「本荘幽蘭」

明治、大正の頃に「妖婦」と呼ばれていた女。

大河ドラマ「いだてん~オリムピック噺~」に登場する「新聞記者・本庄」のキャラクターの基になった人物と推察される。
関連Twitterツイートその1
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数多の男と性的関係や婚姻関係を持ち、彼らをパトロンとして数多の職業や事業に手を出し(新聞記者はその内の一つ)、日本のみならず海外へ渡航したと耳にすれば、その一方で「念願の娼婦となった」と噂されるなど、
その「女性としては」天衣無縫かつ無軌道な行動や生き方により「妖婦」と呼ばれ、その正体は長らく謎、とされていた。

しかし現在、国会図書館などで「史料が探しやすくなった」為、「その正体」が見え始めてきている。

本荘幽蘭の史料・文献・書籍

「横田順彌」により簡単に解説されたり、過去にも出版された書籍もあるが、
先述した通り、現在国会図書館などで史料が探しやすくなった為、「本荘幽蘭」に関してかなり詳しく知る事が出来るようになり始めている。


「幽蘭」で書かれた記事もある。
ちなみに「幽蘭」には「奥深い谷に生えている蘭」という意味があり、様々な形で使われている語句となる。
幽蘭(ゆうらん)とは - コトバンク
そのため「幽蘭」で検索を掛けるとこうなる。
国立国会図書館デジタルコレクション - 「幽蘭」検索結果
幽蘭 - 国立国会図書館サーチ
ちょっと数が多くて見つけにくいけど頑張って探してみる(笑涙)

『この女を見よ 本荘幽蘭と隠された近代日本』


現時点での「本荘幽蘭」について一番新しい評伝。

そのインタビュー記事がこちら。
結婚、男女差、規範を軽やかに突破――女性史に埋もれた本荘幽蘭に知る、“女”の超越(2015/10/01)|サイゾーウーマン
このインタビュー記事だけでも「本荘幽蘭という人の成り立ち」が見えてくる。

そしてまたまたまた栃木県立図書館に置いてある件。
資料詳細『この女(ひと)を見よ』江刺昭子/編著 -- ぷねうま舎:栃木県立図書館

『謎の女 幽蘭』(小説)

『謎の女 幽蘭 古本屋「芳雅堂」の探索帳より』 筑摩書房:Amazon
何故か小説。
「本荘幽蘭」の謎を探す人々に様々な難儀が降りかかる。
【まだ未読です】

横田順彌の「本荘幽蘭」評

先述の国会図書館関連の検索から推測すると、
この2つの書籍に横田順彌による「本荘幽蘭」評が載っている可能性がある(まだ未確認です)
筑摩書房『明治バンカラ快人伝』 / 横田 順彌 著
『明治時代は謎だらけ』横田順彌 - 平凡社

後で読んで、もしも推測が当たっていたら、この本の最後の最後に載ってる「本荘幽蘭」評と比べてみたい。
『快絶壮遊〔天狗倶楽部〕─明治バンカラ交遊録』横田順彌 著|ハヤカワ・オンライン

『女の裏おもて』「妖婦 本荘幽蘭」

『女の裏おもて』青柳有美 著「妖婦 本荘幽蘭」 - 国立国会図書館デジタルコレクション
いきなり「妖婦と毒婦の違い」の解説から始まる「本荘幽蘭」評。
「本荘幽蘭の波乱万丈な生き方」をこれでもか!!と綴っている、かと思いきや、
どうやらこの著者、本荘幽蘭の「明治女学院」時代の恩師だったようで、
青柳有美 - Wikipedia
よく読むと「本荘幽蘭の半生記」の体裁も持っていたりする侮れない評論となっている。

今後発売予定(?)の「本荘幽蘭」評伝

また、もうしばらくしたら「新しい『本荘幽蘭』評伝」が刊行されると思うので待ちましょう。
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(またいろいろ追記します)

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最終更新:2020年03月03日 11:55