつの間にか、しばらく目を覚まさないままの状態で塩の魔物が派生していたという。
- 心臓事件
- 千年ほど前(※198時点)の夜、絶世の美女と謳われた妖精の女王(闇の妖精の女王)の求愛を、魔物の王が断ったとき、塩の魔物が舞踏会の余興の一つとして王に呪いをかけようとした。
- これは妖精の女王に恋をしていた多くの男達を喜ばせる為の余興でもあり、また、呪うまでもなく誰もがそうだろうと信じていたことでもあった。シルハーンの気質からしても、己が呪われることさえ面白がるであろうと思われたものの、王は、塩の魔物の心臓を抉り出し、一羽の月光鳥に変えてしまう。
- その場にいた魔物達が無責任に笑いさざめく中、唯一グレアムが怒り、ギードは客達を追い出した。ウィリアムがノアベルトを連れて帰り、帰り道で叱ったが、この当時のノアベルト自身は、心臓を取られても面白がっていただけで、ウィリアムに叱られた意味も分かっていなかった。階位落ちしたことも、身軽で楽だしいいかなと肯定的に捉えていた。
- この後、かつてのようにノアベルトはシルハーンの友人であるように振る舞うことはなかったが、決して会わないということもなく、また、シルハーンに対する嫌悪感もなかったが、王の心の動きを理解することもなかった。
抉り出された心臓は、見事な一羽の月光鳥となり、世界を彷徨っているという。取り出したディノ自身も心臓が鳥になったことには驚いたという。
- 統一戦争
- 統一戦争時には、特に理由なくヴェルリアに手を貸し、リーエンベルクの結界に穴を開けている。
性格
風貌
容姿
髪:白に虹色の多色持ち。淡い真珠色。「白を基調としたどんな色をも持っている虹色の髪」。「淡い金色や桜色、水色と灰色にミントグリーン」、「とてつもなく上品に均整の取れた奇跡の白虹色」など。
作者の活動報告によると、「白に虹色の艶のある髪(ホワイトオパールや真珠のような色です)」。
瞳:水紺色。
「水に滲んだ紺色の瞳」、または「滲むような水紺の瞳」で、「淡い紺色の中には菫色やパライバグリーン、葡萄酒色と、これまた万華鏡のような彩り」があり、「白銀と菫色の斑点」や、「白とも白金ともとれる光彩が散らばる」。
ディノの瞳の比喩描写は特に多様で、「夜明けの空のような、多色性の瞳」「夜明けの複雑な色彩の空」「夜明けの空とも明るい夜空とも思える澄明な紺色の瞳」や、端的に「夜明けの色の瞳」「夜明け色の瞳」、もしくは「イブメリアの夜のような瞳」など。
口調
服装
擬態
愛称・別称・偽名
シルハーン
万象を現す言葉。
ディノ
正しく、名前。そして愛称としても用いられる。
不愉快な人にも許可を出してその不愉快さを楽しむというような遊びをしていた過去がある為、ネア以外にも呼ぶ者がいる。
万象
魔物として恐れるべきもの、シルハーンを指す。
シル
主にノアベルトが呼ぶ。
魔術・武器
関係性・立ち位置
- ネアとの関係
部下・系譜
趣味・嗜好
- 好きなもの
- ネア
- ネアとの諸々の記念日
- ネアに髪を乾かしてもらうこと、ネアに髪を三つ編みにしてもらうこと。
- ラベンダーとミントグリーンのリボン(髪を結ぶ用)(ネアに買ってもらった最初のリボン)。
ご褒美リスト
対価としての欲求は、ぞんざいに扱われること
- 椅子になる(初出 第3話)
- 爪先を踏んでもらう
- 三つ編みを引っ張ってもらう
- 就寝時に馬乗りになってもらう
- 頭突きをしてもらう
- 怒られる
- ばしばし叩いてもらう
食嗜好
グヤーシュや、
卵串揚げ。
酒類を除き、素朴な刺激の少ない食べ物を好む。(ネア曰くお子様舌)
「うーん、汁っぽいのものが好きかもしれないな。グヤーシュとかシチューとか、あまり冒険はしてなかった筈だ」(126、
ウィリアム)
ネアの焼いてくれたパンケーキやフレンチトースト。
ネアが作った料理(果物をネアに切ってもらっただけでネアの手料理として認識するのがかわいい)。
[2018年 10月19日 (金) 16:04]
「
薬の魔物の解雇理由、登場人物の容姿・服装につきまして」ディノの容姿について詳細な記述
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最終更新:2026年06月25日 11:07