その理由は
本日の更新はお休みとなります。
代わりにこちらで、少しですが
薬の魔物のSSを書かせていただきますね。
ネア
「おかしいのですよ。昨夜まで、ここにはタルトが三切れとパイが二つありました」
「うん。パイは一緒に食べたかな」
「はい。そして私はタルトを一切れ追加しました」
「ほお?それは本当に一切れか?そもそも、残数が最初からおかしいだろ」
「不思議ですねぇ。何一つ残っていないのです…」
ディノ
「巣がなくなった…」
「ディノ、落ち着いて聞いて下さいね。もうこの季節なので、冬用の毛布は片付けましょう。必要なものだけ戻して、新しい巣にしましょうね」
「季節が変わると、巣は作り替えなければいけないのかい?」
「毛布にも休息が必要ですからね」
「そのようなものなのだね…」
ノア
「また出かけていたのか」
「
アルテア…。ええと、ちょっとデートにね。もしかして、銀狐を洗ってくれたのかな?」
「お前も少しは面倒を見ろ。一度も洗ってないだろうが」
「ぼ、僕は洗って貰う方が好きかな…」
「お前に任せると、浴室で溺れさせそうなのは確かだな」
「うん!だからだよ!」
ヒルド
「また言えなかったのですか?」
「だってさ、庭を歩いてきただけなのに、足を洗われて肉球クリームを塗り込まれたんだよ。泣いちゃうよね…」
「やれやれ、いつになったら言えることやら」
「もしかして、
アルテアが狐なしじゃ生きられなくなってからの方がいいかな?」
「それはやめなさい」
エーダリア
「
ヒルド、…なぜ私の部屋にいるのだ?」
「今晩は、珍しく食事を残されていたでしょう」
「
ノアベルトが
アルテアと狐の話をするからだ。食欲が…」
「成る程。それが理由でしたか。てっきり、また体調を崩されたかと…」
「心配をかけてしまったな。っ、着替えは一人で出来るのだぞ?!」
ウィリアム
「おっと、寝惚けていたみたいだな。すまなかった」
「むぐ。
ウィリアムさんにいきなり捕獲されました」
「昨晩は系譜の者達の躾をしていてな。仕事を終えるのが遅かったんだ。すっかり熟睡していたらしい」
「しつけ」
「これでも上司だからな」
「ふむ。それで寝不足だったのですね!」
アルテア
「これは何です?」
「お前が余分に食わないように、指定された日にならないと開かない箱だな。タルトはこの中だ」
「ぎゃふ!」
「いいか、どんなに食べようと、一晩に二切れまでだ」
「…では、オフェトリウスさんのお土産を食べまふ」
「…は?」
「こちらで補うのですよ…」
「おい…」
ニエーク
「…
グレアム?」
「いいか、この季節に城を出るな。危うく街道で馬車に轢かれるところだったぞ」
「そうか。ご主人様に会いたくて、彷徨い出てしまったのか…」
「今月の会報だ。君を城から出さない為に、ページ数を増やしてある」
「そうか!これで暫くはご主人様に触れられるのだな…」
以上となります!
お付き合いいただき有難うございました。
なお、ニエークは、街に出かけたものの、暑くて倒れていたようです。
街の騎士から報告を受け、
バンルが保護して
グレアムに届けてくれました。
最終更新:2022年05月07日 16:02