中沢臨川:「いだてん~オリムピック噺~」

演:近藤公園

三島弥彦が所属する「天狗倶楽部」の一員。
実は工学技師で鉄道会社に勤めており、その伝手を使って「羽田運動競技場」の建設に関わったり、日本初の「マラソンレース」の距離計測を行い「日本初のオリンピック予選会」に貢献する。

史実での「中沢臨川」

明治時代の電気工学者にして文芸評論家。
鉄道会社に技師として勤めながら海外小説作品の評論や翻訳を発表した。
そして「天狗倶楽部」の一員として「羽田運動場」の建設に大きく関わった。
羽田運動場 - Wikipedia
ちなみにこの時建設されたのは野球場とテニスコートで、後に大森兵蔵によって陸上競技場も追加され、「羽田オリンピック予選会」が開催される事になる。
ちなみにマラソンレースのコース計測に関する逸話は、誤測を疑われ即座に否定した事も含めて史実となる。
国際オリムピック大会選手予選会 - Wikipedia
その後、数多くの文芸評論を著したが、病により42歳で逝去した。

中沢臨川の史料・文献・書籍

文芸評論家なので、中沢臨川関連の文献は割と多い。
評論だけではなく、工学者としての文献もある。




全集もある。あったりする。
臨川全集. 第1巻 (旧き文明より新しき文明へ) - 国立国会図書館デジタルコレクション
臨川全集. 第3巻 (芸術論) - 国立国会図書館デジタルコレクション
というか、第2巻はどこ?w
(いろいろ検索してみたけど何故か見つからない。なんで?w)

『壮絶壮遊〔天狗倶楽部〕』

小説家にして明治時代研究家でもある「横田順彌」の著作に、
『快絶壮遊〔天狗倶楽部〕明治バンカラ交遊録』横田順彌 著 (ハヤカワ文庫JA) 早川書房
がある。

その中に(27ページ)
中沢臨川は「天狗倶楽部」のナンバー2であり、押川春浪の親友以上の盟友であった、との解説があり、その親密さを示す珍談が載っている。
というかぶっちゃけるとこの文献である。
『野球百物語』小泉葵南 著|腹を素通りした麥酒 - 国立国会図書館デジタルコレクション
事実かどうかはわからないが、珍談というか、爽やか青春譚というか、
なんかいろいろとヒドいw
「いだてん」スタッフが「天狗倶楽部にはテレビでは扱いにくい逸話が多い」と、とあるインタビューでボヤいていたのだが、これなら納得の逸話であるw

そして「いだてん」でも扱われていた「羽田オリンピック予選会」でのマラソンコースの誤測の逸話も載っているのだが、
この史料(23コマ目辺りから)での記載と微妙に異なっている気がするので(『壮絶壮遊』の方が内容が緩いw)
日本体育協会五十年史 - 国立国会図書館デジタルコレクション
あとで確認してみます。


(後でいろいろ追記します。)

関連人物

関連項目

天狗倶楽部
大日本体育協会
ストックホルムオリンピック

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最終更新:2020年02月19日 23:52