概要
仕立て妖精の王女で、伴侶は
ルグリュー。
新緑色か萌木色の髪と瞳。
秋告げ・春告げの舞踏会などの折々に、
アルテアの専属チームとしてネアのドレスを仕立てに来てくれている。
階位・司るもの
仕立て妖精の王女。シー。
家族構成
母:仕立て妖精の女王
父:(戦乱で死去)
弟:
セシィ
義父:森の賢者
容姿
きゅっと括れた細い腰に、長く細い手足という理想体型(仕立て妖精は、元々理想体型の者が多い)。
身長はネアよりも高い。
髪:
鮮やかで瑞々しい新緑色、もしくは鮮やかな萌木色。瞳と同じ色。
毛束がくるっと跳ねている、少年のように短い巻き毛のショートヘア。
瞳:
鮮やかで瑞々しい新緑色、もしくは鮮やかな萌木色。髪と同じ色。
くりくりと大きな目。猫のような瞳。
香り:
瑞々しい果実のような甘くて爽やかな香りがする。
性格
聡明で、仕立て妖精らしく鋭い観察眼を持っている。
口が上手で、商売上手でもある。
衝動的で短慮なところもある。
本能的な嗜好として、終焉の系譜が大嫌い。
体質が合わないので、耐えがたく苦手。
ウィリアムから、シシィならネアの女友達になってもいいと思われているが、本人は危険物には近付かない主義。
その抜かりのなさから、「どこかダリルに似ている」とのウィリアムの評。
仕立て屋としての気質・立ち位置
新進気鋭の仕立て屋。
色と温度感がある艶やかなもの、素材や形に凝ったものが好き。
露出の多いドレスもよく手掛けるが、決して品のないものにはならず、上品に仕上がる。
元々気に入った女性の身を飾るドレスが得意で、女性の服しか作ってこなかったが、
ルグリューに出会ったことをきっかけに、男性のための服も作るようになった。
シシィが仕立てたルグリューの服を見たアルテアにより、アルテアの専属の仕立て班の一人となる。
アルテアがネアのドレスを仕立てる際には、毎回仕立て屋として呼ばれるほど腕とセンスが良く、アルテアの嗜好と合致してもいる。
仕立てに関することではどんな高位の者の介入も跳ねつけるが、これはシシィ独特のものというより、仕立て妖精全般の気質。
採寸の際には、胸や尻を掴みがち。仕立て妖精は本来、目で見るだけで採寸できるが、シシィには触れて形を確かめる癖がある(ヒルド)。
採寸の際、姿勢の癖なども指摘してくれる。
かぎ針を使って編み物を作る際、細い細い糸で素晴らしい花を作り、祝福を強めてわざと咲かせてしまって、半分編み物で半分本物のお花という不思議な装飾にすることもある。
アルテアやネア等の他、上得意は多く、ウィームにもよく出没する。
出歩くときは主に魔術の道を使う。
履歴
関係性
―アルテア
アルテアとは、295時点から200年ほど前の数年間付き合って以来、縁が続いている。アルテア的には片手間の付き合いだったらしい。現在は顧客のような腐れ縁のような関係。
昔の男であるアルテアに、伴侶のルグリューをでくのぼうなどと貶されるのが大層腹立たしい。報復として、ネアのドレスの仕立てを通してアルテアに復讐するのが楽しい。
―ネア
ネアのことはアルテアのお気に入りという認識から、前述の通り、アルテアへの復讐の道具にしがち。
ただネア自体のことも、創作意欲をそそる良い顧客として気に入っている模様。
「それも勿論ありますが、ネア様はね、とっても創作意欲をそそるんです。理知的で清楚なお顔にこの体と、力強いその言動。過去に私の夫を禁術の材料にしようとしたあの男が、目元を押さえてくらりとしたり、他の舞踏会の参加者から隠そうとじたばたするところを思うと…………」(870)
ただ、危険物には近づかない主義なので、距離はこれ以上縮めたくない。
―
ウィリアム
ルグリューを助けた一件から、ウィリアムのことは認識しているはずだが、690では認識していなさげなので、設定が途中で変わったのか、別の事情があるのかもしれない。
―
ヒルド
ヒルドの女性嫌いもあり、相性は良くない。価値観の相違から、ネアに悪影響を与えないか警戒されている模様。採寸や着付けの際、よくシシィの監視に来て、採寸の際にネアに過剰に触ったり、過激な発言をしたりすることを咎めて、羽の付け根を持ってつまみ出すことが多々ある。
余談だが、シシィは腰がぎゅっと括れていて手足が細いので、ヒルドに羽の付け根を掴まれて運ばれてゆくと酷くか弱い感じがする(ネア)。
―
ダリル
5年に一度くらいしか会えないものの、いい飲み仲間。気が合う模様。ウィリアムからは似ている2人だと評されている。
―サラフ
風竜の長・サラフとの付き合いもルグリューを通してあり、何度か夫婦の家に泊めたことや、サラフの妃の服を仕立てたことがある。
仕立てた服一覧(相手別)
- ネア
- 春告げの舞踏会(1回目)のドレス(295、346、347、348~)
- 秋告げの舞踏会(1回目)のドレス(504、518、519~)
- ネアのセーター(デザインのみ、602)
- 春告げの舞踏会(2回目)のドレス(690、715、716~)
- 秋告げの舞踏会(2回目)のドレス(870、885~)
- 別の大口注文(957)
- イブメリアのドレス(967)
- 林檎の魔物と白百合の魔物(871)
- 亡き林檎の魔物のための真紅のドレス(妻が何でもない日にも着られるような華やかな色のドレス)
- 白百合の魔物のための冬用の外套
- かつて依頼されるはずだった夏至祭のドレス
- (それから多くの美しいドレスを経て)最後の夏至祭のドレス
- その他
- 薔薇妖精の花嫁衣裳(デザインのみ、430)
- 卵を持つサラフの妃のドレス(サラフ、758)
- たくさんの喪服(871)
- 呪いに侵食されて動けなくなった令嬢の為のドレス(871)
- 大きな石にされた令嬢の為のドレス(871)
- ルグリューの服(2人の結婚式で、871)
- アルテアの足の型をネアに横流ししてくれた(957)
- シシィ自身の服一覧
- 活動的なパンツスーツのような服装(295)
- 春らしい淡いピンク色のパンツスーツ姿(346)
- 陽光の結晶石と辛子色のドレス(504)
夏が終わって秋が始まるこの季節、シシィの纏う色彩は夏の終わりと秋の紅葉のどちらにも受け取れるという、はっと目を惹く華やかさがある。(504)
- 春のあでやかさを感じる、柔らかいミモザ色のパンツスーツ(715)
- 柔らかなピンクベージュのパンツスーツ(870)
秋というよりは桜の木のような色合わせなのに、ぬくぬくとした手触りを感じさせる毛織りのスーツの素材で、これからの秋を感じさせるのがまた玄人の技ではないか。(870)
- 持ち物一覧
- 革の衣装ケース(346)
- ふわふわの針刺し(691)
- 優しい萌木色の革のトランク(715)
- 大きな鞄(758)
- 仕立て道具の入った鞄(871)
- 王女としていつかのとっておきの為に隠し持っていた銀の針(871)
- ※重複があるかもしれない
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最終更新:2019年03月03日 10:08