天狗倶楽部:「いだてん~オリムピック噺~」

メンバー


三島弥彦が所属する、いわゆる「スポーツ同好会」。

我らはスポーツを愛し
スポーツに愛され
ただ純粋にスポーツを楽しむ為に活動する
元気の権化

の掛け声の通りに、野球、相撲、陸上など、ありとあらゆるスポーツを楽しんでいる連中である。

何かにつけて上半身裸となり、

T! N! G!
奮え! 奮え!
て! ん! ぐ!

など独特の掛け声を放ち、気勢を上げている。

ひょんな事から嘉納治五郎と知り合い、「オリンピック」に選手を送ろうとする嘉納治五郎に協力し、
その縁で「三島弥彦」が「もう一人の日本初のオリンピック選手」となっていく。

史実での「天狗倶楽部」

本編にあった、

明治の世に
こんなウザくてチャラい輩がいるわけないと思うでしょうが
残念ながら実在したんです

という解説の通り「天狗倶楽部」とは、明治時代に実際に存在したスポーツ同好会的集団である。
作家・「押川春浪」を中心とした、スポーツを嗜む愚連隊的存在だった。

「いだてん」では「押川春浪」と、羽田で行われたオリンピック予選会に関わった「中沢臨川」「吉岡信敬」、そして「三島弥彦」が主に取り上げられたが、メンバーは多い時で100人以上いた、と言われている。

そして押川春浪に影響を受けた「横田順彌」が「天狗倶楽部についての研究書や、天狗倶楽部を主人公とした空想小説」を書き残したため、
横田順彌 - Wikipedia

天狗倶楽部の存在を知っている人々もおり、「いだてん」で天狗倶楽部が登場した時はTwitterでもひと騒ぎとなった。
”あの”天狗倶楽部が、大河ドラマ「いだてん」に推参!~奴らは一体何者だ?…横田順彌氏の著作その他から - Togetter

「いだてん」では第14話にて「解散式」が執り行われたが、史実では押川春浪の逝去と共に活動が沈静化していったと言われている。


天狗倶楽部の史料・文献・書籍

まだ未読の文献や書籍が多いですが紹介しておきます。

明治時代の史料


研究書



空想小説


大日本体育協会の史料

また『日本体育協会五十年史』には、中沢臨川や吉岡信敬や天狗倶楽部がどのように羽田オリンピック予選会に関わったのか、詳細な記述がされており、これが「いだてん」での描写の基になったと思われる。
日本体育協会五十年史 - 国立国会図書館デジタルコレクション
(23コマ目辺りから)

(読んだら追記します。)

関連人物

関連項目

大日本体育協会
ストックホルムオリンピック

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最終更新:2020年02月20日 00:28