金栗四三:「いだてん~オリムピック噺~」
演:中村勘九郎
日本で最初にオリンピックに参加した男
「いだてん」第1部「金栗四三編」主人公。
幼い頃は虚弱であったが「
スッスッハッハッ」の呼吸法を編みだし、誰よりも長く走れるようになる。
やがて「東京高等師範学校」に入学し上京。
羽田で行われた「オリンピック予選会」に参加し、世界記録を更新するタイムで優勝。
「
嘉納治五郎」から「
韋駄天」と呼ばれるようになる。
そして「ストックホルムオリンピック」に「日本人初のオリンピック代表選手」として参加。
しかし過酷な暑さのため熱射病になり脱落、棄権してしまう。
そしてここから「日本にマラソンとスポーツを普及する為に「約55年に渡る長い時」を走ることになる。
史実での「金栗四三」
「日本人初のオリンピック選手」。
また、日本にマラソンを普及させた「日本マラソンの父」。
そして教育者として女子や障害者に対するスポーツの発展に貢献した人物。
ストックホルムにおいては「消えた日本人」としても有名。
そして「世界一『遅い記録』を持つ男」となった。
金栗四三 - Wikipedia
町おこし
現在「いだてん」の主人公となった事で、熊本県の地元・玉名市や和水町で「金栗四三」にちなんだ町おこしが試みられている。
熊本県玉名市
金栗四三が婿養子となった「池部家」がある「金栗四三 終焉の地」。
熊本県和水町
金栗四三が生まれた「金栗家」がある「金栗四三 生誕の地」。
熊本県和水町にある「金栗四三の生家:金栗家」の記念館。
2021年3月末まで開館が期間延長されている。
金栗四三生家記念館
熊本県の「金栗四三」紹介サイト
金栗四三の史料・文献・書籍
『走れ二十五万キロ』
走れ二十五万キロ マラソンの父 金栗四三伝 復刻版(第2版) - 熊日出版
走れ二十五万キロ マラソンの父 金栗四三伝 復刻版(第2版) 熊本日日新聞社:Amazon
長谷川孝道氏による「金栗四三 伝記本」
「金栗四三の口述筆記」に基づき、金栗四三の周囲の人々に取材を重ねながら、1960年:昭和35年に「熊本日日新聞」に連載された記事から刊行された。
「いだてん」における「金栗四三の物語」の基礎となっており、「いだてん」ファンなら一度は読んでおきたい「聖典」である。
しかし「『いだてん』はあくまで『落語の噺』」の創作物語であるため、「いだてん」の物語と伝記の内容はかなり異なる。
出来事はそのままでも、起こった事象が異なりまるっきり正反対な事も。
また「いだてん」には登場しない人物がいっぱい。
そして下手すると起こった出来事の年がズレていることも割とある(笑汗)
「いだてん」の「噺」との違いを見つけながら読んでみよう。
『ランニング』
金栗四三の一番著名な著作である『ランニング』。
「いだてん」では第17話で登場する予定だったが(シナリオにシーンあり)、
諸々の事情により(尺足りないのと、本編での刊行の経緯が史実と異なり過ぎていたため(笑汗))シーン丸ごとカットとなった。
またこの書籍、「時事通信社」が新装復刻して新しく刊行している。
『復刻新装版 ランニング』金栗四三 著 増田明美 解説 - 時事通信出版局
金栗四三による記述を、文体を損なわない範囲で現代風に書き直している。
また金栗四三と同郷のマラソンランナー「増田明美」が解説している。
現代スポーツ理論に基づいた内容になっており、時には詳細に、時には激しく突っ込んだり(笑)、増田明美さんならではの解説を楽しむ事ができる。
またマラソン関係者に関する蘊蓄も書いてあり、中には「増田明美さんにしかこんなこと言えないw」レベルの突っ込みも。
特に瀬古利彦さんとか瀬古利彦さんとか瀬古利彦さん
その他
関連人物
綿貫哲雄
日比野寛
麻生武治
関連項目
大日本体育協会
東京高等師範学校
ストックホルムオリンピック
アントワープオリンピック
パリオリンピック(1924年)
幻の東京オリンピック(1940年)
東京オリンピック(1964年)
箱根駅伝
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最終更新:2020年10月03日 21:40