扉
本日の更新はお休みとなります。
代わりにこちらで、少しですが
薬の魔物のSSを書かせていただきますね。
ネア
「むぅ。衣装部屋の扉が閉まりきっていませんが、まぁいいでしょう」
「…少しも良くないだろうが。お前の情緒はどうなっているんだ!」
「謎に叱られていますが、本来、勝手に衣装部屋に品物を増やしに来る魔物さんは想定しないのですからね?」
「
アルテアなんて…」
「都度、扉は閉めろ!」
ディノ
「ネアが虐待した…」
「まぁ。もしかして後ろにいたのですか?知らずに扉をばたんとやってしまいました。…どこも欠けていません?」
「欠けてはいないかな…」
「挟んだりもしていません?手を見せて下さい!」
「…虐待する」
「なぜどちらも虐待なのだ…」
「ありゃ。シルを泣かせてるぞ」
エーダリア
「ヒ、
ヒルド!
ノアベルトが!!」
「…どうされました?」
「扉の前で立ち止まっていたのに気付かなかったのだ。そのまま扉を閉めてしまって…
ノアベルトが…」
「やれやれ、扉に尻尾を挟むのは何回目ですか?」
「す、すぐにネアの傷薬を貰って来るからな」
「…おや、逃げたようですよ」
ノア
「尻尾がなくなりそうだったから、今日は僕の大事な女の子に優しくして貰おう…」
「あらあら。一昨日は指も無くなりそうでしたよね?」
「あれは、別れた女の子に扉に挟まれたんだよね。僕が魔物じゃなかったら、指先は残らなかったと思うよ」
「どうして挟まれてしまうのかな…」
「ありゃ…」
ヒルド
「…まったく。そこで警戒するくらいなら、普段から扉に挟まれないよう気を付ければいいでしょう。わざわざ抱き上げるのは、
エーダリア様くらいですよ」
「…怯えているのではないか?やはりここは…」
「ここで甘やかすと何も出来なくなりますよ」
「しかし、私のせいなのだ…」
「やれやれ」
ウィリアム
「おっと。
ノアベルトがいたのか。危うく扉に挟むところだったな。…い、いや、挟まったりはしないよな」
「まぁ。狐さんがけばけばに」
「…ネア、一つ確認したいんだが、さすがに
ノアベルトはこの姿でも扉に挟まらないよな?」
「先週は二回挟まってムギャワーでしたよ?」
「そうか…」
ゼノーシュ
「…
ゼノーシュ、扉の向こうに誰かいなかったか?」
「あのね。外の竜は僕が捨てて来るから、
グラストは絶対に開けちゃだめ」
「そ、そうか。怪我をしないような。俺が出て話をしようか?」
「僕、捨てて来るの得意だから大丈夫。どうして竜は、すぐに
グラストやネアに懐いちゃうのかな…」
アルテア
「…おい。元の姿に戻って、自分で対処しろよ。…いや、おかしいだろ。何で扉に挟まってるんだよ。…くそ、爪まで割ったのか。…おい!ノ…狐が外扉に挟まっているぞ!」
「ぎゃ!また狐さんが!」
「無理な通り抜けはさせるな。それと、負傷箇所用に傷薬を使うぞ」
「ほわ。手厚いです…」
以上となります。
皆様も、扉への力いっぱいの挟み込みにはご注意下さいませ…。
最後までお付き合いいただき、有難うございました!
おまけ
「…
アルテアが凄く優しかったんだけど…」
「
ノアベルト、
アルテアにあまり負担をかけるな。堪らず飲みに行ったみたいだぞ」
「言っておくけど、僕
ウィリアムにも扉に挟まれた事あるからね?」
「…そうなのか?」
「
ノアベルトが…」
「ディノ様。この場合は、挟まれるのも問題ですからね?」
最終更新:2022年05月07日 16:09